平昌オリンピック

平昌オリンピック アルペンスキーのルールや競技日程・注目の選手と結果

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2,136 views 2018-2-1 UPDATE

2月9日、いよいよ待ちに待った平昌オリンピックが開幕した。韓国と北朝鮮が統一旗で合同入場することを決定するなど、何かと話題になる部分も多い。
日本勢の活躍を期待したいが、その前にオリンピックの基礎知識をしっかり頭に入れておきたいところだ。
そこで、今回はアルペンスキーを例にとって、競技に関するルールや日本選手についての情報を紹介しよう。

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①その競技の競技日程

アルペンスキーは2月11日から競技が開始され、2月24日に終了する。詳細な競技日程は次の通りだ。

2月11日(日)11:00〜13:00滑降男子
2月12日(月)10:15〜12:15大回転女子
2月13日(火)11:00〜13:00スーパー複合男子
14:00〜15:40スーパー複合男子
2月14日(水)10:15〜11:30回転女子
13:30〜15:10回転女子
2月15日(木)11:00〜13:10スーパー大回転男子
2月17日(土)11:00〜13:10スーパー大回転女子
2月17日(日)10:15〜12:15大回転男子
13:45〜15:25大回転男子
2月21日(水)11:00〜13:10滑降女子
2月22日(木)10:15〜11:30回転男子
13:30〜15:10回転男子
2月23日(金)11:00〜13:10スーパー複合女子
14:00〜15:10スーパー複合女子
2月24日(土)11:00〜13:10団体混合

②ルールや採点方法

アルペンスキー競技は、雪山に作られた急斜面のコースを滑り降り、ゴールに到達するまでのタイムを競うものだ。コース上には旗門というポールが並べられており、その旗門をどれだけ速く正確に通過するかで勝負が分かれる。

主要な種目は4つで、滑降(ダウンヒル:DH)、回転(スラローム:SL)、大回転(ジャイアントスラローム:GS)、スーパーG(スーパー大回転:SG)。
速さを競う滑降とスーパー大回転は高速系、テクニックを競う回転と大回転は技術系と呼ばれる。

アルペン選手は、2本のスキー板と両方の足ですべての旗門を通過するように決められている。スキー板が1本外れた場合でも、もう1本のスキー板と両足で旗門を通過すればよいことになっている。
ポールを両足でまたぐか、通過しないまま滑り降りた場合は失格となる。
最後の旗門を通過したあとにスキー板が外れるなどした場合、歩いてそのままフィニッシュラインを越えてもよい。

滑降(ダウンヒル)

高速系の種目で、1回の滑降で順位が決まる。ミスを犯すと大事故につながる可能性があるため、公式の練習で本番コースを試走することが義務になっている。
試走をしていない選手のレース参加は認められていない。アルペン競技では一番距離が長い競技で、男子800~1100m、女子が450~800mとなっている。

回転(スラローム)

ターンテクニックが問われる技術系の種目で、細かく設置された旗門をうまくクリアしていく必要がある。2回滑降してそのタイムの合計によって順位が決まる。
タイムを少しでも縮めるため、参加選手は「ライン取り」と呼ばれる滑降コース設定をシビアにキープしながら滑る。
旗門の脇ギリギリを通過するので、ポールが選手の体を直撃する危険がある。通常の競技では選手がストックと腕でポールをなぎ倒していくが、これはルール違反にはならない。

大回転(ジャイアント・スラローム)

2本滑降したタイムの合計で順位が決まるが、1本目と2本目では別の旗門設定を行わなければならない。
スピードを落とさず旗門をクリアするために、熟練のターンテクニックと正確なライン取りといった高度なゲーム管理が要求される。アルペン競技の中で最も勝つのが難しい競技である。

スーパー大回転(スーパー・ジャイアント・スラローム)

