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これがあれば冬の車中泊も快適!スノーボードにおける車中泊の道具

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29,704 views 2019-1-16 UPDATE

以前、下記の記事にて車中泊のメリット・デメリットを紹介しました。
今回は「車中泊に興味はあるけど何を準備すればいいのか・・・」という人に向けて、どのような道具を準備すればよいかを紹介していきます。
これを読めば車中泊の準備はバッチリ!なはずです。

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お一人様必見!スノーボードにおける車中泊のメリットとデメリット

車中泊用の道具は、必要なものとあると便利なものに分かれます。

車中泊に必要な物

    • 車中泊用マット
    • 窓ガラス断熱材
    • 羽毛布団
    • 長靴
    • 角スコップ
    • スノーブラシ
    • ハンガー

車中泊用マット

費用:数千円~数万円(物により大きく異なります)

マットはピンキリです。
安いマットは数千円、車中泊用にアジャストされた製品や車種専用品は数万円するものも存在します。
筆者のこれまでの経験からの個人的な感覚ですが、快適な車中泊には高品質なマットが必須です。
マットの質は睡眠の密度に直結します。
すなわち、翌日のコンディションに大きく影響するのです。
マットを制するものは車中泊を制します!!

質の悪いマットだと眠りの質が低下し、疲れなんか取れません。

なぜマットが必要なのか・・・
それは、車のシートは基本的に倒しても「どフラット」にはなりません。
シートサイドのでっぱりやくぼみなど凹凸が沢山あるからです。
これを解消するためにマットが必要となるのです。

なお、シートアレンジは車種によって大きく異なるポイントではあります。
中には薄いマットの上に布団を敷く程度の運用で問題ない車種もあるようです。
※古いミニバンは比較的上記のような対応で十分実用レベルになる車種が多いです。

まずは自分の車のシートを倒してみて、シートの凹凸や全体の形状をチェックしてみましょう。

 

窓ガラス断熱材

費用:約2,000円~3万円前後

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窓ガラスからはものすごい勢いで冷気が入ってきます。
普通のカーテンではプライバシーの確保は出来ても、冷気対策としてはまったく役に立ちません。

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使い方は、吸盤を利用して窓ガラスに貼り付けます。
DSC_6269
ネットでは車種専用品として窓枠にあわせて作成された断熱材が販売されています。

予算を掛けたくない場合はある程度自作にて対応が可能です。
下の写真は実際に自作した断熱材の使用例です。
IMG_0093

かなり昔の写真です。
青い部分が自作の断熱材で、正体はホームセンターなどでよく見かけるアウトドア系アイテムの断熱材です。
これを買ってきて、窓枠にあわせてカットするだけ。
(車種によっては2つ以上購入する必要があります。)
窓枠よりも少し大きめにカットしてはめ込むように使うのがポイントです。
ただし、価格的に魅力的ではあるものの、この自作にはデメリットがあります。
まず、フロントガラスは大きいため自作は難しいです。
車のフロントガラスは平面ではないため、枠にあわせてきっちり作ろうとするとかなり苦労します。
適当に作ってしまうと隙間が大きくなり、そこから冷気が流れ込んできます。
保管においても折りたたむことができないため、使わない時にかさばってしまうなど自作することによるデメリットもあります。
そのため、比較的簡単な後部座席だけ自作し、前席側は既製品を購入するのもアリだと思います。
筆者はミニバン時代にこの手法で6シーズン乗り切りました。

 

羽毛布団

費用:数千円程度

周囲は氷点下が当たり前の世界、普通の布団では当然寒いです。
布団の組み合わせは個人の好み等あると思いますが、
最低限、羽毛布団と厚手の毛布は必須です。
アウトドアの寝袋などでもOKです。(ただし冬OKなもの)
慣れないうちは「布団少々多いかな?」位の準備で臨んでください。
暑ければ一枚減らせばよいのです、足りない場合は悲惨ですから・・・。
慣れてくると必要な組み合わせや枚数を把握できるようになります。

長靴

費用:1,000~5,000円程度

説明不要かもしれませんが雪が積もった中を歩くには必須です。
脱着も簡単なため車中泊には最適です。
安物は特に底冷えします。
インソールなどを利用すると良いでしょう。
インソールは100円均一などでも購入可能です。
車中泊しない人でも、飲食店や温泉など行く際に雪道を歩く時にあると便利なので余裕があれば積んでおくと良いでしょう。

 

角スコップ

費用:2,000~5,000円程度

除雪の際に必要となります。
また、万が一車がスタックした場合などに役立ちます。
FFなど二輪駆動車は必ず積んでください。
筆者は過去に2WDの車を乗っていた際、掘り起こして脱出した経験が何回もあります。
プラスチックやアルミは軽くて良いですが、強度はステンレスに劣ります。
硬い雪に対してプラスチックでは歯が立たないケースもあります。

 

スノーブラシ

費用:1,000円程度

説明不要の除雪道具です。
車中泊に限らず雪道運転には必需品です。

 

ハンガー

費用:100~1,000円程度

ウエアなどを干す際に使用します。
弱いと折れてしまうこともあるため、ある程度しっかりしたハンガーをお勧めします。
ジャケット、パンツ、インナー用等に数本あると便利です。

