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美容師が教える、髪が痛みやすいサーファーのヘアケア6選

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41,046 views 2020-5-5 UPDATE

サーフィンをしていると、すぐに髪がパサパサ・茶色くなりませんか?
それは紫外線や海水で、髪がものすごく痛んでいるサイン。
サーフィン1年目の私は、夏に調子に乗って明るめのメッシュを入れたら、その部分があっという間に真っ白に。
茶色を超えて、金髪も超えて、白くなってきました…本当に。

冬が近づいて外気が乾燥すると、ただでさえ気になる髪の痛み。
髪が痛みやすい環境にあるサーファーは、特にヘアケアに注意した方がいいんです。
髪の痛みを放っておくと、加齢に伴って、抜け毛・薄毛などが進行することも。

そこで、実際にサーフィンを楽しんでいる現役美容師

・サーファーが注意すべき髪の痛み

・サーファーにおすすめのヘアケア6選(海に入る前・海上り)

・髪の痛み別おすすめのシャンプー・トリートメント

・髪が痛みにくいヘアアイロンやドライヤー

を聞きました。

海も太陽もサーフィンも好きだけど、髪の痛みは気になる…。
そんな人は、サーファーならではの髪の痛みをケアする方法、ぜひ参考にしてください。

監修者:Libera omotesandoオーナー・松井圭司

Libera omotesandoオーナー。

髪質・骨格に合わせたカット・カラー・パーマ全般が得意。

湘南・鵠沼や茅ヶ崎で年中サーフィンを楽しむ。

好きな板は、ショート・ミッドレングス・ロングと幅広い。

Contents

サーファーが髪を痛めやすい原因は?

サーファーの髪が痛みやすい原因は、
1.紫外線ダメージがキューティクルを剥がす
2.海水が髪の主成分を溶かす
の2つです。

紫外線ダメージがキューティクルを剥がす

紫外線は、髪をコーティングしているキューティクルを剥がします。
キューティクルが剥がれた髪は、コーティングがなくなるので
・ツヤがなくなる
・乾燥する
・栄養分が抜けやすくなる
・弱くなる(細くなる、切れやすくなる)
といった影響が出ます。
車もボディのコーティング剤が落ちてくると、汚れやすい・傷がつきやすい・色あせしやすいといった弊害がでますよね。
髪も同じ。
特に顔や体より太陽に近い髪は、肌の5倍も紫外線ダメージを受けているといわれます。

海水が髪の主成分を溶かす

髪の主成分で潤いなどを保つケラチンは、海水に溶けやすい性質。
ケラチンが流れ出た髪は、
・乾燥してパサつきやすくなる
・色が落ちる
といった影響が出ます。

サーファーが注意したい髪の痛みは?

サーファーが特に注意したい髪の痛みは、
・枝毛、切れ毛、パサつき
・抜け毛、薄毛
・色落ち
紫外線ダメージは毛根にもダメージを与えるため、抜け毛や薄毛の原因になります。
また海水に栄養分が溶けだした髪は弱くなり、潤いが失われ、枝毛・切れ毛・脱色の原因になります。

サーファーの髪の痛みに効果的なヘアケア6選

紫外線・海水で、髪が痛みやすい環境にあるサーファー。
少しでも髪の痛みを減らすには、どのようなケアをすれば良いのでしょうか?
サーファー美容師・松井氏に聞いた、サーファーにおすすめの

・海に入る前の3つのヘアケア

・海上りの3つのヘアケア

をご紹介します。

海に入る前のヘアケア3選

美容師・松井氏に聞いた、海に入る前におすすめのヘアケアは3つ。

海に入る前のヘアケア3選
1.髪の日焼け止めスプレーをつける

2.サーフキャップをかぶる

3.髪をまとめる

1.髪の日焼け止めスプレーをつける

海に入る前には、髪用の日焼け止めスプレーをつけるのがおすすめ。
紫外線や海水ダメージから髪を守ってくれます。

サーファーズダイアンのヘアミストは、海に入る前にスプレーするだけで、髪の紫外線や海水ダメージを防いでくれます。
サーフショップやインターネットなどで手に入りやすいのが魅力。
香りも良くて、私も個人的にお気に入りです。

