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サーフィンの事故に備える保険選びのポイント&おすすめ保険3選

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34,700 views 2019-2-18 UPDATE

サーフィンで起こりうる海の事故や接触事故。
万が一に備えるための保険選びのポイントと、サーフィンにおすすめの保険3選をご紹介します。
サーフィンで実際に起こった事故の実例をみながら、急なトラブルにも安心な賢い保険選びをしましょう。

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サーフィンで実際に起きた事故とは?

サーフィン中に起こる事故には、
・自然相手の事故(水難事故、シャークアタックなど)
・人相手の事故(自損事故、接触事故、盗難など)
があります。

2019年に日本の海でサーフィン中に水難事故に遭った人は69人(※1)、うち死亡・行方不明者は12人(※2)でした。

(※1 海上保安庁HP「H30年 海難の現況と対策」より)
(※2 警察庁生活安全局生活安全企画課「平成30年における水難の概況」より)

また2015年に南アフリカで開催されたサーフィンワールドツアーの決勝では、ファイナル選手のミック・ファミングが鮫に襲われるというショッキングな事故が起きました。(幸い怪我はなし)

自分のボードや海底のリーフで怪我をするいわゆる自爆や、サーファー同士の接触も、サーフィン中に多く見られる事故です。

▼サーフィン中の事故について詳しい記事はこちら

サーフィンで気をつけたい事故

#サーフィンのコラム

これは私の知人が、数年前にサーフィン中に接触事故に遭った際の写真です。
知人がアウトに出ようとパドルをしていたところ、近くでライディングをしていた人がワイプアウトし、飛んできたサーフボードが知人の背中に当たったそうです。

知人の怪我は幸いにも打撲ですんだのですが、パックリ割れたウェットスーツと背中の傷が、当時の衝撃を物語っています。
その後、知人と相手方は話し合いの結果、互いの怪我も弁償費も大きくならず穏便にすんだそうです。

サーフィンに限らず事故が起きたときに怖いのは、自分も勿論ですが、相手の体や物に損害を与えてしまったときです。
壊してしまった物の修理代が、何十万円単位の弁償になる可能性もあります。
また自分や相手の怪我の程度がひどく、手術や入院が必要になったら…ましてや後遺症が残ったり、命に関わったら…と思うとゾッとしますよね。

そんな万が一のトラブルに備えて、サーフィンをする人は保険に入っておくのがおすすめです。

サーフィンの事故に備える保険選びのポイント

サーフィンの事故に備える保険選びのポイントは、
・自分の怪我に備える
・他人への弁償に備える
・他人との交渉に備える
ことです。

こうした補償がある保険や特約の種類について解説します。

※例はイメージです。実際に補償の対象となるかどうかは商品や保険会社などによって異なります。

自分の怪我に備える「傷害保険(特約)」

傷害保険(特約)は、日常生活やスポーツ中に、自分が怪我を負ったときの治療費を補償してくれます。

【例】
サーフィン中に海底のリーフで足を切って病院に行き、3針縫った。
→ 治療費が補償される。

他人への弁償に備える「個人賠償責任保険(特約)」

個人賠償責任保険(特約)は、他人に怪我をさせたり相手の物を壊したときの、弁償費用を補償してくれます。

【例】
パーリングをした際に人とぶつかり、相手のサーフボードが破損してしまった。
→ 相手に弁償するサーフボードの修理代が補償される

他人との交渉に備える「示談交渉特約」

示談交渉特約は、接触事故などを起こした際、相手方との示談交渉を保険会社が代行してくれる特約です。

【例】
ライディング中に人とぶつかり、自分も相手も怪我をした。どちらの過失が大きく、どこまで弁償するかでトラブルになった。
→ 相手方との過失割合や弁償費用などの交渉を保険会社が代行してくれる

その他の特約

【身の回り品の損壊・盗難に備える「携行品損害補償特約」】

携行品損害補償特約は、外出先で自分の身の回り品が壊れたり、盗難にあったときに補償が受けられる特約です。
たとえば、「海からあがってきたら車上荒らしに遭っていて、時計やカメラが盗まれた!」という場合に補償が受けられます。
ただし、サーフボードは補償対象外とする保険会社がほとんどなので注意が必要です。

