キャンプ

スペシャルティコーヒーとは?普通のコーヒーとの違いやおすすめも紹介

スペシャルティコーヒーとは?普通のコーヒーとの違いやおすすめも紹介の画像
1,133 views 2022-8-8 UPDATE

スペシャルティコーヒーの本当の意味を知っていますか?

「特別なコーヒー?」

「ちょっと高そう」

合っているようで少し違う。

コーヒー好きなら絶対に知ってほしい。

今まで何気なく飲んでいたコーヒー。

本当の意味や過去を知れば、コーヒーがひと味もふた味も変わります。

この記事ではスペシャルティコーヒーについて

・スペシャルティコーヒーってなに?

・日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)とは?

・スペシャルティコーヒーが生まれた背景

・普通のコーヒーとの違い

・スペシャルティコーヒーを楽しむ方法

などをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

スペシャルティコーヒーってなに?

コーヒーのグレードを表した1つのカテゴリになります。

日本スペシャルティ協会(SCAJ)が定める定義としては、

消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。

風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。(一部抜粋)

スペシャルティコーヒーの定義 (日本スペシャルティコーヒー協会より引用)

となっています。

スペシャルティコーヒーと認定する要件として

・味わいを評価する7つの基準

・トレーサビリティ

・サステナビリティ

があります。

それぞれ解説していきます。

味わいを評価する7つの基準

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が定めている基準は、

カップ・クオリティのきれいさ・・・コーヒーの味がきれいかどうか

甘さ・・・コーヒーの甘味がきちんと感じられるか

酸味・・・果実のようなフルーティーな酸味が感じられるか

口に含んだときの質感・・・口当たりが良くてサラッとしすぎていないか、ザラつきがないか

風味特性とプロフィール・・・口に含んだときに豆の産地特有の素晴らしい風味がきちんとあるか

後味の印象・・・コーヒーを飲みこんだときに心地よい後味が広がるか、長く残るか

バランス・・・甘味と酸味、香りなどのバランスの調和がとれているか

になります。

7つの評価基準により100点満点で採点され、80点以上のものがスペシャルティコーヒーと認定されます。

トレーサビリティ

仕入れから廃棄にいたるまでの流通経路の追跡が可能かどうか。

スーパーなどに売られている野菜には当たり前のように生産者の名前や地域が書かれていませんか?

品質向上や安全意識の高まりから重要度が増している概念です。

コーヒーも同じであり、

・いつ

・どこで

・誰が

という点を消費者が確認できるように明確でなければなりません。

スペシャルティコーヒーは、「農園からコーヒーカップまで(From seed to cap)」の徹底した品質管理が必須条件になります。

生産者の手から消費者がコーヒーを飲むまで様々な工程があります。

その中で1つでも不備などがあると品質は低下し、スペシャルティコーヒーとして認定されなくなります。

サステナビリティ

環境・社会・経済の3つの観点から持続が可能かどうか。

高い品質を安定して提供し続けられるかどうかも認定要件になります。

スペシャルティコーヒーは、「消費者だけでなく生産者にも利益をもたらすコーヒー」を目指しています。

生産者の生活を害しない体制の確保という観点は、スペシャルティコーヒーの大きな特徴です。

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)とは?

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の

・基本構想

・活動内容

についてご紹介します。

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の基本構想

基本構想として一部抜粋した形でご紹介します。

日本の「コーヒー文化」のさらなる醸成、世界のスペシャルティコーヒー運動への貢献、およびコーヒー生産国の自然環境や生活レベルの向上を図っていくことを活動の基本構想とします。

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の概要 (日本スペシャルティコーヒー協会より引用)

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の活動内容

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が行っている活動としては、

・競技会

・展示会

・セミナー・講習会

などがあります。

スペシャルティコーヒーの理解を深めるための展示会やコーヒー販売員のスキル向上にも寄与しています。

スペシャルティコーヒーが生まれた背景

結論からお伝えすると、

・高い基準を満たしたコーヒー豆は、適正価格で取引されるべき

・適正価格により、コーヒー豆生産者を守ることができる

・生産者を守ることでおいしいコーヒーが飲み続けられる

この仕組みを守るためにスペシャルティコーヒーは生まれました。

より深掘りするために

・ファーストウェーブコーヒー(1800年代〜)

