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エッジって必要?スノーボードのエッジの研ぎ方を徹底解説!

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12,681 views 2021-3-14 UPDATE

スノーボードを楽しんでいると「メンテナンス」や「チューンナップ」などの言葉を聞くようになり

  • スノボードのエッジは研いだ方がいいのかな?
  • エッジの研ぎ方を知りたい!

などと思うものです。

本記事では、スノーボードのエッジがなぜ必要なのか、エッジはどうやって研ぐのかなどを紹介します。

この記事を読むことで、スノーボードのエッジの研ぎ方を知ることができ、今以上にスノーボードの快適な滑りを楽しむことができるでしょう。

是非、参考にして下さいね。

スノーボードのエッジって?

スノーボードのエッジとは、スノーボードの周囲についている銀色をした金属のことです。

エッジの部分はただ金属が付いているだけに見えますが、実は2種類に分かれており、ソール側についている「ベースエッジ」と、板の横側に面している「サイドエッジ」があります。

スノーボードの構造上エッジの状態は、ターンやブレーキの際に重要になってくるものなので、エッジが必要な理由を理解した上でメンテナンスをすると良いでしょう。

エッジが必要な理由

スノーボードには、エッジが必ず必要です。

エッジがあることによって、圧雪された雪面にスノーボードがしっかり刺さり、ターンやブレーキなどの操作がしやすくなります。

また、エッジの角度が自分の滑りに向いているよう調整することで、理想の滑り方がしやすくなるでしょう。

例えば、エッジの角度は以下を参考にしましょう。

  • ベースエッジの角の角度を0度に近づけると、雪面に引っ掛かりやすくなる。
  • ベースエッジの角度が0度に近いほどコントロールが難しくなり、反対に角度を落とすほど操作しやすくなる。

エッジが必要な理由を理解できたところで、次は道具の準備をしましょう。

スノーボードのエッジの研ぐ際に準備するもの

スノーボードのエッジを研ぐ際は、様々な専用の道具が必要です。

自分でチューンナップする際には、以下のものを準備しましょう。

  • ボーダーカッター
  • ファイル(最低でも中目・小目の2種類)または、ダイヤモンドファイル
  • ファイルガイド(ベースエッジ用・サイドエッジ用)

ボーダーカッター

ボーダーカッターとは、エッジを研ぐ際に邪魔になるボーダーの部分を削る道具のことです。

ファイル

ファイルとは、エッジを研ぐやすりのことです。

金属用のファイルの粗さは「中目」と「細目」最低でも2種類は用意します。スノボードやスキー売り場にあるものを使用しましょう。

また、ファイルよりも価格は高くなりますが、ダイヤモンドファイルを使用することもできます。

ファイルガイド

ファイルガイドとは、エッジを研ぐ際にガイドとなってくれる道具です。

ベースエッジ用、サイドエッジ用のものがあり、それぞれの面のファイルガイドが必要となります。

また、作業する際にスノーボードを固定できる作業台や、万力なんかがあると良いでしょう。

スノーボードのエッジの研ぎ方を徹底解説

道具が揃ったところで、いよいよ研いでいきます。

スノーボードのエッジを研ぐ際には以下のような手順で進めましょう。

  1. ボーダーカッターで邪魔な部分をカットする
  2. ベースエッジを研ぐ
  3. サイドエッジを研ぐ
  4. 仕上げにもう一度ベースエッジを研ぐ

このような4工程に分けて、それぞれの手順を説明します。

1.ボーダーカッターで邪魔な部分を削る

まずは、ボーダーカッターで邪魔なボーダーをカットします。

ボーダーは、サイドウォールとサイドエッジが接している部分で、エッジを研ぐ際、ボーダー部分が高くなっているとファイルがボーダーに干渉してしまい、上手く研ぐことができないためカットします。

刃を浅くセットし、下に力を入れすぎず引く方向に力を入れるイメージで軽く手前に引きます。

目安は、エッジの面から見て0.5㎜ほど。深く削りすぎてしまわないように注意しましょう。

2.ベースエッジを研ぐ

いよいよエッジを研いでいきます。

ファイルガイドとファイルをセットし、ファイルガイドがエッジから離れないようしっかりと押さえつけ、短い距離を研ぎます。

削る際は、粗い目→細かい目の順番で研ぐこと。必ずスノーボードやスキー専用のファイルを使いましょう。

研ぎ終わると金属の削りカスが出てきますがティッシュなどでふき取り、磨いていない部分と光り方を比較すると研げているのかがわかります。

磨き終わった所は、均一に光ってキレイに見えるようになっているでしょう。

3.サイドエッジを研ぐ

次にサイドエッジを研ぎます。

力はそれほど必要ないです。ファイルガイドがソールから離れるとエッジが丸まってしまうため注意しましょう。

1カ所を同じ回数削ることで、全体を均一に研ぐことができます。

4.仕上げにもう一度ベースエッジを研ぐ

最後の仕上げに、軽くベースエッジを研きます。

サイドエッジを磨くとベースエッジ側に「バリ」というものが出てくるため、これを取り除くため最後にベースエッジを軽く磨きます。

ここで油断してファイルを斜めにして磨いてしまうとエッジが丸まり、今までの工程が台無しになってしまうので、最新の注意を払って仕上げましょう。

また、最後の仕上げはダイヤモンドファイルで仕上げるのも良いでしょう。

以上でエッジの研ぎ方は、以上となります。

削る感覚を掴むまでは難しいと思いますが、慣れてくると削りすぎることなくエッジを研ぐことができ、セルフメンテナンスも苦ではなくなるでしょう。

エッジが立っているかの確認方法

最後に、エッジが立っているかを確認してみると良いしょう。

スノーボードのエッジのカドが立っているかの確認方法は様々ありますが、ここでは爪を使って確認する方法を紹介します。

  1. エッジに対して爪の表面を垂直にあてる
  2. そのまま真下に引く

軽く撫でるくらいの気持ちでエッジをなぞった時、爪の表面が削れていれば良いでしょう。

まとめ

最後にこの記事をまとめます。

  • スノーボードにエッジが必要な理由は、ターンやブレーキなどの操作をしやすくするため。
  • 道具は「ボーダーカッター」「ファイル」「ファイルガイド」を準備する。
  • 研ぎ方の順番は、ボーダーをカット→ベースエッジを研ぐ→サイドエッジを研ぐ→仕上げにもう一度ベースエッジを研ぐ。
  • エッジが立っているかを確認するには、爪を当て軽く引き、爪が削れていることを目安とする。

以上でスノーボードのエッジの磨き方を終わります。

こまめなメンテナンスで、常に最高な状態での滑りを楽しむことができますよ。

また、スノーボードのエッジの磨き方は道具の準備やテクニックが必要で難しいため、自分で磨くのが心配な場合はお店でチューンナップすることが間違いないでしょう。

 

Writer
あおい
あおい ライター

北海道在住、1児のママスノーボーダー。
理・美容師であり着付師(今はお休み中)。

キャンプ初心者。
横ノリやアウトドアなど外遊びの魅力を、大自然北海道から発信します!

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