「CB缶」や「OD缶」という言葉、キャンプ用品やアウトドア用品を探している方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
主にバーナーやコンロなどの調理器具に使用するものですが、「CB缶」や「OD缶」と言われても何が違うのかなど分からないことが多いですよね。
そこで今回は、CB缶とOD缶の特長やそれぞれのメリット・デメリットなどを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
・それぞれのメリット・デメリット
・おすすめのキャンプ・アウトドア用品
Contents
CB缶とOD缶の違いとは?
さっそくCB缶とOD缶の違いについてお伝えしていきたいのですが、そもそも「CB缶」や「OD缶」とは一体何なのか?
CB缶とは「CassetteGasBombe(カセットガスボンベ)」のことで、いわゆる一般的によく目にするカセットボンベになります。
一方、OD缶は「OutDoor(アウトドア)」のことで、アウトドアのために作られた専用のガス缶になります。
キャンプや登山などのアウトドアでは、主にこの2種類のどちらかを使用するケースが多いので、それぞれの違いを理解しておきましょう。
①サイズ【CB缶とOD缶の違い】
1つ目の違いは「サイズ」です。
CB缶はご存知のとおり細長い円柱状で、一般的な容量は250gとなっています。
対してOD缶は、CB缶ほど高さはなく容量も約110g・250g・500gとさまざまなサイズが展開されています。
CB缶のほうが馴染みはあるかもしれませんが、OD缶もゴロっとしていて愛くるしいフォルムが魅力です。
②火力の安定感【CB缶とOD缶の違い】
2つ目の違いは「火力の安定感」です。
CB缶・OD缶ともに中に入っているガスは「ノルマルブタン」「イソブタン」「プロパン」の3種類で同じなのですが、よくOD缶のほうが火力は高いと言われます。
その理由として、専用のガス器具の存在が大きく影響しています。
OD缶はアウトドアのために設計されたガス缶です。そのため、ガス器具もアウトドアに適しているので高い火力を出すことが可能になっています。
CB缶でもアウトドア用に作られたガス器具を付ければ高い火力を出すことができます。
CB缶とOD缶のメリット・デメリット
それではCB缶とOD缶の具体的なメリット・デメリットを解説していきます。
CB缶のメリット・デメリット
▼メリット
CB缶のメリットは、何より手軽に安く入手できることです。
スーパーやコンビニ、100均などにも売っているので100円程度で簡単に購入することができ、カセットコンロであれば家でも使えるのでとても便利です。
▼デメリット
CB缶のデメリットは、風や寒さに弱いところです。
風が強い日や気温が低い日は火力が安定しないことが多いので、海沿いのキャンプや登山などには向いていないと言えます。
OD缶のメリット・デメリット
▼メリット
OD缶のメリットは、火力の安定感です。
どんな状況でも出力が安定しているので、冬のキャンプや登山でも問題なく使用することができます。
また、110gや250g容量のOD缶であれば携帯性にも優れているので、アウトドアに最適と言えます。
▼デメリット
OD缶のデメリットは、アウトドアショップやネットでしか手に入らないことです。
CB缶ほど手軽に入手することはできず、なおかつ価格も500円程度と少し高くなります。
パフォーマンスを考えると悪くはありませんが、頻繁に使用する場合は出費が増えることも考えられます…。
キャンプや登山はOD缶がおすすめ!
CB缶とOD缶のメリット・デメリットを見てもらうと分かるように、どこでも安定した出力のOD缶がキャンプや登山などには適していると言えます。
しかし、入手方法や価格などを考えるとすべてOD缶が良いというわけではなく、一番のおすすめはOD缶とCB缶を上手に使い分けることです。
基本的には安く使いやすいCB缶を使用して、予備としてOD缶を持っていくというスタイルがコスト的にも理想ですね。
CB缶を使用したおすすめバーナー・コンロ3選!
