スノーボードを初心者に教えるときに気を付ける10のポイント

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今回の記事では、スノーボードを初心者に対して教える際に考慮すべきポイントを紹介しよう。

初心者がより安全かつ早く上達するために押さえておいて欲しいポイントを厳選したので、お友達やご家族、恋人にスノーボードを教える予定のある方は参考にしてみてほしい。

尚、話を進めやすくするために、教える人=貴方(スノーボード中級者) ・ 教わる人=パートナー(スノーボード初回) とする

 

 

事前準備1:場所選び

スキー場

行くゲレンデがすでに決まっているという前提で話をすすめよう。
まず、第一に考えるべきなのは『どこでレッスンをするか』だ。

レッスンに適した場所はシーズンや混み具合によってかわるので、具体的に『**ゲレンデの**というコースがいいよ』という感じではお伝えすることが出来ない。
そのため、いくつか重要な要素を書き出すので、その時々に応じて最適な場所を探し当ててみてほしい。

  • 緩く、平たんな斜面     急な斜面だとスピードがついて恐怖心がでてしまう
  • 広いコースの端       できるだけ人の邪魔にならないところが良い
  • 傾斜が片方向のみの斜面   色々な方向に傾斜がついていると、うまく止まれなかったり、暴走してしまう
  • 最後は平地になっている場所 自分で止まれなくても、そのまま進めば勝手に止まるような場所が理想。安心感が違う

主に、ゲレンデの一番下(リフト券売り場とかレストランとかある場所の周辺)にレッスン向きの場所があることが多い。

ゲレンデマップに『レッスン向きエリア』と記載してくれているゲレンデもあるが、もしそのような情報がなければ、事前にゲレンデマップで確認しておくか、ゲレンデに直接問い合わせてしまおう。

やってはいけないのが、『俺は最初にいきなりリフトに乗って中級者コースを滑って降りた。お前もおなじようにやれ』と言って、自分と同じようなスパルタレッスンを強要することだ。

これは、貴方のバランス感覚が優れていたから出来たのであろう。

一般的な初心者向けのレッスン内容とは対極にあるものなので、絶対にやめよう。(そもそも危ないし)

参考記事

ゲレンデで注意するべき10のこと

スノーボード初心者必見!心得ておくべき事とは?

 

事前準備2:パートナーを知る

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レッスンの内容を確認するために、パートナーを知る必要がある。

出来れば事前に確認しておきたいことは、2つある。

1・スキー、スケートボード、サーフィン経験はあるか

スキーやスケートボード、サーフィン経験者は比較的上達が早い。

横乗りスポーツ感覚がある程度共通しているので、目の前で滑って見せるだけですんなり滑ってくれるケースもある。

2・スノーボード用品はもっているか

レンタルを利用する場合、レンタルにかかる時間も考慮にいれなければいけない。

ハイシーズン中の週末などはレンタルが混雑することも珍しくないため、事前に確認しておこう。

(レンタルを利用する場合は30~60分くらい時間がかかると想定しておくのが良いだろう)

 

事前準備3:レッスン内容確認

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事前にyoutubeやHowTo本などでレッスン内容を確認しておくことが重要だ。

(具体的なレッスン内容については専門書等を参考にしていただきたいので、この記事では割愛する)

我流で滑れるようになった人に多いのが『滑れない理由が、わからない』ということだ。

無論、パートナー(生徒)も自分が滑れない理由はわからないので、理論的にわかりやすいアドバイスが求められる。

痒い所に手が届くようなアドバイスが求められるため、感覚的な表現で一方的に教えられても理解してもらえない。

既に自分では理解しているような動作であっても、一度初心に戻り動作の一つ一つを見返し、言葉で伝えらるようにしてみてほしい。

(専門書籍にはわかりやすい例えで記載されているので、内容をそのまま引用してみても良いだろう)

間違っても『ここをさ、こうさ、ギュイーんってやってさ、パッパとひねってさ、チャチャっとやっちゃいなよ』などというミスタージャイアンツのような教え方をしてはいけない。

きっと誰も幸せにならない。

参考記事

スノーボードの基本、ターンの習得はどれくらいでできる?

