「初心者・ビギナーならファンボード!」は決まり文句のように言われることが多いと思います。
しかし、「いや初心者はロングボードだ!」と言っている方達もいらっしゃいます。
サーフィン初心者からすればどっちなのだ、と迷われる方も多いかと思います。
そこで、この記事では
■ファンボードの3つの魅力
■初心者向けファンボードの選び方と、おすすめ3選
■ファンボードに合うリーシュコード・フィン・デッキパッとの選び方
■ファンボードとソフトボードの違い
など、ファンボードについて約立つ情報をお伝えします!
最初のサーフボードを選ぶ方向性やファンボードの使い方の参考になればと思います。
Contents
そもそも"ファンボード"とは
ファンボードは"ミッドレングス"と呼ばれることもあり、ロングボードとショートボードの中間(ミドル)の長さのサーフボードです。
明確な定義はありませんが、一般的には200〜250cm(6'7〜8'3)程度の長さがファンボードと呼ばれるケースが多いです。
ショートボードに比べて浮力があり、パドリングが早く、テイクオフが安定しやすいので、サーフィンの楽しい"波に乗る感覚"をすぐに味合うことができます。
それゆえ、「初心者はファンボードから!」と言われることが非常に多いですが、ファンボードの魅力はそれではないと私は思っています。
なぜなら、それが強みであればロングボードの方が断然初心者向けであるとなってしまうからです。
ロングボードにはない、ファンボードの魅力とは。
ファンボードの3つの魅力とは
ファンボードには、3つの魅力があります。
- レールワークを正しく学べる。
- 小さな波でも楽しめる
- 何年何十年も使える
それではファンボードの魅力に迫っていきましょう。
1.レールワークを正しく学べる
レールとはサーフボードの両サイドであるので、このレールに沿ってサーフボードは動きます。
つまり、乗った時の感覚に大きく影響する箇所であるので、レールを正しく使えるとターンや技が出来るようになります。
「初心者にはターンや技は早いのでは?」と思われるかもしれませんが、むしろ最初のサーフボードでターンや技まで習得できるのであれば、とてもお得だと思います。
しかも、ショートボードに比べてファンボードは長いですから、ターンなどサーフボードを動かすのは容易ではありません。
正しい身体の使い方とレールワークを身につけて初めて動かす事ができます。
ファンボードでターンや技を決めれるようになるまで成長する事ができれば、次にショートボードにしようともロングボードにしようとも、その身体の使い方が活きてきます!
そして中級者以上になったとしても、ファンボードで、パドリング・テイクオフ・ターンのフォームを見直すこともできるので、初心者を卒業してもなお活躍する事ができます!
2. 小さな波でも楽しめる
ファンボードであれば、膝下から頭程度の幅広い波のサイズで楽しむことができます!
色んなサイズの波を楽しむことができるメリットはたくさんあります。例えば、、、
- サーフトリップでわざわざ遠方まで出かけたのに波が小さくて...となってもファンボードを1枚持っておけばショートボードで楽しめない波でも楽しむことができちゃいます!
- 先ほども同様のお話がありましたが、中級者以上にとってはショートボードが乗れない波の時にファンボードがあれば、パドリングやテイクオフのフォームの見直し、レールの使い方などショートボードに活かせる身体の使い方を見直すことができます。
- ロングボードでは乗るのが難しい胸を超えるサイズの波でもファンボードであれば難なく楽しむ事ができます。
ロングボードをする人でもショートボードをする人でも一本持っていれば、どんな波のコンディションでも幅広くサーフィンを楽しむ事ができるのです!
3. 何年何十年も使える
ファンボードの1番の魅力ではないかと思います。
なぜ何年何十年も使えるのかといいますと...
- 初心者にとってはパドリングやテイクオフに安定性がありながらも、ターンをするための正しい身体の使い方まで習得する事ができます!
- 中級者以上にとってはパドリングやテイクオフ、ターンのフォーム・身体の使い方を改めて見直すことができます!
- そして、何十年もサーフィンを続けて、体力的にショートボードはしんどいと思った時、ファンボードのようにパドルスピードも早く、テイクオフに余裕があるサーフボードを使えば、衰えてしまった身体でも容易にサーフィンを楽しむことができます!
初心者におすすめのファンボードのサイズ
初心者向けの肩書きを持ったファンボードは、ノーズ(サーフボードの先)が幅広で丸み帯びているタイプです。
比較的ロングボードのアウトライン(サーフボードの外形)に似ています。
しかし今回、私がおすすめしたいファンボードは、
- ノーズの幅が狭く、アウトラインがショートボードに似ている
- 長さ210〜230cm
- 幅50〜54cm
- 厚み7〜8cm
ノーズ幅を狭めますと、広いモノに比べて不安定になりますが、ターンなどの動きにキレが増す事ができます!
