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プロが教えるホットワックスのかけ方『たった6つのコツ』

プロが教えるホットワックスのかけ方『たった6つのコツ』の画像
1,970,585 views 2020-11-5 UPDATE

『シーズン始めにスノーボードが全く走らない』
とならないように。

ストレスなくスノーボーディングを楽しむためにホットワックスは必要不可欠なメンテナンスです。
更に言ってしまえば、シーズン始めだけではなく継続的にワクシングをすることで、板のソールの状態を良い状態で保つことができます。

また、"なんだかスノーボードが上達しないな。。。"と感じている方、しっかりとホットワックスしてますか?
滑走性能の低い板で練習を続けていても、上達が遅くなってしまう可能性はおおいにあります。

滑走性能を上げるだけではなく、ホットワクシングは板のソール(裏面)を保護したり、板の操作性をも向上させてくれる大切なスノーボードの要素なのです。

ということで正しいホットワクシングをホットワックスの老舗ブランドGALLIUMさんに詳しく解説して頂きました!

R/ForAがオリジナルでセットを組んでいるワックスセットもあるので、今シーズンから自分でホットワックスやってみようかな!と考えている方はご覧になって下さい!

あまり知られていないスノーボードのスプレーワックス・簡易ワックスの3つメリットと作業工程

#スノーボードで使う道具

でもホットワックスをする前にちょっと待って。
板の滑走面がこんな感じになってませんか?

これは毛羽立っている。という状態のことですが、この状態でホットワックスを入れても滑走面に入っていかないので、毛羽を取り除く必要があります。
自分でこの毛羽を取り除くための方法も、以下のホットワックスの手順で解説していますが、綺麗に完璧に取りきることは凄く難しいのが現実です。
チューンナップに出して毛羽を取ることが最も効果的でホットワックスの効果を最大限引き出すことができます。
以下の記事にホットワックスをかける前にチューンナップをするべき理由をチューンナップのプロに聞いてきましたので、これからホットワックスをやってみよう。と思っている人はとりあえず一読しましょう。

スノーボードチューンナップのプロが伝えるホットワックスをする前には必ずチューンナップをした方がいい理由

#スノーボードのコラム

とにかくホットワックスをはじめてみたい!という方は、この記事で紹介しているガリウムワックスさんが出している、トライアルセットをとりあえず購入しておけば安心。
筆者もはじめてホットワックスをやろうと思い立って購入したのは、ガリウムワックスのトライアルセットでした。

ちなみに何でガリウムワックスがオススメかという話を少しすると、名前からも分かるように"ガリウム"という金属がワックスの中に含まれているのがこのガリウムワックスの特徴なのだけれど、このガリウムが入っていることで滑走性能を格段に上げてくれる。というのがその理由。
※ガリウム粉末

ガリウムが入ることで
①塗りやすい
②長持ち
③撥水性が高い
④ゴミが滑走面に付きづらい
という良いこと尽くし。

記事の中盤で詳しく説明をしているので興味がある方はそこを読んでみてくださいね。

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まずはホットワックスの正しいかけ方の手順を解説していきます。

ワックスがけの一連の手順

①板の汚れを落とす

スノーボードの板は滑っているうちに、どんどん汚れていきます。
雪に土や埃が含まれていたり、雪の中に含まれている油分などが
滑っている間に板のソールにどんどん溜まっていきます。

まずはクリーナーを使って、ソールの汚れを落としていく工程です。
クリーナーの液体を直接ソールに垂らすのではなく、一度拭き取り用のペーパーに染み込ませてから汚れを拭き取るようにしましょう。

汚れを拭き取るペーパーに関しては、専用のものでなくてもキッチンペーパーなどで代用可能。

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少しソールに対して圧力をかけるように、丁寧に拭いていきましょう。
すると、ペーパーに黒く汚れが付いてきますので、何度か拭き取りを繰り返して、汚れがあまり付かなくなるまで続けます。

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もう汚れがペーパーに付かなくなってきたかな?と思ったら、ソールが乾くのを待ちます

