サーフィン

ソフトボード最新おすすめブランド5選【初心者から上級者まで!】

ソフトボード最新おすすめブランド5選【初心者から上級者まで!】の画像
45,211 views 2022-3-16 UPDATE

サーフィンにおいて、ソフトボードと聞くと一昔前は"初心者向けの柔らかいサーフボード"をイメージする方が大半だったと思います。

また、テイクオフも早く、楽で、小波コンディションの時には特にその真価を発揮するサーフボードというイメージを持つ方も多いかと思います。

しかし中級者以上のサーファーからすると、レールが分厚すぎてターンができないから微妙..なんて思う方もいると思います。

しかし!最近のソフトボードは、かなり進化してきています。

シェイプボードのようにレールが削られ薄くなっていて、波に入っていくようになっていたり、ボトムにもしっかりコンケーブが入って水流が発生するようになっていたりします。

ボトムも硬いハードボトムになっているものも増え、まるで普通のハードボードに乗っているような乗り心地のソフトボードも数多く出てきています。

もちろんサーフィンを始めたばかりの初心者にもおすすめの、安価で頑丈、かつテイクオフが楽なソフトボードも多く出ています。

この記事では、そんな日々進化を遂げるソフトボードに焦点を当て、ソフトボードの簡単な特徴も踏まえて、最新のおすすめソフトボードブランド5つに激選して紹介します。

デザイン性も進化してきているソフトボード、ぜひ自分にぴったりの最高の板を探してみてください。

  〜TAIVASオリジナルアイテム展開中〜

また、最後にはちょこっと、コストコで販売されている格安ソフトボードのレビューも書いていますので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

ソフトボードの特徴(基礎&メリットとデメリット)

では最初に、サーフィンを始めたばかりの方に向けて、ソフトボードの主な特徴を解説します。

まずはソフトボードの基礎を知り、メリットとデメリットを知ることで、その特徴を理解しましょう。

ソフトボードの基礎

ソフトボードとは、その名の通り柔らかい素材で作られており、ハードボードのように様々なコーティングが板に施されていないので、その分板も軽く、浮力も出ます。

長さも、ショートボード、ミッドレングス、ロングボードと、全てのタイプ揃っています。

柔らかくて安全という特徴から、サーフィン初心者向けのサーフスクールなどでは、一般的にソフトボードが使われています。

ソフトボードのメリット

では、そんなソフトボードのメリットにはどんなものがあるのか解説します。

メリット
・柔らかい素材のため、板が丈夫で怪我もしづらい
・軽くて持ち運びが楽
・安価に買える
・浮力があるため、テイクオフがとても楽

主にこのようなものです。

安くて丈夫で、しかもテイクオフが楽。

初心者や、パドル力の落ちた年配サーファーの方には特に重宝されますね。

ソフトボードのデメリット

しかし良い面ばかりではなく、やはりソフトボードにはデメリットもあります。

デメリット
・水を吸うので、ボードが乾くのに時間がかかる
・水で滑るので、ワックスをデッキにつけるとなかなか取れず、ボードが汚くなりがち
・レールが基本的に分厚いので、波が大きい時などはあまり向いておらず、ボードを動かしづらい
・車のルーフに縛り付けてボードを運んだりすると、柔らかいためレールに跡がつき凹んでしまう

