初心者こそ冬の海でサーフィンすべき!
と言われたことはありませんか?
サーフィン初心者の私は、始めた頃こそ
「冬の海って正気かよ…」
と思っていましたが、今では冬こそ練習のベストシーズンであると実感しています。
冬のサーフィンって正直なところどうなの?
そんな疑問にお答えするべく、冬にサーフィンをするメリットとデメリットをまとめました。
また冬の海で役立つ防寒グッズについてもご紹介します。
カバー画像出典元: Photo by (c)SurfingReps
Contents
冬の海でサーフィンするメリット3つ
冬の海に入るって正気?極寒でしょ?
それはそうなのですが、冬の海でサーフィンをするメリットもあるんです。
冬の海でサーフィンをするメリットは3つ。
2.日焼けしにくい
3.ポイントによっては波がよくなる
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
〇メリット1.人が少なく初心者でも練習しやすい
冬の海はなんといっても人が少なく、初心者でも練習しやすいことが最大のメリットです。
・いい波にたくさん乗れる
・派手にパーリングしても人にぶつかる危険性が少ない
・上級者の技術をじっくり観察できる
・波を見る目をじっくり養える
など、人が少ない海だからこそ内容の濃い練習をすることができます。
「冬の間に上達して、夏に差をつけよう!」
というのは初心者がよく言われるセリフ。
サーフィン1年目のリアル初心者の私は、本当にその通りだと実感しています。
〇メリット2.日焼けしにくい
冬は、太陽から降り注ぐ紫外線が弱まります。
そのため紫外線による日焼けダメージが格段に減ります。
特に女性サーファーにとっては大きなメリットではないでしょうか。
ただし冬でもまったく日焼けしないというわけではありません。
日焼け止めなど最低限の対策は万全にしておくことをおすすめします。
▼日焼け対策について詳しい記事はこちら
サーフィンにおすすめの日焼け止め【最強効果・オーガニック・コスパ抜群】
#サーフィン〇メリット3.ポイントによっては波がよくなる
サーフポイントによっては、夏より冬の方が波がよくなることがあります。
たとえば日本海側は、北風によって波がたつ冬がサーフィンのベストシーズンです。
また太平洋側、特に千葉北などでは冬になるとオフショアの風が吹き、いい波がたちやすくなります。
私がよく行く西日本エリアのポイントは、冬になると波がなくなるといわれるのですが、波があるときは初心者練習にもってこいのヒザ~コシぐらいの小波が沖合で割れてくれます。
いい波とは、ただサイズのある高い波というわけではなく、きれいに割れる乗りやすい波のことです。
いい波にたくさん乗り、ボードの上に立つ感覚・波を滑る感覚を養うことが、サーフィンの上達やモチベーションアップにつながります。
冬の海でサーフィンするデメリット3つ
冬にサーフィンをする人が少なくなるということは、やはりそれなりのデメリットがあるからです。
冬の海でサーフィンをするデメリットは3つ。
2.一緒に行く人が少なくなる
3.防寒グッズに費用も荷物もかさむ
それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
×デメリット1.寒い、冷たい、冷える
冬の海のデメリットと言われて容易に想像がつく「寒さ」「冷たさ」「冷え」。
まず「寒さ」でいうと、着替え時の寒さが挙げられます。
冬でも案外、ウェットスーツを着込んで入る海は温かいものです。
しかしひとたび海からあがりウェットスーツを脱ぐと、やはり冬の寒さを痛感します。
冬は着替えが地獄、というのはよく言われることです。
そして海水の「冷たさ」。
特に関東以北や寒冷地の海水温は低く、ドルフィンスルーをすると、かき氷を食べたときのように頭がキーンとなることもあります。
また冷たい海水に体がさらされることで、サーファーズイヤーなどの症状があらわれることも。
▼冬のサーファーに多い!?サーファーズイヤーについて詳しい記事はこちら
サーファーズイヤーって何?予防法はある?