・セカンドウェーブコーヒー(1970年代〜)

・サードウェーブコーヒー(現在)

という過去のコーヒー文化についてご説明します。

ファーストウェーブコーヒー

時期:1800年代〜1960年代頃

敷居が高かったコーヒーを大衆が飲めるようになった時期です。

インスタントコーヒーや缶コーヒーが普及され始めました。

品質にはこだわらず大量に流通させることが目的だったため、高品質のコーヒー豆も低価格で買い叩かれることに…。

多くのコーヒー農園の生活が困窮し、高品質なコーヒー豆の生産が危うくなりました。

セカンドウェーブコーヒー

時期:1970年代〜1990年代

品質にも目が向けられるようになった時代。

スペシャルティコーヒーという言葉がこの時期に誕生しました。

スターバックスなどのシアトル系のカフェがブームになり、コーヒーを楽しむ幅が広がりました。

サードウェーブコーヒー

時期:2000年代〜現在

コーヒー豆の地域特性や風味を重要視するという風潮が始まりました。

ハンドドリップなどゆっくり時間をかけてコーヒーを楽しむようになったのもこの時期です。

コーヒー豆生産者への意識も変わり、取引価格が見直されました。

生産者と消費者の双方に利益をもたらすコーヒーとしてスペシャルティコーヒーが確立しました。

 

過去には、価格重視によりコーヒー豆生産者が困窮する事態もありました。

現在では、高品質なものは適正な価格で取引されています。

コーヒー豆生産者も農園の維持が可能になり、高品質な製品が安定して供給されることに繋がっています。

普通のコーヒーとの違いを見分ける3つのポイント

普通のコーヒーとの違いを見分けるために押さえておくべきポイントがありますので、ご紹介します。

スペシャルティコーヒーと明記してある

きちんと明記があれば間違いありません。

通販サイトやコーヒーショップなどで探してみましょう。

産地や農園名、豆の品種などが記載されている

トレーサビリティの観点からも記載があれば安心です。

品質と信頼性も高まるため、必ず確認しましょう。

価格が100gで700円〜1,000円程度

生産者の利益も守る目的があるため、価格も1つの判断基準になります。

スペシャルティコーヒーを楽しむ方法

スペシャルティコーヒーを楽しむ方法を2つご紹介します。

専門店に行く

コーヒーショップやカフェなどの専門店に行けば、自分好みのスペシャルティコーヒーを見つけられます。

プロが淹れるコーヒーも飲めるため、満足度が高いですね。

通販を利用する

今の時代、通販サイトを利用して手軽にスペシャルティコーヒーの豆を入手できます。

おすすめのスペシャルティコーヒー豆を3つご紹介します。

おすすめ① TAIVAS COFFEE

価格:1,750円/200g

サステナブルな取り組みが注目のブランド。

日本スペシャルティコーヒー協会の評価も87.5点を獲得しています。

Amazonで商品を見る

おすすめ②  カカシコーヒー

価格:1,410円/200g

焙煎したその日のうちに袋詰めをして発送するため、新鮮なコーヒー豆が楽しめます。

Amazonで商品を見る

おすすめ③ PHILO COFFEE

価格:1,404円/200g

千葉県船橋市を中心に展開しているコーヒー。

こだわりが詰まったおすすめの商品です。

Amazonで商品を見る

まとめ

スペシャルティコーヒーの意味や過去などについて、ご紹介しました。

素晴らしい香りと味わいを持つスペシャルティコーヒーは、私たちの生活を豊かにしてくれます。

ぜひ生産者のことも思いながらスペシャルティコーヒーを味わってみてください。

Writer

東北の太平洋側で週末まったりサーファー。
『楽しむ』を軸に横乗りや自然の魅力をお届けします。

釣り・キャンプ・山登りなどとにかく自然が好きです。

関連記事

Most Popular

Tag

more

Recommend

Link

  • link

ページトップへ戻る