基本的にクリーナーが落とすのは、ソール表面の汚れやワックスだけであって、ポリエチン(ソールの素材)の中に染み込んでいるワックスに作用することはありません。
クリーナーをかけると、ソールの表面が白くなりますが、これは毛羽立っているだけでホットワックスをかければ毛羽立ちは収まります。

次の工程は、スノーボードの断面はギザギザになっていて、ノーズからテールにかけてストラクチャーという溝が無数にあるのですが、そのストラクチャー内に入っているゴミをブロンズブラシで搔き出しましましょう。

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ここで1つ目のコツ!
『ブロンズブラシでゴミを搔き出す時は、体重をかけて行うこと。』

あまり体重をかけずにやっているだけだと、ストラクチャー中のゴミは全然取れません。

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2つ目のコツ!
『ブロンズブラシでのブラッシングは基本的にノーズからテールの一方方向でかける』

なぜ一方方向が良いのかと言えば、立っている毛羽を切ってあげることができるから。というものと、基本的にスノーボードはメインスタンスでの滑走時間が長いため。という2つが理由として挙げられます。

ここで確認。
ストラクチャーから汚れを掻き出せていれば、下の写真のように掻き出されたゴミが出てくるはずです。
imgp6946

ある程度ブラッシングできたら、次にコルクにファイバーテックスを巻きつけたもので、更に細かい毛羽を取っていきましょう。(一方方向で行うと良い)

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これでクリーニングは終了で、ホットワックスをかける準備が整った段階になります。

②まずはワックスを生塗り

まずはこれから塗るホットワックスをチョイスします。
シーズン中であれば、次に滑る日の雪温度を想定してチョイスするようにすると良いでしょう。

まずはアイロンでソールを温めながらワックスを塗るのではなく、生塗りをしていきます。
固形ワックスをそのままソールに擦り付ける工程です。

imgp6954

綺麗に塗れると、ソールの表面に薄い膜が張ったような状態になります。

生塗りをし終わったら核となる、ホットワクシングをしていきましょう。
ここで、アイロンの温度は上げ過ぎないように注意しますが、目安として

3つ目のコツ!
『アイロンにワックスを当ててみて、煙が出てしまったら温度が高すぎるサイン』

参考にしてみて下さい。

③ホットワクシング本番

imgp6979

専用のワクシングペーパー(専用のものを使うようにしましょう)をソールの上に置き、アイロンにワックスを当てて溶かしていくとポタポタとワックスが落ちてきます。

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どのくらいの量垂らせば良いのかという目安として500円玉1枚〜2枚分くらいをイメージすると良いでしょう。

imgp6962

次にワックスをソール全面に伸ばしていく工程で、ワクシングペーパーを片方の手で引っ張りながら行います。
最初に垂らしたワックスだけではソール面全面をホットワクシングできるわけではないため、途中で付け足しながら伸ばしていきましょう。

imgp6966

あくまでここまでの工程はワックスを全体的に伸ばす工程なので、おおまかで大丈夫です。
ホットワックスの特徴ともいえるソールの中に浸透させていく工程はこれからになります。

伸ばし終わった直後のソール面の写真が下。

imgp6978
ムラがありますがこれでOK。

ソール内にワックスを浸透させていく工程

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ソール内にワックスを浸透させていくイメージを持って、ゆっくりとアイロンを動かしていきます。(※この工程ではワックスの付け足しはしません)
一箇所にアイロンを止めておくと、ソールが焦げてしまう可能性があるので、ゆっくりですが常に動かすことを意識しましょう。

ここで、
4つ目のコツ!
『エッジの部分はより丁寧に』

imgp6993

スノーボードは基本的にターンをし続けるものなので、エッジ付近のソールは板の真ん中付近のソールよりも雪面に接している時間が長くなります
ですのでより丁寧に多くのワックスを浸透させるように心がけましょう。
(スノーボードの形状によって、エッジの部分が若干垂れている・湾曲している板もあるため、このようにアイロンを板のエッジよりも出して行う。という意味合いも含んでいます)