以上がデメリットです。

サーフィン中級者以上になってくると、このデメリットがけっこう気になってくる方が多いです。

筆者も、一般的なよくあるソフトボードだとなかなかボードコントロールがしづらく、少し物足りません。

しかし、このようなデメリットを解消したソフトボードブランドも出てきており、そちらは後ほど紹介していきます。

ソフトボードのデメリット解決策

おすすめブランド紹介の前に、先ほど解説したソフトボードのデメリットについて、その解決策を少し紹介しておきます。

メリットも大きいソフトボードだからこそ、そのデメリットを解消することで、さらにソフトボードの魅力も高まります。

「水を吸うデメリット」と「ワックスをつけると汚くなるデメリット」それぞれの解決策を少し紹介します。

吸水タオルやボードケースを活用して、水抜き&水漏れ防止

ソフトボードはスポンジボードとも呼ばれますが、その名の通り、素材の特徴から水を吸います。

海から上がってそのままボードを車に積んで帰ったら、車内がびちょびちょ...なんてことも残念ながら多いです。

そんな時は、まずは基本ですが、ソフトボードを立てかけてある程度乾かし、水抜きをしましょう。

さらに、吸水タオルを利用してできるだけ水を吸わせておくと、さらに良いです。

それでもやはり完全に水抜きはなかなかできないので、そんな時はボードケースにソフトボードを入れ、水漏れを防ぐことが大切です。

ここまでできると、かなり水漏れは防止できます。

ボードケースは、素材的にニットケースよりもハードケースの方がおすすめです。ニット素材だとケースが水を吸いびちょびちょになります。

Amazonでボードケースをチェック

ワックスではなくデッキパッド(クリアデッキ)をつける

一般的なソフトボードでも、ワックス不要という方は多いですが、筆者の経験上ワックスを塗らないと大抵ツルツル滑ります

波にパワーがあるとワイプアウトもしちゃいますし、けっこう危ないです。

しかしそこでソフトボードにワックスをつけると、なかなか取れないですし、どんどんボードのデッキが汚くなっていきます。

ハードボードのように板が硬い素材であればワックスは簡単に取れますが、ソフトボードは柔らかい素材のため、ゴシゴシ取れないのです。

そこでおすすめしたいのは、デッキパッド(クリアデッキ)です。

デッキパッドであれば板がワックスで汚れる心配もなく、滑り止めもしっかりできます。

しかし、通常のデッキパッドだと表面が凸凹したソフトボードには貼れませんので、注意が必要です。

おすすめは、🔽こういったクリアデッキです。クリアデッキですと、ソフトボードでもしっかり貼れます。海でもちょくちょく使っている人を見かけますね。

Amazonでクリアデッキをチェック

以上がソフトボードのデメリット解決策です。

少しでもデメリットを潰して、ソフトボードサーフィンを楽しみましょう。

ソフトボード最新おすすめブランド5選(初心者〜上級者まで)

ここまでソフトボードの特徴を解説してきました。

それではそんなソフトボードの最新おすすめブランドを、5つに激選して紹介していきます。

とにかくものすごい進化を遂げている最近のソフトボード市場。要チェックです!

CRIME(クライム)

サンフランシスコ発、日本には2019年に上陸したばかりの最新ブランドCRIME(クライム)。

筆者も2本板を持っていますが、本当におすすめできます。

ラインナップは、シングルフィンのミッドレングス〜ロング、ショートのフィッシュ、フィンレス用ショート、ショートと2020年に入ってさらにモデルを増やしてきました。

2019年は爆売れ、2020〜2021年もかなり売れたそうです。CRIMEを取り扱いできるショップも限られており、多くは出回っていません。

CRIMEの大きな特徴は、コンケーブの入ったハードボトムと、ワックス不要でとにかく滑らないクロコダイルスキンのデッキです。

レールもシェイプボードのようにしっかり落とされており、ソフトボードとは思えない乗り心地です。それなのにテイクオフも早く、かなりおすすめです。

下の写真のサーフボードは、EVOLUTION 9'4" という2020年のモデルです。

9'4" と長さがけっこうある割には、EPSなので板が軽く非常に動かしやすいです。テールを踏むとかなりクイック(機敏)に板が反応してくれます。

シングルフィンなのでパフォーマンス系の乗り方はできませんが、ある程度のトリミングとノーズライディングもでき、ハードボードともソフトボードとも違う、独特の乗り味です。

使ってみないとなんとも言えないとは思いますが、この独特の感覚にハマるサーファーは筆者の周りでも多いです。

WATER RAMPAGE(ウォーターランページ)

カジュアルにサーフィンを楽しむことをコンセプトに生まれたのが、このWATER RAMPAGE(ウォーターランページ)です。

流行りのハードボトムを採用したモデルも数多く取り揃えていて、かなり軽量です。

ボトムコンケーブももちろんしっかりとそれぞれのボードにデザインされています。

ショート、ミッドレングス、ロングそれぞれ取り扱っていますが、今特にカリフォルニアでも流行しているビッグフィッシュのスタイルの板もあります。

日本の波質や日本人に合ったボードデザインにこだわっており、小波コンディションでも抜群のテイクオフを発揮します。

AmazonでWATER RAMPAGEをチェック

MICK FANNING(ミックファニング)

最近海でよく見かけるようになったのが、このMICK FANNING(ミックファニング)です。

サーファーであるMICK FANNINGの考案とテストにより生まれたブランドで、最新のテクノロジーを駆使して作られています。

乗り味は通常のよくあるソフトボードとは異なり、一般的なハードボードにより近い乗り味でサーフィンができます

カーボンも入っていて頑丈、そしてハイパフォーマンス、本格ターンが可能なソフトボードです。

ラインナップはほとんどがショートボードです。ショートボーダーで、本格的な乗り味を体感したいサーファーには特におすすめできるブランドです。

Amazonでミックファニングをチェック

ODYSEA(オディシー)

