サーフボードの種類は実に様々ですが、そのブランドの数も同様に、数え切れないほどに世の中は溢れかえっています。
この記事では、そんな無数にあるサーフボードブランドの中でも、トルクサーフボード(TORQ SURFBOARDS)に焦点を当てて紹介していきます。
サーフショップでもよく見かけるブランドですが、果たしてその評判やレビューはどうなのか?実際の乗り心地はどうなのか?
筆者も実際に持っているトルクサーフボードですが、メリットとデメリットの両方を紹介しながら、できるだけ分かりやすく解説します。
実際にトルクサーフボードの購入を考えている、迷っている方、またはサーフボードをどう選ぶべきか分からない方、初心者上級者問わず全ての方の参考になればと思います。
最後には、トルクサーフボードの実際の板もいくつか紹介します。
Contents
トルクサーフボード(TORQ SURFBOARDS)とは?
トルクサーフボードは2012年にポルトガルで誕生した、まだ比較的新しいブランドです。
その大きな特徴は、全てのサーフボードがEPS(エポキシ)素材であるということです。
一般的なサーフボードに使われるPU(ポリウレタン)素材と異なり、EPSは軽くて頑丈という特徴があります。
🔽EPSとPUのサーフボードの違いを、より深く理解したい方はこちの記事を参考にしてみてください。
サーフボードのEPSとPUの違いとは?【特徴&選び方まとめ】
#サーフィントルクサーフボードが取り扱うボードの種類ですが、大きく5つに分けられます。
①ショートボード
②フィッシュボード
③ファンボード(ミッドレングス)
④ロングボード
⑤ソフトボード
初心者から中上級者まで、ほとんどのサーファーのニーズを満たすラインナップです。
引用:トルクサーフボード(TORQ SURFBOARDS)公式HP
サーフボードのシェイプ、アウトラインはしっかり考えられているのはもちろんですが、トルクサーフボードは独自のテクノロジーと構造でサーフボードを生産しています。
簡単に言えば、より頑丈で、よりパフォーマンス性に優れたサーフボードになっています。
筆者はトルクサーフボードのロングボードを使っていますが、たしかによく動きます。そして何より、とても軽いです。
トルクサーフボードのネット上での評判やレビューは?
サーフボードは決して安い買い物ではありませんので、買うなら絶対に失敗したくないはずです。
購入を考えていても、実際にその評判がどうなのか気になるところだと思います。
ですが、市場にそれなりに流通しているブランドにも関わらず、意外にもトルクサーフボードの評判やレビューはネットで探しても少ないです。
そこで、実際に乗っている方、乗った方の評判およびレビューをネットで集めましたので、下記参考にしてみてください。
初心者から中上級者まで、幅広く乗られている(取り扱いの種類がある)ブランドであることが分かると思います。
EPS素材で、板が軽すぎることによるデメリットもありますね。
サーフィンは自分のレベルはもちろんですが、自分がどういったスタイルのサーフィン、どういった乗り方や楽しみ方をしたいかで選ぶボードが変わります。
ショートボードでガシガシ動かしてパフォーマンス追求したい方、ミッドレングスでクルージングや大きなターンの感覚を楽しみたい方、ロングボードでノーズライディングやパフォーマンスを追求したい方。
またはサーフィン初心者で、テイクオフが楽なボードをお探しの方。
トルクサーフボードは、そんな幅広いサーファーのニーズに応えられるブランドなのだと思います。
正しい板選びをしっかりできれば、価格も他ブランドに比べ比較的安いトルクサーフボードはコストパフォーマンスも抜群です。
トルクサーフボードの実際の乗り心地は?(筆者レビュー)
それでは次に、ネット上での他者の評判やレビューではなく、筆者自身のトルクサーフボードに対するレビューを、メリットもデメリットも含めて紹介します。
筆者はこちら↑の、"TEC THE DON" 8'6 モデルに乗っています。(他レングスは9'0と9'6のラインナップ)
サイズは、8’6 x 22 1/4” x 2 5/8” で、ボリュームは57.9Lです。(筆者の身長は172cm、体重は65kg)
実際に筆者がこのボードに乗っている動画はないので、トルクサーフボードの公式動画を見ると何となく乗り味が分かると思います。
🔽トルクサーフボード(TORQ SURFBOARDS)"TEC THE DON" モデルの公式動画
どうでしょうか?
「軽くて動かしやすそう!」というイメージを持った方が多いのではないでしょうか?
