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手順実録!サーフボードフィンのネジをなめてつぶしてしまったときの専用工具を使った外し方 

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11,495 views 2021-9-1 UPDATE

この記事ではサーフボードのサイドフィンのネジがなめてしまった時の対処法を解説します。

イモネジがなめてしまって、フィンが外せなくなって困ったり、ネジがなめそうになってヒヤッとした経験はないでしょうか。

この記事の対処法は実際に筆者が実践してみて、取り外すことができた方法なので、ぜひ試してみてください。

もし、「サーフボードのネジじゃないんだけど…」とか、「ネジをなめるような回し方なんかしない。」と思っている方、サーフボードのネジに限らず対応できる方法ですし、知っておくことが、長い人生でいつか役に立つときがくるかもしれませんので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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なめてしまったネジの取り外し方について

今回は以下の3点について解説していきます。

・対象となるネジ、なめてしまったときに外す必要な工具について

・実際に外す手順について

・今後なめないようにするコツ

FCSイモネジについて(六角ネジ)

今回の記事では筆者が実際にネジ山をつぶしてしまった、FCSのイモネジを参考に解説していきます。

ロングボードだと、サイドフィンのネジによく使われているものです。

イモネジだけでなく、他のネジの場合でも対処できる方法です。

イモネジとはプラスマイナスのネジではなく、六角ネジになります。これは結構なめやすく、外せなくてヒヤッとした方も多いのではないのでしょうか。

 Amazonとかでも売っており高いものでもないので、ちょっとかかりが甘くなってきたら早めに交換してしまうのがおすすめです。

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ネジがなめたときに外す工具について

さまざまな方法や工具があるので、探すのになかなか苦労するのではないでしょうか。

必要なのは3点、①ネジ取りビット②インパクトドライバー③ハンマーです。

とはいえ、Amazonで「ネジ なめた」とかで検索しても、たくさん出てきてしかも形状も何種類もあり、どれが適しているのか迷ってしまうのではないでしょうか。

いろいろと調べた結果これでは?というものを見つけました。

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商品名はアネックス(ANEX)インパクトドライバーネジ取り スリム M2−4になります。製品品番1903NSです。

サイズがMで表されるのですが、商品名にある通り、M2からM4まで対応できる工具です。

これで必要工具のうち、上述の①②が揃います。

結果的に、今回のFCSサイドフィンのネジにはこれが適していました。若干大きく感じるかもしれません。

その他のネジを外そうとされている方は、サイズ対応等、お気をつけください。

③のハンマーは一般家庭にあるような普通のハンマーで構いません。筆者はIKEAのハンマーを使いました。

実際にどういう手順で取り外すのか

それでは実際の手順を解説します。

まず、ネジ取りビットを上記の画像のように、なめてしまったイモネジにあてます。

筆者の場合は若干、穴の径よりネジ取りビットの径の方が大きく感じましたが、むりやり入れました。

そしてこのネジ取りビットの刃先が、イモネジに食い込むようにビットの後端をハンマーでまっすぐ叩きます。

結構な勢いでひたすら叩きます。最初、外でやっていましたがあまりにうるさく、近所迷惑になると思い途中から家にこもって叩きました。

叩き続けると、少しわかりにくいですが、上記の画像のようにイモネジの両端に切れ込みが入ります。

この切れ込みがしっかり入ったら、インパクトドライバーの出番です。

ネジ取りビットの先を、先程作った切れ込みにあて、ネジ取りビットの後端にインパクトドライバーをはめ込みます。

インパクトドライバーは、ハンマーで叩くことで回転する工具ですので、その状態でインパクトドライバーの後端を叩くと、切れ込みにあてたネジ取りビットが回り、イモネジが外れるという流れになります。最後の方は叩かず、手で回してしまう方がよいと思います。

イメージとしては潰れたイモネジに、マイナスの刻印を入れて、マイナスネジにしてしまった後に外すといった感じです。

注意点としては最初の切れ込みがしっかり入っていないのに、インパクドドライバーを使うとまたなめてしまうという点です。

また強くハンマーで叩くため、ネジのまわりは衝撃に耐えうる素材の場合の対処法になります。サーフボードが痛んでいたりすると危険かもしれません。

取れた後のイモネジです。

両端に切れ込みが入っているのが、お分かりでしょうか。この切れ込みに引っ掛けて外しました。ちょっと手間取りましたが、30分ぐらいで外すことができました。

慣れればもっと早く外せるかと思います。

ネジがなめてしまって困っているかた、あきらめてフィンをつけっぱなしにしている方におすすめです。

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今後ネジがなめない為の対処法

そもそも今回、イモネジの六角の穴が緩くなった原因は、FCSフィンキーをきちんと定期的に交換せずに使い続けたことに始まりました。

このフィンキーは素材が柔らかめなので、六角の角が丸くなりやすいです。少し丸くなった状態で使うとイモネジの六角穴を削ってしまいます。

外すときにかかりが甘いと感じたら、すぐに交換することをおすすめします。

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または専用のFCSラチェットツールを使うことを強くおすすめします。これだと六角の素材が固くネジがなめにくいです。

FCSフィンキーでは回せないイモネジでも回せたりします。

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まとめ

サーフボードのサイドフィンなどに使われている、イモネジがなめてしまった場合の外し方について解説しました。

なめてしまったときに外す必要な工具は、ネジ取りビット、インパクトドライバー、ハンマーの3点です。

実際に外す手順は、まずネジ取りビットで、なめてしまったネジにマイナスの刻印を入れます。

そしてそのネジ取りビットを刻印に当てた状態で、ネジ取りビットの後端にインパクトドライバーをセッティングし、ハンマーで叩きます。

とにかくマイナスの刻印を入れる作業が重要です。

今後なめないようにするコツとしては、日頃からFCSラチェットツールを使うことをおすすめします。

なめてしまったときは頭を抱えますが、こうやって自分で対処できる技術が身につくのも良いものですね。

Writer

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