「最近サーフィンを始めたけれど、カタカナの言葉が多すぎる…」
「インストラクターやサーファーが言っている話が全然理解できない…」
あなたにはこんな悩み、ありませんか?
実はこれ、サーフィン初心者なら誰でも経験すること。
私も最初の頃は、頭の中に「?」がたくさん浮かんでいました。
ただ、せっかくサーフィンを始めたのに、用語が分からないと、なかなか楽しめないですよね。
そこで今回は、
「これだけ覚えておけば楽しくサーフィンができる!」
そんなサーフィン用語30個を
- サーフボード編
- サーフィンの動作編
- 波の大きさ(サイズ)編
- 波の種類編
- 地形・気象編
に分けてご紹介します。
Contents
サーフボード編
まずは、サーフィンするために必須なサーフボードから見ていきましょう。
①ノーズ
サーフボードの先端の部分。
前に重心がかかりすぎていると、ノーズから海に沈んでいき、「ノーズダイブ」の原因に。
ノーズダイブしがちな人は、少し重心を後ろにかけてみましょう。
②テール
ノーズと反対で、ボードの末端の部分。
後ろに重心がかかりすぎていると、テールが沈んでいき、減速して波に置いていかれる原因に。
いつも失速してしまう、という方は少し体重をノーズ寄りにかけてみましょう。
③レール
サーフボードの両脇の側面部分。
レールの厚さによってサーフボードの性能が変わります。
初心者はまずはレールの厚いボードから始めるのがおすすめです。
④フィン
サーフボードの裏側についていて、サーフィンの舵取りの役割を果たします。
フィンの大きさや形、数などでサーフボードの性能が変わってしまうため、奥深い部分です。
元々ボードに埋め込まれているものと、取り外し可能なものの2種類があります。
⑤リーシュ
サーフボードと自分を繋いでくれる紐。
リーシュがないと、自分が溺れてしまったり、または自分から離れたボードで誰かをケガさせたりする原因に。
必ず海に入る前に、傷んでいる部分はないか、ゆるく止めすぎていないかをチェックしましょう。
サーフィンの動作編
サーフボードの仕組みがなんとなく分かったところで、今度は実際にサーフィンに必要な動きを見ていきましょう。
⑥パドリング
サーフボードに腹ばいになった状態で、手で水を漕ぐ動作。
サーフィンの基本動作であり、サーフィンの上達には欠かせない、重要な動作でもあります。
岸から沖に出るとき、波に乗る前、の2種類のパドリングがあります。
⑦ゲティングアウト/ゲットアウト
岸から沖にむかってパドリングすること。
初心者のうちは、ゲティングアウト中に心が折れてしまう人も多いです。
しかし、一度沖に出ると穏やかな水平線が広がっていますので、頑張ってパドリングし続けましょう。
⑧テイクオフ
パドリングから、ボードの上に立つまでの一連の動作。
初心者にありがちなミスが、テイクオフするときに目線が下を向いているせいで、そのままコケてしまうこと。
そして、レールを掴むことで、手が離せなくなってしまうことの2つです。
心当たりのある方は、ぜひ意識してみてくださいね。
⑨前乗り
他のサーファーがすでに波に乗っているのに、その波の前方でテイクオフをすること。
前乗りしてしまうと、自分と相手双方にケガのリスクがあり、相手に迷惑をかけてしまうことになります。
極力避けたいですが、気づかずに前乗りしてしまった場合には、後からきちんと謝りましょう。
⑩レギュラー/グーフィー
ボードの上に立ったときの立ち方、また、その立ち方に適した波のこと。
右足が後ろの場合は、「レギュラー(スタンス)」、左足が後ろの場合は「グーフィー(スタンス)」といいます。
また、自分がテイクオフした際に、右側に崩れていく波を「レギュラー(の波)」。
左側に崩れていく波を「グーフィー(の波)」と呼びます。
海に入る前に、事前にレギュラーなのかグーフィーなのかをチェックしておきましょう。
波の大きさ(サイズ)編
サーフィンでは波の大きさを、一般的に体の部位を使って表現します。
ボードに立った状態で、波がどれくらいの位置に来ているかが指標となっています。
⑪フラット
波がまったく無い状態。
この状態で波乗りはできませんが、パドリングの練習をするのもいいかもしれません。
⑫すね
ギリギリサーフィンができる波の大きさ。
ロングボードであれば、テイクオフの練習をして楽しめるサイズです。
⑬ひざ・もも
初心者~中級者が楽しめる波の大きさ。
ショートボードよりもロングボードやファンボードに適したサイズです。
⑭もも・腰
初心者が最も楽しみやすい波の大きさ。
ここからはショートボードでも楽しめる波のサイズです。