#サーフィンのコラムまた体の「冷え」も深刻なデメリットです。
体が冷えると思うように動かしにくくなるうえ、ケガなどのリスクも高まります。
×デメリット2.一緒に行く人が少なくなる
冬の海は人が少なくなることがメリットですが、それは同時に冬にサーフィンを一緒にする人が少なくなることでもあります。
初心者にとっては、1人で練習をするのはなかなかハードルが高いもの。
パドルやテイクオフのコツといった技術的なことだけではなく、
その日の波の状況、潮の流れ、時間毎に変わるベストなポイントなど…
海には、安全やマナーの面でも、初心者の知識だけではカバーしきれないことがたくさんあります。
サーフィンは1人でするスポーツであり、いずれは1人でサーフィンをする知識や経験や技量を必ず身につけなければいけません。
しかしある程度のレベルに達するまでは、やはり人の力を借りなければ安全で楽しいサーフィンはできません。
私は秋からサーフィンを始めたので、ほどなく冬になり、1人でサーフポイントに行くことが増えました。
そんなときは冬もサーフィンスクールをやっているお店を探したり、地元の人に波やポイントの状況を教えてもらうようにしています。
初心者のうちは、冬でも頼れる先を見つけておくことをおすすめします。
×デメリット3.防寒グッズに費用も荷物もかさむ
冬のサーフィンを快適かつ安全に楽しむために欠かせない、防寒グッズの数々。
しかし冬用ウェットスーツをはじめ、ブーツ、グローブ、ヘッドキャップなど、防寒グッズはそれなりに高価なものも多く、揃えると費用がかさみます。
また水着と日焼け止めさえあればサーフィンができる身軽な夏に比べると、冬は荷物もかさばります。
冬の海のサーフィンで役立つ防寒グッズ7選
冬の海でサーフィンをするために欠かせない防寒グッズの数々をご紹介します。
防寒グッズはさほど必要ないという人もいますが、冷えは万病の元。
健康を損なわないためにも、冬の海でサーフィンをするときは念入りな防寒対策をおすすめします。
1.ホットジェル
体に塗ると発熱作用のあるジェルやパウダーです。
腰やお腹などの体幹部分、足などの冷えやすいところに塗ると、約1~2時間は熱さが持続します。
なお、ハードタイプは結構ヒリヒリする熱さ。
塗り過ぎには注意してください。
2.ウェットスーツ(セミドライ)またはドライスーツ
ウェットスーツは裏地の保温効果が高く、浸水を最低限に抑えたセミドライが必要です。
千葉北以北などでは、スーツ内に浸水がなく、より防寒にすぐれたドライスーツを着用する人も多いです。
また冬用ウェットスーツは温かさ・動きやすさを維持するため、サイズ感がとても重要。
高価にはなりますが、既製品ではなく体のサイズぴったりのオーダーで作るのがおすすめです。
▼ウェットスーツのオーダーについて詳しい記事はこちら
ウェットスーツのオーダーとは?採寸・価格・仕上がり期間の目安
#サーフィンで使う道具3.ウェットスーツの保温インナー
ウェットスーツの下に着て保温効果を高めるインナーです。
1枚着るだけで、手持ちのウェットスーツで真冬もあたたかく過ごせます。
ただし選び方にはポイントがあります。
▼ウェットスーツの保温インナーについて詳しい記事はこちら
サーフィンでウェットスーツの保温インナーを選ぶときのポイント3つ
#サーフィン4.防寒グローブ
冬の冷たい海水から手を守ってくれる防寒グローブです。
5本指タイプやミトンタイプなどがあります。
5.防寒サーフブーツ
冬の冷たい海水から足を守ってくれる防寒用サーフブーツです。
体は足先から冷えるので、寒がり・冷え性の人には特におすすめです。
▼自分の足形に熱成形できる!高性能な防寒サーフブーツ「solite」の使用レビュー記事はこちら
冬のサーフィン用ブーツのおすすめ!熱成型サーフブーツ「solite」使用レビュー
#サーフィン6.ヘッドキャップ
冬の冷たい海水から頭や耳、首などを守ってくれる防寒用ヘッドキャップです。
サーファーズイヤーの予防にも効果的です。
7.ポリタンク、保温カバー
ポリタンクに温水を入れて保温カバーの中に入れておけば、いつでも温水を浴びることができます。
冬の海で冷えた体を温めるのに役立つアイテムです。
タンク容量の目安ですが、女性の私で2ラウンド入る場合
・持ち運びは10Lくらいまでが楽
・洗顔+シャンプーリンスまで済ませようとすると20Lは欲しい
という感じです。
そのため私は、
・暖かい季節は10L
・寒い季節はたっぷり温水浴びたいので20L
を用意しています。
10~12Lタンクが2つに分かれて入るタイプは、季節や場所に応じて容量を変えられるので便利です。
まとめ
冬の海は人が少なく、サーフィン初心者にとっては練習しやすいベストシーズン。
費用や荷物は少々かさみますが、数ある防寒グッズをうまく使って体を冷えから守ることが、冬のサーフィンを楽しむポイントです。
また冬はサーフィンの仲間もスクールも減ってしまいます。
しかしそんな時期だからこそ、冬にがんばっていると周りの人から「がんばってるね」と声をかけられたり、顔を覚えてもらいやすかったり、サーフィンの人の輪が広がるチャンスでもあります。
冬にいかに濃い練習をし続けるかが、サーフィン上達への近道です。
初心者こそ冬の海に行ってサーフィンをしましょう!
▼サーフィン道具一式、そろえると費用はいくらかかる?賢く選ぶポイントも
サーフィンに必要な道具一式16選と値段リスト。初心者が賢く選ぶポイントは?
#サーフィン▼その他サーフ用品を探すなら
サーフィン歴2年、万年初心者ママサーファー。
スノボ歴は5年。
リアル初心者・女性・2児の母である独自の視点を交えて、横ノリスポーツの魅力や情報を記事にのせてお届けします。
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