ウクレレと聞いて、皆さんはどんな印象を持ちますか?
小ちゃくて可愛い、海が似合うおしゃれな楽器。そんなイメージではありませんか?
ハワイや海を連想する方もきっと多いと思いますし、ギターなどに比べて初心者に易しく、世代を問わず人気の楽器だと思います。
波のない日やサーフィンの休憩の合間に、ウクレレで演奏を楽しむ。そんな海での過ごし方も、とても素敵です。
この記事では、そんなウクレレがサーファーに向いている理由やその魅力を伝え、初心者におすすめのウクレレセットも紹介します。
新しい趣味を始めて、人生の楽しみ方の幅をグッと広げちゃいましょう。
Contents
ウクレレとはどんな楽器なのか 〜その歴史とは〜
まず根本的なウクレレの歴史から解説をしますが、ウクレレと聞いて真っ先にハワイアンミュージックを思い浮かべる方も多いと思います。
事実、ハワイアンミュージックではウクレレが欠かせない楽器となっていますし、日本においてもハワイブームとともにウクレレも大量に輸入されるようになりました。
そういった歴史から、ウクレレ=ハワイの楽器だと思っている方も多いと思いますが、実は違います。
元々はポルトガルで親しまれていたブラギーニャという小型の弦楽器が、ウクレレのルーツと言われています。
ポルトガル系の移民がハワイにブラギーニャを持ち込み、そこからハワイで広く普及していきました。
しかし楽器の材料となる木材がヨーロッパとハワイでは調達できる種類に違いがあり、ハワイにローカライズしていく形で改良を重ね、現在のウクレレの形となっていきました。
近年ではハワイアンミュージックに限らず、ジャズやロック、ポップスでも使われるようになっており、ウクレレの注目度は上がってきています。
幅広い音楽のジャンルで、幅広い人に親しまれている楽器だということが分かったかと思います。
ウクレレをサーファーにおすすめする理由
この記事ではなぜあえてサーファーにウクレレをおすすめするのか。
その理由はいくつかありますが、まずはこの動画をぜひ観てください。
レジェンドサーファー(ビッグウェーバー)として有名な、ニック野崎さんの動画です。
すごくニック野崎さんのスタイルが出ていると思うんですが、ウクレレとサーフィンはやはり相性が良いのです。
見た目の面で言えば、「絵になる」と言ったらいいでしょうか。
ハワイや南国を連想させるウクレレは、海をフィールドにするサーフィンとぴったりです。
サーフィンは自然そのものを相手に楽しむものですが、それが故に時にサーフィンができない日や楽しめない日がよくあります。
小波コンディションが多い日本はなおさらです。
そんな時は晴れていれば日光浴をしたり、スケボーしたり釣りをしたりSUPやカヤックをしたりという選択肢もありますが、楽器を弾くという選択肢を持っておくと、また違った楽しみ方ができます。
いきなり海でウクレレを出して、海に似合う曲を弾いたり歌ったりできたら、すごく雰囲気も出ますね。
また、最近特に人気のサーフミュージック歌手である平井大も、ウクレレで歌を歌っています。
平井大に限らず、多くのサーフミュージックがウクレレで演奏されているのをみると、サーフィンとウクレレはすでに密接な関係にあることがよく分かります。
どうせなら、ウクレレを聴く方ではなく、奏でる方や歌う方にも挑戦してみたいですね。
ウクレレの選び方 〜サイズと木材の違いを知ろう〜
特にウクレレを弾いたことのない初心者にとって、ウクレレの選び方には悩むと思います。
筆者もウクレレはおろか趣味で楽器を弾くなんてことはなかったので、その選び方にはすごく戸惑いました。
なぜなら、ウクレレにはサイズの違いに加え、使われる木材にも違いがあり、それぞれに特徴があるからです。
一体自分は何を選べばいいのか全然分からない....
