日本最速オープンのイエティも今シーズンの営業を開始し、北日本では天気予報に雪マークも見られるようになりました。
今年はラニーニャ現象で雪が多いというニュースもあり、今月来月に迫ったシーズンインにワクワクしているスノーボーダーも多いのではないでしょうか。
さてそんなシーズンを楽しく過ごすためにも愛用ギアのチェックは欠かせないもの。
今回は板、バインディング、ブーツ、ウェアのチェックすべきポイントをご紹介します。
Contents
①板
シーズンアウトして半年以上経過した板はどんな状態でしょう?
物置やガレージにしまいっぱなし、ということもありますよね。
でも難しいメンテナンスは避けたいもの。
最低限、快適に滑れる状態にするには次の部分をチェックしましょう!
ソール
ソールは人間で言うお肌のようなもの。カサカサのお肌よりも潤いのあるツヤツヤお肌がいいですよね。
ワンシーズン使った板は色々な汚れを吸着しています。
その汚れが滑りの良さの邪魔をします。なだらかなところで一生懸命スケーティング、なんてことは避けたいですよね。
そこで家にあるものを使い、簡単に汚れを落としましょう。
その秘密兵器は「メラニンスポンジ」。
比較的に家にあって、100均でも手に入りやすいこのアイテムはソールの汚れ落しにも活躍します。
使い方は一般的なメラニンスポンジの使い方と同じです。
ソールに水を付けてメラニンスポンジで擦るだけ。
このように汚れを吸着してくれます。
汚くなったら新しいスポンジに交換しましょう。
余計な水分を拭き取ると汚れが落ちたことがわかると思います。
これで最低限の汚れは落とすことが出来ました。
この状態に簡易ワックスでも滑りの違いを実感できるかもしれません。
しかしもっと快適に滑るためにはやはりホットワックスがお勧め。
ホットワックスに関して詳しくはこちらをご覧ください。
エッジ
水分を拭き忘れてサビている箇所はありませんか。
サビも滑走性を妨げてしまうので、落としてあげましょう。
軽いサビであればこれまた100均の紙ヤスリで落とすことが出来ます。
#1000以上のものを使うといいでしょう。また耐水ペーパーだと強度もあり使いやすいかもしれません。
ガリウムからラストリムーバーというサビ取り専用グッズも販売されています。
参照:https://www.galliumwax.co.jp/waxing/TU0134/
数年に渡り使えるのでコストパフォーマンスも抜群です。
②バインディング
意外と見落としがちなのがバインディングのチェック。
筆者も昔、このチェックを怠り、泣く泣くスキー場を後にした経験があります。しっかりと確認しましょう。
ストラップ
付け外しで動かす回数が多いストラップのネジは緩んでいませんか?
このネジが緩んでいると、リフトやゴンドラ待ちで気づかずうちに取れてしまいストラップが行方不明になることも。←実際やっちゃいました。パウダーデイだったのに。。。
トゥ側もアンクル側も確認しましょう。
ラチェット
ラチェット内がサビていると上手くラチェットが動きません。
軽いサビならそこまで影響はありませんが、ヒドくサビついていたら錆び取りスプレーで取ってあげましょう。
またストラップとの連結部分のネジも要チェックです。
盲点的な部分ですのでシーズン中も定期的に確認するといいでしょう。
ヒールカップ、ハイバック
ここも購入以来、ネジの緩みを確認していない部分ではないでしょうか。
ここに緩みや外れが生じてしまうと大変危険です。安全に滑るためにもチェックが欠かせない部分です。
③ブーツ
シーズンアウトしてそのまま保管になっていませんか?
一度インナーを抜いて、インソール(中敷き)も出してみましょう。
すっかり乾いていると思いますが、カビや思いがけない損傷がないか確認します。
インソールは優しく手洗いするのがお勧めです。
アウターやインナーは洗い方に注意が必要なので、無理に洗うことは避けましょう。
カビやシミ、匂いが気になるのであれば宅配クリーニングで専門店にお願いするのもいいかもしれません。
専門店なので対応や仕上がりも安心です。
④ウェア
ワンシーズン使えば汚れもつくし、防水性も落ちてしまいます。
ブーツと同様、専門店や一般のクリーニング店にお願いする方法もありますが、
実は自宅でも汚れを落とし防水性を復活させることが出来ます。
防水性の復活=防水スプレーと考えがちですが、防水スプレーは最後の手段としましょう。
コツさえ知っていれば防水スプレーよりも効果的に防水性・撥水性を復活させることが出来ます。
コツ1:汚れをしっかり落とすため洗濯する。
定期的に洗濯することで外側と内側の汚れを落としましょう。
ハードシェルタイプのものは洗濯ネットに入れて洗濯機で、中綿が入っていたりダウンジャケットなどは手洗いで洗いましょう。
その際の注意点として、洗剤は一般的な洗濯洗剤ではなく、防水ウェア専用洗濯洗剤を使いましょう。
一般的なものは蛍光剤などが入っておりウェアを傷める原因となります。
防水ウェア専用洗濯洗剤がなければ、中性洗剤でも代用出来ます。
参照:https://tokowax.swix.co.jp/careline/eco-textile-wash/
コツ2:脱水はタオルで。
洗濯機で脱水できるものもありますが、脱水機能は使わずタオルで水気を取り除くのが最もウェアに優しい方法です。
水気を取ったら陰干ししましょう。
ここまで読んで頂き、「防水性や撥水性が落ちるのでは」とご心配になった方もいるでしょう。
仕上げの工程を行うことで復活しますのでご安心を。
仕上げ:アイロンを使用します。
ウェアが撥水するのは表面が細かく起毛しているからです。
汚れが付着したり使用回数が重なることで寝てしまった毛をアイロンを当てることで起こすことが出来ます。
当て布の上から中程度の温度でアイロンをかけるか、ドライヤーの熱を当ててもOKです。
ただし、熱に弱い素材もあるので洗濯表示をチェックしてから行いましょう。
経年劣化による機能低下はメーカーでもどうすることも出来ないので、その場合は新調しましょう。
いかがでしたか?
シーズンイン前にするべきギアチェックをお届けしました。
心も体もギアもいいコンディションでシーズンインしましょう!
Let’s enjoy snowboarding!!
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