ぶっちゃけサーフィンスクールってなにやるの？

サーフィンを始めたくてもどうしたらいいかわからない？

一番最初はサーフィンスクールに通うのが手っ取り早いです。

この記事ではサーフィンスクールはどんなことをやるのか？を解説。

またサーフィン経験者が知人などを教える際の、インストラクターガイドにもなります。

サーフィン歴３５年、元コンペティターでインストラクター経験者が詳しく解説します。

  〜TAIVASオリジナルアイテム展開中〜

女性1人でもOK！サーフィンスクールの申し込み方法

申し込みはサーフショップやスクールを専門で行っているクラブなどがあり、電話やweb申し込みのところがほとんどです。

なかには小さなお子様はNGなど、年齢制限を設けているショップもあるので、申し込みの際に問い合わせると良いでしょう。

そして申し込みの際に言われると思いますが、スクール当日の状況が台風で波がデカすぎたり、オンショアで荒れていたりしたら中止または延期となることがあります。

楽しみだったかもしれませんが生徒さんになにかあっては大変です。

ヒザ波ぐらいがスクール日和といえるでしょう、日を改めましょう。

おすすめのサーフィンスクール、時間と料金は？

サーフィンスクールの料金と時間は、ショップによって差はありますが、

・概ね5,000円～9,000円/人、

・時間は2時間～４時間

といったところが相場のようです。

レッスンの内容も多少違うと思いますが、料金にはサーフボード、ウエットスーツのレンタル料が含まれている場合がほとんどです。

またタオルまで貸してくれるところもありますので、手ぶらでサーフィン体験出来ちゃうお店も魅力的ですね。

そしてサーフィンスクールのオススメは、やはり海沿いのショップが良いです。

理由はビーチまでの移動時間が少ないのと、教えてきた生徒さんの実績が圧倒的に多いからです。

どんなインストラクターが良いのかは一概に言えませんが、教える側の資格でISA認定サーフコーチ・NSA公認指導員の肩書があるインストラクターの方もいらっしゃいます。

ちなみに、料金の中からショップ側とインストラクターの講師料が分配されますが配分もまちまち。

かつて筆者が受け持った海洋系専門学校の講師料は、補佐であったにもかかわらず高額のギャラをいただいたことがあります。

サーフィンスクール１日の流れ

受付

スクール当日、受付にて料金を納め、お約束の誓約書にサインをしていただきます。

内容は万が一死亡事故が発生しても・・・的なことが書かれていますが、そうならないようベテランインストラクターがしっかし見守りますので安心してください。

受付が終わるとレンタルのサーフボードやウエットスーツ（オールシーズン）を用意します。

経験者のステップアップレッスンでは、身長や体重を聞く場合がありますので、見栄を張らず正直に答えてください。

またショップによっては受付後、DVDによる座学講習をやるところもあるようです。

着替え

はじめてウエットスーツを着るという方も少なくありません。

どちらが表なのか前なのか、足のほうから着ることを教え、着替えてもらいます。

注意してほしいのは、自分のウエットなら裸で着ても良いのですが…

毎回洗っているとはいえレンタルウエットは不特定多数の方が着ますので、ウエットの中に水着やサポーターの着用をお願いします。

名称説明

着替えが終わりましたら、場所はショップでもビーチでも良いのですが、ワックスの説明とレッスン中に言うであろうサーフボードの名称をサラッと説明します。

サラッとと言ったのは、この時点で生徒さんは早く海に入りたいので、あまり聞いてないという・・・

ノーズ、テールぐらいは覚えていただきたいところです。

海の危険について

ビーチに着きましたら、海の危険性について解説します。

カレント（理巌流）、カツオノエボシ（クラゲ）、ワンマンワンウェーブ（前乗り）

特にカレントに関しては、海に入りながら岸を見て、縦に2点の目標物を確認することにより、どちらに流されているかを知ることが出来ます。

ただレッスン中は時間が無いので、歩いて戻れる範囲であれば、多少流されても事実の確認だけでそのまま続行します。

休憩のタイミングで海から上がって戻りましょう。

準備運動、パドリング、スタンス

準備運動は肩回り、そしてよく足がつる方がいるので、ふくらはぎやモモを伸ばすようなストレッチを行います。

浜辺でパドリングのマネをして説明。サーフボードのやや下のほうを漕ぐのがポイント。

次にスタンスの確認をします。

右足が後ろならレギュラースタンス、左足が後ろならグーフィースタンス、リーシュコードは後ろ足に付けます。

スケボーやスノボー経験者ならそのままのスタンスで良いでしょう。

まったく何も経験が無い場合は、利き足が後ろにくるように説明、サッカーでボールを蹴るほうの足が後ろにと言えばわかるでしょうか。

テイクオフ体操

浜辺でパドリングのマネからの、テイクオフの動作。

早く海に入りたいでしょうが、ここだけはしっかり反復練習して身体に叩き込みます。

１・２・３のタイミングです。

そうは言ってもテキストでは伝わりづらいので、下の動画を参考にしてみてください。

このテイクオフ体操はお家に居ながらでも出来ます！

筆者の後輩、善家尚史プロのお手本です。

最初は腹ばいでボディーボーディング

インストラクターのお手本を見学してもらいます。

最初は腹ばいでサーフボードが波に押され、滑っていく感じを何度か見てもらいます。

次にインストラクターがテイクオフ。

ここで生徒さんにも海に入ってもらいますが、先ほどパドリングのマネはあくまで真似事。

実際は最初から自力のパドルで乗れる人は少ないので、生徒さんのボードを押してあげます。

『最初は立とうとしないでいいよ、腹ばいで滑ってみて』と声をかけ、滑り出しのタイミングを覚えてもらいます。

テイクオフ実践

何度か腹ばいのボーディーボディングが成功したら、先ほどのテイクオフ体操のように、１・２・３のタイミングで立ってもらいます。

休憩を入れながらこれの繰り返しで、修正点などをフィードバックしていきます。

修正点フィードバック

覚えている限りですが、これまで指摘したテイクオフのフィードバックはこんな感じです。

ちなみに筆者は『さっきよりも良くなりましたよー』と言って、生徒さんを褒めて伸ばすタイプです。

後片付け

これでレッスンは終わりですが、サーフボードの洗い方、保管方法、ウエットスーツの洗い方と干し方を教えて終了です。

ショップによっては返却後スタッフさんが洗ってくれるところもありますが、継続的にやるのであれば洗う練習も必要ではないでしょうか。

あとはショップやクラブハウスでインストラクターとお茶やビールを飲みながら、今日の反省などサーフィン談義に花を咲かせるのも悪くありません。

もしかしたら恋が芽生えることも！？

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ぶっちゃけサーフィンスクールの基本はこんな感じですが、なかにはビデオ撮影付きのプレミアムレッスンがあったり、BBQがついていたりとオリジナリティあるサーフィンスクールもあるようです。

あなたにマッチしたサーフィンスクールと出会えますよう願っております。

筆者もエキスパートコースなるものがあれば受講してみたいものです。