この競技では公式トレーニングは行われず、コースの下見は認められていない。そのため、1回の滑降で順位が決まる一発勝負の種目である。
滑降と同じ高速系の競技であるが、旗門数の多さからターンのテクニックも求められる。高速系・技術系両方の選手が競技に参加するが、旗門の設定によっては技術が必要とされるコースになることもあり、コースレイアウトによって勝敗が左右される。

スーパー複合(スーパーコンバインド)

アルペン種目の滑降(DH)と回転(SL)の2つを組み合わせた競技で、滑降と回転の両方を滑り、その合計タイムを競う複合競技。
2日間かけて競技が行なわれる複合種目をコンバインド(CB)と呼ぶのに対し、1日で行なう複合種目は「(スーパー・コンバインド(SC)と呼ばれる。ルールはそれぞれの競技に従い、通常は最初に滑降競技、続いて回転競技が行われる。

団体混合

平昌オリンピックから新しく採用された競技で、男子2人、女子2人の合計4人でチームを組み、同じコースを並列で設置して2人同時に滑降するパラレル大回転で勝敗が決まる。

③楽しく観戦するために必要な知識

アルペンスキーは、一瞬のミスがもとでバランスを崩しコースアウトしてしまう確率が高く、競技選手には非常にプレッシャーのかかるスポーツだ。

滑降(ダウンヒル)

1回の滑降で順位が決まる高速系の種目。なんといっても100kmを超える滑走が最大の見どころだが、技術と体力に加えてコースを攻略する緻密な戦術が不可欠だ。
ただ単に旗門と旗門を直線的に結んだ最短距離を滑っても、結果的には速くゴールすることは不可能で、コース状況や旗門の位置などを判断し、スムーズなターンとスピードを最後まで落とさない「ライン取り」ができるかが勝敗の分かれ目となる。

回転(スラローム)

アルペンスキーの競技場となる急角度の斜面は、一般的には「Slalom(スラローム)」と呼ばれており、略して「SL」という。
ターンの外側の手でポールをなぎ倒していくスラローム独特の「逆手テクニック」は迫力満点だ。一方で、一瞬のミスからコースを外れてしまう確率も高く、1本目の順位が悪くても2本目で快走を見せて挽回できる可能性がある。
逆に1本目でトップでも2本目で大きなミスを冒して順位を下げることもあるので、最後まで何が起きるかわからないスリリングな展開が見どころだ。

大回転(ジャイアント・スラローム)

技術系種目に分類され、アルペンスキーの中で最も人気のある競技である。
滑走ラインが少しずれただけでメダルを逃す可能性が高い競技で、ターンの技術とリカバリー、そして「ライン取り」が重要となる。平均時速はおよそ40~60kmと、他の滑降競技に比べてスピードは劣るが、雪面を切るようなカービングターンで旗門をクリアするのが見どころだ。

スーパー大回転(スーパー・ジャイアント・スラローム)

赤と青の旗門を交互に通過し、ゴールタイムで競う競技で、滑降の次にスピードのある競技であるとともに、技術的に最も難しいと言われるスーパー大回転。
インスペクションという下見はできるものの、当日1回きりしかチャンスがない一発勝負の競技だ。最大の見所は選手の高速ターン技術で、時速50km以上のハイスピードターンが見どころだ。ベテランと若手のせめぎあいをじっくり観察するのも楽しみのひとつだろう。

スーパー複合(スーパーコンバインド)

スピード系の最上位競技である滑降と、技術系の最難度競技の回転を組み合わせた競技。
高速系競技の滑降と技術系競技の回転という2つの種目を行なう必要があるため、選手の総合力が試される競技だ。
滑降が得意な選手と回転が得意な選手とが、それぞれの個性がぶつかり合うというところが複合競技ならではの魅力だろう。

団体混合

高速系で最もスピードの速い滑降と、技術系最難関種目の大回転の複合競技。1日目に1本づつ滑走し、その合計タイムで勝敗が決まる。

④観戦している中で解説が放つ難しい言葉の解説(技やトリックの名前など)

