キャンプに一度行けば“ペグの大事さ”がよく分かりますよね。
主にテントやタープなどを固定するために使いますが、場所や状況によってそれぞれにベストなペグがあります。
そこで、今回はテント付属のペグではなく、別でペグを探している方に向けてコスパの良いペグや選び方など詳しく解説していきたいと思います。
ペグについてもう少し理解を深めて、適切なモノを購入したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
テントに付いているペグじゃだめなの?
ペグってテントを購入すると必ず付属品として付いていますよね。
では、なぜ別でペグを購入する必要があるのでしょうか?
その理由をお伝えします。
テントに付いているペグは、強度の弱いアルミ製だったり最もベーシックなピンペグだったりと最低限のモノになっています。
ペグの強度が弱いと、風が強い日や地盤が合っていないと飛ばされてしまう可能性もありとても危険になります。
そのため、その時の状況や用途によって最適なペグは異なるため、自分のキャンプスタイルに合ったペグを持っておくことが重要と言えます。
キャンプ用ペグはタイプで選ぶ
キャンプで使用するペグにはさまざまな種類があります。
それぞれの特長を紹介していきますので、参考にしてみてください。
ペグタイプ:①ピンペグ
ピンペグはテントの付属品としてもよく見かける種類で、芝生などの乾いた地面に向いているペグになります。
また、強度の弱いアルミ製のものが多いため、海辺の柔らかい地面にはあまり有効とは言えません。
ペグタイプ:②ネイルペグ
その名のとおり「釘」のことで、まっすぐ力が伝えるので打ちやすくピンペグよりも少し強度もあります。
また、ピンペグでは曲がってしまいそうな硬い地面でも使用できる使い勝手の良さが魅力のペグです。
ペグタイプ:③X/Y字ペグ
比較的強度が強く、ほとんどの場所で使用できるオールマイティさが最大の特長です。
ただし、使い終わった後は溝に挟まった土を落とす作業が必要になります。
ペグタイプ:④V/U字ペグ
接地面積が広くなるので、ピンペグやネイルペグよりも抜けにくいのが特長です。
また、スタッキング収納しやすい形状なのでコンパクトに収納できるのもメリットの1つと言えます。
ただし、使い終わった後は、X/Y字ペグ同様に溝に挟まった土を落とす必要があります。
ペグタイプ:⑤鍛造ペグ
鋳造ペグは硬い地面でも打ち込むことができ、壊れにくいというまさにアウトドアには最適なペグです。
比較的重量もあって価格も高いものが多いですが、初心者から上級者まで幅広く使えるおすすめのタイプです。
キャンプ用ペグは素材で選ぶ
キャンプ用のペグには種類のほかにもいくつかの素材があります。
中でもよく使われる3つの素材について紹介していきます。
ペグ素材:①アルミ
比較的軽く柔らかい地面に向いている素材で、ピンペグやV字ペグなどによく採用されています。
持ち運びに優れているのでキャンプでは便利なのですが、強度は弱くすぐに折れてしまうというデメリットがあります。
ペグ素材:②スチール
アルミに比べると、ずっしりとした耐久性の強さが特長の素材です。
壊れにくい素材でもあるので、硬い地面にも使えてとても便利なのですが、アルミよりも価格は少し高くなります。
ペグ素材:③プラスチック
他の素材に比べると強度は劣りますが、軽さは群を抜いています。
また、価格も安いので何かあったときの予備として使用するのも良いですね。
初心者にオススメ!はじめに買うなら鍛造ペグ
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初心者の方に、はじめてのペグ購入は鍛造ペグがおすすめです。
もちろん、使うシチュエーションによって最適なペグは異なりますが、鍛造ペグであればほとんどのシチュエーションで使用することができます。
壊れにくく、耐久性にも優れているので鍛造ペグさえ持っていればキャンプは問題ナシと言っても過言ではありません。
重さや値段の高さがネックですが、間違いなくおすすめです。
目印になる!ロープ付きペグがオススメ!
いろいろなペグがあり、中にはロープが付いたペグもあります。
ペグは打ち込むと、土に埋まってしまい見えにくくなってしまうことがあります。
そんな時、ロープ付きのペグであれば目印になりすぐに見つけることができ、普通のペグにリボンなどを付けて代用することも可能です。
他にも、蛍光塗料が塗られ夜になると光るタイプのペグもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
ペグでおすすめの長さはどれくらい?
ペグには種類や素材以外にも見ておきたいポイントがあり、それが長さです。
一般的に長ければ長いほど抜けにくくなりますが、その分重量が重くなってしまいます。
そのため、用途に合わせて適切な長さを選ぶことが重要になります。目安は下記の通りになります。
■テント・ガイロープ:20cm
■タープ:30cm~40cm
■砂浜:50cm
コスパ最強の”ペグ”おすすめ10選!