車中泊をする時にあると便利なもの

  • ルーフボックス
  • モバイルバッテリー
  • インテリアバー
  • インバーター
  • ランタン
  • 使い捨てカイロ
  • アイマスク
  • 耳栓
  • リモコンエンジンスターター
  • サンダル
  • 牽引ロープ

ルーフボックス

費用:数万円

板やブーツをルーフボックスに収納することにより車内の居住区間が広くなります。
ただし、費用面と車高が主な理由として「必要なもの」のリストには挙げませんでした。
SUVやミニバンなど高さのある車にルーフボックスを載せた場合、高さ制限のある駐車場で四苦八苦することがあります。
筆者は薄型のルーフボックスを使用しており高さ2.1m程度がギリギリ入れるラインです。
人によっては自宅の車庫の問題なども影響あるかもしれません。
高さ制限の問題はありますが車中泊にはかなり便利です。

・関連記事
車でスノーボードに行くなら必須アイテム!ルーフキャリア&ルーフボックスの知っておきたい4つのこと

 

モバイルバッテリー

費用:1,000円程度

スマートフォンなどは車で充電できますが、充電のためにエンジンをかけると当然アイドリング時間が長くなります。
そうするとガソリンを無駄に消費するため環境にもお財布にも優しくありません。
そのため、筆者はモバイルバッテリーを用意して無駄なアイドリングは減らすようにしています。
(筆者の所有する車は燃費が悪いため長時間のアイドリングは意外と地味に効いてきます・・・)
今のご時勢、皆さん比較的モバイルバッテリーを持っているとは思いますので準備しやすいアイテムのひとつだと思います。

 

インテリアバー

費用:1,000円程度

上の写真でも使用しているバーです。
ハンドグリップ同士に引っ掛けて使用します。
ハンガーを掛けたりS字フックを使ってゴーグルやグローブをぶら下げたりすることができます。

 

インバーター

費用:3,000円程度

シガーソケットに差し込む事により車内でコンセントが使える様になります。
ノートPCなどUSBでは充電できない機器を充電するのに便利です。
最近は車によっては標準(もしくはオプション選択)で100Vコンセントが使えるようになったりします。

余談ですが、車に予備バッテリーを積んでいる人もいると聞いた事があります。
筆者はそこまでしていませんが・・・。

 

ランタン

費用:2,000円程度

エンジンを切って車の室内灯をずっとつけておく訳にはいきません。
そのため、電池式のランタンがあればバッテリーを気にせず室内を明るく照らせます。
安物だと暗くてあまり役に立たない可能性があります。
注意してください。

 

使い捨てカイロ

費用:100円未満

説明不要な使い捨てカイロです。
基本的には使用しません。
想定外の冷え込みの場合に備えて非常用として常備しています。
使う際は低温やけどに気をつけてください。

 

アイマスク

費用:100円

断熱材がカーテン代わりになりますが、それでも朝は明るくなります。
また、停車した場所によっては照明の付近だとかなり明るい場所もあります。
100円均一などで安く用意できるのでデリケートな方は準備したほうがよいと思います。

 

耳栓

費用:100円

駐車している場所によっては降雪時に深夜だろうが早朝だろうが除雪が入ることがあります。
その際の重機が動く音はかなりの大音量です。
(工事現場とそう大差ありません・・・。)
耳栓も100円均一で購入可能なため、人によっては準備したほうがいいと思います。
筆者は比較的敏感なのでアイマスクと耳栓は常備しています。
(大抵疲れているのでぐっすり眠れますが・・・)

 

リモコンエンジンスターター

費用:2~3万円程度

正直、無くても問題は無いです。
贅沢品の分類に属します。
車中泊の朝はとにかく寒いです。
普段の生活以上に布団から出るのがおっくうです。
そのため、リモコンエンジンスターターを使って布団の中からエンジンかけることにより暖房で車内を暖めようというものです。
ただし、車の周囲に雪が積もっていると一酸化中毒で死に至る可能性もあります。
積雪が無いか、除雪作業した後の雪が車の周りに溜まって無いかを必ず確認してください。
また、必要以上のアイドリングは環境とお財布にやさしくないためほどほどにお願いします。

 

サンダル

費用:1,000円程度

着替えの時やトイレにいく場合、あると便利です。
ただし積雪がある場合は濡れる可能性が高いため使用できません。
春は活躍する機会が多いです。

牽引ロープ

余程のことが無い限り出番は無いですが、もしものためにあると便利です。
2WD時代にお世話になった事があります・・・。
通りすがりの見知らぬ方に助けていただいたことがあります。
その節は本当にありがとうございました。

まとめ

それぞれ各アイテムはピンからキリまで存在します。
いい物を揃えようとすると初期費用は多少なりとも掛かりますが、それに見合った快適さを得ることができます。
一部を除き比較的安価に揃える事が可能なため、是非参考にしてください。

車中泊初心者の方や自信の無い方は、シーズンインのタイミングと春が比較的車中泊しやすくお勧めです。

※なお、本記事は個人的な見解によるものなため、必要と感じるものには個人差があります。
くれぐれも自己責任にてお願い致します。

 

Writer

高校生の頃、今は無きザウスにてスノーボード人生がスタート。
5シーズン篭りを経験した後、双子が生まれるまでの10シーズン以上もの間、年間滑走日数が50日を超えていた生粋のスノーボーダー。
当面の目標は家族全員でスノーボードすること。

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