こちらも、最近特によく海で見かけるブランド、ODYSEA(オディシー) 。カリフォルニア生まれのブランドです。

サーフィンスクールでもよく利用されているのを見ますが、なんと言ってもデザイン性がピカイチ。

カラーや柄のデザインが豊富で、おしゃれなソフトボードがたくさん揃っています。

フィンレスサーフィンを楽しむサーファーも見かけますね。

モデルは3シリーズで展開されていて、トリック重視の方向けのSTUNPシリーズとSKIPPERシリーズ(それぞれショートレングス)、初心者から上級者まで楽しめるLOGシリーズ(ミッドレングス〜ロング)です。

ビギナーサーファーのメインボード、中上級者向けの小波コンディション用のセカンドボードにおすすめできるブランドです。

AmazonでODYSEAをチェック

SOFTECH(ソフテック)

こちらもかなり知名度は高いブランド、SOFTECH(ソフテック)。

オーストラリア発のブランドで、海で一番よく見るブランドかもしれません。

とにかくボードの種類が豊富で、デザインも良く、幅広いサーファーに人気です。

大きく分けると、初心者用でサーフィンスクールでもよく利用されるモデルと、パフォーマンス用の高機能モデルのボードに分けられます。

パフォーマンスモデルは、レールも薄くロッカーも効いているので、従来のソフトボードとは全く異なる乗り心地になっています。

その割には安価なので、気軽に試しやすいソフトボードです。

あまり冒険したくないビギナーサーファーは、価格も安いソフテックの初心者用モデルのボードを買っておけば、まず間違いないでしょう。

AmazonでSOFTECHをチェック

番外編 〜コストコの格安ソフトボードってどうなの?〜

コストコでサーフボードが売っているのをご存知の方は多いかと思いますが、実際のところそのクオリティーはどうなのか気になる方も多いと思います。

筆者は8,800円でコストコのショートボードを買い、実際に使ったことがあるのでその感想を少しシェアしたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。

乗り心地は、ザ・ソフトボード

ソフトボードは柔かいので、踏み込むと板がしなるという特徴がありますが、このボードもそのような乗り心地でした。

この乗り心地は、好みは分かれると思います。筆者は少し苦手でした...

ただ、テイクオフはやはりソフトボードなので早かったです。

コスパは悪くはない

値段が8,800円なので、サーフボードを2日間丸々レンタルした時とさほど変わらないです。

そう考えると、一応波が良ければフェイスも横に走れたので、コスパは悪くないと思います。

ショートボードを練習したい人、もしくはおもちゃ感覚で遊ぶ用のセカンドボードが欲しい人には良いかもしれません。

ワックスもしくはデッキパッドがないと、かなりすべる

ソフトボードは基本的にどれも同じですが、やはりワックスを塗らないとすべります。

筆者は最初は何も塗らずに使用したので、案の定ツルッと滑ってワイプアウトしちゃいました。

ワックスだと板が汚れて嫌な人は、デッキパッドで代用しましょう。

ロングボードは小波コンディションで能力発揮するらしい

コストコには、ソフトのロングボードも売っています。

ロングボードは特に、レビューも悪くなく、使っている人も湘南エリアでは多く見かけます。

小波の時にはその能力を絶大に発揮、うねりから波に乗れちゃうそうです。

一宮エリアでも、たまに使っている中級以上のサーファーを見かけますが、テイクオフも楽ですごく楽しそうです。

ですので、筆者個人的には、コストコでソフトボードを買うなら、ロングボードをおすすめします。

まとめ

ソフトボードのイメージは変わりましたか?

最近のソフトボード市場の変化はすごいです。

一般のハードボードのテクノロジーの進化も近年はすごいんですが、ソフトボードも負けていません。

ソフトボードのデメリットが、どんどんなくなってきています。

筆者は、セカンドボードとして買ったはずのソフトボードが、メインボードになりつつあります。

サイズ、パワーのある波でもガンガン走れて、テイクオフも簡単。しかも軽くて持ち運びが楽。

サーフィンは波に乗れてなんぼのスポーツだと思いますし、そういう意味でも最新のソフトボードブランドは大変おすすめできます。

ぜひ、お気に入りのソフトボードをゲットして、サーフィンを楽しんでもらえたらと思います。

Writer
KATSU
KATSU 千葉北サーファー

千葉北をホームとするサーファーです。
オルタナ系ボード好き。
サーフィン中心の生活を送りながら、色々と事業をしています。

長野県白馬村出身・千葉県在住
嫁の出身地フィリピンと千葉のサーフデュアルライフを目指してます。
海沿いのマンションを購入してのんびり暮らしてます。

関連記事

Most Popular

Tag

more

Recommend

Link

  • link

ページトップへ戻る