スケートボード

スケボートラック3種類の特徴と選び方がわかる!調整のコツも解説

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7,361 views 2022-4-9 UPDATE

「スケボーのトラックはどれを選べば良いの?」
「トラックを交換してクルーザーにしたいな」
「トラックの調整はどうしたら良い?」

この記事を読むことであなたのスケートスタイルにあったスケボートラックを選ぶことができます!

トラックを交換、調整することでスケボーで滑ることが何十倍も楽しくなった筆者の体験と、
スケボー専門店に通って店員さんから教わったトラック調整のコツを解説しています。

ぜひ、最後までお読みいただき、あなた好みのスケボーに仕上げてください。

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スケボーのトラックの種類と選び方

スケボーのトラックとは、ウイールとデッキをつなぐ金属製のパーツのことです。

ハンドルのないスケボーで曲がるためには、トラックが必要です。

スケボーのトラックは、ベース、ハンガー、ブッシュ、キングピンといった部品で構成されています。

トラックの性能は、

・旋回性

・スピード

・パワー

の3大要素で決まります。

またスケートスタイルによって、大きく3種類に分けられます。

【ノーマルトラック】(TKPトラック)

見た目の特徴:前後とも内側にキングピンがある

スケートスタイル:パーク、ストリート、ランプ、ボウル、プール、スラローム、ダウンヒルスライド、クルージングなど3種類の中で一番オールラウンドに使われるトラックです。

代表的メーカー:インディペンデント、サンダー、ベンチャー、サーフロッズTKP

【リバースキングピントラック】(別名カービングトラック、ロンスケトラック、RKPトラック)

見た目の特徴:前後とも外側にキングピンがある

スケートスタイル:カービング、ダウンヒル、フリースタイル、フリーライド、サーフスケート、クルージングなど
ノーマルトラックと比較すると背が高いので大きいウイールを取付けることができて、トラックの角度も選択可能でダウンヒルなどのスピード系に強いトラックです。

代表的メーカ:パリス、ラックス、ベアー、キャリバー、ランダル

【スイングトラック】

見た目の特徴:前のトラックはスイングする構造、後ろのトラックはキングピンが内側

スケートスタイル:サーフィンやスノーボードのオフトレで使われることが多く、3種類のトラックの中では旋回性能はズバ抜けているが、加速するスタイルや後ろ向きに進むことが難しいなど面もあるのでスケートスタイルは限定されてきます。

代表的メーカー:カーバー、ヤウ、ウッディープレス

▼スイングトラックを使ったサーフスケートについて詳しくはこちら

【プロサーファー直伝】サーフスケートの乗り方&選び方とおすすめブランドボード6選

#サーフィン

デッキ幅にあったトラックを選ぼう

トラックのサイズは「デッキ幅にあったもの」を選びましょう。
デッキよりも幅の広いトラックをつけるとプッシュの時に足にウィールが当たってしまったり、幅の狭いトラックはバランスが不安定になってグラついて、転倒やケガの原因となり危険です。

3種類から好みのトラックを選んだら各メーカーの推奨するトラックのサイズを選ぶようにしましょう。

スケボーのデッキやトラックのサイズ

スケボーのデッキやトラックはインチで表現されるため、1インチ=2.54cmとおぼえておきましょう。
例えば家にあるメジャーで測って20cmだったら、20cm÷2.54cm=7.87インチです。
自分のデッキ幅がインチでわかればネットでトラックを購入をする場合でもメーカーやショップのサイズ表記でわかるので安心して購入できます。
実店舗でお店の方に相談するときも自分のデッキサイズをインチで伝えることができれば間違いないです。

スケボートラックのセッティング方法

スケボートラックの交換、メンテナンスのために揃えておきたいのが専用ツールです。

・キングピンナット
・アクスルナット
・ハードウエアナット
・ハードウエアボルト
・プラスドライバー

5通りの工具がひとつになっていて1.000円以下で買えるT字やY字型のもので十分に使えます。

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キングピンナットの調整

トラックのキングピンナットを締めたり緩めたりすることで、曲がりやすくなったり、安定感が増したりします。
ひとりひとり身長や体重が違いますし、スケボーの乗り方もちがうので、色々と調整しながら好みを探してみよう。

ノーマルのブッシュの締め込み調整で満足できないときはブッシュを交換してみよう。

ブッシュの交換で乗り心地が劇的に変わる

ブッシュはトラックのベースとハンガー部に挟まれているゴム系(ウレタンなど)のパーツです。
固さや形も数多くあり、ブッシュ専門のメーカーがあるほどでトラックの性能を大きく変えます。

柔らかいセッティングは曲がりやすくなり、固めのセッティングは安定性が向上するので、ソフト、ミディアム、ハードの固さや、形の組み合わせを変えることで自分好みのセッティングを追求することもできます。

1つのトラックにハンガーを挟み込むように2つのブッシュゴムが使われていて、デッキ側のブッシュをデッキサイドブッシュ、地面側のブッシュをストリートサイドブッシュといいます。

スケボーのトラックを選んだら、ウィールにもこだわろう

スケボーデッキに合ったトラックを選んだら、ウィールにもこだわりましょう。

小さいウィールは操作性が高く、大きいウィールはスピードが速くなります。

ウィール径の他にソフトとハードがあり、ハードはスケートパークのように綺麗な路面向き、ソフトウィールは少々荒れた路面でも比較的静かに滑ることができます。

ひとつのトラックでハードとソフトを使い分けることで楽しみが倍増しますね。

注意:ウイールバイトに気をつけよう 

スケボーを曲げた時にウィールがデッキに当たって擦れることをウィールバイトといいます。

スピードが出た状態でウィールバイトで急ブレーキがかかると路面に体が投げ出されて危険です。

ウィールを小さいものするか、デッキとトラックの間に入れるライザーパッドという部品を使って高さを調整しましょう。

ベアリングでスピードが変わる

ベアリングとは、ウィールの両側に押し込んで使う部品です。

スケボー1台に8個のベアリングが必要になります。

ベアリングの回転効率の良さはABEC(エイベック)の後に数字で1/2/5/7/9と表記されて、数字が大きいほどベアリングの回転性能は高くなりスピードが出ます。

速さを求めるならABEC9などの高性能なものがおすすめですが、うまく止まることのできない初心者や速いスピードが怖い人はABEC3などのベアリングが良いでしょう。

値段はピンきりで高価なものをメンテしながら長く使う人、安価なものを使い倒す人など好みがわかれますが、ベアリングの回転性能はライディングに差をつける大切な部品です。

まとめ

好みのトラックを見つけることはできましたか?
流行りや人気ブランドがありますが、自分らしく自由な発想で楽しめることがスケボーの一番の楽しみ方です!
今回紹介したスケボーのトラックもそれぞれに特徴があって調整したりパーツを変えることで無限の楽しみがひろがります。
手持ちのスケボーをクルーザー仕様にして近所を散歩したり、コンビニまで買い物に行くのも楽しそうです。
あなたのスケートライフがより楽しいものになりますように!

最後までお読みいただきありがとうございました。

Writer

TAIVASは、スケートボード・スノーボード・サーフィンの最新動画や最新情報、役立つコラムなどを配信する3S総合ウェブマガジンです。 3Sに関連するアパレル情報やアイテム情報なども配信しております。

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