サーフィン

サーフボードのリペアもDIY ダイソーのレジンを使ってみた

サーフボードのリペアもDIY ダイソーのレジンを使ってみたの画像
718 views 2021-2-2 UPDATE

サーフボードはちょっとしたことで壊れます。でもやってることは激しいという矛盾したところがあるスポーツです。

モールド製法の固い丈夫なボードがもてはやされた時もありますが、乗り味も固くてすたれてしまいました。

フォームにクロスとレジンという何とも微妙な強度が人の感覚にはマッチするのかなと思います。

ということで、サーフボードのリペアの技術は、サーフィンを長く続けるうえでとても大切な技術になってくると思っています。

少し壊れるたびにいちいちサーフショップに持ち込んでいるとお金も使うし、修理を待つ期間も生じます。

ちょっとした割れ傷をサンドペーパーで削って、レジンを塗るくらい誰でもできるようになるので、この際覚えてしまいましょう。

最近、世間でレジンクラフトがはやりだして、100均のダイソーにもレジンが売られるようになりました!びっくり!

サーフボード用のレジンを普通にショップ等で缶で買うと、毎回使いきれなくていっぱい余って水分が抜けてかちかちに固まってしまっていました。

こういうのね。

ふた開きません~💦

逆さにしてもかちかち。固体になっています。

 

今回は100均のレジンでやってみます。ごく少量から手に入るので使いやすいです。

これがダイソーのレジン、レジンクラフトでよく売れるのか、一回り大きなチューブの物も売られるようになりました。でも20gです。ちょうどいいです。これは100円ではなく200円です。

ポイントの近くにダイソーがあれば、レジン補給可能ってすごいと思いませんか。

では、実際にサーフボードの傷をリペアしてみましょう。

これが今回のリペアするサーフボードのテール

前回の修理跡との境目にひび割れができています。リペアを繰り返してきた古いボードにはよくあります。

爪が思いきり引っかかるので埋めましょう。

 

今回のリペアに必要な道具

今回のリペアに必要な道具です。全部ホームセンターや100均で買えます。

サーフショップが近くになくても大丈夫。

 

サンドペーパー 80番 120番 240番 番数が小さいほど荒くてよく削れます。

 

水研ぎ用の耐水ペーパー 400番 800番 ペーパーの裏に番数が印刷されています。

ウェス 削った粉を拭いたり、誤って垂れたレジンを拭いたり、多用途です。そばに置いて作業してください。黄色く見えるのは固まってしまったレジンです。

当て木(ホームセンターで木っ端がただでもらえます。)

 

ダイソーのレジン

 

つまようじとへら へらは何でもよいです。厚紙を切ってもよいし、アイスクリームの棒でもよいです。つまようじはレジンに気泡ができた時についてつぶします。

紙コップ レジンを入れたり、レジンのついたへらを入れたり、何かと便利です。

 

もうひとつ、大切なことは天気です。特に秋冬は晴れた日が良いです。レジンが紫外線で硬化するからです。夏は曇り空でも硬化します。

 

1.傷を削る~レジンを塗る~硬化

今回の最初の削りは少しなので、室内で削ります。

まず、当て木に80番の荒いペーパーを巻き付け、傷とその周辺を削ります。

傷の周囲1㎝ぐらいを含めて削ります。削りすぎに注意しつつ、クロス目といって格子状のガラス繊維の格子がうっすらでるくらいまで削ります。

少し削って、触って確かめて…を繰り返しながら作業して、3~4分くらいでしょうか。これくらいの傷なら10分も20分もやると削りすぎていると思います。

イメージはこんな感じ

傷ごと周りをペーパーで削って、レジンを塗り、後で段差をなくすイメージです。

ウェスで粉をきれいに拭き取ってレジンを塗ります。

このダイソーのレジンはチューブ式で適度に粘り気があるので塗りやすいです。盛りすぎに注意してください。

少しへらで伸ばします。もしあれば使い捨てのビニール手袋をして手で伸ばすときれいに伸ばせて後が楽になります。

下に落ちた削り粉も忘れずに掃除機で吸い取っておきましょう。

塗れました。紫外線に当てて硬化を待ちます。

盛りすぎですね(笑)

今回のような真冬の室内では、紫外線に当ててから5~6時間で硬化しました。

真夏だと20分くらいであっというまにカチカチになります。

このおんぼろのJS(園田淳二)のショートボード、2005年くらいのモデルだと思われ、5'9×47㎝×5.7㎝で当時としては短めです。7~8年前に中古で買って今はメインではないですがまだ乗っています。なぜだか自分でもよくわかりません(笑) サーフボードって不思議な面白さがあります。

