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スノーボードの板6種類を解説!初心者には何がオススメ?

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7,569 views 2021-4-13 UPDATE

「スノーボードの板、どんな種類に乗っていますか?」

この質問にきちんと答えられたあなたは、スノーボードをきちんと選び、目的にあった選び方ができているでしょう。もし分からなければ、自分の滑りやレベルに合っていない板に乗っているかもしれません。
適切に板を選べていないと、上達の妨げになります。すでに板を持っている人も、滑りのスタイル、レベルに合わせた板を選べるように、一度チェックしてみましょう!

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スノーボードの種類と特徴

スノーボードの板の形は、大きく分けて6種類。それぞれ特徴が異なり、選ぶ際の大きなポイントになります。順番に説明していきます。

①ロッカーボード 〜初心者やグラトリ向け〜

ロッカーボードは6種類の中で最も簡単に滑れる板です。そのため、初心者にオススメの形です!

その理由は、エッジが引っかかりにくいから。

初心者が一番やりがちで怪我をしやすい失敗は、逆エッジ。ターンするとき、思わぬエッジの引っ掛かりによって転倒してしまう現象です。後頭部や腰を強打してしまうので危険なんです・・。ニット帽やゴーグルが吹っ飛ぶほどの衝撃なので、しばらく座り込みたくなるほど。

この逆エッジが起きにくい板がロッカーボード!
秘密は板の真ん中が雪に設置している形状。この形状のおかげでエッジが引っかかる反応が緩やかになり、思わぬ引っ掛かりがなくなるんです。

板が柔らかく、プレス系のグラトリやドライブ系のグラトリがやりやすい面もあり、乗りこなしやすい。また、板の先端を浮かせやすく、パウダーにも強いです。

デメリットとしては、エッジの引っ掛かりが緩やかな分、カービングは苦手。エッジグリップが他の形と比べて弱いので、カービングをガンガンやれる上級者や、硬めの板でも反発を使いこなせる人には向いていないです。大きなキッカーも不向き。朝イチのカチカチのアイスバーンも苦手です。

②キャンバーボード 〜定番でオールマイティ、何でもできる〜

昔からある、大定番の形状!信頼度No1のオールマイティな形状が、キャンバーボードです。

ロッカーボードとは反対に、板の中央部分が弓のように反っていて雪と接地していない状態になっています。この弓なり形状がキャンバーと呼ばれる部分で、板の強い反発を生み、高いオーリーができるようになってます。エッジグリップも強く、切れのあるカービングも簡単。カービングもやるしキッカーも飛ぶ、高さのあるグラトリもできるこの形状は、ゲレンデを隅々まで楽しめるモデル。

デメリットとしては、ロッカーボードとは反対に初心者は逆エッジしやすいです。最初のうちは慣れずに引っかかりを感じて、乗りにくいと感じるかも。乗りこなしてしまえば最強の相棒になってくれます!
キャンバーボードの中でも柔らかいもの、キャンバーの高さが低いもの、板の底面が船の底のようになっている乗りやすいモデルもあります。ビッグキッカーを飛びまくる上級者以外は、柔らかめのキャンバーから挑戦してみましょう!

③フラットボード 〜ロッカーとキャンバーの間のバランスモデル〜

こちらも初心者におすすめのモデル!
僕が「最初の板何買おう?」と相談されたらロッカーかこれをオススメします。

フラットボードは板の真中部分が、ロッカーでもキャンバーでもなく平らになっているモデルです。

メリットとしては、扱いやすいこと。ロッカーよりはエッジが効き、キャンバーよりは扱いやすい、そんなバランスのモデルです。どれを選ぶか決めきれないときは、フラットボードはいい選択肢になると思います。

ロッカーでは頼りなさすぎるけど、気楽にゲレンデを流して地形を楽しみたい!というような方にはぴったりだと思います。柔らかくてエッジが抜けにくい、使いやすい板です。

デメリットとしては、これといった得意分野がないこと。

特化していない分、それぞれの分野では他の板のほうが上手です。
カービングはキャンバー、プレス系のトリックならロッカーなど。
ただし、滑り込んで自分の好きな滑り方がはっきりするまでは、これで十分だと思います。おすすめ!

④ダブルキャンバー 〜キャンバーとロッカーのいいとこ取り〜

ダブルキャンバーは、キャンバーボードの弓なり形状が板の前後にあるモデル。
割と歴史が新しく、ロッカーの柔らかさとキャンバーの力強いグリップを両立させよう!という狙いの形です。

筆者が乗った感想としては、癖があるけど面白い!

通常のキャンバーとはまるで違う乗り心地でした。エッジをうまく使うのに、いつもの姿勢よりも少し重心をずらしていくと、強くエッジが使える部分がある感じ。柔らかいけど反発もある、不思議な感覚でした。

一枚目として買うには向かないかもしれませんが、2枚目なら面白いと思います。

⑤パウダーボード 〜パウダーを思いっきり楽しむ専用モデル〜

パウダーを滑ることで本領を発揮するパウダーボード。テールと呼ばれる板の後ろ側が、特殊な形になっているものが多いです。

通常の板でパウダーを滑ると、先端を浮かせないといけないんです。深い雪の中で先端が刺さり、板が沈んでいくためです。
しかし、パウダーボードはそこに特化していて、パウダーを滑っているときの浮力が発生しやすい構造になっています。

板の幅が太い、テールの形が特殊でスイッチしにくい、パウダーの日に滑れる日数が少ないなど、様々な制約がありますが、その分得られる喜びも大きいです!

初心者やトリック系、パークをメインに滑る人には不向きです。

⑥アルペンボード 〜カービング特化〜

アルペンボードは、カービング特化。固く、板の幅が細くなっているためエッジが使いやすくなっています。スピードも出やすく、爽快なモデルです。

キッカーやトリックはほぼできないと言っていいでしょう。専用のブーツも必要になります。

そこまで特化しなくてもいいという方は、ハンマーヘッドとよばれるキャンバーモデルを検討してもいいかもしれません。同じカービング特化の板ですが、通常のブーツで段違いのグリップ力を味わえます。

まとめ

板の種類を解説しました。

初心者はロッカーボードかフラットボードがオススメ!
最初の板は、デザインだけで選ばず、しっかりと中身を知ってから購入しましょう。
滑りやすさが全然違い、上達速度が変わってきます。

最初の板をずっと使うつもりで上級者向けの板を買ってしまうと、本当に苦労します・・。
現在のレベルに合わせて板の柔らかさと形状を重視して選んでみてください。

うまくなればなるほど楽しさも倍増します。
あなたのこだわりの一本を見つけましょう!

Writer

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