サーフィン

サーフィンで横に滑る3つの理論

サーフィンで横に滑る3つの理論の画像
9,351 views 2021-10-28 UPDATE

長い期間、何年も横に滑れないまま、諦めてサーフィンをやめていく人を何人も見てきました、悲しいです。

サーフィンは横に滑ってなんぼ!

ただ横にスーっと乗っていくだけでも、とても気持ち良くて他のスポーツでは味わえない爽快さがあります。

諦めてサーフィンをやめる前に、横に滑れる理論を学び、もう一度トライしてみませんか?

サーフィン歴35年で元コンペティターかつインストラクター経験者の筆者が、以下の方法であなたを横に滑らせます!

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テイクオフが早ければサーフィン初心者でも横に滑れる

そもそもテイクオフが遅くなり波が崩れてしまってはサーフィン上級者と言えど、横に滑るのは難しくなります。

”横に滑る”ということは波の崩れていない、いわゆる波のフェイスを滑るということになります。

たとえダンパーの波であろうと、うねりの段階からテイクオフ出来てしまえば少しのあいだ横に滑れるチャンスはあるのです。

余談ですが、海外の超巨大波にチャレンジする場合、人間のパドリング力では到底追いつかないため、ジェットスキーで引っ張ってもらって、うねりの段階からライディングをします。

テイクオフを早くする方法は?

・正しいパドリング姿勢で、日々漕いでパドル力を鍛える。運動後のプロティン摂取なども効果的です。

・サーフボードの浮力を考える。板の長さ、厚さ、材質が自身の体重とマッチしているかなどです。材質は筆者も愛用のEPSがおすすめですね。

沖のほうからパドルで助走をつける。テイクオフのときだけ強パドルします

サーフィンパドリング論!テイクオフでパドル力より大切なこと

#サーフィン

サーフィンで横に滑れる波を見極めるコツ

海には、サーフィンで横に滑りやすい波というのが存在します。

一定のブレイクをするリーフブレイク、玉石のポイント、ビーチでも地形が決まっている(サンドバー)など。

これらのポイントはうねりの段階で既に三角形のかたちで入ってくるので、容易に横に行けるでしょう。

ただ現実的にこのようなポイントにかぎって、サーフィン上級者やローカル、プロサーファーなどがひしめき合っていて、なかなか初心者の方は近寄れませんよね?

そこで、今回は普段のありがちビーチブレイクを例に解説していきます。まずは。

横に滑れる波の切れ目を見つけ出す方法

基本は切れたところからテイクオフしないと横に行けません。

テイクオフポジションが大切なのです。

波の切れ目を追いかけ全速力でパドルしてください。

そして波の切れ目を見つけるためには、

・海に入る前の波チェック

・ゲッティングアウト中、海に入っていても自分が乗らない波がどのようにブレイクしていくのか、後ろから観察する

ことも大切です。

サーフィンで横に滑れる人は必ずこれをやっています。

参考までに下の画像で波の切れ目を矢印で示しました。

まぁ正直言ってこんな三角形のコンディションは、絵にかいた餅かもしれませんが、波の切れ目とはこういうところです。

そして下の画像は現実的な波だと思います。

決して良くない小波のコンデションですが、筆者はこの日、何本も横に滑っています。

白い矢印が、最適なテイクオフポジション(波の切れ目)です。

そして黒い矢印のところは、どうでしょうか?

確かに切れ目ではありますが、肩(ショルダー)に行きすぎだと思います。

この黒矢印ポイントでテイクオフしようとした場合、最初に右側のピークからブレイクが始まるため、波の優先権が下位という意味で乗れません。

またショルダーに行けば行くほど、波が分厚くテイクオフが遅れるかテイクオフ自体出来なくなってしまうのです。

しかし、黒矢印のテイクオフポジションが最適、というコンディションもあります。

例えば右側のピークあたりのブレイクが早い場合です。

なのでサーフィン初心者の方は、黒矢印と白矢印のあいだで調整しながらテイクオフしてみてください。

注意しておきたいのは、波の切れ目を、自身の目の前で確認してからでは遅すぎます。

うねりを見ろ!

筆者はこの日、横一線に並んでいるサーファーのおよそ5メートル沖で波待ちし、うねりの段階から波の切れ目を見極め、全速力でパドルし横に乗りまくっていました。

サーフィンで横に滑るコツはまず目線、次にレール

さぁ最適と思われるポジションからテイクオフしました、次にあなたが意識すべきことは目線です。

目線は基本進行方向のフェイスを見てください。

サーフィン初心者の方にありがちですが、目線が足元やサーフボードを見てしまう人がいます。

これはNGです。

テイクオフしたら、レールはフロントサイドを例に、つま先側のレールをちょっと入れてください。

入れすぎるとプルアウト(波の裏側へ)になってしまい、入れないとまっすぐライディングになってしまいます。

このレールの入れ具合と、前と後の重心の比率はボードの種類がまちまちなので一概に言えません、感覚で掴んでください。

筆者が初心者の頃に教わった、サーフィンで横に滑る方法とは

最後に筆者が初心者のころ教わった、横に滑る方法があります。

ちょっと難しいのとデメリットもありますが、出来たらやってみてください。

それは、斜めテイクオフです。

まっすぐ岸にノーズを向けてテイクオフをするのではなく、予め進行方向へ板を向けながらテイクオフをするというもの。

立った時点で横に向いているのだからあとはスーっと乗っていくだけ。

デメリットは、波が押してくれる力が減る、ゆえにテイクオフが遅れる、または乗り損ねる、慣れないとバランスを崩しやすいといった点です。

パドル力あっての技ですが、この斜めテイクオフに似た感じで、最初はまっすぐのテイクオフ動作に入り、板が滑り出してから一瞬ボディーボードのようにレールを入れて、板の方向が変わってから立つというのもありです。

サーフィン上級者では、掘れた波のレイトテイクオフの場合によく見ます。

こちらの動画はバックサイドですが、斜めテイクオフのイメージがつかめると思います。

まとめ

いかがでしたか?”サーフィンで横に滑る3つの理論”をお伝えしました。

まとめると、早いテイクオフで波の切れ目からテイクオフしレールを入れる。

横に滑ることが出来るようになれば、次のステップ(アップスダウン)なども楽しくなりますよ。

あなたのサーフィンライフにお力添えができれば幸いです。

Writer
Kugeミッキー
Kugeミッキー ライター/医薬品登録販売者

湘南藤沢でサーフィン歴37年、現役選手時代はサーフメーカー5社がスポンサーに、毎年全日本の大会に出場し、WQSやJPSAプロアマツアーにも参戦。
ブランクを経てまもなくアラフィフだが再び全日本サーフィン選手権へ挑戦中!エアリバ飛べるオジサーファーを目指してます。裏の顔はドラッグストアの優しい店員さん♪

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