そして、
5つ目のコツ!
『塗れてない部分は一連の流れで塗るようにします』

ホットワックスを塗ったことのある人なら分かると思いますが、局所的にワックスが塗れていなくてムラになる箇所が出てきます。
その場合は、塗れていない箇所だけにアイロンを当てるのはやめましょう

浸透させる工程では、3〜4回行うことを目安にします。
(通常の大きさの板でしたら、左・真ん中・右と3つに分けるので、3列 × 3〜4回ということになります)

imgp7003

仕上がりはこちら。
ムラがなく、綺麗にワックスが塗れていることが分かります。

ここで

ソール面の温度が常温に戻るまで待って(20分〜30分)からスクレイピングしていきます。
待たずにスクレイピングしてしまうと、せっかくソールに浸透していっているワックスを剥がしてしまうことになるので、ホットワクシングした意味が半減してしまいます。

④スクレーパーで表面のワックスを削る

固まったワックスをスクレーパーで削る作業です。
スクレーパーの傾ける角度は45°くらいにして、ストラクチャーを壊さないようにあまり力をかけない中程度の力でかけるようにしましょう。

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このスクレイピングで7割〜8割程度のワックスを剥がすようなイメージで行うと良いでしょう。

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⑤ブラッシング

ラストはボアブラシとナイロンブラシを使ってブラッシング。
ボアブラシでストラクチャー内の余分なワックスを搔き出してから、ナイロンブラシで滑走面を磨き上げて仕上げるイメージを持って行うと良いでしょう。
※馬毛ブラシがあるなら、ナイロンブラシの後に更に磨きをかけるとより良く仕上がります。

6つ目のコツ!
『ボアブラシでのブラッシングは力強く、前後に動かしてもOK』

ストラクチャーの中に入り込んでいる余分なワックスを搔き出し、より走行性能を高めていきます。

ボアブラシをかけると大量のワックスの粉が出てきます。

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左のナイロンブラシと、右の馬毛ブラシを使って仕上げていきます。
馬毛ブラシに関してはソールを磨くというよりは、ならすような感覚でかけてあげましょう。

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磨いた時もワックスの粉が出てくるので、ファイバーテックスの細めで拭き取ってあげます。
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imgp7044

仕上がったソール面は、これだけ綺麗になります。

これでワクシングの一連の流れは終了。
このワックスの掛け方を覚えておけば、あとは応用するだけでOKです。

なぜR/ForA MAGAZINEでガリウムワックスをオススメしているのか。その理由

ガリウムワックスの特徴である、ガリウムという物質がワックスに含有されることで起こるメリットを下に記載。

①ガリウムは融点が低いため、常温でも伸展性が大きく大変よく延びます。
→そのため滑走面によく延び、塗りやすい

②ガリウムは微粒子であるため付着力が強い。 
→滑走面にしっかり付着し、ワックスの効果を長持ちさせます

③半導体の材料である。
→静電気が起きません。ゴミの付着を抑えます。

④水をよく弾く物質である
→撥水性が抜群。

⑤金属なので寒いときは固くなり、暖かくなると柔らかくなる性質がある。

その性質から、低温条件になると硬くなるので、硬い雪の結晶がソールに刺さるのを防ぎ、雪との抵抗を減らしてくれます。

自分でもガリウムワックスを愛用していますが、信頼できる製品しかご紹介はできないという考えがあるので、自信を持ってオススメできます。

R/ForA 厳選ホットワックストライアルセット

R/ForA magazineが厳選してセット組みした、これからホットワックスを始めようという方にオススメしたい、トライアルセットとなっています。

ちなみに、ガリウムさんが組んでいるホットワックスのトライアルセット。(以下の写真がセット内容)
定価が13,000円前後となっており、R/ForAのホットワックスセットよりもお得なように見えますが、セット内容が異なります。

セット内容比較

各ワックス クリーナー コルク
R/ForAセット 100g 300ml 通常サイズ
ガリウムセット 30g 60ml ミニサイズ
ワクシングペーパー スクレイパー ファイバーテックス
R/ForAセット 50枚 Lサイズ Lサイズ
ガリウムセット 10枚 ミニサイズ ミニサイズ

