スノーボードウェア、どうやって洗ってますか?
「普通の衣類洗剤を使ってもいいの?」「洗濯機で洗える?」「生地が傷んで撥水性能落ちない?」など、気になる点がたくさん。そんな悩みを解決できる洗剤があるのでご紹介します。
その名も「ニクワックス。」
「ニクワックス」という洗剤を使えば、スッキリきれいになるだけではなく、撥水性能も復活するんです!スノーボードウェア用の洗剤で、しっかり洗って撥水性能も復活してみませんか?特徴や使い方を説明していきます。
Contents
ニクワックスとは?
すべてのNIKWAXには、高い伸縮性と耐久性を備えた撥水ポリマーTX.10iが使われています。自然乾燥でも簡単に、安全で、通気性と耐久性を確保しながらすぐれた撥水効果をもたらします。”メーカーサイト”
特殊なポリマーを使うことで、耐久性のある強力な撥水効果を確保しているそう。完全に覆うだけではなくて通気性まで考えているから、動いて熱くなったときに蒸れることがない。
まさにスノーボードウェアにうってつけ!
通気性に優れていることから、最強の撥水素材ゴアテックスにもピッタリ。せっかくのいい素材のウェア、最大限性能を発揮してあげましょう。
また、肌に触れるものだから、安全性について記載があるのも安心です。
ニクワックスの洗剤・撥水剤は、洗剤だけでなく吹付けるタイプの防水スプレータイプも販売されています。洗濯機ではなかなか洗えないシューズやテントなどには、こちらを使用するといいです。
ちなみに、キャンプ用品などの撥水にも使えるので多用途です。ウェアだけじゃないから無駄になることもないってところも魅力。
撥水効果が落ちる理由
買ったばかりのころはしっかり水を弾いていたのに、使っているうちに撥水効果が薄れてきたと感じる方は多いのではないでしょうか。撥水効果の薄れは、素材に汚れが付着することが原因。
撥水性能を回復するには、素材の汚れを落とすことが重要になります。汚れの上から防水スプレーを吹きまくっても効果は発揮しにくいということです。いままで適当にスプレーしていた方、効果がイマイチだったかも・・
まずは汚れを落とし、それから撥水剤を使いましょう。
普通の洗剤ではダメ?
NIKWAXの製品は、「洗剤」と「撥水剤(コンディショナー)」の大きく2種類があります。洗剤と撥水剤を合わせて使用することで撥水効果が復活します。
なぜニクワックスの洗剤でないとダメなのか。
普通の洗剤で洗って汚れを落とし、防水スプレーを吹けば良いのでは無いか?と思うかもしれません。
ニクワックスの洗剤がベストな理由は、ウェアの通気性を確保できる点。
ウェアは通気性を確保するために、細かな穴が空いており、そこから空気が出入りします。普通の衣類用洗剤だと、その穴を塞いでしまうんです。
ニクワックスなら、その穴を塞ぐことなく洗うことが出来るため、通気性を確保できます。洗わないよりもマシですが、きちんと性能を発揮するならば洗剤と撥水剤はセットで使うと良いですね。
撥水性能は本当に復活する?
次は一番肝心できになる部分・・・本当に撥水するのか。というところ。
一体ニクワックスの撥水性能はどれほどのものなのか?撥水性能をものがたる動画をひとつ掲載しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=sox39XaWcoo
なんと寝袋で湖に浮かんでいます・・すごすぎる・・
実際に僕も使ってみて、水玉が面白いぐらいにころころ落ちるのは知ってました。先に紹介した特殊なポリマーのおかげでしょう。
でもここまでとはちょっとびっくり。
口コミを見ていても高評価が多いので、撥水性能に関しては心配いりません。
種類が多くてわかりにくい・・
凄まじい性能を紹介してきましたが、弱点もあります。それはどの商品を選べばいいかわかりにくいこと。
ラインナップが豊富でどれを選べばいいかわかりにくいのがたまにキズ。しかもパッケージも英語で読めない。いちいちググらなきゃいけない洗剤は、なかなか購入されないのでは・・?
ここで紹介するのは基本的な3つ!