よかったら、こんな記事もどうぞ

お財布の味方!中古サーフボードのメリットとデメリット

#サーフィン

2.レジン硬化後のペーパーがけ~水研ぎ

レジンが硬化したので削っていきます。粉がけっこう出るので今度は外でやります。

少し削っては…

触って確かめます。

80番で少し削ったら、当て木を取り、手で120番のペーパーをかけます。微妙な操作ができます。

手で確かめながら…

240番のペーパーに変えます。

段差がなくなったら、水研ぎです。

耐水ペーパーに水を垂らして…。

400番でごしごし研いでいきます。

800番にも水を垂らして…

ごしごし研いでいきます。

つるつるぴかぴかになっていきます。

段差もありません。

もちろん爪もひっかかりません。リペア完了!

今回は、ダイソーのレジンを使ってみましたが、問題なさそうな感じです。パラフィンの利いたかちっとした感じになりました。

以前、別のボードでもダイソーのレジンを使って傷を補修しましたが、半年以上問題なく使用しています。

 

 

3.今回のようなサーフボードリペアのコツと注意点

①「少し削っては触る」を繰り返す

でこぼこは、見るより触ったほうがわかります。削りすぎないように、目に頼らずに「少し削っては触る」を繰り返しながら削っていくと失敗が少ないし、仮に失敗したとしても被害は少なくて済みます。

フォームの上のクロスの厚さはせいぜい1㎜くらいです。そのことも頭に入れておきましょう。(削りすぎてフォームが少しくらい出てもあわてなくて大丈夫です。クロスがあれば補修できます。やり方はまた次回に)

②ボトム面は当て木を使わない!

サーフボードのボトム面(海面と接する側)は、水流を生むためにうっすらと溝(凹)が入っています。コンケーブといいます。シングルダブルコンケーブとか聞いたことあるかと思います。サーフボードの性能を決める重要な要素がそこに詰まっています。

話がどこかにいきそうです。戻します。

このうっすら凹になっているボトム面に当て木を使ってペーパーをかけると、違うところを削ってしまいます。

こんな感じ

ボトム面の傷を補修する時は、必ずペーパーを手で持って削ってください。結局、微妙なところは手が一番頼りになります。

③レジンについて

レジンには、パラフィン入りとノンパラフィンがあります。

パラフィン入りは、つるっとした仕上がりになります。ノンパラフィンは少しべたべたした仕上がりで接着力があります。

ダイソー等のレジンクラフト用のレジンはパラフィン入りです。

サーフボードでは表面のトップコートにパラフィン入りのレジンを使っています。

なので、今回のような浅い傷の場合はダイソーのレジンで十分なのです。

フォームまで痛んでいるような傷の場合はノンパラレジンとクロス、替えのフォーム等が必要になります。

また、その記事も書きたいと思います。慣れてくるとけっこう自分でやれるもんですよ。

④削るときは粉じんに注意

削るときは細かい有害な粉が舞います。

小さいお子様のいる場所ではしないほうが良いです。

シェイパーたちがマスクをして作業しているのを見たことがあると思います。

マスクをして、外か納屋のようなところがあればそこで削ってください。できれば掃除機で吸いながらやりましょう。ブルーシートなどの敷く物や周りの物にも気を配りましょう。

粉をしっかりとってから家に戻りましょう。

サーフボードのDIYリペアは、リペア自体よりも結局そういった部分が面倒くさいし気を使います。

一番大切なこと、家族の理解も十分もらってくださいね。

 

サーフボードのリペア、自分で手をかけると、プロのようにきれいではないですが、愛着は湧いてきます。

サーフボードを部屋で眺めてうっとりするような人にはお勧めしませんが、普通に使用に耐えられるだけのリペアは結構DIYできます。

サーフボードの少々の傷はDIYでどんどんリペアして、思い切りライディングしていきましょう。

読んでくれてありがとうございました。

Keep Surfing!

Writer

兵庫県出身。特別支援学校教員、スキーインストラクターを経て2011年宮城県へ移住。「たてなか接骨院」院長。 サーフィンは日課。フリースキーヤー。
Instagram @taisuke_tatenaka

関連記事

Most Popular

Tag

more

Recommend

Link

  • link

Pickup ItemsR/ForA ChoiceR/ForAが今気になっているアイテム

Snow
ティーアールエス ホルスパワー [ナローズ]

libtech(リブテック)TRS HORSEPOWER [NARROWS]
ティーアールエス ホルスパワー [ナローズ]

libtech(リブテック)

ページトップへ戻る