スノーボード業界で、現在その名を勢いよく広めているojkプレート。
その手軽さや、カラフルでポップな色合いから、アクセサリーとして付けている人もいます。
今回は、「ojkプレートってどうなの?」という人や、「ojkプレートってなに?」という人に向け、実際にプレートを使っている筆者自身のレビューも入れながら、お話していきたいと思います。
ターンが上達したいスノボー初心者やカービング初心者の人には特に読んでもらいたい記事です!
Contents
ojkプレートってなに?
JSBA(日本スノーボード協会)デモンストレーターである「岡田幸義」さんが社長を務める「岡田樹脂工業」で作られたプレートです。
工場は群馬県富岡市に存在し、樹脂成型という技術の強みを活かして、今までのプレートの高価で重いイメージを塗り替え、樹脂で作られた安価で軽いというプレートを生み出しました。
そもそもプレートって?
プレートとは,主にカービング系の人に好まれているもので、ボードとバインディングの間に挟んで使うものです。
その効果は会社によって若干違ったりしますが、主に「ドラグ防止」、「力がボードに伝わりやすくなる」、「板がたわみやすくなる」、「グリップ力があがる」などあります。
相乗効果でターンの質があがるといったイメージです!
ojkプレートの効果を解説!
ojkプレートの簡単な効果を説明しましょう。
たった5ミリの変化?
ojkプレートの特徴はノーズ側、テール側に行くにつれ高さを設けているところです。
少し高さを設けることにより、ターンに早く入れるようになって、抜け(ターンの終わり)もよくなります!
そして個人的にはこのたった5ミリの高さがあることにより、ポジショニングも良くなってボードのいい位置に乗れているといった感覚もあります。
あえて中は空洞に!
二つ目の特徴は、あえて中を空洞にすることにより、重さを軽減することに成功しています。
重さを軽減することで、ジュニアや力の弱い女性でも扱いやすい設計になっているようです。
さらに、中身を空洞にすることによって、振動吸収性もアップし、アイスバーンや、少しのデコボコバーンだったら安定して切り裂いていけます!
ojkプレートの種類は現在6パターン!
プレートのパターンは現在6パターンあり、板のサイズや幅に合わせたセッティングが可能です。
フリースタイルモデル ハード/ミドル
基本フリースタイルボード用に作られたモデルです。
ハードタイプとミドルタイプがあり、ハードタイプ・上級者向け,ミドルタイプ・初心者向けといったイメージです。
ハードタイプの特徴は、反発力の強い素材を使っていて、荒れたバーンでも安定した鋭いターンができます。
樹脂と言え、装着すると硬度がかなりあり、ボードコントロールに不慣れな初心者には扱いが難しいかもしれません。
ミドルタイプの特徴は、素材に振動吸収性の強いポリエチレンを使用していて、安定したターンが可能です。
さらにプレート自体にキャンバー構造を取り入れているので、力の弱い人や不慣れな初心者でもボードに力を伝えやすく、雪面状況に左右されない安定したターンをしやすい設計になっています。
筆者はハード、ミドルどちらも持っていますが、メインはハードタイプを使っています。
ハードタイプの方がボードにダイレクトに力が伝わり、さらにその力を増幅して伝えてくれるので、結果的に自分の求める動きを軽い力で行えるように感じています。
ウーマン&ジュニアモデル ハード/ミドル
フリースタイル用のモデルと比べると一回り小さくなっています。
ウーマン&ジュニアモデルと書かれていますが、細身のボードでフリースタイル用が合わないなどといった場合にも使用することができます。
ハードとミドルの特徴は基本的にフリースタイル用と変わりません。
アルパインモデル ハード ミドル
19-20シーズンから新たに登場したのがこのアルパイン用モデルです。
基本的に素材は変わりませんが、ハードタイプはレーシング向けにアルミのフレームが入れられる設計になっているようです。
またリブの大きさを変えフリースタイルモデルより板のフレックスを強化しています。
こちらもアルパインモデルと書いてはいますが、感覚的にはウーマン&ジュニアモデルよりも細いボード向けといったイメージです。
デメリットはないの?
デメリットは、取り付けることにより、軽い素材を使っていると言えボードが少し重くなります。
そして、硬さもでるため、プレートに慣れていない人は最初違和感や取り回しづらさを感じるかもしれません。
ジョイントボルトが2種類!
なんとプレートを装着するためのジョイントボルトが2種類あります。
まず一つ目がステンレス製のボルト、二つ目が真鍮製(シンチュウ)のボルトです。
このボルトの特徴を軽く説明しましょう。
真鍮製
メリット「錆びない」、「緩みづらい」
デメリット「柔らかいのでなめてしまう可能性あり」、「柔らかいため斜めでも入ってしまいねじ山が崩れてしまう可能性あり」
ステンレス製
メリット「錆びない」、「雪面状況を素早く伝達してくれる」
デメリット「硬いので緩みやすい可能性あり」
といった感じになっています。
ボルトから自分の好きなタイプを選べるのが面白いですね!
ちなみに値段の観点で言うとより安価なのは真鍮製の方みたいです。
カラフルな色でカワイイ!
ojkプレートの特徴は性能だけじゃなく色の多彩さも忘れてはいけません。
カラフルでポップな色合いから、アクセサリーとしても使用することができ、女性からも“カワイイ”と人気です!
現在フリースタイルモデルでは、「ハードタイプ」に“ブラック”、“レッド”、“ブルー”の三種類、「ミドルタイプ」に“ピンク”、“イエロー”、“グリーン”が出ています。
ウーマン&ジュニアモデルはフリースタイルと同様で“ブラック”以外のパターンが展開されています。
アルパイン用は現在“ブラック”と“グリーン”のみのようです。
ojkプレート以外のカービングプレート
ojk以外にもプレートは様々な会社が出しています。
例えば有名なものだと「T-PLATE JAPAN」のT-プレートや、ボード、バインディングなども出している「ALC snowboard」のALCプレートなどがあります。
その会社によって特色や効果も若干変わるので、ojk以外のプレートにも興味が出てきた人はぜひ調べてみてください!
まとめ
今回、最近スノーボード業界を賑わせているojkプレートについて解説しました。
幼いころくわえていた、お菓子の棒に使われるような樹脂が、自分の滑りを変えてくれるなんて驚きですよね。
ojkプレートは安価で使い勝手もよく、付けている分にはメリットばかりなので、気になった方は使ってみるといいでしょう!
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