基本トライアルセット

通常22,228円のセット内容が、18,000円(税込)にてお求めになれます。
20%OFF価格。
送料はもちろん"無料"
ホットワックスをこれから始めるならこれ。

※スキー板のホットワックスにも対応。

滑走ワックス付きトライアルセット

上記で紹介した、基本トライアルセットに3種類の滑走ワックスを加えたものになります。
より滑りにこだわりたい方はこちらのセット。

通常27,412円のセット内容が、22,000円(税込)にてお求めになれます。
20%OFF価格。
送料はもちろん"無料"

※スキー板のホットワックスにも対応。

2セットとも、数量限定ですのでお早めに。

※R/ForA特選ホットワックスセットの在庫が切れてしまった時は、

以下のガリウムさんが提供してくれている、ホットワックストライアルセットがおすすめ。
料金も安価に抑えられており、はじめてのホットワックスにはぴったりのセット内容となっています。

ホットワックスがけはやっぱり面倒。。。という方に

ここまでホットワクシングについて、熱く解説をしてきたわけですが読み進めて頂いた方々のほとんどが思ったことでしょう。

"これは面倒だな"と。

ガリウムの佐藤さんとの対談でも話しに上がりましたが、ホットワクシングの大きなデメリットとして《時間がかかる・場所が必要・道具も必要・技術も必要》などが挙げられます。
そんな方にオススメしているのが、ガリウムさんがリリースしているPREMIUM F SET。
スキー場に到着してから、サッと塗るだけで著しく滑走性能が向上します。

GENERAL・F SET

もう少し安くスプレーワックスを導入したいという方には、GENERAL・F SETで全く問題ありません。

やはりホットワックスを毎回かけるのは、正直時間的にも厳しいし面倒だなと思う方結構多いと思います。
そんな時に役立つのがスプレーワックスやジェネラルワックスです。

掃除について

削ったワックスが結構な量出てしまうので、屋内でワクシングする場合はブルーシートを敷いて行うと掃除もラクです。
ブルーシートの上である程度のワックスは受け止め、ブルーシートよりも外に出てしまったワックスは掃除機で吸い取りましょう。

簡易クリーニング

①ツーウェイクリーナーでクリーニング
ツーウェイクリーナー
スプレー状で吹きかけるだけで汚れが溶け出すツーウェイクリーナーでまずはソール面をキレイにします。

②ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどで拭き取る
溶けた汚れをキレイに拭き取りましょう。
この時に雑にやってしまうと汚れがソール面に残ってしまいます。

簡易ワクシング

①ジェネラルワックスを塗る
ジェネラルワックス
ソール面に押し当てると、ワックスの液が出てくると同時にスポンジ部分でワックスを伸ばすことができるので塗っていきます。

②コルク
ガリウム コルク
ワックスを塗り終わったら、コルクを使って全体に馴染ませていきましょう。

③ナイロンブラシでブラッシング
ホットワクシング同様にナイロンブラシでブラッシングをします。

④ファイバーテックスで仕上げる
仕上げはファイバーテックスでソール面を磨きましょう。

スプレーワックスについて更に詳しい情報を知りたい人は下記の記事を参考にして下さい!

あまり知られていないスノーボードのスプレーワックス・簡易ワックスの3つメリットと作業工程

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取材協力会社

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社名 : 株式会社ガリウム
設立 : 平成6年8月23日
本社・工場 : 宮城県仙台市泉区根白石字下町6-5
主要取扱商品 : スキー・スノーボード用ガリウムワックス
事業内容 : スキー用ワックス製造・販売業、スポーツ用品販売業、日用品雑貨販売業

どのタイミングでワックスがけするの?