また、ミルボンのデイライトシャワーは、強力な日焼け止め効果がある髪用トリートメント。
海に入る前、乾いた髪に馴染ませるだけで、髪を紫外線ダメージから守ってくれます。
ミルボンは、ヘアサロン御用達のヘアケアブランド。
その効果の高さは、美容師お墨付きです。

2.サーフキャップをかぶる

サーフキャップは、紫外線が髪に直接当たるのを防いでくれます。
顔の日焼け対策に持っている人も多いのでは。
サーフキャップを買うなら、あごひもやあごベルトのついたタイプがおすすめ。
波に巻かれても脱げにくいです。

3.髪をまとめる

ロングヘアの人は、髪をまとめて結ぶのも効果的です。
紫外線に当たる髪の面積を減らすことができます。
私は髪をひとつに結んだあと、おだんごにして、なるべく毛先が露出しないようにしています。

海上りのヘアケア3選

海から上がってすぐにできるヘアケアは限られています。
しかし美容師・松井氏いわく、特に海上りのヘアケアは重要です。
海上りにひと手間かけられるかどうかで、その後の髪の痛みが変わってきます。

海上りのヘアケア2選
1.真水で流す

2.シャンプー・トリートメントで洗う

3.濡れた髪はドライヤーで乾かすorオイルをつける

1.真水で流す

海から上がったら、真水で、髪や頭皮についた海水を流すのが大切です。
頭皮に海水がついたまま長時間過ごしていると、雑菌繁殖の原因に。
頭皮環境が悪くなると、髪のダメージだけでなく、発毛・育毛にも影響が出ます。
海上りは、シャワーやポリタンクに入れた水で、髪や頭皮までしっかり流しましょう。

海上りすぐの髪には、サーファーズダイアンのリムーバーがおすすめ。
真水で流す前に髪に馴染ませると、海水成分が落ちやすくなります。
私は最近このリムーバーを使い始めたのですが、海上りにあった髪のキシキシ感がましになります。
シャンプー・トリートメントまで出来なくても、このリムーバーをつけてからポリタンのお湯をかぶるだけで。
髪の指どおりやダメージが全然違います。

2.シャンプー・トリートメントで洗う

海辺にシャワー設備があれば、できれば海上りすぐにシャンプー・トリートメントまで済ませるのがおすすめ。
海上りすぐには無理でも、帰宅したらすぐにお風呂でシャンプー・トリートメントをしましょう。
できるだけ早く、髪と頭皮から海水を洗い流すことが重要
です。

サーファーズダイアンのシャンプー・トリートメントは、紫外線ダメージを受けた髪の補修に特化した仕様です。
好みはわかれるようですが、ココナッツの甘い香りが個人的にはとっても好み。
海には、キャップタイプが持って行きやすくて便利です。

3.濡れた髪は乾かすorオイルをつける

髪は濡れているとキューティクルが開いて、どんどん乾燥します。
しかしドライヤーの熱を加えると、キューティクルが閉じて、髪は潤いとツヤを保った状態に。
濡れた髪は自然乾燥ではなく、ドライヤーで乾かすことが大切です。
とはいえ海上り、ドライヤーが使える環境の方が珍しいですよね。
ちなみに私は最近、充電式のコードレスドライヤーを購入。
通常のドライヤーに比べると熱風は出ません(ぬるい風ぐらい)が、風量にパワーがあります。
充電もそこそこもち、約4時間でフル充電、HOT・HIパワーで20分ぐらい使用OK。
2ラウンド分ぐらいは海上りに髪が乾かせるので、なかなか便利です。
自然乾燥でいた時に比べると、多少毛先の痛みがましになった気がします。
お値段は約3万円と高価ですが、とにかく髪を守りたい人にはおすすめです。

ドライヤーで乾かすのが難しい場合は、毛先にヘアオイルをつけると、髪の乾燥ダメージを防ぐことができます。
濡れた髪につけるなら、ミルボンのヘアオイルがおすすめです。
紫外線ダメージを補修するトリートメント効果と、SPF25の日焼け止め効果があり、海上りのヘアケアにぴったり。
フローラルな香りも魅力的です。

