ウインドサーフィンをする中で意外に奥が深いハーネスワーク。
強風の中で長時間プレーニング(海面を滑走する状態)を続けるには重要な技術です。
そんな中で欠かせない「ハーネス」に関する6つのポイントに関して説明していきます!
- 【役割】
- 【使い方】
- 【種類】
- 【価格帯】
- 【メーカー】
- 【ハーネスライン】
今からウインドサーフィンを始める方も是非参考にしてくださいね。
Contents
1. ウインドサーフィンで使うハーネスの【役割】を知ろう
ウインドサーフィンは技術が上がれば上がるほど、より強風の中で遊ぶスポーツです。
その中でセイリングに使う労力、特に腕にかかる負担を自分の体重を使うことで軽減してくれるのが「ハーネス」です。
この使い方をマスターしておくと、ハードコンディションも楽に乗れてフォームも安定しますよ!
2. ウインドサーフィンのハーネスの正しい【使い方】を知ろう
ウエストあたりに着用するハーネスは、セイル(ハンドルとなるブーム)と自分の体をハーネスラインでつないで使用します。
その製品の形にもよりますが、少し腰を隠すくらいのウエスト位置に装着しましょう。
位置を間違えてしまうと、腰に負担がかかり腰痛の原因にもなりかねないので注意です!
フックオン(ハーネスを掛ける)
できるだけ体の位置を動かさずにセイルを引き寄せてハーネスラインにフックを掛けます。
少しずつ体をボードのテイル寄りへ引いていき、テンションを掛けていきましょう。
フックオフ(ハーネスを外す)
両手でセイルを引き寄せてテンションを緩めることでフックは外れます。
体を寄せすぎるとセイル側に倒れるので注意しましょう。
おすすめのトレーニング法
ウインドサーフィンをする中で大切なのは陸でのトレーニングです。
微風時に陸トレから、次に海での掛け外しの練習をすることでハーネスに頼れるコンディションの幅を増やすことができます。
3. ウインドサーフィンのハーネスにはどんな【種類】があるか知ろう
次はウインドサーフィンのハーネスにどんな「種類」があるかを紹介していきます。
ボードやセイルのように細かな種類は少なく、どちらかというと好みで選べるものでサイズ展開もS・M・Lのようになっています。
その中でも皆さんの選択の幅を広げられるように、細かな違いをご説明します!
「留め具」でみる
ハーネスの留め具は、締め具合を調節するパーツのことです。
主流はベルトタイプですが、手軽さでおすすめなのはバーロックタイプ(上記の画像)です。
「ベルトタイプ」は自分で締める加減を調整できますが、ベルトを通したり細かく締めたりするのに時間がかかります。
「バーロックタイプ」はフックと留め具が一緒になっています。
留めるのに時間がかかりませんが、細かい調整が効きにくいです。
留め具は自分が煩わしさを感じない種類を選びましょう!
「形」でみる
ハーネスの中にも形の違いがあるので、自分の体に合うものを選ぶのがおすすめです。
ウエスト部分にフィットするコンパクトなタイプから、幅広く背中までカバーしてくれるタイプ、骨格を女性に合わせたレディース等が主流です。
また、走りメイン(スラローム)をするウインドサーファー向けのシートタイプ(パンツタイプ)もあります。
好みや自分のスタイルで選び方が変わるので、できれば実際に着けてから購入しましょう!
「素材」でみる
ウインドサーフィンのハーネス素材は主に以下の3つです!
- ハードシェル…腰椎を守るように支えてくれるハードプレートが特徴
- ソフトシェル…ウエストと腰を包むような柔らかさが特徴
- ネオプレーンソフトエッジ…合成ゴムで耐久性と柔軟性を掛け合わせた性能が特徴
あまり素材で選ぶ人は多くありませんが、体の形との相性だったり耐久性だったりのバランスを考えるときには参考にしてみてください。
4. ウインドサーフィンのハーネスの【価格帯】を知ろう
次にウインドサーフィンのハーネスの「価格帯」についてご紹介します。
新品でも¥25,000~¥40,000程度で購入が可能で、この範囲内であればパフォーマンスに大きな差が出ることも少ないです。
そこからもっと良い性能を求めると¥40,000~¥70,000まであるので、クオリティを求めて買い替える方は高価格の商品もチェックしてみましょう!
