WOOT Snowboard Park Schoolの協力のもと、スノーボードのHowTo企画が連載することとなった。
↓↓WOOT Snowboard Park Schoolの公式ホームページのリンクは↓↓
https://woot-kosoren.jimdo.com/
第一回目は、スノーボードトリックの基本中の基本、ストレートジャンプだ。
下記のポイントを意識しつつ、動画を見てトリックのイメージをつけ、ステップアップに役立ててほしい。
また、WOOT Snowboard Park Schoolが手がけるスノーボードHOW TOがDVDにパッケージングされて販売中!
ぜひ自宅やスノーボードに向かう途中の車内でHOW TOをチェックして、イメトレに活用しよう!
Contents
ポイント1 キッカーはいきなり飛ばずに、通過するだけ
はじめてキッカー(ゲレンデのパークなどに設置している、ジャンプ台のこと)に入るときは、はいきなり飛ばずに通過するだけにしよう。
早すぎないスピードでキッカーに入り、キッカーに入ることに慣れていこう。
ポイント2 キッカーに慣れてきたら、両足ジャンプ
キッカーを通過し、キッカーに入ることに慣れてきたら、両足ジャンプに挑戦してみよう。
ここで言う、両足ジャンプとは、オーリー(板の反発を利用し、大きくジャンプするテクニック)とは違い、両足を同時に引き上げるジャンプのことだ。普段平地でジャンプする動作と同じジャンプを想像していただければ良いだろう。
低い姿勢でキッカーに入り、ジャンプした後は低い姿勢で下って行こう。
ポイント3 オーリーに挑戦していこう
両足ジャンプで、低い姿勢でキッカーに入る動作や、着地後に低い姿勢で下っていくことに慣れてきたら、両足ジャンプから、オーリーに切り替えていこう。
オーリーの詳しいやり方は、下記動画の2分15秒位を確認してほしいのだが、このオーリーでストレートジャンプはとても重要なテクニックになるので、しっかりとマスターしておこう。
ポイント4 空中で動くことに慣れていこう
ストレートジャンプが安定して出来るようになったら、空中で動く動作にチャレンジしてみよう。
いきなりグラブ(空中で板をつかむテクニック)に挑戦すると空中でバランスを崩す可能性があるので、空中でスネやヒザを触って空中で動く動作に慣れておこう。
空中で出来るだけヒザを曲げて身体に引き付けてあげるのがコツだ。
ポイント5 様々なトリックに挑戦
ヒザやスネが簡単に触れるようになったら、次はグラブに挑戦してみよう。
グラブはつかむ位置によって名称が異なり、難易度もかわってくる。
最初はインディーグラブやメソッドグラブのような簡単なものから挑戦していこう。
ご紹介したポイントは下記動画で全て紹介されているので、是非とも参考にして頂きたい。
ストレートエアの失敗例
失敗例1,飛び過ぎ
ストレートエアで飛び過ぎるのを予防する時は、周りの人のスタート位置を確認して、アプローチの距離の取り方をおおまかに把握しよう。
飛びすぎた時は、スタート位置を少し下げてからリトライしますが、自分がさっき飛んだ時の位置を周囲のもので確認しておくと良いだろう。
失敗例2,アプローチでターンやブレーキをし過ぎる
仮にスピード調整のためにブレーキをかける時はキッカーからなるべく遠いところで行なうようにしよう。
失敗例3,上半身と下半身の動きがバラバラ
オーリーの足の動きと、上半身の上への動きがセットになるように意識する。
失敗例4,前手だけ引き上げる
上半身の引き上げの時は両腕を目線の高さまで同時に動かすようにしよう。
前手だけに意識がいってしまい、後ろ手が疎かになってしまうと、まくられて大変危険。
失敗例5,前足重心にならない
キッカーに垂直に立つことを心がけて、前足重心にはならないように。
突っ込んだ飛び方になってしまうので、注意が必要。
失敗例6,テイクオフで足が伸びてしまう
恐怖感から足が伸びてしまうことになるため、自分が自信を持って挑めるキッカーで飛ぶようにしよう。
失敗例7,アールの部分でしゃがみ込む
キッカーの上りでは、地面から押し上げる力(G)が働いてくる。
そこでしゃがんでしまうと押し上げるに負けてしまい、はね返されてしまう。
アプローチは低い姿勢でリップまで滑っていき、踏み切るようにしよう。
ストレートエアで練習したいグラブ
スネグラブ
グラブをするのがまだまだ怖い、不安だ。
という方は、まずはボードではなく膝やスネを触って空中で動くことに慣れていこう。
ノーグラブのストレートを思い出してアプローチでテイクオフし、ピークで膝かスネを触るようにしよう。
インディグラブ
後ろの手で両足の間のトゥエッジを掴むインディグラブ。
ピークで両膝と胸を近づけてグラブし、着地に備えてグラブを離す。
着地の時は地面を潰すようなイメージで行なうとよい。
テールグラブ
テールグラブとは、後ろ手でボードの後ろの端をつかむグラブのこと。
空中では、後ろ足の膝と胸を近づけてボードを掴みにいこう。
ノーズグラブ
ノーズグラブは、グラブするときに両腕を同じ高さまで上げるのがポイント。
ピークで前足の膝と胸を近づけてグラブするようにしよう。
フロントサイドシフト
両足のつま先を進行方向に向けるように体を捻ろう。
シフト系のトリックでやってしまいがちなのが、基本のストレートエアのアプローチができなくなってしまうこと。
空中で体をシフトさせることは頭に置かずにアプローチするようにしよう。
バックサイドシフト
フロントサイドシフトに対して、バックサイドシフトは進行方向にかかとを向けるようにシフトするトリック。
このトリックも同様に基本のストレートエアのアプローチを意識することが大切だ。
記事作成にご協力いただいた、WOOT Snowboard Park Schoolはスノーボードトリックに特化したスクールだ。
現役プロライダーや経験豊富なインストラクターから適確なアドバイスがうけられるスクールには定評があり、安全かつ楽しく上達を感じる事ができるだろう。
気になる方は、公式Webサイトをチェック!
