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【徹底解説】サーフィン用ウェットスーツにおすすめのブランド7選

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37,716 views 2022-3-15 UPDATE

サーフィンをする上で、サーフボードと並んで欠かすことのできないものがウェットスーツです。

しかしウェットスーツと一言に言っても、その種類や選び方はさまざまで、ブランドも数多くあります。

「サーフィンを始めたばかりで、ウェットスーツの選び方が分からない!」
「いつ、どんなウェットスーツを選んだらいいのか分からない!」
「どんなウェットスーツのブランドがあって、どれが自分に合うのか分からない!」

そんな風に考えている方は多いと思います。
そこでこの記事では、まずはウェットスーツの種類から解説し、その選び方のコツも伝授します。

この記事を読めば一通りのウェットスーツの基礎知識は得られるはずです。

その上で、おすすめのウェットスーツブランドを後に紹介しているので、先にブランドが気になる方は目次から一気に飛んでもらえればと思います。

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ウェットスーツの種類と選び方のコツ(季節、気温、水温によって使い分けが必須!)

ウェットスーツにはいくつか種類があります。

特にサーフィン初心者の方からすると、いったいどのタイプのウェットスーツを今の時期に選んだらいいのか分からない方も多いと思います。

基本的にウェットスーツは、季節はもちろん、サーフィンをする場所での気温と水温によって使い分けることが必要です。

そこでこちらでは具体的に、気温と水温がそれぞれ何度のときに、どのタイプのウェットスーツを着用すればよいのかを、タイプ別に解説していきます。

この記事の内容を頭に叩き込めば、まずウェットスーツ選びでの失敗はほとんどなくなるでしょう。

1.ドライスーツ(水温2~15度 / 気温-5~15度)

出典:DOVE

冬の極寒地でも使用できるのが、このドライスーツタイプです。大半がブーツと一体型になっています。

厚さは2mm~5mmなどがありますが、日本の真冬(特に寒冷地)であればやはり5mmを準備しておいた方が無難でしょう。

水がほぼウェットスーツ内に入ってこないので、中にセーターを着たりヒートテックを着る人も多いです。

水温2~15度、気温-5~15度の温度範囲内での着用が推奨です。

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2.セミドライスーツ(水温5~18度 / 気温5~18度)

出典:DOVE

主に冬、および春と秋でもよく利用されるのがこのセミドライスーツです。

厚さはだいたい3mm~5mmが大半で、ウェットスーツの裏地は起毛素材になっています。

一般的なウェットスーツの生地であるラバー素材と、伸縮性に優れたジャージ素材のミックスで生産されるものが多いです。

また、大半がボディ部分が5mm厚、パドリングしやすいように腕部分が3mm厚になっています。

日本の真冬は地域にもよりますが、このセミドライ+ブーツとグローブ(さらにキャップ)で冬を過ごすサーファーも多いです。

水温5~18度、気温5~18度の温度範囲内での着用が推奨です。

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3.フルスーツ(水温15~20度 / 気温15~20度)

出典:DOVE

主に春と秋の時期に使用するのがこのフルスーツタイプで、ウェットスーツの数ある種類の中でも一番使用頻度が高くなるのがこのフルスーツタイプです。

厚さは2mm~3mmが多く、特に3mmフルスーツはほとんどのサーファーが持っているのではないでしょうか。

素材はラバーとジャージのミックスが多く、裏地はジャージ素材が大半です。

夏でも、海水温の低い地域ではこのフルスーツを着用することもあります。

一宮などの千葉北エリアでも、南風が吹くと水温がグッと下がることがあり、夏にフルスーツを着るサーファーを見かけます。

水温15~20度、気温15~20度の温度範囲内での着用が推奨です。

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4.シーガル・ロングスプリング(水温18~22度 / 気温18~25度)

