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小波でソフトボードを借りて乗ったらすごく楽しかったその理由6つ

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9,013 views 2020-12-11 UPDATE

8月はずっと小波で、私のホームポイントも外海なのにテイクオフだけ…みたいな日も珍しくありませんでした。

その河口ポイントにはSUPやロングが目立つような日が多かったです。

無理やりショートで乗っても面がへにょへにょのパワーのない波が多くてほんと困りました。

そこで、パワーのない超小波の8月のある日、奥さんの愛用するSOFTECを借りて波乗りしました。

SOFTECはソフトボードのオーストラリアのブランドです。

サーフスクールでもよく使われています。いわゆるスポンジボードです。

ソフトボードについての詳しい記事はこちらをどうぞ。

ソフトボード最新おすすめブランド5選【初心者から上級者まで!】

#サーフィン

 

私が借りた妻のSOFTECは、6'6のSOMETHING SPECIALです。これ。

借りたSOFTECのSOMETHING SPECIALは、今はSALLY FITZGIBBONS SIGNATUREという名前になっていますがスペックを見る限り同じモデルだと思われます。

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そのときの動画です。私のしょうもないライディングですが雰囲気は伝わると思います。このポイントはいつも入る河口のすぐ近くの小さなポイントで、ロングは基本NGの場所です。

 

結論:パワーのないショルダーの張らない小波でソフトボードはすごく楽しくサーフィンできました。

その理由をお伝えします。

 

楽しかった理由その1.とにかく丈夫です

ソフトボードはとにかく丈夫です。少々ぶつけたりしても全然大丈夫。普通のサーフボードのようにちょっとしたことでパリッと割れたりしません。

子どもが乗ったまま上陸する姿もよく見られます。スクールやレンタルボードでの使用率が高いのもわかります。

丈夫なことはものすごくラクです。海でも家でも車に積むときも。

もうひとつ、あとで述べますが、波を最後まで遠慮なく乗り切ることができます。

 

楽しかった理由その2.全然パワーのない小波でも波をキャッチする

使用した場所は、テトラとテトラの間からうねりが入ってくる小さなポイントです。2つのうねりが交差したところからブレイクするので見た目よりクセが強いです。

いつもはそこそこパワーがあるのですが、このときは全然無くて涙。ふにゃふにゃした柔らかい波がだらだらーと割れていました。

パワーの無い波は波が柔らかくてボードが波にずぼっと埋まります。反対にパワーのある波は張っていて固いです。

パワー無く柔らかくてだらだらと割れるこの波でもSOFTECはきちんと波をちゃんとキャッチして走り出します。

「おおー、まじか!すごい!」

一発目から大きな声で独り言を言ってしまいました。おじさん丸出しです。

この日はセットのブレイクでショートボードがようやくテイクオフできる状況で、少し奥で二人がそのセットを待っていましたが、私はセットの合間もどんどん波をキャッチしては乗るを繰り返しました。

 

楽しかった理由その3.視線が高くて楽しい

いつもかがむようにショートボードに乗っているので、この視線の高さはシンプルに楽しかったです。

波の形が俯瞰でよく見えて、周りを見渡しながら波に乗って進んでいく感じがサーフィンの根本的な楽しさを伝えてくれます。

次の日ショートボードに戻っても、波の見方が少し変わった感じがしました。きっと高い視点からのイメージが加わったのではないかなと思います。

 

楽しかった理由その4.パワーのない小波でも最後まで乗ることができる

私が借りた奥さんのSOFTECはレールがとても分厚くて入りにくいです。

ターンはしづらいですが直進性が強いということでもあります。直進性が強いとスピードがでやすいというメリットがあります。

浮力があってスピードが出やすいとうねりを最後まで乗り切ることができます。

ソフトボードは壊れにくいので、ショートボードだと壊してしまいそうな激浅なところまで行ってしまうことができます。

波を最後まで乗り切るとシンプルに充実感があります。波乗りをやっている人間でしかわからない感覚です。

 

楽しかった理由その5.安定しているので、ボードの上で移動できる

ソフトボードは浮力があります。このSOFTECの浮力は61Lもあります。私が普段使っているショートボードは25Lですから倍以上の浮力です。

かつ直進性が強く安定しているので、ボードの上を立って移動できる感覚が生まれます。

さっきの動画でも、前半少しボードの前に移動して前を踏み、ノーズが潜ったので再び後に下がったりしています。

ハングファイブできんかなあと思って動いたのでした。予想に反してノーズがけっこう潜ったのでやめて引き下がったのでした。

もう少しショルダーが張っている波だとできそうな感じがしました。

板の上で立って動ける感覚は、ショートボードにはほとんどない感覚なのですごく楽しいです。

ロングボードの楽しさに少し触れることができた気がしました。

 

楽しかった理由その6.リラックスサーフィン

ソフトボードに乗っていて、目を三角にしてピークを追いかけるのって似合わない気がします。

この日、私はそんな気に全くなりませんでした。もともと波の取り合いは好きではないのですが…。

ソフトボードにまたがって波待ちをしていると波取り合戦の輪からは外れたところに身も心もいる感じです。

「いいんです。いいんです。」とひとりごと。

リラックスサーフィンできました。

 

いくつか欠点もありました。

欠点1.重い

持ち運びの際、結構重さを感じます。風が吹いているとなおさらです。海から上がった後はスポンジとボードの間に水を含むのでさらに重い気がします。

また、海での動きも重いです。だーっと直進していく感じです。いつもがショートボードですから余計そう感じました。

その重さに合わせて、ゆったり早めに動きを開始する必要があります。

借りたボードは6’6でしたが、もっと短いボードだと気にならないくらいに軽くなるかもしれません。

欠点2.ドルフィンスルーがほぼ無理

レールが厚いのと重さと浮力があるおかげでドルフィンスルーがほぼ無理です。

ロングの反転スルーは出来ないこともないですが、ドルフィンが必要ない状況のほうが使いやすいボードだと思います。

状況を選ぶということですね。5’5以下の極端に短いボードだとできそうです。

欠点3.もうない

他にも欠点を上げようかと思ったのですが、もう浮かばないです。

 

欠点1の重めの直進性の強いボードを動かすことも、実はサーフィンの練習になります。

この板を踏んでターンがきちんとできれば、きっとショートボードのターンはもっと切れてくると思います。

 

最後にソフトボードの素晴らしい長所をもうひとつ。

普通のボードに比べて価格が安い!

これもなんとも嬉しい限りです。

 

ソフトボードの記事を書いていたら自分も欲しくなってきました。

私が欲しいなあと思うのはこれです。奥さんと同じSOFTECのショート。

SOFTEC FILIPE TOLEDO WILDFIRE 5’3

softecのHPより

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FILIPE TOLEDOはエアが得意なブラジル出身のWCTサーファー。最先端のサーフィンを見せるサーファーです。

彼の名前をもったソフトボードです。熱いです。

この画像みたいにフロントパッドもつけてワックスつけずにいつでも遊べるようにするのがいいな。

 

 

ソフトボードは、ファンサーフするなら最強なボードではないかと思います。

手に入れると、あなたのサーフボードのラインアップのスーパーセカンドボードの座をキープし続けるのではないかと思われます。

トリップにも仲間内で1枚持っていくと楽しいこと間違いないです。

サーフィンって楽しいね!そう思わせてくれるいい道具です。

読んでくれてありがとうございました。

Keep Surfing!

Writer

兵庫県出身。特別支援学校教員、スキーインストラクターを経て2011年宮城県へ移住。「たてなか接骨院」院長。 サーフィンは日課。フリースキーヤー。
Instagram @taisuke_tatenaka

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