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アイソレート?ブロードスペクトラム?フルスペクトラム?それぞれの特徴について徹底解説します!

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2,316 views 2021-11-20 UPDATE

CBDやCBDアイテムを探している時に、「アイソレート」 「ブロードスペクトラム」 「フルスペクトラム」 というワードを見かけたことはありませんか?よく分からなくて、ちょっと怪しいアイテムなのではと疑ったこともきっとあるかと思います。これらはCBDの製造方法の違いを指す専門用語で、それぞれ異なった特徴を持ちます。
今回は、それぞれの製造方法の違いやメリット・デメリットなどを解説していきます。CBDの基礎知識も紹介を致しますので、そもそもCBDについて調べ始めたばかりの方も、ぜひ参考にしてください。

そもそもCBDとは?健康効果のメカニズムは?

CBDについて


CBDは正式名称を「カンナビジオール」と言い、大麻草に含まれる大麻成分「カンナビノイド」の1つです。大麻と聞くと、マリファナ(麻薬)が真っ先に浮かんでくるかと思いますが、マリファナの主成分は「THC(テトラヒドロカンナビノール)」というCBDとは異なるカンナビノイドです。
大麻には100種類以上のカンナビノイドが含まれているのですが、THC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)の大きく2つに分けることができます。THCは大麻草の花、穂、葉、根から抽出される成分で、いわゆる「ハイ」な状態にさせる精神作用があります。危険な中毒性・依存性もあることから、日本では麻薬に分類されており、規制の対象となっております。
一方のCBDは大麻草の茎や種子から抽出される成分です。私たちの脳に働きかけ、鎮静化作用があります。また、神経に直接作用することで「セロトニン」や「ドーパミン」といった神経伝達物質に対して反応するため、ストレスや不安感の緩和にもつながると期待されております。CBDの安全性と有効性は高く認められており、日本国内では厚生労働省から認可を受けております。

健康効果をもたらすメカニズム


CBDには「ECS(エンド・カンナビノイド・システム)」の働きを促進させる作用があります。ECSとは、私たちが生きていくために本来備わっている身体調整機能のことです。食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、認知と記憶などの幅広い機能を持ちます。
そんなECSは、外部から強いストレスを受けることや身体の老化に伴って、働きが弱くなってしまうとされております。CBDに含まれる天然由来のカンナビノイドを体内に取り入れることで、ECSが活性化され心身の不調が解消されると、その効果が高く期待されております。

CBDにはどんな効果があるの?


CBDに期待できる効果の1つにストレスの緩和があります。不安感が軽減されて、リラックス効果を得られることです。ストレスや不安を長期間抱えていると、うつ病などの精神疾患につながるとされております。CBDを摂取すると、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に対する反応に関わります。そのため、ストレスの緩和や精神的な不安を解消できるのではと期待されております。
身体的な効果としては、身体の痛みや炎症に対する抑制・緩和作用があるとされております。CBDはこのCB2受容体と親和性が高い(結合しやすい)ため、痛みを和らげる効果があるとされております。
また、不眠症に悩む人がCBDの摂取を開始したところ、睡眠時間が伸びたという研究結果があります。PTSD(心的外傷後ストレス障害)による睡眠障害の患者にもCBDを与えたところ、睡眠の質が改善されました。不眠症は固有の病気ではなく、精神的・身体的な様々な理由から起こり、原因はそれぞれ異なります。CBDを摂取することでECSの働きが促進されると、ストレスや不安が軽減されるほか、炎症の抑制、痛みやかゆみの緩和などの効果も表れます。そのため、精神的な理由から眠りに付けない人にも、身体的な理由からなかなか眠れない人のいずれにも有効とされております。

アントラージュ効果(相乗効果)とは?


