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CBDは痛み止めに有効?その効能とメカニズムを解説いたします!

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3,506 views 2021-11-24 UPDATE

CBD(シービーディー)は優れた健康効果を持ちますが、身体の痛みへの効能もその一つです。その効能に加え、従来の痛み止め薬とは異なり、天然由来の成分であるCBDは副作用が少ないということでも注目を集めております。
今回はCBDの痛み止めとしての働きについて、その効能とメカニズムを解説いたします。
「そもそもCBDとは?」「天然由来の成分とはどういうこと?」など、CBDについての基本的な解説から始めますので、CBDをこれから始めてみようとお考えの方もぜひ参考にしてください!

最近話題のCBDとは?天然由来の成分って本当?


CBDは「カンナビジオール」と呼ばれる、大麻草などに含まれる天然成分「カンナビノイド」の一種です。100%天然由来の成分のため、副作用がほとんどありません。そのため、様々な理由から人工の医薬品を使用したくないという方々にも広く支持されているほか、ドーピングにも該当しないことから、アスリートにも好まれております。
大麻草と聞くと、マリファナ(麻薬)のような「ハイ」になる精神作用や中毒性は無いのかと不安になるかもしれませんが、ご安心ください。
実は大麻には数百種類のカンナビノイドが含まれております。THC(テトラヒドロカンナビノール)CBD(カンナビジオール)の大きく2つに分けることができるのですが、悪いイメージがあるのはTHCがもたらす作用なのです。
THC=「ハイ」な精神状態になり、中毒症状がある(違法)
・大麻草の花、穂、葉、根から抽出される成分で、精神に働きかけ、中毒性がある
・日本では麻薬に分類されており、規制の対象である
CBD=リラックス作用や鎮痛作用などの効果を持つ(合法)
・大麻草の茎や種子から抽出される成分で、脳に働きかけ、鎮静化作用がある。
・神経に直接作用し、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対して反応するため、慢性的なストレスの緩和につながると期待されている
CBDにはTHCのような精神作用や幻覚作用、依存性は一切ありません。その安全性は高く認められており、厚生労働省の認可も受けております。

CBDにはどんな鎮痛効果が期待できるの?そのメカニズムは?

CBDの鎮痛効果について

CBDには鎮痛効果抗炎症作用があります。関節痛、腰痛、神経痛、皮膚炎、筋肉痛、脊髄損傷などの身体の様々な痛みに対して効果があることが期待されております。さらに、ガンや多発性硬化症などの病気の痛みまでも軽減してくれるという研究結果も出ております。

CBDの鎮痛効果のメカニズムについて

CBDの痛みを和らげてくれる効果には2つのメカニズムが存在します。
1つ目は抗炎症作用によるメカニズムです。CBDは血液に乗って全身を巡り、炎症が起きている箇所があれば、その炎症を抑えるために作用します。炎症を抑えることで同時に発痛物質の生成も抑えられるため、徐々に痛みが和らいできます。頭痛などの神経の圧迫や関節痛や腰痛などの慢性痛にも、神経の炎症を抑えることで発痛物質の生成を抑えることができますので、同様の効果を発揮します。
2つ目のメカニズムは「セロトニン」への働きによるものです。CBDにはセロトニンが分解されることを防ぐ働きがあります。セロトニンは脳内のホルモン物質なのですが、神経系内で痛みを制御する働きを持つ物質でもあります。CBDがセロトニンが分解されることを防ぐと、体内で使用できるセロトニンの量が自然に増えることになります。痛みを制御するセロトニンを増やした結果、身体の痛みを和らげることに繋がると、その効果が期待されております。
CBDは自然なアプローチで身体の痛みに対して働きかけ、その痛みを緩和させます。痛みの根本的な原因に対して働きかけてくれるのです。一般的な痛み止め薬とは異なり、発痛物質による刺激を無理矢理抑え込むという作用ではなく、炎症そのものを鎮めることで痛みを緩和させる作用のため、身体への負担が少ないというメリットがあります。

CBDの痛み止めとしての使い方は?

CBDを痛み止めとして使用する際には、CBDオイルでの摂取がおすすめです。摂取方法に応じて効能や効き方が異なりますので、解説いたします。

舌下摂取


舌の下側(裏側)にある毛細血管から直接血流に取り込む方法です。舌の下側(裏側)に直接オイルを垂らし、1分ほど馴染ませてください。口の中に残ったCBDオイルはそのまま飲み込んでいただいて問題ございません。
30分~1時間以内に効果が表れる即効性に優れております。血液をめぐって全身にCBDが生き渡るため、効能は全身に及びます。広範囲におよぶ痛みを身体の内側からケアしたい時におすすめです。

経皮摂取


肌に直接塗ることで、CBDを摂取する方法です。CBDが皮膚などの毛穴から経皮吸収されるため、局所的な効果が期待されます。例えば、慢性的な関節痛や腰痛、肩こり、急な運動後の筋肉痛などの局所的な症状がある際には、患部へCBDオイルを直接塗る経皮摂取をおすすめいたします。
効果が表れるまでの時間は1~2時間と少し長いですが、局部への効能は4~6時間続きます。痛みが気になる部分にCBDオイルを使ってマッサージをしていただけると非常に効果的です。

注意点

CBDを痛み止めとして使用する際の注意点を述べます。

CBD以外の医薬品との併用

CBDは天然由来の成分で、副作用がほとんど出ないというメリットがありますが、絶対に副作用が出ないというわけではありません。特に、CBD以外の医薬品との併用にはくれぐれもご注意ください。CBDが他の成分と相互作用してしまう可能性があり、副作用のリスクが高まってしまいます。
すでに痛み止め薬を処方されている場合には、CBDの摂取を開始する前に、CBDとの併用について必ず医師に相談するようにして下さい。

THCが含まれてないかチェック

最も重要なポイントになります。THCが含まれていないCBDアイテムを必ず選んでください。海外製のCBDアイテムが多く出回っておりますが、海外の大麻製品に対する検査基準は日本の検査基準と異なるケースがあります。
例えば、アメリカではCBDアイテムの原料となるヘンプに含まれるTHC量が0.3%以下であれば、基準合格とみなされますが、日本ではTHCがわずかにでも検出されたら、違法となります。
日本の検査基準をクリアしているTHCを一切含まない(未検出)CBDアイテムが徐々に主流となってきておりますが、THCが含まれている製品もまれにあります。十分に注意しましょう。

まとめ


CBDは痛み止めとしても非常に優れた効能を持ちます。天然由来の成分で身体への負担も少なく、むしろ身体のバランスを整えるという意味においては、日常的な摂取も問題ございません。
身体の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

Writer

TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。

編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column

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