私も海あがりに濡れた毛先にヘアオイルをつけるようになってから、髪の痛みが目に見えてましになりました。
毛先のパサつきや色落ちダメージが格段に減るので、海上がりすぐに髪を乾かすのが難しい場合は、ヘアオイルがおすすめです。

髪の痛みには美容院のトリートメントも効果的

髪の痛みには、美容院でトリートメントメニューを受けるのも効果的です。
ただ傷みやすいサーファーの髪は、せっかくのトリートメント効果も落ちやすいのが現実。

サーファー美容師・松井氏いわく、

・美容院のトリートメントは月1回程度のスペシャルケア

大切なのは、日頃のシャンプー&トリートメント&ドライヤーなどのホームケア

だといいます。
髪の痛みをケアするのに、一番大切なのは日頃のホームケア。
・髪の痛みを効果的にケアするシャンプーやトリートメント
・髪に優しいドライヤーやヘアアイロン
を選ぶことが重要です。

サーファーの髪の痛み別おすすめシャンプー・トリートメント

サーファー美容師・松井氏いわく、髪の痛み対策に日頃から家で使うシャンプー・トリートメントはとても重要です。
・枝毛、切れ毛、パサつき
・抜け毛、薄毛
・色落ち
といった髪の痛み別に、おすすめのシャンプー・トリートメントをご紹介します。
手軽に買える市販品から、サーファー美容師・松井氏おすすめのサロン御用達品まで。
髪の痛みに合ったシャンプー・トリートメント選びの参考にしてください。

枝毛・切れ毛・パサつきを改善

枝毛・切れ毛・パサつきには、髪の内部補修をしっかりしてくれるアイテムがおすすめです。

■ パンテーン ミラクルズ リッチモイスチャー

市販品では、パンテーン「ミラクルズ」リッチモイスチャーのシャンプー・トリートメントがおすすめ。
スーパーやドラッグストアで手に入るのも魅力です。

■ パンテーン ミラクルズ リプレニシング オーバーナイトミルク

同じくパンテーン「ミラクルズ」の洗い流さないトリートメント
海上り、すぐに髪が乾かせない状況でも、濡れた毛先に馴染ませておけばダメージを軽減してくれます。
パンテーンの洗い流さないトリートメントは何種類かありますが、コスパ・使い勝手・効果ともに、オーバーナイトミルクが一番おすすめです。

■ ミルボン Aujua(オージュア) クエンチ

サーファー美容師・松井氏のおすすめシャンプー・トリートメントは、ミルボン・Aujua(オージュア)の「クエンチ」シリーズ。
髪の乾燥を抑え、うるおいのあるまとまりを与えてくれる高機能アイテムです。

最近私もクエンチのモイストシリーズを使い始めたのですが、その高機能ぶりにびっくりしています。
1回使っただけでパサパサだった髪の毛が柔らかくなって、しっとりまとまりやすくなりました。
通常シャンプーよりお値段高めですが、海上りもクエンチのシャンプー・トリートメントが欠かせません。
ちなみにAujuaはサロン専売品なので、ネットで買うとかなり高いです。
近くにAujuaを扱うサロンがあれば、サロンで買う方がおすすめです。

→ ミルボン製品の取扱サロン検索はこちら(Aujua公式HP)

抜け毛・薄毛を改善

抜け毛・薄毛・髪のボリューム減少が気になるときは、頭皮ケアに特化したアイテムがおすすめ。
サーファー美容師・松井氏いわく「頭皮も肌と一緒で、保湿が大事」。
紫外線や海水によって乾燥した頭皮をケアすることが、髪の健康につながります。

■ ミルボン Aujua(オージュア) グロウシブ

ミルボン・Aujua(オージュア)の「グロウシブ」シリーズ。
植物エキスが地肌を保湿し、髪のやせ細り・抜け毛対策に効果的です。

■ ミルボン Aujua(オージュア) エイジングスパ

同じくミルボン・Aujua(オージュア)の「エイジングスパ」シリーズも、頭皮環境の改善におすすめ。
保湿成分が豊富で、頭皮を柔らかく改善し、髪のボリュームを健やかに保ちます。