それぞれの説明に入る前に、アントラージュ効果(相乗効果)について解説をいたします。
アントラージュ効果とは、「麻に含まれる活性化合物は同時に摂取することで個々が持つ効果が増長される」という理論です。麻にはCBDやTHCなどのカンナビノイド成分やその他の植物成分が含まれておりますが、CBDだけを単体で摂取するよりも、同じ麻に含まれる複数の成分を同時に摂取することで、より高い効果が見込めるというものです。
「アイソレート」「ブロードスペクトラム」「フルスペクトラム」という製造方法の違いから、それぞれのCBDアイテムのアントラージュ効果に差が出てきます。順に解説していきます。

アイソレート

アイソレートについて

麻にはCBDやTHCなどの100種類以上のカンナビノイドとミネラルやテンペルなどの成分が数百種類含まれておりますが、アイソレート製法では麻に含まれる成分からCBD成分だけを抽出します。このCBD成分だけを配合したアイテムのことをアイソレート製品と呼びます。
CBDアイソレートは純度99%のCBD成分で、CBD以外の成分は含まれておらず、当然のことながら、THCももちろん含まれておりません。麻特有の苦みが無く無味無臭のため、摂取しやすくCBD初心者の方におすすめです。また、ドーピングに該当しないことから、アスリートの方々が使用しているケースも増えております。

CBDが筋トレやスポーツにも効果的って本当?その有効性を徹底解説!

アイソレート製品の使用方法

アイソレートは他のCBDアイテムに混ぜて使われることが多いようです。市場に出回っているCBDクリームやべイプ用リキッドなどにアイソレートを混ぜてお好みの濃度に調整する使用法が好まれております。
無味無臭という特性を活かして、食べ物や飲み物に混ぜて摂取する方法もおすすめです。普段から食べているものに混ぜるだけで、簡単にCBDを摂取することができます。

アイソレートのアントラージュ効果(相乗効果)

CBDアイソレートはCBD成分しか含まれておりませんので、アントラージュ効果はほとんどありません。CBD成分のみによる健康効果が発揮されます。

ブロードスペクトラム

ブロードスペクトラムについて

アイソレート製品がCBD成分だけでできているのに対して、CBD以外のカンナビノイドや、ミネラルやテンプルなどの成分も含んだCBDアイテムのことをブロードスペクトラム製品と呼びます。アイソレートと同様に、THCは含んでおりません。
CBD以外に含まれる成分の明確な線引きは無く、どのような成分が含まれているかはメーカーやアイテムごとに異なります。CBD+α(THC以外)の成分が含まれていれば、ブロードスペクトラムとされております。

ブロードスペクトラム製品の使用方法

アイソレートのような他のCBDアイテムに加えるような使われ方はされません。CBDエディブルやCBDオイルのように、アイテムそのものを摂取するタイプとして使用されます。麻特有の苦みがあるため、フレーバー(味)が付いているCBDグミやCBDチョコレートなどのCBDエディブルの人気が高まっております。

ブロードスペクトラムのアントラージュ効果(相乗効果)

CBD以外の成分が含まれておりますので、アントラージュ効果によりアイソレートよりも高い効果が期待できます。また、ブロードスペクトラムはCBD耐性が付きにくいため、長期的な持続が期待できるとされております。
単一CBDでは耐性が付いてしまう可能性があり、一定以上の摂取を超えるとそれ以上の吸収が期待できませんが、ブロードスペクトラムCBDではアントラージュ効果と相まって、摂取量に比例してCBDが吸収される言われております。

フルスペクトラム

フルスペクトラムについて

前述の2つのアイテムと大きく異なることは、THCを含むアイテムであることです。フルスペクトラム製品は、その名の通り、麻に含まれるすべての成分を含んだCBDアイテムとなります。
アメリカでは、THCは0.3%以下であれば基準クリアとされるため、基準をクリアしているフルスペクトラム製品が市場に出回っておりますが、日本ではもちろんアウトです。THCが、たとえ0.1%でも含まれているアイテムを所持していれば違法となりますので、十分にご注意ください。

フルスペクトラムのアントラージュ効果(相乗効果)

THCを含め、麻に含まれている成分がすべて入ったアイテムのため、アントラージュ効果も最大限発揮されます。
繰り返しになりますが、フルスペクトラム製品の所持自体で違法となりますので、絶対に購入しないようにして下さい。購入する際は、記載されている成分を必ず確認するようにして下さい。

まとめ


「アイソレート」「ブロードスペクトラム」「フルスペクトラム」のそれぞれの違いについて、理解していただけましたでしょうか。
日本国内でも、多種多様なCBDアイテムが数多く流通するようになりました。購入しようとしているCBDアイテムがどういったものであるのか、十分に確認をしてから購入していただくことを強くおすすめいたします。
本記事がそのきっかけになりましたら、幸いです。ありがとうございました。

Writer

TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。

編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column

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