平昌オリンピック

平昌オリンピック スキージャンプのルールや競技日程・注目の選手と結果

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2018年2月17日更新

スキー・ジャンプラージヒルのルール。

K点(基準点となる飛距離) : 125m
ヒルサイズ(安全に飛べる最大の飛距離) : 142m

K点で60点。

1m ±で1.8点という得点付けになります。

<スキージャンプ競技日程>

[男子ノーマルヒル]

・2月8日 (木):ノーマルヒル予選  20:15~
・2月10日(土):ノーマルヒル1回目 21:35~
・2月10日(土):ノーマルヒルfinal 22:35~

男子ノーマルヒルの結果

日本人選手は、小林 陵侑 7位, 伊東 大貴 20位,葛西 紀明 21位,小林 潤志郎 31位という結果。

順位 名前 国籍 スコア
金メダル アンドレアス・ウェリンガー ドイツ 259.3pt
銀メダル ヨハンアンドレ・フォルファン ノルウェー 250.9pt
銅メダル ロベルト・ヨハンソン ノルウェー 249.7pt

[女子ノーマルヒル]

・2月12日(月):ノーマルヒル1回目 21:50~
・2月12日(月):ノーマルヒルfinal 22:35~

女子ノーマルヒル結果

順位 名前 国籍 スコア
金メダル マーレン・ルンビ ノルウェー 264.6pt
銀メダル カタリナ・アルトハウス ドイツ 252.6pt
銅メダル 高梨沙羅 日本 243.8pt

[男子ラージヒル]

小林 陵侑,伊東 大貴,葛西 紀明,小林 潤志郎が決勝に進出。

・2月16日(金):ラージヒル予選 21:30~
・2月17日(土):ラージヒル1回目 21:30~
・2月17日(土):ラージヒルfinal 22:30~

[男子団体戦]

・2月19日(月):団体戦1回目 21:30~
・2月19日(月):団体戦2回目 22:36~

*開始時間はあくまでも予定なので競技進行の都合上変更される事も考えられます。

平昌オリンピック競技全体のまとめやテレビ放映日程などは下記記事を参考にして下さい。
平昌オリンピックの全体像と開催日程と地上波放送予定

<ルールや採点方法>

飛距離点+飛型点=得点になります。

・飛距離点とは飛んだ距離の点数で「K点」=60点が基準になり、飛距離が前後1m増減するごとにポイントが増減する事になります。
K点はその日の天候や風の具合などにより変更され120mの時と90mの時があります。

飛距離点の考え方と計算方法

増減されるポイントは「K点125mに対して±1m=±1.8ポイント・K点98mに対して±1m=±2.0ポイント」となります。
K点125mで121m飛んだ場合は、125m+1m×1.8ポイント=60点+1.8ポイント=61.8ポイントという計算です。
逆にK点よりも1mショートしてジャンプしてしまった場合は60点-1.8ポイント=58.2ポイントになります。

飛型点について

飛型点とは飛び初めから飛んでいる時の姿勢、着地までの美しさの点数です。
着地後も決められたラインを超えずに姿勢を崩すと減点の対象になります。
着地転倒した場合は転倒したポイントで計測する事になります。
ジャッジは5人の審判員によってなされます。
一人20点の持ち点から0,5ポイントずつ減らしていく減点方式です。
5人のうち一番低い点数と一番高い点数の人を除いた間の3人の合計点で点数は決まります。
最高得点は60点になります。

点数を大きく左右する着地点

:こちらは開いた両足の真ん中を着地点と見なします。
スキー板の長さは関係ありません。
点数はこのようにして決まりますが、天候のコンディション次第でゲートを上げ下げする時には「風のポイント」「スタートゲートポイント」というもので点数が加減される事になります。

*減点箇所は公平に公開されます。

順番を待つ選手とスタート

:シグナルが黄色になるとスタートゲートに入り、シグナルが緑になるスタートの合図で滑り始めます。
テイクオフして飛行中の美しさと飛距離、着地姿勢とテレマークの総合点で点数が決定します。
これが競技の流れです。

使用するスキー板は近年のルール改正で伸長に対して145%と改定されています。

団体戦

:個人戦も団体戦もルールや採点方法は変わりません。
ただ団体戦は4名一組で2回ずつジャンプして得点を競うのですが同じチームの4名が同じ条件で飛ぶわけではないのです。
4名を4組に分けてそれぞれの組で1人ずつ別チームと競い合います。
別チームから出てくる同じ組の選手達と同じ条件というだけになります。
その組ごとでゲートの位置などの変更が行われます。