髪の色落ちを改善

脱色やヘアカラーの色落ちが気になるときは、カラーシャンプーがおすすめ。
紫外線や海水ダメージにより、髪のメラニン色素や、ヘアカラーの染料はすぐに抜けてしまいます。
そのためサーファーの髪の色は、茶色く・明るくなりがち。
ヘアカラー剤メーカーのカラーシャンプーは、効果も高くておすすめです。

■ THROW(スロウ)シャンプー モイスト

ヘアカラーメーカーTHROW(スロウ)のシャンプー。
髪の染料流出を防ぎながら、洗浄力、ヘアカラーによる髪ダメージの修復も叶えます。

■ ミルボン オルディーブ カラーシャンプー

ミルボンのカラー剤オルディーブ・アディクシーのカラーケアシャンプー。
使うことで、ヘアカラーの色落ちを抑えることができます。

・へアカラーの後、髪が黄色っぽくなりやすい人
・寒色系、バイオレッド系のカラーリングをした人
にはパープルがおすすめ。

・へアカラーの後、髪がオレンジっぽくなりやすい人
・グレー系、シルバー系、ベージュ系のカラーリングをした人
にはシルバーがおすすめ。

・オレンジ系など暖色系のカラーリングをした人
には、ピンクがおすすめ。
N.(ナプラ)のカラーシャンプーは、色落ちを防ぐだけでなく、髪のダメージ補修効果も高いと評判です。

サーファーの髪が痛みにくいドライヤー・ヘアアイロン

人によっては、毎日使うドライヤーやヘアアイロン。
できるだけ髪が痛みにくいものを選びたいですよね。
最近は、使うほど髪がキレイになる商品も数多く開発されています。
髪に優しいドライヤーやヘアアイロンをご紹介します。

■ Panasonic ナノケア ドライヤー 高浸透「ナノイー」搭載

使うほどに髪がしっとり潤い、まとまると評判のドライヤー。
高浸透「ナノイー」がキューティクルの間に入り込み、髪の水分量を増加させます。
速乾性にもすぐれていて、時短にもおすすめです。

■ ヘアビューロン【バイオプログラミング】ストレートアイロン

ヘアビューロンのストレートヘアアイロン。
バイオプログラミングという独自開発のセラミック技術で、髪の潤いを保ちながらきれいなストレートに仕上げます。
値段は高価ですが、使うほどに髪がツヤツヤ・つるつるになると人気です。

■ SALONIA(サロニア)セラミック カール ヘアアイロン

滑らかなセラミックコーティングプレート仕様で、髪に優しくヘアアレンジができるサロニアのカールアイロン(コテ)。
セラミックプレートが発するマイナスイオンが、静電気によるキューティクルのダメージを抑えます。
また熱が均一に伝わるため髪へのダメージが少なく、ツヤのあるスタイリングが可能。
コスパ抜群なのに高機能なのも魅力です。

まとめ

太陽の下、海で遊ぶサーファーの髪の痛みは、ある程度仕方ないもの。
サーフィンの楽しみは、髪の痛みには代えられないものがありますよね。
「真っ黒に焼けた肌」「脱色のすすんだ髪」のザ・サーファーなイメージも、もちろんアリですが。
きちんと手入れされた健康的な肌と、ツヤツヤの髪も、やっぱり好感度大。

髪の痛みが気になるという人は、
・海に入る前のケア(髪のUVスプレー・キャップ・まとめ髪)
・海上りのケア(流す・洗う・乾かすorヘアオイル)
・日頃のホームケア(シャンプー・トリートメント・ドライヤー)
・たまの美容院でのスペシャルケア
でサーフィンを楽しみながら、キレイで健康な髪を保ちましょう。

■ 取材協力:Libera omotesando

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-29-4 HH BUILDING 3F
TEL 03-6450-5022
OPEN 11:00〜20:00
CLOSE 不定休
HP : http://www.libera-hair.jp/index

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Writer
Nanae.A
Nanae.A ライター

サーフィン歴2年、万年初心者ママサーファー。
スノボ歴は5年。

リアル初心者・女性・2児の母である独自の視点を交えて、横ノリスポーツの魅力や情報を記事にのせてお届けします。

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