【海で遭難した場合の費用に備える「救援者費用」】

海や山などで遭難した場合の捜索・救助費用や、救助されたあとの収容施設の宿泊費・交通費などを補償する特約です。
ただし海で遭難した場合、海上保安庁や警察が捜索救助にあたったときは、その費用が請求されることはありません。
また民間の漁協組合などが捜索救助にあたったときは費用が請求される可能性はありますが、昔からの慣習で、海での遭難者やその家族に費用が請求されることはほとんどないそうです。
一方、山で遭難した場合は高額な費用請求がある場合が多いので、スノボやスキーの際にはつけておいた方が良い特約です。

サーフィンにおすすめの保険3選

・自分の怪我に備える「傷害保険(特約)」
・他人への弁償に備える「個人賠償責任保険(特約)」
・他人との交渉に備える「示談交渉特約」
といった補償を備えた、サーフィンにおすすめの保険3選をご紹介します。

NSAサーフィン賠償責任保険

NSA(日本サーフィン連盟)会員になると加入できる賠償責任保険です。
補償内容は相手への弁償のみで、自分の怪我への補償や示談交渉がないのがネックです。
しかし年間3,500円の安さと、波情報の提供やNSA大会出場資格が得られるので、サーファーにおすすめの保険です。

◆正式名称:サーフィン賠償責任保険(スポーツ特別約款付帯賠償責任保険)
◆保険料 :3,500円/年 ※オープン会員の場合
◆保険期間:1年間(任意更新)
◆補償内容
・自分の怪我への備え:なし
・相手への弁償への備え:あり(賠償費用3000万円まで補償)
・示談交渉:なし
◆その他:SUPは補償対象外

あいおいニッセイ同和 タフ・ケガの保険

あいおいニッセイ同和損害保険会社の傷害保険です。
自分の怪我・他人への弁償・示談交渉はもちろん、弁護士費用の補償まであり、充実した補償内容が魅力です。
家族型プランもあるため、夫婦や家族でサーフィンやスポーツをする人にはおすすめです。
一方、保険料が高めな点がネックです。

◆正式名称:パーソナル総合傷害保険(普通傷害型ワイドプラン)
◆保険料 :1,790円/月 ※月払、WA1プランの場合
◆保険期間:1年間(任意または自動更新)
◆補償内容
・自分の怪我への備え :あり(入院、手術、通院、死亡・後遺障害を補償)
・相手への弁償への備え:あり(賠償費用1億円まで補償)
・示談交渉:あり
◆その他 :弁護士費用補償、家族型プランもあり

au損保 国内旅行の保険

au損保の短期の旅行保険です。
保険料がとても安く、自分の怪我や、相手への弁償にも十分な補償があるのが魅力です。
ただし保険期間が短い(日帰り~1泊2日から13泊14日まで選べる)ため、「サーフィンは夏限定!」という人が、サーフィンをする時だけ加入するといった場合におすすめです。

◆正式名称:au損保 国内旅行の保険
◆保険料 :262円 ※日帰り~1泊2日、ブロンズコースの場合
◆保険期間:日帰り~1泊2日
◆補償内容
・自分の怪我への備え :あり(入院、手術、通院、死亡・後遺障害を補償)
・相手への弁償への備え:あり(賠償費用5000万円まで補償)
・示談交渉:なし
◆その他 :救援者費用あり

まとめ

サーフィンの事故に備えて入っておきたい保険選びのポイントや、おすすめ商品について解説しました。
・自分の怪我に備える「傷害特約」
・他人への弁償に備える「個人賠償責任特約」
・「示談交渉特約」
などは、たとえば自動車保険の特約としてもつけられます。
現在加入中の保険内容がサーフィンの事故にも備えられる内容になっているかどうか、一度見直してみてはいかがでしょうか。

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また、保険商品や保険会社によって、補償内容や補償対象などは異なります。
傷害保険の中にも、
× サーフィン中の怪我は補償対象外
× 海外での事故は補償対象外
とする商品もあります。
保険加入の際は、パンフレットや約款の「保険金をお支払いしない場合」といった項目をしっかり確認しておくことが重要です。

万が一の事故やトラブルにも備えられる保険を賢く選んで、安全で楽しいサーフィンライフを送りましょう!

▼スノボの保険には何を求める?スノボ保険についての記事はこちら

やっぱり心配なのはあれ!みんなはスノーボードの保険に何を求める?

#スノーボードに関するアンケート
Writer
Nanae.A
Nanae.A ライター

サーフィン歴2年、万年初心者ママサーファー。
スノボ歴は5年。

リアル初心者・女性・2児の母である独自の視点を交えて、横ノリスポーツの魅力や情報を記事にのせてお届けします。

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