⑮腹・胸
初心者だと少し苦戦する波の大きさ。
ショートボードにはとても相性のいいサイズですが、最初は沖に出るのに苦労するでしょう。
⑯肩
初心者の場合、波のパワーに負けて沖に出れないくらいの波の大きさ。
中級者以上で技を決める練習をするには、最適のサイズです。
⑰頭
初心者がサーフィンするには危険なレベルの大きさ。
上級者が楽しむのに最適なサイズです。
⑱ダブル
成人の身長、2つ分の波の大きさ。
波が3mを超えてくるので、上級者でも海に入るのをためらうサイズです。
波のサイズは、人によって測り方や感じ方が異なるので、参考程度に覚えておきましょう。
波の種類編
波にはサイズだけでなく、種類もあります。
種類によって特徴が異なるので、少しずつ見ていきましょう。
⑲厚い波、トロい波
崩れる波の斜面が緩やかな波。
満潮に近づいて、水量が増えたときに起こりやすいです。
ゆったりとした波で心に余裕が持てるため、初心者でも練習しやすい波になります。
⑳早い波、ホレた波
崩れる波の斜面が急な波。
干潮に近づいて、水位が下がったときに起こりやすいです。
波の崩れるスピードが速く、パワーもあり、素早いテイクオフが必要になるため、初心者向きではありません。
波がホレてきた、と感じたら無理をしないようにしましょう。
㉑うねり
崩れる前の波。
サーフィンで横に走るためには、うねりから乗るのが理想です。
しかし、テイクオフするタイミングや波選びが難しいため、初心者はスープ(後述)から立つ練習をするのがおすすめです。
㉒スープ
すでに崩れた波で白く泡立っている部分(上記の子ども達が載っている波)。
別名ホワイトウォーター。
波が勝手にボードを押してくれるため、パドリング力の弱い初心者でも、テイクオフがしやすい波です。
㉓ピーク
波の中で最初に崩れる部分。
うねりの中で一番高いところで、ピークからテイクオフできると長い時間波に乗ることができます。
ただし、ピーク周辺は混雑しやすいため、初心者のうちはピークから少し離れたところで練習しましょう。
㉔ダンパー
横一直線に一気に崩れる波。
テイクオフする前に崩れてしまうため、サーフィンに不向きな波といわれています。
ダンパーの場合は、テイクオフせずに次の波を待ちましょう。
㉕ワイド
ワイド(横方向に広い範囲)で一気に崩れる波。
複数のピークがつながって、同時に崩れるため、「つながった波」ともいわれます。
ダンパーと、ほぼ同じ意味になります。
地形・気象編
自分である程度波に乗れるようになってきたら、新しいサーフスポットにも挑戦したいですよね。
そこで大事になってくるのが、地形や風などの気象条件を見る力。
ということで、サーフィンするにあたって、基本的なチェックポイントをご紹介します。
㉖ビーチブレイク
海底が砂で形成されているポイントでブレイクする波。
基本的には波のパワーが程よく、乗りやすい波が多いです。
また、テイクオフに失敗しても海底が砂のため、初心者でもリラックスしてサーフィンが楽しめます。
㉗リーフブレイク
海底に珊瑚や岩がある場所でブレイクする波。
ビーチブレイクに比べ、パワーのある波が多いです。
そして、岩や珊瑚で足をケガしてしまう可能性もあることから、初心者が入る際には注意が必要です。
㉘カレント
海の中にある潮の流れ。
離岸流ともいわれ、潮が岸から沖に向かって流れていきます。
この流れを使って、うまく沖に出るサーファーもいますが、知らずに流されてしまうと、とても危険です。
海に入る前には必ず、どこでカレントが起きているのかをチェックしましょう。
㉙オフショア
岸から海に向かって吹く風。
一般的にオフショアの場合は、コンディションが整い、綺麗な波になります。
そのため、「今日はオフショアで波が良いよ」なんて言葉を聞くことがあるかもしれません。
㉚オンショア
オフショアとは反対で、海から岸に向かって吹く風。
一般的にオンショアの場合は、コンディションが乱れ、ぐちゃぐちゃした波になってしまいます。
そのため、「今日はオンショアで乗れそうな波ないわ~」という会話をよく聞きます。
まとめ
今回は、「これだけ覚えておけば楽しくサーフィンができる!」というサーフィン用語30個をご紹介しました。
たくさん知らない用語が出てきた、という方も焦らなくて大丈夫です。
というのも、こうした用語はサーフィンを経験しているうちに、自然と身についていくもの。
まずは、サーフィンを楽しむという気持ちを大事にしてくださいね。
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