サーフィンのコラム

初心者サーファーがサーフィンワックスに関して知っておきたい事6選

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6,894 views 2020-10-14 UPDATE

サーフボードのグリップ力を高めるのに必需品である「サーフィンワックス」。

ライディング時には、ワックスのグリップ力がパフォーマンスに大きく影響します。

購入する際に、ブランドも複数あり季節によっても使い分けるため、初心者の方は何を買えばよいか迷うことも多いはず。

そこで今回は「サーフィンワックス」について知っておきたい事をまとめて紹介したいと思います。

時期や自分の好みにあった最適なワックスを選んで、より充実したサーフィンライフを過ごしましょう。

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1.ワックスの種類

▷ベースコートとトップコート

ワックスは、大きく分けて「下地に使うベースコート」と「その上に塗るトップコート」の2種類があります。

ブランドによって性質や適温の範囲が異なりますので、基本的にはベースコートとトップコートは同じブランドで統一する事をお勧めします。

初めてサーフボードにワックスを塗るときは、まず「ベースコート」を塗ります。

ベースコートを見る

ベースコートの上に塗る「トップコート」は、季節によって異なる水温に合わせて、最適な固さのものを塗ります。

▷水温に合わせてワックスを選ぶ

どのブランドも水温に合わせて、トップコートを数種類に分けて販売してます。

「適度に柔らかい状態」であると体にほどよくくっついて、最大のグリップ力を発揮します。

参考に、老舗ブランドの「Sticky Bumps(スティッキー バンプス)」が販売しているトップコートワックスの季節(水温)に合わせた種類を紹介しますので、購入する時の参考にしてみてください。

<使用シーズン/スティッキーバンプス参考例>

■COLD・・・海水温15℃以下(冬)

真冬(1月~3月)の水温が低い時期に使用します。

低い水温でもグリップ力を保持するため、とても柔らかくできています。

高温の車内や室内、直射日光等で温められると簡単に溶けてしまうので保管には注意が必要です。

冬用のCOLDワックスを見る

■COOL・・・海水温14℃~19℃(春・秋)

春(3月~5月)や秋から冬(10月~12月)にかけて、比較的水温が低い時期に使用します。

春秋用のCOOLワックスを見る

■WARM ・・・海水温19℃~28℃(初夏・初秋)

真夏の前後(4~7月、9月~11月)の水温が高めの時期に使用します。

初夏・初秋用のWARMワックスを見る

■TROPICAL ・・・海水温24℃以上(真夏)

真夏の時期(7月~8月)に使用します。

トップコートの中で一番固いタイプ。

ブランドによってはベースコートの役割も兼ねているブランドもあります。

真夏用のTROPICALワックスを見る

外気の温度ではなく水温が目安になりますので、ご注意を。

水温を知りたい場合は波情報のサイトなどを参考にしてみてください。

▼波情報のおすすめ定番アプリについて詳しくはこちら

波情報アプリのおすすめ3選!【2020最新サーファー人気アプリ】

#サーフィンのコラム

2.ブランドの選び方

大まかな機能に関してはどのブランドも同一ですが、グリップ力や塗り易さ、コストパフォーマンス等などの違いはあります。

定番ブランド3つと、海の環境保護により配慮したブランド2つを紹介したいと思います。

▷定番ブランド

1.セックスワックス(SEX WAX)

世界中のサーファーから愛されている老舗ブランドのセット品

SEX WAXは、1970年代の発売以来、世界中のサーファーに愛されている定番のサーフィンワックス。
なかでもこのクイックハンプスシリーズは、塗りやすさとグリップ力の良さが魅力で、初心者から上級者まで、どなたにでもおすすめできます。

▼SEX WAX(春秋&冬用)

▼SEX WAX(初夏&夏用)

2.スティッキーバンプス(stickybumps)

高品質とコスパが特徴のサーフィンワックスです。

本製品は世界でトップクラスのシェアを誇っており、世界最高水準の高い技術力で作られた、高品質なサーフィンワックスであることが魅力。

そして、価格が比較的安いのも特徴。

3.フーワックス(FU WAX)