長さは210cm以上がおすすめですが、感覚が身長によって変わるので、幅や厚みに注目してみてください。
ショートボードになると幅が45cm前後モノが多いですが、これでは不安定すぎるので最大幅が50cm以上を選んでみてください!
厚みも幅と同じく十分に大きくすることで、安定感が増しますので、7cm以上がおすすめです!
もちろん大きくすればするほど安定感が上がりますが、ターンなどの動きにキレが損なわれてしまいます。
長年使えるために、上記のサイズ感を参考にファンボードを選んでみてください!
初心者におすすめのファンボード3選
サーフィン初心者におすすめのファンボードを3つご紹介します。
1.チャンネルアイランド アルメリック ミッドレングス CI ミッド モデル
【1月入荷予約】チャンネルアイランド アルメリック ミッドレングス CI ミッド モデル / ChannelIslands Almerrick The CI Mid Model
有名なサーフブランドであるCHANNEL ISLANDSのサーフボード!
比較的ノーズ側が大きめになっており、パドリングも早く、大きな波でも楽しめる一本。
2.ラハイナ/LAHAINA 7'2 ファンボード
サーフボード ラハイナ/LAHAINA 7'2 L14 ファンボード グリーンマーブル 営業所止め 送料無料
十分な幅と厚みでボリュームがあり、初心者にはおすすめ。
中級者以上にとってはセカンドボードとしてステップアップのアシストをしてくれる一本。
3.NSP COCO MATFun 7'6" BLUE ファンボード
非常に軽いため、持ち運びや扱いが簡単なサーフボード!
フィンとリーシュもセットなので初心者には有難い一本。
ファンボードに合うリーシュコード
リーシュコードは、サーフボードが流されないように足首に結びつけると安全上とても重要なアイテム。
リーシュコードの太さ・長さは、サーフボードによって異なります。
大きめなサーフボードでも安心な7mm幅のリーシュです。
サーフボードのボリュームが大きければ大きいほどリーシュにかかる力は大きくなります。
波のパワーにも変化しますが、7mm幅であれば問題ありません!
ファンボードに合う初心者向けフィン
シングルフィンやツインフィン等存在しますが、始めは3本のトライフィンがおすすめです。
シングルやツインフィンは、不安定でコントロールが難しく、玄人向きです。
初心者であれば安定感のある3本のトライフィンを選んでみましょう!
シングルやツイン、クワッドフィンにも興味がある方は、フィンボックスが全てに対応できるサーフボードを選ぶのが良いと思います!
ファンボードにデッキパットは必要?
デッキパットは、足の置く位置を固定できたり、グリップ力を上げるために使われる事が多いです。
しかし、ファンボードでは足の置く位置を変化させて楽しんだり、巧みなレールワークで大きなターンが魅力です!
そのためデッキパットは邪魔とまでは言いませんが、付ける必要はありません。
ファンボードでドルフィンスルーはできる?
ファンボードでドルフィンスルーをするのは非常に難しいです。
浮力の大きなサーフボードは沈めるのが非常に難しいので、波の下に潜るのは容易ではありません。
しかし、サーフボードを斜めに沈めたり、重心を少し前にしたりするなどの工夫をすれば出来るようになります!
始めは難しいので、比較的簡単なプッシング、ローリングスルーを身に付けるのがおすすめです。
ファンボードとソフトボードの違いとは?
ソフトボードは、スポンジ素材でできているサーフボードでスポンジボードとも呼ばれます。
素材がスポンジであるため、浮力も大きく、取り扱いが便利で初心者におすすめとされています。
最初に使うボードとして考えるのであれば、ロングボードと同じく初心者向きではあります。
しかし長年使うサーフボードとして選ぶには、やはり樹脂素材のファンボードが良いです。
どうしても浮力が大きすぎるソフトボードは、ターンなどのキレが損なわれてしまいますので、上達してから使う機会は激減してしまうからです。
まとめ
今回は、"ファンボードの魅力"についてお伝えしてみました!
ファンボードは初心者向けと言われますが、初心者でなくても幅広く楽しめます。
他のサーフボードに比べて活躍する機会が圧倒的に多いので、一本持っていても全く損がないサーフボードです!
初めて手にしたサーフボードが、何年も何十年も楽しむことができるなんて素敵だと思いませんか?そんなファンボードをぜひ探してみて下さい!
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