次に、観戦している中で解説が放つ難しい言葉の解説、特に技やトリックの名前などについて解説する。

オリンピック競技にはそれぞれ特有の専門用語があり、それを前もって理解しておくことが、観戦を楽しむコツだ。それでは主な用語について順に見ていくことにしよう。

・インスペ
正式な名称は「インスペクション」。アルペンスキーでは、本番の競技の前に一度だけコースを横滑りでゆっくり下見することが認められており、この下見のことを「インスペ」と呼ぶ。

・逆手(「さかて」または「ぎゃくて」)
スラロームで旗門をターン外側の手で倒す動作。左ターンのときには右手で旗門を倒す。
ターンの弧を小さくするよりも旗門を倒す方が減速が少なくて済むと判断した場合に行う。

・ワンピース
正式な名称は「レーシングワンピース」。通常のスキーウェアは空気抵抗が非常に多く、本番のレースで減速の原因となる。この空気抵抗を減らすために着る体に密着した薄手のウェアのことを言う。

・旗門
滑走ラインの目印となる1対のポールと旗の組み合わせたもの。スラローム以外の競技では、2本のポールの間に旗を張るが、この形が門の形をしていることから旗門(ゲート)と呼ばれる。
旗とポールは赤と青の色からなり、同じ色の旗門を2組配置して、この間を選手が滑走することになる。

⑤その競技の世界で有名な選手・日本選手の紹介

それでは最後に、今回のオリンピック競技に出場する注目のアルペン選手をおさらいしておこう。

・マルセル・ヒルシャー
アルペン競技の最強国オーストリアのエースであり、ワールドカップ総合6連覇を成し遂げた名実ともに世界のトップアルペン選手。
ジュニア世界選手権で3個の金メダルを獲得し、2012/2013のワールドカップでは23歳にして総合優勝、世界の頂点に立つ。
意外にもオリンピックの金メダルはまだ1つも持っていないが、今年の平昌オリンピックで果たして見事1位の座を獲得できるかに注目が集まる。

・アクセル・ルンド・スベンダール
ワールドカップで総合優勝2回の経験を持つノルウェーのアルペン選手。何度も事故に見舞われケガでリタイアするが、不屈の精神でワールドカップに返り咲くオールラウンドプレイヤー。
スラローム以外の全種目で優勝経験を持ち、一時は滑降、回転、大回転、スーパー大回転のすべてで第1シードにランクされていた。

・小山陽平
石川県金沢市出身の18歳で、日本体育大学1年生。小学校からスキーを始め、「全国中学回転」と「全国中学大回転」で優勝。
小樽双葉高校にスキー留学し、国民体育大会少年男子優勝、全国高等学校スキー大会男子大回転優勝をへて、オーストリアの「シュタイナハFISレース」の大回転で見事優勝を果たしている。
昨年のサンモリッツ世界選手権の本線に最年少で初出場するが42位に終わる。帰国後の札幌冬季アジア大会では、2位に圧倒的な差をつけて優勝、若手の最有望株だ。

・安藤麻
北海道旭川市出身の21歳で、東洋大学3年生。兄とともにスキーを始め、全国中学生スキー大会大回転3連覇、回転2連覇を成し遂げる。
小樽北照高校時代には全日本選手権回転で優勝、全国高校スキー大会で大回転3連覇。2014/2015のシーズンからワールドカップ代表に選ばれ、アジアコンチネンタルカップで個人総合2位。
父親はバルセロナオリンピック柔道で小川直也選手のライバルだった弥さん。

さて、平昌オリンピックのアルペンスキーについてざっと見てきたが、アルペンスキーの魅力を感じていただけただろうか。

今年の冬は全世界的に大寒波に見舞われ日本でも各地で被害が出ているが、そういった暗いニュースを吹き飛ばすためにも、日本選手にはぜひともメダルを期待したい。

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