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スノーボードの【原点】であるフリーランのコツ

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12,015 views 2020-12-14 UPDATE

スノーボードの原点であり最重要のフリーラン】
「もっとフリーランが上手くなりたいな、、」
スノーボードをやったことがある人なら誰しもが思うことです。
今回はそんな永遠の課題に向けて「フリーランのコツ」をご紹介します。
フリーランをもう一度見直してみましょう!

本記事では

・フリーランについて

・フリーランのコツ

・フリーランの遊び方

を詳しく書いています。

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フリーランとは


ゲレンデを自由に滑ることを「フリーラン」と呼びます。
全てのスノーボーダーはこのフリーランから練習します。
スノーボードを始めた時、最初はサイドスリップを練習し、次に木の葉落とし、それから連続ターンに入ると思います。
そして、連続ターンができた時の達成感と爽快感といったらもうたまりません。
ちなみに連続ターンができた頃が一番楽しかったと思うのは私だけですか?笑
筆者が連続ターンを出来たのははもう20年も前のことですが、最高に楽しかったことを今でも覚えています。

フリーランをオススメする理由

難易度とリスクが低い

スノーボード競技にはビッグエアー、ジブ、ハーフパイプ、スノーボードクロス等の種目がありますが、どれもフリーランと比べると難易度が猛烈に高いです。
競技者のライダーには心からリスペクトしていますが、ものすごい大きなキッカー(ジャンプ台)で何回転も回すというのは、我々一般スノーボーダーからすると異次元過ぎて付いていけませんよね。
ほとんどのスノーボーダーは大きなリスクを取ってトリックを決めるというよりも、気楽に楽しく滑りたい方が大多数だと思います。
その点、フリーランはスノーボードの醍醐味である疾走感を感じながら自由にゲレンデを滑走でき、上記の種目ほど難易度やリスクも高くないトリックをすることもできます。

全ての技術要素が詰まっている

フリーランにはコースでカービング、地形でジャンプ、グラトリでエッジ操作等、スノーボードに必要な技術要素が詰まっています。
プロにフリーランが下手な人がいないのがその証拠です。
フリーランを滑り込んで総合滑走能力を高めましょう。

シンプルに楽しい

もう説明の必要なんてないですよね。
滑っていてシンプルに楽しい。
これに尽きます。

フリーランのコツ

雪質や斜度、その日のコンディションに合わせて滑る

ゲレンデのコンディションは様々です。

・雪質が硬い、柔らかい

・斜度が緩い、きつい

・バーンが荒れている、荒れていない等

スノーボードは自然を相手にしたスポーツなので、毎回ゲレンデのコンディションが違います。
ゲレンデのコンディションや状況に合わせて滑りましょう。

・バーンがボコボコに荒れているのに前足を伸ばして思い切りエッジを立てて滑れば衝撃を吸収できずに転倒します。

・パウダーの日に、急斜面で滑るような姿勢(体が遅れないように前足に積極的に乗る姿勢)で滑ったら、ノーズが刺さってしまいます。

・急斜面でパウダーを滑るような後ろ足重心にすれば体が遅れてしまいます。

このように、ある状況においては正解の滑りでも、コンディションや状況が変われば不正解になります。
ですので、たった一つのターン方法のみで滑るのは無理があります。
その日のバーンコンディションや状況に合った滑りを試行錯誤して見つけましょう。

考えながら滑る

日本人に多い特性として、

・基礎から順序よくやる

・マニュアル通りに、言われた通りに愚直にやる

・全てパーフェクトにやろうとする

・人から答えをもらおうとする

があると思います。
全て長所ではあるのですが裏を返せば短所にもなり、それがスノーボードの上達を妨げていると感じます。
ターンはこうやるべきだとか、基本姿勢はこうだとか、たしかに重要ではあるのですが
人それぞれ筋力や関節の可動域、アングル等のセッティングが違うので、全てのハウツーが全員に当てはまるということは無いです。
大事なのは固定概念にとらわれないで、一度試してみることです。
試した際に自分の五感をフルに使って、このやり方は自分にあっているのか意思決定することが重要です。
誰かに教わりながら滑る時間よりも、自分で考えながら滑る時間の方が圧倒的に長いはずです。
上手く滑れなかった時はなぜ上手く滑れなかったかを考えて、次は重心の位置を変えてみる等、考えながら滑ってみましょう。
考えることを楽しんでいれば少しづつ上達しますよ。