出典:DOVE

こちらは、シーガルと呼ばれる半袖長ズボンタイプのウェットスーツで、厚さは2mm~3mmがスタンダード。

外気温が高く、水温が低い春先や初夏などに適したウェットスーツです。

海水温の低い地域では、夏の間も重宝するタイプのウェットスーツです。

水温18~20度、気温22~25度の温度範囲内での着用が推奨です。

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出典:DOVE

こちらは、ロングスプリング(ロンスプ)と呼ばれる長袖半ズボンタイプのウェットスーツで、厚さは2mm~3mmがスタンダード。

外気温が低く、水温がまだ温かい秋のシーズンに適したウェットスーツです。

海水温の高い南の地域では、初冬でもなんとかロンスプで耐えられます(風が強いと少し辛いですが)。

水温20~22度、気温18~22度の温度範囲内での着用が推奨です。

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5.スプリング・ロングジョン(水温18~25度 / 気温25~30度)

出典:DOVE

こちらは、半袖半ズボンタイプのウェットスーツで、スプリングと呼ばれます。

主に夏にメインで使用されるタイプのウェットスーツで、厚さは2mm~3mmがスタンダード。

ボードショーツ+ジャケットやタッパーなどでは少し寒いと感じるサーファーや、パドル時の板との摩擦を嫌うサーファーなどはスプリングを好んで着用します。

水温20~25度、気温25~30度の温度範囲内での着用が推奨です。

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出典:DOVE

こちらは、ロングジョン(ロンジョン)と呼ばれるタイプのウェットスーツで、厚さは2mm~3mmがスタンダードです。

外気温が高く、水温が低い春先や初夏などに適しているので、シーガルと着用シーズンは被ります。

ただ、ロングジョン着用の場合、ジャケット(タッパー)などを上に重ね着することで、少し肌寒い日や、春秋シーズンもそちらの組み合わせで過ごせます。

そのようなロンジョン+タッパースタイルは、見た目もカッコ良い組み合わせなので、特にスタイルが出るロングボーダーなどに好まれています。

ロングジョンのみで着用の場合は、水温18~22度、気温25~30度の温度範囲内での着用が推奨です。

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6.ショートジョン・ジャケット・ベスト(水温22~25度以上 / 気温25~30度以上)

出典:DOVE

こちらは、ショートジョンと呼ばれる袖なしタイプのウェットスーツで、主に夏場に使用されるウェットスーツです。

厚さは2mm~3mm厚が大半です。

スプリングの着用による半袖焼けが嫌なサーファーなどは、こちらのショートジョンがおすすめです。

水温22~25度、気温25~30度の温度範囲内での着用が推奨です。

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出典:DOVE

こちらはジャケットタイプのウェットスーツで、ボードショーツと組み合わせたり、ロングジョンやショートジョンなどと組み合わせて着用されます。

厚さは2mmが大半で、主に夏場に着用されます。主にフロントジップとバックジップのタイプがあります。

見た目もカッコよく、スタイルを出せるウェットスーツといえますし、日焼け防止としても使えます。

水温22~25度、気温25~30度の温度範囲内での着用が推奨です。

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出典:DOVE

ベストタイプのウェットスーツで、真夏用のタイプになります。厚さは2mmが大半です。

パドル時の板との摩擦を軽減したり、ラッシュガードなどよりは保温効果もあるので、意外と真夏に重宝します。

水温22~25度、気温25~30度の温度範囲内での着用が推奨です。

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サーフィン用ウェットスーツにおすすめのブランド7選

「サーフィンを始めたけど、結局どこのウェットスーツが良いのか分からない!」「安いウェットスーツって実際どうなの?」「ウェットスーツの有名なブランドってどこ?」

そんな風に悩んでいるビギナーサーファーの方も多いかと思います。

ウェットスーツの中でも、ロングボーダーに特に好まれるブランドがあれば、同じロングボーダーの中でもクラシックな板に乗るロングボーダーに愛されるブランドがあったり、実はブランドによってスタイルも出ています

また他社ブランドと比較して、価格面で優位性を持つウェットスーツブランドがあったり、とにかく機能面を追求したウェットスーツブランドがあったり、種類はさまざまです。

ウェットスーツを生産・販売しているブランドは世の中にたくさんありますが、ここではその中でも多くのサーファーに支持されているブランドを7つ紹介します。

どこのブランドを選んだらいいか迷っているサーファーの方は、この7つのブランドの中からウェットスーツを選んでください。各ブランドの特徴も少し解説します。

O'NEILL(オニール)