ユニフレーム:ツインバーナー
人気のツーバーナータイプ、ユニフレームのツインバーナー。
アタッシュケース型なので持ち運びしやすく、高火力から弱火まで自由自在に調整できるのが魅力です。
また、ステンレスの汁受けやダッチオーブンも使用できるゴトクなど機能性にも優れたおすすめバーナーです。
SOTO:Gストーブ ST-320
世界最薄シングルバーナー、SOTOのGストーブST-320。
BOOK型という少し斬新なデザインが風除けや遮熱効果も兼ねているため、効率的な燃焼が可能です。
また、収納時25mmは世界最薄サイズで、とてもコンパクトなおすすめバーナーになっています。
SOTO:シングルバーナー ST-301
安定感のあるゴトクが魅力のセパレートタイプ、SOTOシングルバーナーST-301。
CB缶とバーナーが分離しているため安定感があり、不整地でも問題なく使用できるのがセパレートタイプの最大のメリットです。
その反面、通常の直結タイプに比べると少しスペースを取ってしまうというデメリットもありますが、使いやすくソロキャンプには最適のバーナーです。
OD缶を使用したおすすめソロバーナー3選!
PRIMUS:P-115フェムトストーブ
ソロキャンプのバーナーならプリムスがおすすめ。
特別使いやすいわけではありませんが、デメリットがほとんどありません。
だいたいのクッカーにスタッキング収納できるサイズ感なので初心者の方には特におすすめです。
ちなみにキャプテンスタッグのアウトドアクッカーセットにすっぽり収まるので相性バッチリです。
SOTO:アミカス コンパクトストーブ
プリムスと並んで人気なのがSOTOのアミカス コンパクトストーブ。
アミカスとはラテン語で「友達、朋友」という意味で、アウトドアを通じて苦楽を共にするストーブという想いが込められています。
4本のゴトクがしっかりと支えてくれるので、鍋を置いてもバランスが崩れることがありません。
また、暴風機能が大幅にアップしているので、強風時でも安心して使用することができます。
snow peak:ギガパワー マイクロマックス
軽量ながらパワーも抜群、スノーピークのギガパワーマイクロマックス。
魅力は何と言ってもわずか56gの超軽量ながら最高出力2800kcal/hという、軽量とパワーの両方を兼ね備えていることです。
ゴトクが3枚なので少し安定感がない気もしますが、スノーピークファンにはたまらないバーナーになっています。
OD缶を使用したおすすめランタン!
コールマン:ルミエールランタン
ガラス製の中で揺れる炎に心癒される、コールマンのルミエールランタン。
マントル不要で着火するだけで火がともるというカンタン操作が魅力のランタンで、キャンドル風のデザインはおしゃれで雰囲気を高めてくれます。
見ているだけで癒されるおすすめのランタンです。
OD缶の捨て方【正しい処分方法】
ガス製品を取り扱う上で、処分方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。
一般的な処分方法として「ゴミに出す」「フリマアプリなどに出品する」「アウトドア買取業者に買い取ってもらう」の3パターンがあります。
今回は「ゴミに出す」際の出し方について解説していきます。
OD缶をゴミに出す際の注意点
基本的にOD缶を処分する際は、使い切ってから“燃えないゴミ”として出します。
ただし、他の燃えないゴミと一緒にするのではなく、OD缶はOD缶でまとめて捨てるようにしましょう。
また、ガス缶でよく言われるのが「穴をあけたほうがいいのか?」についてですが、こちらは自治体によって出し方が異なるので、それぞれの自治体に確認が必要です。
OD缶のガス抜き、穴をあける作業が必要な場合はJETBOILのクランチットを使えばカンタンにできるので併せてチェックしてみてください。
まとめ
キャンプや登山などのアウトドアをこれから始めようと考えている方は、CB缶とOD缶の違いを理解した上で、自分に合ったガス缶を使用するようにしましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
■趣味
・サーフィン(移住先)
・キャンプ(ソロキャンプ・少人数キャンプ)
これからサーフィンやキャンプを始めたいと考えている方に、役立つ情報をお伝えします。
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