そんな方のために、ウクレレのサイズと木材の違いについて、その特徴を解説していきます。
ウクレレのサイズは主に3種類
実はウクレレには、サイズがあります。
大きさに違いがあることは、初心者の方には意外とほとんど知られていません。
大きく分けると主に3種類あるので、それぞれの特徴を解説していきます。
"ソプラノ"サイズ
まずは最も一般的なソプラノサイズ。
ウクレレの中で最も小さいサイズで、小型で可愛らしい形をしています。
小さく扱いやすいので、初心者の方にもおすすめできますが、大人の男性や人によっては小さすぎて弾きづらかったりします。
ウクレレらしさを求める方は、ソプラノサイズで問題ありません。
"コンサート"サイズ
ソプラノサイズよりもひと回り大きいのが、コンサートサイズです。
ボディも大きいですが、ネックと呼ばれる首の部分も長くなるので、出せる音階も増え、より幅広い演奏を楽しめます。
コンサートサイズは初心者にもおすすめですし、ギター経験者の方はソプラノだとかなり小さく感じるので、コンサートサイズを選ぶ人が多いようです。
ソロで演奏や歌をより楽しみたい方は、コンサートサイズがおすすめです。
"テナー"サイズ
最後が、コンサートよりさらに大きいテナーサイズです。
ボディが大きいので、音量も大きいですし、音色もより綺麗に出ます。
テナーサイズは、コンサートなどでより本格的な演奏にウクレレを使う方が選ばれます。
しかし実は本場ハワイでは、このテナーサイズがウクレレの主流のようです。
ウクレレの木材の種類
次にウクレレの木材の違いについて解説をします。
木材が変わると、音色が全く違うものになるので、この木材の選択も非常に重要です。
どんな音を出したいか、また、見た目的にもどんな木目のウクレレがほしいかを考えてみてください。
コア材
最も一般的で、ウクレレらしい音を奏でるのが、コア材でできたウクレレです。
コロコロしたサウンドで、皆さんがよく耳にする音とも言えます。
コア材のウクレレでよく表現されるのは、「キラキラした音」です。
暖かい安心したサウンドというよりは、よりウクレレらしさを強調したハッキリした音を出します。
マホガニー
コア材に比べて、軽くて柔らかい木材が、マホガニーです。
コア材のキラキラした音色とは異なり、優しく暖かみのある音色が特徴です。
見た目も落ち着いた木目で、雰囲気が出ます。
英語で表現すると、warmやchillといった表現になり、より落ち着いたものとなります。
マンゴー
コア材やマホガニーに比べるとメジャーではないですが、とても特徴のあるのがマンゴー材です。
見た目も他の材に比べてかなり印象的で、一点一点模様も異なり特別感も出ます。
音色は軽やかで暖かみのある音色と言われており、他の材よりも高音が綺麗に鳴るのが特徴です。
自分だけのオンリーワンを探している方や、こだわりを持ちたい方は、マンゴー材のウクレレもおすすめです。
初心者にはマホガニー材のソプラノかコンサートサイズがおすすめ
ここまでウクレレのサイズと木材の特徴について解説してきましたが、では結局初心者はなにを選べばいいのか。
色々と調べたりレビューをいくつもチェックした結果、筆者の結論は、マホガニー材のソプラノかコンサートサイズです。
サイズはテナーサイズさえ避ければ、初心者はソプラノかコンサートのどちらでも問題はありません。
となるとポイントは木材になりますが、これはサーファー向けの記事ということもあり、サーフミュージックといえばやはり暖かみのあるサウンドが多いので、そういった雰囲気を求める方が多いという想定で、マホガニーをおすすめします。
筆者のウクレレも、マホガニー材です。
優しく落ち着いた雰囲気で海でウクレレを弾けたら、やっぱりカッコいいですよね。
初心者におすすめのウクレレセット
それでは具体的に筆者も実際に使っている、おすすめのウクレレセット商品を紹介します。
初心者にはマホガニー材のソプラノかコンサートサイズがおすすめとお伝えしましたが、Amazonや楽天で調べると本当にたくさんのウクレレが出てきます。
正直どれを選べばいいのか初心者には全然分からないと思います。
そこで筆者は実際に演奏もしている商品レビュー動画をYoutubeでとにかく観まくりました。
そして、最終的にこの商品に決めました。
ELVIS(エルビス)FIVE-O UKULELE 初心者セット(税込9,990円)
ケースやクロスに加え、チューナーやコード表まで付いて10,000円を切ります。
最安値だと3,000円〜5,000円ほどの商品もたくさんありますが、レビューを見た感じだと商品の作りにムラがあったり、音色も不安定なものが多いようです。
せっかく買ったものがハズレ商品だったら悲しいですし、もうワンランク上で、レビュー評価も高いものをおすすめします。
このELVIS FIVE-Oのウクレレですが、全く初心者の筆者でも、ものすごく楽しめています。
サイズもコンサートサイズなので、小さくて弾きづらいな〜と感じることもないですし、マホガニー材のウクレレらしい音がなんとも弾いてて気持ち良いです。
付属のチューナーやコード表もとても助かっており、コードも何も分からない初心者には絶対にこういった初心者セットをおすすめします。
まとめ
サーフィンとウクレレは、本当に素敵な組み合わせだと思います。
小さいので持ち運びも楽ですし、邪魔になることもありません。
波がない時やサーフィンの休憩中に、ちょっとウクレレ弾いてまったりなんて最高です。
ぜひウクレレをゲットして、新たな楽しみ方の幅を広げてみてください。
千葉北をホームとするサーファーです。
オルタナ系ボード好き。
サーフィン中心の生活を送りながら、色々と事業をしています。
長野県白馬村出身・千葉県在住
嫁の出身地フィリピンと千葉のサーフデュアルライフを目指してます。
海沿いのマンションを購入してのんびり暮らしてます。
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