本製品は、とにかくグリップ性能に特化した製品を求めている方におすすめです。

非常に高い粘着力によって、一度サーフボードに塗ったら簡単に剥がれることがないうえに、高いグリップ性能を得られるのが特徴。

▷環境保護により配慮したブランド

1.サーフオーガニック(Surf Organic)

ベースワックスを塗る必要がなく、そのまま季節に応じたワックスを塗ることが可能で手間がかからないのが魅力です。

梱包には土に還りやすいリサイクルペーパーを使用しているのも、地球環境を大事にするサーファーにとっては嬉しいところ。

さらに、売り上げの一部を環境保護団体に寄付する活動をしており、購入と同時に環境保護のサポートができるのも魅力のひとつです。

2.グリーンフィックス(GreenFix)

石油原料を一切使用しておらず、植物油で製造されている地球環境に優しいサーフィンワックス。人体にも優しいため、お子様のサーファーでも非常に安心して使用できます。

さらに、本製品は地球環境に優しいだけでなく、熱に強いのも魅力のひとつです。70℃もの熱に耐えることができ、超高温の状況下においても溶けることがありません。

3.ワックスを塗り替える時のポイント

▷ワックスの塗り方

ワックスは、ボードと体が当たる場所全てに塗りましょう。

まずは、ベースコートを斜めに塗り、格子状のラインを作ります。

その後、円を描くように塗り続け、ワックスの塊(凹凸)を作りましょう。

塊ができたら、季節に合ったトップコートを塊の上から優しく塗っていきます。

トップコートは一度のサーフィンに一回(始める前)塗れば問題ありませんが、長時間サーフィンする場合や2、3ラウンドする場合は都度軽く塗ることをお勧めします。

▷ワックスの剥がし方

ベースコートは、季節の変化でトップコートを変える際、同じタイミングで塗り替える必要があります。

トップコートが塗りにくくなったり、ベースコートの塊が消えたりしたときには塗り替えが必要です。

塗り替えるときには、スクレーパーで古いワックスを削り取ります。

おおよそ取り終えたらリムーバー液で残ったワックスを完全除去して完了です。

▼スクレーパー・リムーバー液・ワックスのセット

4.ワックスを購入できる場所

サーフショップはもちろん、サーフィン関連の商品を置いているスポーツショップなどには必ずあります。

有名なサーフスポット周辺では、夏場になるとコンビニでも販売していたりします。

Amazonや楽天でも販売しており、まとめ買いでお得になっているケースもあるのでチェックしてみてください。

Amazonでサーフワックスを見る

楽天でサーフワックスを見る

5.ワックスを使いたくない方

「塗る・剥がすという行為が面倒」「ワックスがウェットスーツや体につくのが嫌だ」など、ワックスを使いたくない方も多いと思います。

そんな方にお勧めなのが、「クリアデッキ」です。

ひし形・台形・長方形の様々な大きさのシートが数枚セットになって販売されており、パズルのようにシートを組み合わせて貼り付けていきます。

ワックスよりもグリップ力は低くなりますが、利点も多いです。

6.ゴミとしてのワックス

「海の豊かさを守ろる」という命題は世界共通の課題であり、海を拠点にしているサーファーもできる事は多いはずです。

ただ、残念な事に海にはゴミと同様にワックスを剥がした残骸やワックスケースのゴミを目にします。

サーフィンアイテムの中でも消耗品となり利用頻度も高いため、取り扱いを注意しながら、環境面を配慮した行動を心がけていきましょう。

まとめ

今回は、初心者向けの「サーフワックス」に関する知識を紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

充実したサーフィンライフのために、自身に最適なワックスを探してみてください。

Writer

TAIVASは、スケートボード・スノーボード・サーフィンの最新動画や最新情報、役立つコラムなどを配信する3S総合ウェブマガジンです。 3Sに関連するアパレル情報やアイテム情報なども配信しております。

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