海で見る上級サーファーは軽やかに波の上を滑り、とても気持ちよさそうですよね!
サーフィンを始めたからには、同じ様に上手になりたいと思うのは当然。
しかし、サーフィンは一人で練習する事が多いスポーツです。
ほとんどの方が独自に試行錯誤して上達を目指すのですが、実は経験豊富なサーファーから見ると間違っている事が多くあります。
今回は、サーフィン初心者がやってしまいがちな間違いの代表的なものをまとめてみました。
上達したいと思う方は是非参考にしてみて下さい。
Contents
1. 間違ったボードを使う
おそらく初心者サーファーの間で最も多い間違いは、自分に合ったサイズではないボードを選んでしまうことでしょう。
自分のスキルレベルに合ったボードを選ぶようにしましょう。
短いボードの方がかっこよく見えるかもしれませんが、長いボードの方が初心者にとってはずっと楽で安全です。
また、「あなたの体重、サイズ、能力に合ったものだけでなく、あなたがキャッチしようとしている波のタイプに合ったもの」を使用することをお勧めします。
まずは、適正浮力を把握してみて下さい。
下記の表は有名サーフボードメーカー”ラスティ”の適正浮力表を紹介しているページです。
【項目解説】
- WEIGHT RANGE(lds):体重 ポンド表記
- WEIGHT RANGE(kg):体重 キロ表記
- MULTIPE:浮力係数
- ADVANCED:上級レベル
プロ&トップアマチュアレベル
エクセレントスケール(8.0ポイント以上)に入るライディングが出来る - ADVAN/INTER:上級と中級のあいだ
波に合わせ、リッピング・カットバック・フローターで乗りつなぐことが出来る - INTERMEDIATE:中級レベル
テイクオフからレールを使ったターンで加速が出来る
カットバックもしくはリエントリーが出来る - INTER/BEG:中級と初心者のあいだ
パドリングをしてゲッティングアウト出来る
テイクオフから確実なターンをし、プルアウト出来る - BEGINNER:初心者 レベル
・上記に当てはまらないレベル
表の意味はこんな感じです。
まずは、自分の適性浮力を頭に入れましょう!
適正以下のボードは絶対に選ばないように!
2. ウォーミングアップをしない
サーフィンをする前のウォーミングアップを忘れがちですが、スポーツであることに変わりはありません。
他のスポーツと同じように、ウォーミングアップが重要なのは、「関節に潤滑油を与え、適切な場所に血液を流すことであるが、最も重要なのは、心の状態を整えることである」からです。
砂浜の上で軽く体を動かしつつ、波の状況をみてライディングのイメージを冷静に固めてから海に入りましょう。
3. 陸上トレーニングをしない
陸上トレーニングをしないのは、サーフィン上達の可能性を大きく下げてしまいます。
なぜ、サーフィン上達にここまで時間が掛かるのかというと・・・。
この動きには、肩や背中回りの筋肉が必要となりますが、
陸上ではあまり使われない部位なのでサーフィンするには圧倒的に不足しています。
週末海にいって鍛えて、1週間休んで、また週末・・・・。
このように必要な筋肉を鍛えるのに時間がかかり、いつまでも上達しないという事になります。
ですが、逆に必要な筋肉さえ付けてしまえば、最短で上達する事が可能。
その他にもサーフスケートで、イメージトレーニングや下半身強化も効果的です。
4. 適切なライディングフォームではない
サーフィンは適切なスタンスがとても重要です。
バランスを保つためには、常に低重心を保つ必要があり、そのためには、膝を曲げて低い姿勢を保つ必要があります。
肩を曲げたり、腕をフリフリさせたりするとバランスを崩してしまうので注意が必要です。
ライディングフォームの練習にはサーフスケートがおすすめです。
5. 間違ったスタンスでサーフィンしている
上記のライディングフォームに似ていますが、
ショートボード初心者にありがちなのは、後ろ足がデッキパッドを踏めていない程に前に来てしまう事です。
デッキパッドを踏めていないという事は、ボードコントロールがし辛くなり、上達の大きな弊害になりますよ。
6. 周囲を意識しないこと
海に出ているときは、周囲の状況に注意を払うことが非常に重要です。
周りのサーファーとの距離やレベルを把握し、邪魔になっていると感じたらすぐに場所を移動しましょう。
最悪ローカルとのトラブルに発展し、そのポイントに入れなくなってしまいます。
7. パドルアウトが上手く出来ていない
パドルアウトが上手く出来ない方は、ライディングの機会や体力を大きく奪われています。
海に入る前に、ポイントのカレントやセットのタイミングを十分に把握して、パドルアウトする事で最低限の体力でアウトに向かいましょう。
また、ドルフィンスルーやローリングスルーなどの技をしっかりとマスターする事で、さらに簡単にアウトに向かう事が出来ます。
残った体力は、波キャッチやライディングに回しましょう。
8. 波をキャッチするタイミングが遅い
サーフィンで波キャッチはタイミングがすべてなので、遅すぎても早すぎてもNGです。
特に初心者サーファーがパドリングの開始が遅すぎて波に置いて行かれる事が多いのではないでしょうか?
乗りたい波を見つけたとすぐにパドリングを開始し、
あなたが波と同期するように速度を維持し、テールが持ち上げ始めたと感じた瞬間に、テイクオフ動作に移行しましょう。
このタイミングはワイプアウトを防ぐためにも重要です。
9. 進む方向を見ないこと
ライディング中にボードやすぐ目の前の水面を見てしまう初心者が多いのですが、これはワイプアウトする可能性を高めるだけです。
なるべく目線を上げて、先の波全体を俯瞰するように意識しましょう。
車の免許を持っている方は分かると思いますが、教官から『目の前ではなく、目線を上げ先の道路状況を見る事』と教えられたと思います。
あれと全く同じ原理です。
ライディングコースの先の状況を把握する事で、いかなる状況にも対応出来るようになります。
まとめ
1. 間違ったボードを使う
2. ウォーミングアップをしない
3. 陸上トレーニングをしない
4. 適切なライディングフォームではない
5. 間違ったスタンスでサーフィンしている
6. 周囲を意識しないこと
7. パドルアウトが上手く出来ていない
8. 波をキャッチするタイミングが遅い
9. 進む方向を見ないこと
以上、サーフィン初心者がやってしまいがちな間違い9選でした。
是非、自分のサーフィンと照らし合わせてみて下さい。
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