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ブレイブボードの乗り方はサーフィンやスノボに似ている!トレーニングに最適な3つの理由

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95,879 views 2019-1-21 UPDATE

ブレイブボードの乗り方は、サーフィンやスノーボードの乗り方にとてもよく似ています。
そのため、ブレイブボードはサーフィンやスノーボード上達のためのトレーニングに最適です。
■ ブレイブボードとは?
■ サーフィンやスノボのトレーニングに最適な3つの理由
について解説します。
さらに、
■ トレーニングにおすすめのモデル
■ トレーニングに効果的なブレイブボードの乗り方
■ ブレイブボードの乗り方の注意点
についてもご紹介します。

サーフィンやスノーボードのオフシーズンにどんなトレーニングをしようか悩んでいる人は、ブレイブボードをぜひ検討してみてください。

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ブレイブボードとは

ここ数年、小学生などの間で大流行しているブレイブボード。
近所の路地や公園で、車輪付ボードをくねくねさせて走る、横乗りスタイルの子供を見かけたことはありませんか?

このブレイブボードこそ、サーフィンやスノーボードのトレーニングに最適なんです。

ブレイブボードとスケートボードの違いは?

ブレイブボードは、地面を走る車輪付きのボード、という点でスケートボードに似ています。
しかしブレイブボードとスケートボードは、その構造・乗り方に大きな違いがあります。

【スケートボードは4輪構造】

スケートボードの構造は、1枚の板に4つの車輪がついています。
そのため乗った時のバランスが比較的安定しています。
乗り方は、足で地面を蹴って(プッシュして)ボードを加速させます。

【ブレイブボードは2輪構造】


ブレイブボードの構造は、前後2枚にわかれた板に2つの車輪がついています。
前後の板は別々にしなるように動き、前輪と後輪はそれぞれ360°回転します。
そのため乗った時のバランスが不安定です。
乗り方は、上半身と下半身をツイストさせてボードを加速させます。

▼サーフィン上達にスケートボードが役立つ理由についてはこちらの記事もどうぞ

サーフィン上達のためにスケートボードが役立つ9つの理由

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ブレイブボードの由来は?

ブレイブボードとは正式には「リップスティック(RipStik)」という商品の日本での販売名です。
総称としては「キャスターボード」というボードに分類されます。

キャスターボードとは
・2000年に「エスボード」という名で韓国で発売されたのが始まり
・その後「ジェイボード」などの類似商品が発売される
・2007年にアメリカのRazor社が「リップスティック(RipStik)」を発売

このリップスティックが今日のブームの火付け役となりました。
リップスティックの“リップ”は、サーフィンのテクニックのひとつで、波のリップ(上部)にかけ上がる“リッピング”からきています。
サーフィンやスノーボードに近い滑らかな乗り心地が特徴です。
このリップスティックを、“転んでも負けない強い子ども”に育ってほしいとの願いを込めて「ブレイブボード」と名付け、10年前に日本で初めて販売したのが(株)ビタミンiファクトリーです。
そのため、キャスターボード全体を総称して「ブレイブボード」「ブレボー」などと呼ぶことが定着しています。

ブレイブボードをトレーニングに取り入れるべき3つの理由

ブレイブボードは、
乗り方や乗り心地がサーフィンやスノーボードに似ている
■ 体幹やバランス力が鍛えられる
■ 気軽に楽しめる
といった理由から、サーフィンやスノーボードのトレーニングに最適です。
実際にブレイブボードをトレーニングに使用しているプロサーファーやプロスノーボーダーもいます。
JPSA公認プロサーファーの寺井祐人氏が、波乗りをイメージしてブレイブボードに乗る様子や、ブレイブボードとサーフィンの共通点などについて語った動画がこちら。
サーフィンの動きをイメージしたブレイブボードの乗り方が、とても参考になります。

ここからは、サーファーやスノーボーダーがブレイブボードを取り入れるべき3つの理由について解説します。

理由1.ブレイブボードは乗り方や乗り心地がサーフィンやスノボに似ている

ブレイブボードの乗り方や乗り心地は、サーフィンやスノーボードにとても似ています。

■ 体のひねりと、膝を柔らかく使った両足の動きでボードを操る
■ 滑らかな体重移動でターンをする
■ ボードが不安定で、水面上でバランスをとる感覚に似ている

ブレイブボードのこうした特徴は、サーフィンやスノーボードの動きに深く通ずるものがあります。
そのため、サーフィンやスノーボードに必要な体の動きやバランス感覚を養うトレーニングに最適なのです。