5. ウインドサーフィンのハーネスでおすすめの【メーカー】を知ろう
続いてウインドサーフィンのハーネスを買う際におすすめの「メーカー」をご紹介します。
メーカーによってデザイン性が変わってくるので、比較しながら自分好みを見つけましょう!
DKINE(ダカイン)
まずは、ウインドサーフィン業界の中でハーネスに限らず有名なギアメーカーDAKINE(ダカイン)です。
基本的にベルトタイプかつハードシェル素材で、幅があるためにフィットしつつ腰へのサポート性が高いところが特徴です。
特に背中が広い男性にはおすすめです!
PROLIMIT(プロリミット)
次は機能性とデザイン性の高さで人気のPROLIMIT(プロリミット)です。
先に説明したバーロックタイプを採用しており、ネオプレーンソフトエッジ素材なので、耐久性もありつつ手軽な商品が多いです。
使いやすさも求める方にはおすすめです!
BRUNOTTI(ブルノッティ)
次はボード系スポーツやウェアブランドとして有名なBRUNOTTI(ブルノッティ)です。
バーロックタイプとベルトタイプ両方があり、幅はスリムですが縦に長めなのでホールド感に優れているのが特徴です。
華奢な方、密着度を求める方にはおすすめです!
MYSTIC(ミスティック)
最後はアクセサリーからアパレルまで展開しているMYSTIC(ミスティック)です。
スタイリッシュなフォルムが特徴的で、他メーカーには少ないおしゃれな柄があるのが魅力です。
レディース用は特に可愛らしいので、女性ウィンドサーファーは必見です!
6. ウインドサーフィンで意外に重要な【ハーネスライン】について知ろう
最後は、ウインドサーフィンをする中で小さいながらも重要とされているハーネスラインについてご説明させていただきます。
意外と見落としがちですが、パフォーマンスにも影響してくるのでしっかりチェックしておきましょう!
ハーネスラインの役割
ハーネスラインとは、リグ部(ボードの上についているセイル全体のこと)のハンドルとなるブームについています。
主に強風時に、体に着けたハーネスのフックを掛けることで自分の体重を利用して腕にかかる負担を軽減できます。
ハーネスラインの位置
ハーネスラインの位置は、セイリングをしている自分の両手間の中央に設置するようにしましょう。
そうすることで「セイルの風圧中心(パワーポイント)」と一致させることができます。
この位置がずれると、セイルをコントロールしづらくなってしまいます。
ハーネスラインの長さ
マスト側の腕を伸ばして、外側の腕を軽く曲げられるくらいの長さに調節します。
ウインドサーフィン初心者の場合には、調節が容易なアジャスタブルラインを使うのがおすすめです。
自分に合う長さがわかっている方は調節の必要が少ないフィックスラインをおすすめします。
フィックスラインを利用する場合のサイズは、24・26・28インチあたりが使いやすいですよ。(体格が大きい方が長いサイズを選ぶことが多いです)
ウインドサーフィンをマスターするならハーネスから見直そう!
いかがでしたか?今回はウインドサーフィンをする上で意外に見落としがちな「ハーネス」についてご紹介しました!
ハーネスワークを怠ってしまうと、ベストなコンディションでもベストなパフォーマンスが発揮できません。
ウインドサーフィン初心者はもちろん、中級の方も今一度ハーネスワークから見直してみてくださいね!
SUP、ウインドサーフィンのインストラクターをしています!
TAIVASを通して、まだ馴染みの少ないウインドサーフィンの魅力を中心にお伝えしていきたいと思います!
是非気になった方はチャレンジしてみてくださいね!
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