コケるのを気にしない


誰もがコケて恥ずかしい思いをしたくないですよね。
大丈夫です!誰もあなたがコケたことなんて気にしていないですから。笑
その証拠に、ゲレンデでコケていた人を家に帰ってから思い出せますか?
しかもゲレンデではゴーグルやフェイスマスクも付けているので匿名性はマックスですよ!笑
コケて「イェーイ!」って友達と言い合いながら滑るほうが100倍楽しいですし
コケた=チャレンジしたことになるので考えながらコケれば、すぐにはわからないですがコケた分だけ上達するはずです。
コケた分だけ上手くなるのでたくさんコケていきましょう!

フリーランの遊び方

地形遊び


連続ターンができるようになってくるとコース脇にある起伏や、バンク状になっている自然の地形に興味を持つはずです。
滑りに余裕が出てくると、そういった地形を見つけてトリックを仕掛けながら滑り降りてこれるようになりますよ。
まずはコース脇にできた小さな起伏でオーリーしてみるところから始めましょう。
エッジに乗る感覚がわかってきたら、バンク状になっている地形を駆け上がるのも面白いですよ。
以下の動画はプロや上級者が滑っているので、あくまで参考程度として下さい。
ここまで飛べなくても、地形に入るだけで楽しさは倍増しますよ!

グラトリ

緩斜面で板をプレスしたり弾いたり、スピンしたりするトリックのことです。
グラトリはコース上ならどこでもできるというだけあって人気のジャンルですね。
初心者がターンできるようになったら、まずはグラトリを楽しむのが王道です。
詳しくは以下の記事をご覧下さい。

グラトリ初心者必見!!グラトリの全てがわかる【スノボグラトリ大全】

#スノーボードのコラム

カービング

板をほぼ90度に立てながら、一本のラインで加速しながらターンしている人をリフトから見たことありませんか?
エッジに乗りながら体を極限まで倒して手や体を雪面に擦りながらターンする
「カービングターン」に憧れを持つ人も多いのではないでしょうか?
シンプルにカッコいいですよね。
筆者も去年からカービングターンを本格的に練習しています。
歳を重ねるごとにキッカーやレールから、カービングに移行していく人も多いと思います。

パウダー

「次はパウダ〜。パウダ〜です。ハマり過ぎにご注意下さい。」
ようこそスノーボードの終着駅「パウダー」に。笑
最終的に行き着く楽園はここ「パウダー」です。
日本は世界的にみても、世界トップクラスにパウダーを滑れるのを知っていましたか?
オーストラリアや中国、欧米から日本にパウダーを求めて外国人の方が多数来日しています。
今年はコロナの影響でスキー場はインバウンド需要が見込めないですが、我々日本人は恵まれたパウダー天国をもっと楽しんでウインタースポーツを盛り上げましょう!
ゲレンデのコース内に非圧雪エリアを設けるスキー場も多く、雪が降り積もった翌日の朝一にはパウダーを堪能することができます。
スキー場によってはツリーランのコースを開放しているスキー場も増えてきましたね。
未圧雪で木々をすり抜けながら滑るツリーランは、ピステンバーン(圧雪されたバーン)を滑るのとはまた違った楽しさがあります。
ツリーランをする際は、くれぐれもスピードを出しすぎないように気をつけながら楽しんで下さい。
参考までに全国のパウダーゲレンデ特集のリンクを張っておきます。

まとめ

フリーランとは一番簡単でもあり、突き詰めていくと一番難しくもあります。
初心者から上級者まで楽しめるフリーランはターンひとつとっても様々なやり方があり、飽きることはありません。
奥が深くて最高ですね!
ゲレンデに行く回数も限られた私達が楽しめるのは、フリーランの中にあると思います。
最後に、最も大事なフリーランが上手くなるコツを伝授します。

 

「感じるままに楽しく、自由に滑ろう」

 

Writer

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