出典:O'NEILL

世界で最も歴史のある、超老舗ブランドがこのO'NEILL(オニール)です。

市場への流通も多く、世界中の多くのサーファー御用達のブランドです。

今のウェットスーツの原型となるものを世界で初めて開発したブランドでもあります。

価格帯も他のブランドと比べるとそれほど高くなく、初心者サーファーにとっても手の届きやすい、老舗という安心感のあるブランドです。

筆者も、一番初めに買ったウェットスーツはO'NEILLでした。

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BILLABONG(ビラボン)

出典:BILLABONG

サーフィン業界の中でもかなりの大手であり、名前を知っている方も多いBILLABONGですが、ウェットスーツももちろん開発しています。

最近のBILLABONGは環境に配慮したモノ作りを大切にしており、ウェットスーツもリサイクル可能な素材で生産されています。

夏用から極寒の真冬用まで、幅広い種類のウェットスーツを開発しています。

BILLABONGはデザインの良い製品が多いのも魅力のひとつです。大手ブランドの安心感があります。

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RASH(ラッシュ)

出典:RASH

RASHも、多くのサーファーに愛される大きいブランドのひとつです。

品質にこだわり、着心地にも配慮した製品開発が行われています。

RASHも夏用から冬用まで、ほぼ全てのタイプのウェットスーツを扱っており、カスタムオーダーも可能です。

また、パフォーマンス重視のサーファー向けウェットスーツがあれば、ロングボードやオルタナティブ系のクラシックな板を好むサーファー向けのウェットスーツもあり幅が広いです。

個人的には、ウェットスーツの胸部分に付けられるRASHのワッペンが渋く、カッコ良くて好きです。

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FELLOW(フェロー)

出典:FELLOW

FELLOWは、他の世界的なブランドに比べるとまだ認知度は高くはありませんが、日本プロサーフィン連盟のオフィシャルブランドです。

メンズ・レディースに加えて、キッズ製品も取り扱っており、デザインも他ブランドとは少し異なりオリジナリティ溢れるブランドです。

ウェットスーツのみでなく、グローブやブーツやキャップなどのアクセサリー類の開発にも力を入れているのも特徴となっています。

そして特に、他ブランドに比べると価格が安いというのが大きな魅力です。初心者には特におすすめのブランドです。

クオリティーの心配をされる方も多いようですが、実際使ったところ全く問題ないというレビューもありますので、安心ですね。

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DOVE(ダブ)

出典:DOVE

多くのライダーも抱える、日本発のハイクオリティーブランドがこのDOVEです。

DOVEを着る日本人サーファーはとても多いですが、特に湘南エリアでよく見ます。

DOVEも、パフォーマンス重視のサーファー向けモデルから、クラシックなサーファ向けのモデルまで幅広く開発しています。

デザインはどちらかというとシンプルなものが多いですが、それがまたとてもカッコよく、さすがのメイド・イン・ジャパンクオリティーです。

アパレルや小物などの製品も開発しており、ひとつの"サーフブランド"として日本では確立されています。

AXXE(アックス)

出典:AXXE

クラシック系サーファー御用達ブランドと言えばAXXE!と言っても過言ではないほど、クラシック系の渋いウェットスーツを開発しています。

デザインがとにかくカッコ良く、筆者も大好きなブランドです。

価格は安くはなく、高い方の部類に入るかと思いますが、そのクオリティーは間違いありません。

少し表面がザラっとした生地のウェットスーツが多いのもAXXEの特徴で、それがまたとてもオリジナリティに溢れカッコ良いです。

デザインは、クラシックなシングルフィンのロングボードやオルタナティブ系のミッドレングスのサーフボードなどとよく合います。

とにかく、シンプルながら大人な渋いサーファーを目指したい!という方はAXXEが大変おすすめです。

AIRTIGHT(エアータイト)