理由2.ブレイブボードは体幹やバランス力が鍛えられる

ブレイブボードは、体幹やバランス力を鍛えるのにとても適しています。
ブレイブボードに乗ると、腹筋や背筋など、体幹まわりの筋肉を多く使うことが科学的に実証されています。(※1)
またボードが不安定で、体重移動をすることでボードが大きく傾く(しなる)ため、乗り続けることでバランス力がアップすることも実証されています。(※2)
体幹やバランス力は、サーフィンやスノーボードにとって重要な身体能力です。
ブレイブボードで体幹まわりの筋力やバランス力を養うことは、サーフィンやスノーボードの上達につながります。
(※1)「リップスティック公式サイト」徹底検証シリーズVol.1 ブレイブボードの動きを3次元解析 協力:大東文化大学 スポーツ健康学部 川本竜史先生
(※2)「リップスティック公式サイト」徹底検証シリーズVol.3 女子大生がブレイブボードに1週間挑戦 協力:順天堂大学 スポーツ健康医科学研究所 佐賀 典生 先生

理由3.ブレイブボードは気軽に楽しめる

ブレイブボードは、公園や家の前の路地などで気軽に乗って楽しむことができます。
そのため海や山に行けない日でも、サーフやスノーに近い感覚と楽しさを味わいながら、必要な体幹やバランス力を鍛えることができます。

またブレイブボードは子供や女性でも気軽に持ち運びしやすいのも特徴です。
ブレイブボードのサイズは、長さ約70~90cm、重さ約2~3kgとコンパクトかつ軽量。
荷物としてもかさばらないので、サーフィンでまさかの波がなかった時の対策として車に積んでおくのもおすすめです。

<子供が持った時のサイズ感>出典元:http://www.ripstik.jp/

さらにブレイブボードは、子供から大人まで幅広い世代で気軽に楽しめるのも魅力です。
たとえばブレイブボードのモデルのひとつ「リップスティック ネオ(RipStik Neo)」は、子供も大人も一緒に楽しめるサイズ感や乗りやすさが特徴です。
「休日のたびに海や山に出かけて家族に白い目で見られる…」
という人にも、家族サービスを兼ねてトレーニングができるブレイブボードはおすすめです。

トレーニングにおすすめのブレイブボードのモデル

ブレイブボードには軽量モデル・キッズモデルなど様々な種類があります。
その中でもサーフィンやスノボの動きに近く、トレーニングにおすすめのモデルをご紹介します。

大人におすすめ「リップスティック エア(RipStik Air)」

リップスティックエアは、乗ることで効果的な体幹トレーニングをすることができるモデルです。
他のモデルが前後2枚にボードがわかれているのに対し、リップスティックエアはボードが1枚につながった構造になっています。
そのためボードをしならせて進むためには強い力が必要で、腰を起点に、上半身と下半身をしっかりとひねる必要があります。
この動きが効果的に体幹を鍛えるトレーニングになります。

出典元:https://www.braveboard.jp/goldenage.html

私はリップスティックエアに乗ると、そのあと決まってお腹・背中・腰まわりや、足の内側の筋肉がとても疲れます。
体幹まわりや、体の軸に近い内側の筋肉がしっかりと使われているのを感じます。
またボードが1枚なので乗り心地が滑らかで、他モデルよりサーフィンやスノーボードの感覚に近いこともポイントです。
デッキが長く大きいので、大人におすすめのモデルです。

大人も子供も乗りやすい「リップスティック ネオ(RipStik Neo)」

出典元:http://www.ripstik.jp/neo/

リップスティックネオは、乗りやすさやトリックのしやすさを追求したモデルです。
他モデルよりも足を置くデッキ面が広く、乗ったときの軽さも安定感もあるので、大人にも子供にも乗りやすいのが特徴です。
またヒップの斜めカットや、グリップ力にこだわった全面デッキテープによって、スケートボードでおなじみのウィリーなどのトリックにも挑戦しやすくなっています。

<(左)ヒップの斜めカット (中)全面デッキテープ (右)ネオで決めるウィリー>出典元:http://www.ripstik.jp/neo/

リップスティックネオで出来るトリックの数々がこちら。
動画を見ていると思わず挑戦してみたくなります。

ただ滑るだけでなく、ダイナミックなターンやトリックにも挑戦したいという人には、リップスティックネオがおすすめです。
またブレイブボードは、神経系の発達が著しい8~12歳の子供が乗ると、高い運動能力を養うことができます。
この時期に養った運動能力の基礎は大人になっても続くため、その後の様々なスポーツの上達にも役立ちます。
私の周りでも「おもちゃとしてブレイブボードに乗っていたら、スノボデビューがとてもスムーズだった」という子供が多いです。
リップスティックネオは、いずれ子供にもサーフィンやスノーボードをやらせたいと思っている人にも、子供と共有の1台としておすすめのモデルです。