<スキージャンプを楽しく観戦するための知識>

次順で待機している選手はシグナルが黄色信号になるとゲートに入って45秒以内にシグナルが緑に変わるので、そこから10秒以内にスタートを切らなければなりません。

俗に10秒ルールと言われています自分のタイミングをいかに作れるかが勝負の鍵になります。
この10秒をどう使うかは選手次第ですが風を待っていられる時間でもあります。
また選手がスタートするスタートゲートですが、スタートバー(腰掛けているバー)が上下に変更される事があります。
これは飛びすぎの危険がない位置に運営側が設置するものです。このバーの位置によっても飛距離が変わります。

より白熱した応援の為に補足します。
近年のルール改正でスキー板の長さが身長に対して145%と改定されています。自分の身長+身長の45%の長さです。

150cmの人なら217,5cmの板で、170cmの選手なら246,5cmと約30cmも長い板を使用する事が出来ます。
平均身長が高くない日本人にはやや不利な状況にはなっていますが、高梨選手を初めとする選手達がそれを乗り越えてきているようです。
ルールとはいえこのハンデをどのように跳ね返して成果を上げてくれるのかも期待が高まるポイントです。

<スキージャンプの専門用語の解説>

テイクオフ:踏み切ってジャンプする事です。

Vジャンプ:スキー板をVの字に開き揚力を得る飛び方です。

ランディング:選手が着地する事です。

テレマーク:着地の時に取るポーズです。後ろ足を曲げてカカトを浮かして両手を左右に広げている姿勢。

K点:120mか90mの基準となる距離を示すポイント。

転倒ライン:飛型点を採点する為のラインです。転倒ライン内で姿勢の乱れや転倒があれば減点対象になります。

バッケンレコード:そのジャンプ台の最長ジャンプ記録です。

アプローチ:スタートしてから踏み切るまでの助走路。バッケン=丘という意味。

ヒルサイズ:踏み切ってから着地までを安全に出来る飛距離のことです。

<平昌オリンピック日本選手の紹介>

[男子メンバー]

葛西紀明:北海道上川郡下川町出身。土屋ホームに選手兼任監督として所属。
1990アルベールビル・1994リレハンメル・1998長野・2002ソルトレイクシティ・2006トリノ・2010バンクーバー・2014ソチ・2018平昌とオリンピック8大会連続出場記録保持者。
誰もが知る世界のレジェンドです。

伊東大貴:北海道下川町出身。
2006トリノ・2010ンクーバー・2014ソチとオリンピック3大会連続出場経験者。ソチ五輪では団体戦3位を獲得している。2013世界選手権大会混合団体戦では金メダルを獲得している。

竹内択: 長野県飯山市出身。フィンランドに単身留学し腕を磨いてきた実力者。
2010バンクーバー・2014ソチオリンピックに出場。2013世界選手権混合団体で金メダル、ソチ五輪では男子団体で銅メダルを獲得。

小林潤志郎:岩手県八幡平市出身。雪印メグミルクスキー部所。弟の小林陵侑も同じくオリンピック代表選手。妹の小林諭果もスキー選手。
常に世界で上位にランクしている実力者。大学からジャンプに転向した変り種。

小林陵侑:岩手県八幡平市出身。土屋ホーム所属。
2017ノルディックスキー世界選手権男子団体7位。フライング世界選手権で葛西選手を上回る順位を叩き出した事もある実力者。

[女子メンバー]

高梨沙羅:北海道上川郡上川町出身。クラレ所属。
2014ソチオリンピック出場4位の成績。スキージャンプワールドカップでは2012年FIS史上最年少&日本人初優勝。2013年FISW杯市場シーズン最多勝利数&前線表彰台を果たす。サマーグランプリでは2012~2017まで連続総合優勝を果たしている。言わずと知れた日本女子の大エース。

伊藤有希:北海道下川町出身。土屋ホーム所属。
2013世界選手権混合団体で金メダル獲得。2014ソチオリンピック日本代表として出場。ソチ五輪では個人7位・2017年ラハティー個人2位団体3位の実力者。

岩渕香里:長野県上田市出身。北野建設スキー部。
2016ワールドカップラハティー大会で自身最高順位6位を誇る。小学校6年生でアルペンからジャンプに転向。高梨沙羅選手を破ったこともある実力者。

勢藤優花:北海道上川郡上川町出身。ワールドカップ韓国・平昌で5位に入る実力者。目標とする高梨沙羅選手と同郷の幼馴染。

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