出典:AIRTIGHT

世界で初めてジップレスのウェットスーツの実用新案を取得し、特許も持っている日本発のウェットスーツブランドです。

このAIRTIGHTは、ムラサキスポーツなどで主に販売されており、日本人プロサーファーのスポンサーにもなっていたりと、クオリティーは間違いないブランドです。

筆者もこのAIRTIGHTのウェットスーツを着ていますが、伸縮性がかなりあり、とても着脱がしやすくノーストレスです。

価格もさほど高くなく、初心者にもおすすめのブランドです。

おまけ 〜寒いシーズンのサーフィンにはブーツ、グローブ、ヘッドキャップ、ホットジェルも!〜

ここまでウェットスーツの種類と適切な選び方を解説してきましたが、初冬〜真冬のシーズンになってくると、フルスーツやセミドライスーツだけでは耐えられなくなってきます。

そんな時には次に紹介する冬用のアクセサリー類を着用して、寒い冬を乗り越えましょう。

冬は波も良く人も少ないので、サーフィン上達にとても適したシーズンです。

しっかりアクセサリー類を準備して挑めば、次の夏には周りのサーファーと大きく差をつけられるかもしれません。

ブーツ

水温が冷たくなってくると、特に足は冷えやすくなってきます。

水温20度を下回ってくると、1時間も海に入れば指先が冷えきって動かせなくなってきます。

ですので、水温20度ぐらいになってきたらブーツの着用をおすすめします。

サーフィン用ブーツの厚さは2mm~5mmまでと幅広いので、これもシーズンで使い分けすることができます。

厚みが増すと当然温かいですが、着脱はやはりしづらくはなります。

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グローブ

サーフィン用グローブも、ブーツと同様で水温20度あたりになってくると必要になってきます。

ただ、足とは違いサーフィン中の手は常に海に入ることはないので、ブーツだけ履いてグローブはしないサーファーも初冬などはよく見かけます。

ブーツよりは若干着用開始シーズンが遅れるようなイメージです。

厚さは2mm~5mmまでありますので、水温によって使い分けましょう。

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ヘッドキャップ

本格的な寒さになってくるとさらに必要なのが、ヘッドキャップです。

キンキンに冷えた海をドルフィンスルーして波を越えようとすると、真冬は頭が割れそうになります(地域および水温により異なります)。

水温が18度を下回ってくると、着用するサーファーが増えてきます。(20度前後でも被るサーファーもいます)

厚さは3mmもしくは5mmが大半ですが、3mm着用サーファーの方が多い印象です。

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ホットジェル

5mmの裏起毛セミドライスーツ+アクセサリー着用でも寒い!と感じる方は、ホットジェルを身体に塗ってからウェットスーツを着ると、ほかほか状態でサーフィンができます。

むしろ熱いと感じる方もいるほど効果があります。

ただし、持続効果は1〜2時間程度が大半ですので、真冬に短時間集中してサーフィンする方におすすめです。

注意点としては、塗りすぎないこと。

塗りすぎると、お湯が熱すぎて浸かれなくなりますので、最初に使うときは少量から試し、自分にとって適量な量を把握してから使用するようにしましょう。

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まとめ

サーフィン用ウェットスーツの種類と選び方のコツ、おすすめのブランド、そして寒いシーズン用のアクセサリー類まで解説しました。

寒い時期は、夏に比べるとサーファーの数はやはり減ってきます。

ビギナーサーファーや、もっとサーフィンを上達させたいサーファーにとっては良い練習シーズンですし、日本の秋冬は波も比較的良い日が多いです。

寒いシーズンこそ、ウェットスーツやアクセサリー類を揃え積極的に海に出て、サーフィンライフを満喫してください。

Writer
KATSU
KATSU 千葉北サーファー

千葉北をホームとするサーファーです。
オルタナ系ボード好き。
サーフィン中心の生活を送りながら、色々と事業をしています。

長野県白馬村出身・千葉県在住
嫁の出身地フィリピンと千葉のサーフデュアルライフを目指してます。
海沿いのマンションを購入してのんびり暮らしてます。

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