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サーフィンスクールでは教えてくれない上達のコツ3選

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5,614 views 2021-9-13 UPDATE

テイクオフは出来るようになったけど、イマイチ上達しない…。

この先どのように練習すればよいのか?

筆者は湘南でサーフィン歴35年の元コンペティターかつ、インストラクター経験者。

その経験を元に、意外と知られていない、サーフィンにおすすめのコツや上達方法を3つ解説します。

★スクールでは体験出来ない波チェックの仕方

★インサイドの有効性が次のステップ

★オンショアでトレーニング

この記事ではサーフィンの上達に伸び悩む初心者~中級者の方へ良いヒントが書かれています。

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サーフィン上達のコツ1【スクールでは体験出来ない波チェックの仕方】

『波チェックならいつもしてるよ!』

ちょっと待ってください、その波の見方、本当にあってますか?

ビーチに現れたサーフィン仲間、沖を指差しながら

『あそこ良さそうじゃん!』

といってすぐに海へ入る光景をよく目にしますが、サーフィンは陸から始まり陸に終わるのです。

しっかり波を見極めないとせっかくのサーフィンも、良い波に乗れず楽しさが半減してしまいます。

テンション高くノリで入っちゃう気持ちもわからなくはないです。

でも出来る事なら波チェックに要する時間は30分少なくとも15分は観察しておいたほうが良いでしょう。

理由はこうだ。

よく観察し体験してみよう
・時間の経過とともにタイドイメージ(潮の満ち引き)により、うねりが海底の地形にヒットする場所がずれていきブレイクが変化してくるため。特に大潮の30分間は波の表情が一変するので注視すべき。
・30分間でセットの波が何本入ってきたかを観察することによって、波回りを体感的につかみテイクオフの回数が増える。
・ライト(レギュラー)かレフト(グーフィー)か見極め、あそこのポイントに入ろうと決めればライディングのイメージがつかみやすい。
・混雑しているピーク以外にも、人が少なく乗れそうな波を見つけることが出来る。特にこれはオススメ!自分だけのマイピークを見つけだせれば、ライディングの本数も増え上達へとつながります。

また波のサイズ感が全然違うので、波チェックは丘の上からではなく、波打ち際まで行って判断すべき。

伝えたい事はたくさんあるけど、サーフィンスクールではどうしても時間に限りがありここまでは教えられないのが現実です。

市東重明プロも波チェックの重要性についてYouTube動画で解説しています。

サーフィン上達のコツ2【インサイドの有効性が次のステップ】

まずは上の画像、あなたならどのポイントで入りますか?

一見すると良い波っぽいですが、いくつかあるピークには既に大勢の人が…。

 

サーファー個々の考え方にもよりますが、1時間に1本セットの良い波に乗れれば満足なのか。

それとも波の質が劣っても、たくさんの波数に乗るのか。

本来スポーツというのは反復練習することによって、その技能が習得できるといわれています。

後者のほうが上達への近道なのです。

 

下の画像、矢印で示したポイントはどうでしょうか?

インサイド寄りですが、レギュラーの波が余っていてチャンスです!

またこの波のグーフィー側には少人数しか入っていないのでこちらも狙い目。

週末のサーフポイントはどこも混雑していることが多いので、人が少ないインサイドで練習するのがとても有効なのです。

他にもインサイドの利点としては。

□インサイドがおすすめな訳
・掘れる波が多くパワーがありスピードがつきやすい。
・パワーがあるから、ボトムターンをはじめ良いマニューバーが描け、技が決まる。
・何度もスープが押し寄せるのでドルフィンスルーの回数が増し筋トレになる、もちろんパドリングも。
・動画(ビデオ)チェックする場合は撮影しやすい。
・もしもリーシュコードが切れサーフボードを流してしまっても岸まですぐ泳げる。
・なにより波数が多くテイクオフの回数が増え反復練習になる。

しかしデメリットも。

▲アウトから乗ってくるサーファーのライディングの妨げになる可能性あり、特に初心者は事故に注意。

▲波の状態にもよるが掘れたところではボードを壊したり、怪我につながることも。

 

ちなみにスクールにおいてインサイドでやっている理由は、ほとんどの方がパドリング力が無いため。

アウトサイドでは流される危険があり、足のつく浅瀬では生徒さんも体力温存できて安心します。

またコーチの立場からは、テイクオフを体験してもらいたいので、時には生徒さんのサーフボードを押したり引っ張ったりします、余談ですが。

 

サーフィン上達のコツ3【オンショアでトレーニング】

あなたは良い波に乗りたいですか?

たぶんこの問い対してすべてのサーファーがYESと答えるでしょう。

しかしサーフィンというスポーツは自然相手が大前提。

大型ウェイブプールSURF STADIUM JAPANのような本当のマシーンウェーブにでも行かないかぎり、コンディションの良し悪しは必ずあります。

一般的に波の面が乱れ悪いとされているオンショアコンディションでは、海に入っているサーファーは実際に少ないのです。

しかしそんなオンショアでも楽しそうにライディングをしている上級者を見たことがありませんか?

オンショアでも良い波は存在します。上達しないと思ったら、あえてオンショアの海に入って練習すべき。

数をこなし経験するしかありません、オンショアだって良い事はあります。

□オンショアをおすすめする理由
・ショルダーの無い波が多いのでカットバックの練習になる。いわゆるチョッピーのとき。
・波の重なりあったところが掘れてスピードが出しやすい。
・不規則な波だから、逆にそれが面白い。
・崩れてしまったスープからでもリフォーム(再び波のフェイスが出来てくる)してくる波がある。

 

オンショアの良くない点

▲カレント(理巌流)がきついときある。※初心者注意

▲水が汚く濁り、サーフボードが海藻や漂流物に衝突することがある。

▲時期によりカツオノエボシ(クラゲ)が風に吹かれてやってくることがある。

 

春先から夏場にかけてオンショアが多い湘南は鵠沼海岸がホームグラウンドの、河村海沙プロ。

彼も動画のなかで2つの意識さえあれば、オンショアが上手くなれると言っています。

まとめ

【サーフィンスクールでは教えてくれないサーフィン上達のコツ3選】をご紹介しました。

おさらいすると、波チェックに30分かけインサイドの人が少ないところを狙って練習、特にオンショアの時は良いトレーニングだ。

サーフィンをやっていて壁にぶつかった、そんなときはこのページを思い出してみてください。

あなたの本当のサーフィンが始まります。

Writer
Kugeミッキー
Kugeミッキー ライター/医薬品登録販売者

湘南藤沢でサーフィン歴37年、現役選手時代はサーフメーカー5社がスポンサーに、毎年全日本の大会に出場し、WQSやJPSAプロアマツアーにも参戦。
ブランクを経てまもなくアラフィフだが再び全日本サーフィン選手権へ挑戦中!エアリバ飛べるオジサーファーを目指してます。裏の顔はドラッグストアの優しい店員さん♪

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