洗剤と撥水剤と防水スプレー。まずはこれを買って使うのが一番シンプルで分かりやすい。
①「テックウォッシュ」
純石鹸分(脂肪酸カリウム)17%の石鹸水で作られた、合成界面活性剤を一切使用していない非合成系洗剤。人にも自然環境にも優しい。撥水ウェアの防水透湿性能を損なうことなく、付着した汚れをきれいに落とします。
今まで使っていた防水スプレー等の汚れも落としてくれるので、まさにウェアをリフレッシュしてくれます。せっかくつかうなら専用の洗剤を使ったほうが確実だし、次に使う撥水剤の効果が最大限発揮されます。
②「TX.ダイレクト ウォッシュイン」
テックウォッシュで洗った後はこれ。撥水剤です。キレイなうちにしっかりと撥水コートを行いましょう。
この撥水剤がめちゃめちゃすごくて、「繊維の一本一本をコーティングしてくれて、繊維の隙間は埋めない」という特徴があるんです。
他の撥水剤だと、服の表面をコーティングするだけなので、剥がれやすく耐久性がないんです。しかも繊維の隙間を膜で覆ってしまい、通気性が低下してしまう・・一時的に撥水性だけ良くても、意味はないですよね。
なぜこんな事ができるかをざっくり説明すると、コーティング剤を繊維に運ぶ手段として水が使われています。水は水漏れや水の吸収が起こりやすいところに向かうため、底を中心にコーティングしてくれる、という仕組み。
Tx.10-iという弾性ポリマーが使われていて、特許を取得しています。耐久水、撥水性、紫外線ダメージから生地を守ります。
強い撥水性はもちろん、透湿性を確保しつつ生地を丈夫にしてくれる機能まで備わっているんです。
③「TX.ダイレクトスプレー」
通常の撥水スプレーのように簡単に使える商品。
洗剤のように水に溶かす必要もなく、気軽に簡単に使えます。ただしぽたぽた落ちるので、風呂場などで使うことをおすすめします。
裏地が吸湿素材になっているウェアなど、洗濯しづらい素材の製品に使うのにもおすすめ。
④その他
あとは使いたい素材によって使い分けていく感じなので、その都度選択すればOK。コットン用とか色々な種類がある。
一点お伝えしたいこと。
個人的に思うのが、全体的に製品に記載されている標準の使用量は多いかなと。洗濯機に規定量入れるやり方ではなく、風呂場で適当な容器にウェアを入れてつけ置きするのが良いですよ。
あと独特な匂いがあります。後で落ちてくるので心配ないですが、先に注意だけ。
洗濯の仕方
洗濯方法は、ざっくり説明するとこんなかんじ。
- ファスナーを閉じる
- テックウォッシュを溶かす(1着につきキャップ2杯)
- 押し洗いする
- 15分放置
- 水が透明になるまで2,3回すすぐ
- ダイレクトウォッシュを溶かす(1着につきキャップ1杯)
- 撥水剤をかき混ぜ、全体に行き渡らせる
- 10分放置しつつ、ときどき混ぜる
- 水が透明になるまで2,3回すすぐ
- 干して乾燥させる
特別なことはしてないですね。洗って放置、すすぐだけ。
洗濯機で使うと使用量が多いので、手洗い推薦。問題はないんですが、洗濯機に撥水洗剤を入れる行為が不安な方もいますしね。
具体的には動画が分かりやすいので、掲載しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=H0D_5cZkZLQ
まとめ
スノーボードウェアの洗濯にぴったりの洗剤、ニクワックスを紹介しました。
ウェアを新品のように洗って、撥水性能を復活。生地まで強くしてくれる「ニクワックス。」
洗剤でここまでの性能があるなんて、驚きですよね。しかもこの撥水性能が、スノーボードだけではなくアウトドア用品全般に使えることを考えると、とてもお得ではないでしょうか。
「洗剤なんてどれも一緒」と思っていると、せっかくのウェアの性能が発揮できていないかもしれません。より快適にスノーボードをするためにも、洗剤の性能にもこだわってみてはいかがでしょうか。
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