ペグおすすめ:スノーピーク「ソリッドステーク30」
20cm、30cm、40cm、50cmと4種類の長さのペグがセットになっているので、設営するギアや地面のコンディションによって長さを選んで使用することができます。
また、抜きやすいようにペグハンマーProのフックがついていたりヘッドは叩きやすいように円柱の形状をしていたりと機能性も抜群です。
ペグおすすめ:エリッゼ「エリッゼステーク」
エリッゼステーク、通称「エリステ」と呼ばれるこちらのペグは、何より高い強度が最大の魅力です。
縦方向に10kNの力が加わっても曲がらないという強度はペグの中でもトップクラスと言えます。
また、エリッゼとはイタリア語で楕円を意味しており、地中でクルクル回らないのも大きなメリットです。
ペグおすすめ:Soomloom「スチールソリッドテントペグ」
コストパフォーマンスの高いペグです。
長さ20cmのペグが2000円台で16本入っているコスパの良さと曲がりにくいのが特長です。
また、ゴムロープが付いており、ライトを当てると反射するので夜でも目印になって安心です。
ペグおすすめ:コールマン「ジュラルミンYペグ」
軽量ながら強度の高い、ジュラルミン素材のYペグです。
Yペグなので、打ち込むと抜けにくく、砂利混じりの硬い地面でも使用できるのでとても便利です。
また、夜間でも目立つレッドカラーが印象的なおすすめのペグです。
ペグおすすめ:コールマン「アルミピンペグ」
とにかく軽量なアルミ素材で、価格もリーズナブルなコールマンのアルミピンペグ。
強度はあまり高くありませんが、その使い勝手の良さが最大の魅力です。
価格も安いので、何かあったとき用のサブとしておすすめのペグです。
ペグおすすめ:MSR「ブリザードステイク」
「ブリザードステイク」その名の通り、雪上や砂地でのテント設営で重宝され、長さ24cmながら重さはわずか21gという軽量さも魅力です。
柔らかい地面はもちろんですが、冬のキャンプでも活躍が期待できるペグです。
ペグおすすめ:MSR「サイクロンステイク」
ねじれたデザインが特長的なMSRのサイクロンステイク。
スクリュー状なので地面から抜けづらく、柔らかい地面でも安心して固定することができます。
一言でいうなら“強化版Yペグ”といったようなイメージで、使いやすいおすすめのタイプです。
ペグおすすめ:スノーピーク「ジュラルミンペグ」
シンプルなデザインながら高い耐久性を誇る、スノーピークのジュラルミンペグ。
軽く持ち運びに便利なのでキャンプには最適で、予備のペグとしてもおすすめです。
ペグおすすめ:ユニフレーム「パワーペグ」
耐久性に優れたステンレス素材のペグです。
ブロックを打ち抜いても一切変形しないほどの耐久性を持ち、ステンレス素材なのでサビにくいというところも魅力です。
キャンプにはありがたい軽量タイプで、その重さはわずか70g。
デザインもシンプルなのでどこでも使いやすくおすすめです。
ペグおすすめ:ブッシュクラフト「SUSタフステーク」
圧倒的な耐久性を持つ、ステンレス鋼で作られた最強のペグ。
ステンレス鋼は航空機の部品などにも使用されるほどで、その耐久性がうかがえます。
硬い石でも余裕で貫く強靭さは、どんな地盤でも使用することが可能です。
とにかく強いペグが欲しい方におすすめです。
ペグの打ち方・抜き方をカンタン解説!
ペグは間違えた打ち方をしていると、曲がってしまったりすぐに抜けてしまったりしてしまいます。
そのため、正しい打ち方を覚えて、安心してキャンプを楽しめるようにしましょう。
ペグを打つ際に気を付けたいポイントはこの2つです。
■角度は60度が理想
地面との角度が60度くらいになるように打ち込みましょう。
ここでポイントですが、地面に対して60度+張り縄に対して90度になるように打ち込めれば完璧です。
また、ペグは完全に打ち込むのではなく、3cm~5cmほどヘッドを出すように調整しましょう。
■張り縄はテントの角の延長線上に設定
張り縄(ガイロープ)はテントやタープの角のまっすぐ延長戦になるように設定しましょう。
まっすぐ延長戦上に設定することでテンションの調整はしやすくなります。
【便利アイテム】これを使えばペグが抜けやすい!
ペグを打ちこむためにはハンマーが必要で、100均などに売っているゴム製ハンマーなどでも問題ないのですがおすすめはペグを抜くことも出来るフック付きのハンマーです。
“抜けにくいペグは良いペグ”なのですが、抜けにくいと撤収作業が大変になります。
そのため、奥まで打ち込んだペグでも簡単に引っこ抜くことができるフック付きのペグが便利でおすすめです。
まとめ
ペグはキャンプをする上で欠かせないアイテムです。
テントやタープの固定はもちろんですが、仮止めや追加のガイロープの固定などにも使えるのでとても便利です。
場所や地面のコンディションによって最適なペグは異なりますので、この記事を参考に選んでみてください。
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