子供におすすめ「リップスター(Ripster)」

リップスターは最小かつ最軽量(約2kg)のキッズモデル。
たとえば大人用モデル・リップスターエアは、デッキ長約80cm。(左)
キッズモデルのリップスターは、デッキ長さ約60cm。(右)
リップスターは、小さな子供でも乗りやすいコンパクトさが特徴です。

ちなみに我が家の6歳の娘は、このリップスターならスラスラ身軽に乗っています。(※メーカー対象年齢は8歳以上)
6歳の子供には、他モデルはデッキが長いので重くて動かしにくいそう。
周りの同年齢の子供も、リップスターに乗っている子が多いですね。
8歳未満の子供に買うなら、小さくて軽いリップスターをおすすめします。

ブレイブボードの乗り方のコツ

ブレイブボードは、横乗りスポーツ未経験でも30分程度の練習で乗れるようになるといいます。
そのためサーフィンやスノーボード経験者なら、ブレイブボードの乗り方のコツをつかむのは早いでしょう。
ここからは効率的に体幹やバランス力を鍛えることができる乗り方をご紹介します。

乗り方のコツ1.ツイスト乗り

体のひねりと、両足の前後の動きでボードを進める乗り方です。
不安定なボードの上でバランスをとりながら、上半身と下半身を交互に大きくひねるので、体幹が非常に鍛えられます。
またサーフィンやスノーボードのターンに必要な、滑らかな体重移動の練習にもなります。

乗り方のコツ2.逆さ乗り(スイッチスタンス)

出典元:http://www.ripstik.jp/

レギュラーでもグーフィーでも、どちらの足が進行方向のデッキにあっても乗れるように練習することで、体のバランスの左右差を整えることができます。
サーフィンでは、波の崩れる方向に合わせて即座にスタンスを変える必要があります。
逆さ乗りを練習することで、どちらのスタンスをとっても崩れないバランス力を養うことができます。

乗り方のコツ3.ゆるい上り坂で乗る

ゆるい上り坂などでブレイブボードを進めるためには、強いグリップ力が必要になります。
ウエストをひねる力や脚力がより必要になるため、体幹やバランス力をより鍛えることができます。

ブレイブボードの乗り方の注意点

ブレイブボードはサーフィンやスノーボードのような爽快感が魅力ですが、同じく危険も伴うスポーツです。
気軽に乗ることができ子供でも楽しめる分、ケガをするリスク・させるリスクもあることを頭に入れておく必要があります。
ブレイブボードを楽しむ際は、下記のことに十分注意してください。

× 車や人の往来の多い場所では使用しない
× 段差のある道、急な下り坂、濡れた路面では危険なので使用しない
× 子供は保護者監督のもとで練習する
× ケガ防止のためヘルメットやプロテクターを装着する

詳しくは【ブレイブボード公式HP】「安全にお乗りいただくために」もご覧ください。

まとめ


家の近所で小学生がよく乗っているのを見かけて気になっていたブレイブボード。
実際に乗ってみると、
・不安定なボードの上でバランスをとる感覚
・滑らかな体重移動
・腰をひねる動きや膝を柔らかく使うこと
が、サーフィンやスノーボードの動きにとても似ていると感じました。
そして
・すぐには上達しない面白さ
・大人でも童心にかえって何度でも挑戦したくなる楽しさ
が、サーフィンやスノーボードの魅力に似ているとも。

体幹やバランス力を鍛えながら、気軽に横乗りが楽しめるブレイブボード。
■ 海や山に頻繁に行けない人
■ サーフィンやスノーボードのオフシーズンにトレーニングをしたい人
には、ブレイブボードをトレーニングとして取り入れることをおすすめします。

※ブレイブボード は2019年12月に販売終了しています

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■取材協力:(株)ビタミンiファクトリー

Writer
Nanae.A
Nanae.A ライター

サーフィン歴2年、万年初心者ママサーファー。
スノボ歴は5年。

リアル初心者・女性・2児の母である独自の視点を交えて、横ノリスポーツの魅力や情報を記事にのせてお届けします。

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