西村大輔プロ・加賀大貴プロのQ&A
加賀大貴プロ Answer
いくつか原因があるのですが、まずは⽬線を意識しましょう。
⾃分が⾶び出したい場所を⾒ながらそこに向かって進んでください。
⾶び出すときには、⾃分が着地する⽅に⽬線を移しましょう。
下ばかり⾒てると失敗します。
あとは沢⼭フリーランをしましょう。
アプローチラインも動画を参考に⾒直してみてください。
西村大輔プロ Answer
トゥが引っかかってしまう場合は、進行方向に対して体が開きすぎている場合が多いです。
ヒールが引っかかってしまう場合は、進行方向に対して逆に体が閉じていたりすることが多いです。
①、滑る時の高さまで体を捻らずにしゃがんで下さい
②、顔だけを進行方向へ向けて下さい。
③、顔が真正面を向ききれていないので、顔が正面を向ききれる分だけ腰を開いて下さい。
④、すると自然に左手はヒールエッジ側、右手はトゥエッジ側にきます。
※この姿勢で前を見たままリップまで滑ることを心がけて下さい。
西村大輔プロ Answer
グラブができない場合の多くが、ジャンプ台の角度や大きさに頼ってしまい自分自身の力でジャンプをして飛べていません。
『自分の力でジャンプをする=板が勝手に引き上がってくる』
まずは失敗することを恐れずに、恐怖心のない小さなキッカーで自分の力でジャンプをすることに慣れていきましょう。
これに慣れてきたらピークで両膝を胸へと持ち上げて下さい。
自分が思っている以上にいつもより遅くグラブをするように心がけて下さい。
加賀大貴プロ Answer
⾶ぶ前のイメトレが⼤切です。
実際に⾶ぶ前に⽌まった状態で掴みたい場所を掴んでみましょう。
次に⾶び出す前のリップの状態で、グラブができるくらいしゃがんでみましょう。
空中では⾶び出した瞬間掴むのではなく、まずはしっかりオーリーして空中に⾶び出して、エアのピークあたりで⾜を引きつけてみましょう。
どうしたらいいですか?
加賀大貴プロ Answer
⾶び出す前の姿勢がお尻側にしゃがみすぎてる場所があります。
もしくはしゃがんだ時に頭が前に落ちていて、伸び上がる時に背中側に起きてしまうパターンです。
板をフラットにして、バランスよく真ん中にしゃがむようにしてみましょう。
この時⽬線も気をつけてくださいね。
鏡があれば、それを⾒てチェックしイメージしてみましょう。
西村大輔プロ Answer
何個か原因が考えられます。
①、アプローチ姿勢が高い。
②、オーリーをする時の視線が下を見てしまっている。
③、オーリーのタイミングが早い。
アプローチスピードが遅いような小さなキッカーで、1〜3を順番に意識して練習してみてください。
オーリーが苦手な人は止まっている状態で前を見たままオーリーの動作に慣れてから、キッカーでトライしてください。
もしキッカーの先の景色で何か目標物などがあれば、その目標物を飛び越えるように飛んでみてください。
加賀大貴プロ Answer
⾃分から⾶びにいきすぎている可能性があります。
最初は前⾜がリップの先端から出るまで我慢しましょう。
上⼿く、スピードと地球からのパワーを感じて活かしてください。
踏み切るタイミングを安定させる事により、⾼さが安定してきます。
加賀大貴プロ Answer
腰が捻られすぎている可能性があります。
アプローチ中、腰を前に向けすぎていたり、逆に閉じてしまっていると、ボードはその⽅向についていってしまいます。
⾶び出す瞬間に、腰をひねってしまうのも同様です。腰をひねった⽅向にボードは付いてきてしまいます。
西村大輔プロ Answer
アプローチ姿勢で進行方向に対して体が開いていたり閉じていたりしていて、そのままの姿勢でジャンプをしてしまっている場合が多いです。
それ以外では、踏み切る時にアプローチの時の手の場所のままで真上に持ち上げれておらず、体が開いてしまったり閉じてしまったりし、回転する動作を知らず知らずの間に入れてしまっている場合が多いです。
アプローチの時の手の場所まま両腕を真上に動かしてオーリーしてみてください。
WOOT Snowboard Park School監修 HOW TO DVD
元スノーボードインストラクターのIT系Webライター
長野や北海道、マウントフッド(アメリカ)、ウィスラー(カナダ)等
様々なスキーリゾートを転々とした後、東京に落ち着く。
現在はWeb制作を行う傍ら、スノーボード系のライティングを行う日々。
妻と娘の3人家族の35歳。
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