シーズンの始まり

新しく購入したばかりの板や、チューンナップをした板にはストーングラインディングという古い滑走面を取り除いて新しい滑走面を出す加工が施されていて、ワックスが板に全く入っていない状態です。
この状態からシーズンを通してのスノーボーディングに耐えられるソール面のベースを作る為にシーズン前のワクシングについて解説します。

まずはシーズン前の板は汚れていたりやソール面が酸化してしまっているので①を参考(ブラッシングだけではなく、しっかりとホットワックスを塗ったクリーニング)に、しっかりとクリーニングを行いましょう。

②〜⑤の行程を
設定温度の高いベースワックスから(設定温度の高いワックスほど、粒子が大きいので大きいものから入れていくイメージです)
1〜2回を2〜5セットずつ行うとベストです。

今回使用したガリウムワックスで説明すると

①ピンク色のベースワックス(+10°〜0°)
1〜2回を2〜5セット
※推奨アイロン温度は120℃以下。

②紫色のベースワックス(+3°〜-4°)
1〜2回を2〜5セット
※推奨アイロン温度は120℃以下。

③青色のベースワックス(-3°〜-12°)
1〜2回を2〜5セット
※推奨アイロン温度は130℃以下。

このような順番でベースワックスを塗り重ねるようにしましょう。

これでシーズンインします。

シーズン中

シーズン中は滑り終わったら次滑る時の雪面温度をある程度予想して
ベースワックスを①〜⑤の行程で行います。

大会や春雪になってきたら、滑走ワックスも②〜⑤の行程で
ベースワックスの上に塗っていくようにすると板がしっかりと走ってくれます。

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使用道具

脚立

これがあるとないとでは大違いです。
ホットワックスは滑る度にかけるものなので、毎度毎度地面においてワクシングをしていると間違いなく腰をやります。
ホットワックスを世に送り出している、マツモトワックスやガリウムなどが発売しているので
手に入れましょう。

ホットワックス ホットワックス

代用としては、下図のような小さな脚立。
これを2つ用意して、板を乗せると断然ワックスをかけやすくなりますので試してみて下さい。
ホームセンターなどで1つ500円くらいで購入することができるのでリーズナブル。

ホットワックス 脚立

ベースワックス

滑走ワックスの下に入れるワックスのこと。
雪の温度によって、ワックスの種類を変えるとより効果を発揮します。
前述したようにシーズンの始めには、このベースワックスを数十回行うことが推奨されています。
しっかりと走る板に仕上げたい方はやると良いでしょう。

ホットワックス ベースワックス ホットワックス ベースワックス

滑走ワックス

ベースワックスの上に塗っていくワックスのこと。
フッ素が含有されていて、春雪などの板が走りにくい環境下ではもの凄い威力を発揮します。
こちらもベースワックスと同様、雪の温度によって種類を変えるとより良いです。

ホットワックス 滑走ワックス ホットワックス 滑走ワックス

ブラシ

板の裏面(ソール)にあるストラクチャー(溝)に溜まっている汚れやワックスを搔き出す役目をします。

①ブロンズブラシ
ストラクチャー内に溜まっているゴミを搔き出すために使用されるブラシ。

ホットワックス ブロンズブラシ ホットワックス ブロンズブラシ

②ボアブラシ
ワックスをアイロンで伸ばしてから、ストラクチャー内の余分なワックスを搔き出す役割を持つブラシ。

ホットワックス ボアブラシ ホットワックス ボアブラシ

③ナイロンブラシ
最終的な仕上げに用いられるブラシで、滑走面を磨く時に使われます。

ホットワックス ナイロンブラシ ホットワックス ナイロンブラシ

ファイバーテックス

削ったワックスや汚れ取り、最後の仕上げに用いることが多いです。

ホットワックス ファイバーテックス ホットワックス ファイバーテックス

スクレーパー

固まったワックスをソール面からはがすために用います。
削る部分が使っているうちに凸凹してきてしまったり、丸まってきてしまう場合があるので新しいものを買うようにしましょう。

 

IMGP2958 ホットワックス スクレーバー

アイロン

固体のワックスを溶かして、ソール面全体に均等に広げるための道具です。
温度を設定することができるようになっているので、ワックスの種類に対して温度調節をしましょう。

ホットワックス アイロン ホットワックス アイロン

ワクシングペーパー

このペーパーを使うことによって、より均一にワックスを伸ばすことができます。

 

IMGP2962
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Writer

TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。

編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column

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