筆者がこの動画を初めて見た時もそう思いましたが、実際に購入して乗ってみた感想も、全く同じです。
EPSのロングボードは初めてだったので、なんとなくフワッとした独特の感覚の乗り味に最初は戸惑いましたが、慣れるとそれが楽しくなってきました。
軽いので、小波の時でもパドリング時にしっかり板が走ってくれ、テイクオフが楽です。
レングスは8'6と、筆者が使っているのはこのモデルの中では一番長さが短いモデルですが、一般的な9'0以上のロングボーダーと遜色なく沖のアウトからパドリングして乗れています。
小波〜腰はらサイズの時にはシングルフィン、波のサイズがそれより上がるとトライフィンにして、フィンセッティングを変えながら筆者は楽しんでおります。
シングルフィンだと、レールを使った大きく気持ちの良いターンを楽しめますし、トライフィンではしっかりコントロールしたターンでサーフィンを楽しめます。
軽いので持ち運びが楽なのは、ホームポイントまで少し家から歩かなければならない筆者にとっては、大きなメリットになっています。
しかしデメリットもあり、オフショアがきつい時は風が板の下に吹きつけ、板が下に降りていかないです。板が、乗りながらバタバタしてしまう時もあります。
あとは、EPSの特徴でもありますが、板がPUに比べて硬いので、板にしなりがなく、しなりを利用した伸びていくターンはできないです。
とは言ったものの、筆者はそんな板のしなりまで繊細に感じ取れるレベルでもありませんし、クルージングが好みなので、あまり個人的には気になりません。
しかし、こういったデメリットもありますので、ボード選びの参考にしてみてください。
トルクサーフボードのモデル紹介
それでは最後に、トルクサーフボードの板を種類別に紹介します。
ショートボード、フィッシュボード、ファンボード(ミッドレングス)、ロングボード、ソフトボードの5つに分けています。
ショートボード
トルクサーフボードのショートボードは、パフォーマンス性能に特化しており、長さは5'4"〜6'8"までの取り扱いがあります。
EPSのため、やはり重量は軽く、小波の際は特に重宝される板です。プロボーダーも、小波の際はEPSのショートでコンペに出る方も多いです。
フィッシュボード
トルクサーフボードはフィッシュボードの取り扱いが非常に多く、フィンもツイン、スラスター、クアッドと全て対応できるモデルがほとんどです。
そのため、バリエーション豊かにフィンセッティングを変えながらサーフィンを楽しめます。長さは、5'6"〜7'2"まで取り扱いがあります。
ファンボード(ミッドレングス)
日に日に世界中で注目度がさらに増してきているミッドレングス。トルクサーフボードはミッドレングスも取り扱いが多くあります。
波のサイズは腰〜頭オーバーまで、そしてクリーンなフェイスの時、ミッドレングスはその真価を発揮できます。長さは、6'6"〜7'6"までです。
ロングボード
トルクサーフボードのロングボードも、全てEPSです。そのため、クラシックなPUのログなどとは全く異なる乗り心地と乗り方になります。
どちらかと言うとショートボードのような乗り方で乗るのが、EPSおよびトルクサーフボードのロングボードの特徴です。
しかし中には下記写真のモデルのように、ローズライディング用にアウトラインをデザインしたモデルもあり、なかなか面白いです。長さは、8'0"〜9'6"まで。
ソフトボード
トルクサーフボードはソフトボードの取り扱いもあります。しかし難点は日本での販売は少なく、数が限られています。
ショート、フィッシュ、ミッドレングス、ロングと、全てのレングスおよびタイプのソフトボードを取り扱っており、中上級者のセカンドボードとしても楽しめます。
まとめ
ポルトガル発、トルクサーフボード(TORQ SURFBOARDS)。
日本での扱いは多いのに、意外にもネットでの情報が少なく、実際にTORQの板に乗っている筆者自身の感覚・感想も併せて紹介しました。
EPSに抵抗がある方、EPSに乗ったことがない方には特に、一度乗ってみてほしいと思います。
最初は慣れないかもしれないですが、徐々に乗り方のコツを掴んできますし、様々な種類のサーフボードに乗ることでサーファーとしての知見や幅も広がるのではないでしょうか。
ぜひここで紹介した情報を参考に、トルクサーフボードにトライする方が生まれればと思います。
千葉北をホームとするサーファーです。
オルタナ系ボード好き。
サーフィン中心の生活を送りながら、色々と事業をしています。
長野県白馬村出身・千葉県在住
嫁の出身地フィリピンと千葉のサーフデュアルライフを目指してます。
海沿いのマンションを購入してのんびり暮らしてます。
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