 

レッスン前1:トイレを済ませておこう

トイレ
レッスン当日、着替えが終わっても、すぐにレッスン開始とはならない。

スノーボード初心者の中にはゲレンデが人生初という方もいることだろう。

そのような方は寒い所に慣れていない場合が多い。そのため、トイレが近くなりがちだ。(特に女性と子供)

レッスンを始めるまえに、一度タンクの中を空っぽにしておいてもらおう。

因みに、ゲレンデでの女性用トイレと子供用トイレは結構混む。

 

レッスン前2:道具を確認しよう

スノーボード ブーツ
タンクの中身がからっぽになったところで『さぁ、レッスン開始!』。。。。。。とはならない。

レッスン前に必ず、ブーツのヒモとビンディングのゆるみ、服装等をチェックしてほしい。

特にブーツの中に色々な物を突っ込んでいる人がいるので、注意してほしい。(個人的な経験から、寒がりな女性に多い)

ブーツの中に入れて良いのは、自分の足と靴下とタイツ(履いていれば)のみだ。たまに寒さ対策としてスウェットなどを着る人がいるが、できればスウェットの裾もブーツの外に出してしまおう。(ブーツの中で足が圧迫され足が痛くなってしまうからだ。)

 

レッスン前3:ゲレンデでの注意事項を説明しよう

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ゲレンデに初めて行く人はゲレンデのルールやマナーなどはわからない。

注意事項については、リフト券売り場などに置いてあるパンフレットやコースマップなどに記載されていることが多いので、一緒に読んでおくと良い。

これは手間に思えるかもしれないが、転ばぬ先の杖としてこのひと手間をかけてみてほしい。

参考記事

スノーボードで気をつけたい事故!

スノーボードを楽しむ時、気をつけるべきマナーは!?

 

レッスン前4:ストレッチを入念に行おう

冬ストレッチ
初心者は特に転ぶ事が多いため、入念なストレッチが必要だ。

暖かい室内でしっかりとストレッチをしてから、外に出よう。

※ストレッチのメニューは一般的なもので良い。肩や股関節、手首足首などを中心に身体をほぐしてみてほしい。

 

 

レッスン1:肝心なのは ヒザ・目線・手

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ここでいよいよレッスンの開始だ。

基本的には、事前準備で予習しておいた内容をそのまま伝えれば良いので具体的なレッスン内容は割愛するが、貴方には初心者の意識を常に保てるような声掛けを心掛けてほしい。

初心者は、疲れが出てくるとヒザが伸び切った状態になりがちだ。また、目線も下がり足元ばかり見てしまう。

転倒の恐怖感から両手を自分の前の方に構えてしまい上半身がガチガチに硬くなってしまうこともある。(結果、行きたい方向に行けず転ぶ)

そのため、『ヒザ意識して曲げてみよう』『目線をあげて、行きたい方向を見てみよう』『手は進行方向の方に向けよう』などの声掛けで、正しい姿勢をキープできるように手助けしてあげるのが重要だ。

 

 

レッスン2:リフト乗り場のスタッフに助けてもらおう

ある程度滑れるようになったら、リフトに乗って実際のコースを滑ることになると思うが、ここで大きな壁にぶち当たる。

そう、リフトの乗り降りだ。

これは、初心者の殆どが苦手意識を持つ部分なので、注意して頂きたい。

ここでのポイントは、『リフト係に助けてもらう』だ。

リフト乗り場にいるスタッフの主な任務はリフト利用者のお手伝いなので、無論貴方のパートナーの乗り降りも手伝ってくれる。

自分達がリフトに乗る前に係員に向かい『すみません、リフト初なんです』と行ってみよう(自分たちの前の組が乗るタイミングの前後で声を掛けるののが良いだろう)。乗車時に補助をしてくれたり、一時的にリフトの速度を遅くする等のサポートをしてくれる。

リフトを降りるときにも同様に、係員に『初めてです』と伝えよう。(乗るときと同様に、前の組が下りるタイミング前後で、係員に声をかけよう)

予め係員に声をかけておくことで、係員もパートナーの転倒時に手助けする準備をすることが可能になるため、この声掛けは非常に有効だ。

参考記事

スノーボードの最初の壁!リフトの乗り降りの恐怖の克服法とは?

絶対に転ばない!リフトの乗り降りの簡単テクとは

 

レッスン3:主役は相手

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レッスンの主役はやはり、パートナーだろう。

パートナーに伝わるように言葉を選び、パートナーの体調に合わせながらレッスンを進めていこう。

あくまでもスノーボードは遊びである事を念頭に置いて欲しい。

相手は慣れないスポーツに苦戦しているので、心身ともに疲れているはずだ。

小まめな休憩をはさみながら、楽しみながらスノーボードを上達させてあげてほしい。

 

以上が、スノーボードを教えるときのコツだ。

 

スノーボードインストラクターという職業がある位、スノーボードを人に教えることは奥が深い。

しかし、自分が初心者の時の気持ちに戻って動作の一つ一つを自分なりに理解すれば、基本的な部分を教えることは素人でも可能だと思っている。

この記事を参考に、是非周囲の初心者の方々にスノーボードの魅力を伝えていって頂きたい。

この記事の著者

乾 海老雄

乾 海老雄

元スノーボードインストラクターのIT系Webライター

長野や北海道、マウントフッド(アメリカ)、ウィスラー(カナダ)等
様々なスキーリゾートを転々とした後、東京に落ち着く。
現在はWeb制作を行う傍ら、スノーボード系のライティングを行う日々。
妻と娘の3人家族の35歳。

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