スノーボードのコラム

”脱”スノボー初心者【3ステップでカービングターン!!】

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17,343 views 2020-3-23 UPDATE

カービングターンの習得はスノーボード上達への近道です。

スノーボード初心者の頃のターンといえば、テールをずらし、ドリフトのようにしながらターンをしていく“ドリフトターン”がメインだったと思います。

しかし、スノーボードが上達するにつれ、絶対に避けては通れないものに“カービングターン”というものがあります。

このターンを習得することにより、グラトリ、ジブ、フリーランなど、出来ることがどんどん増え、スノーボード全体が上達していきます。

そこで記事では、そんなスノーボード初心者のためのカービングターン習得方法を、3ステップに分けてレクチャーしていきます。


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カービングターンとは

カービングターンとは、(Curve 曲線)からきていると思われがちですが、実は(Carve 掘る)からきています。

板を立て、ゲレンデに深い溝を掘り、減速せずに滑走していく。

それがカービングターンなのです。

ドリフトターンと比べると、一本のエッジに乗り、バランスを取りながら滑走していくため、少し難易度は上がります。

そんなカービングターンを習得する為のステップを紹介していきましょう。

カービング習得への道 3ステップ

ステップ1 小さくなる(ニュートラルポジション)

まずは、今までのほぼ棒立ちの状態から、少し小さくなりましょう。

ズレのあるターンからカービングをしようとしたとき、板を立て、そのまま倒れていけばいいと思いがちですが、これではすぐエッジが抜け、失敗してしまいます。

何故なら外力(遠心力、引力など)が強まり、ボードに加わる圧、“加重”に耐えられなくなるからです。

小さくなることにより、その力に負けず、綺麗なターンをしていけるようになります。

ポイントは、右足に7割~8割体重を乗せていき、残りの2割~3割を前足の方に上半身で被せていきます。

腰に紙を挟んでいくようなイメージで折りたたみましょう。

俗にいう、“ニュートラルポジション”です。

この姿勢ができたらそのまま滑ってみましょう。

練習方法として、この小さくなった姿勢のまま、直滑降からターンの内側に入るようなイメージで、倒れてみましょう。

徐々にポジションがわかってくるはずです。

転ばずターンが繋がるまで繰り返しましょう。

ステップ2 進行方向に首を向ける(ローテーション)

ステップ1で、小さくなった姿勢(ニュートラルポジション)のままターンができるようになってきたら、次に、ターンをしていく方向にしっかり首を向け、自分が行く場所を見ながらターンをしてみましょう。

そうすることにより、その方向に肩が回り、次に腰、膝と旋回し、ボードが進んでいく方向にしっかりついていくことができます。

これが、“ローテーション”と言います。

このローテーションができていないと、ボードの進行を妨げてしまい、ボードを立てられるようになって、エッジも切り替えられるのにうまくターンができず、ただ落ちていくだけのような滑りになってしまいます。

例えば、自転車や車を運転するとき、自分がこれから進んでいく方向を見ていくのと一緒です。

練習では、最初のうちは少し大げさに、肩や腰を回してみましょう。

自分が思っているより回すくらいで丁度よかったりします。

そこから少しずつ調整していきましょう。

ステップ3 ニュートラルポジションよりさらに小さくなる (さらに加重に耐える)

ステップ1、2と練習をしてくると、きっとずれたS字ではなく、ボードを立てて一本線でS字が描けるようになってきていると思います。

最終となるステップ3では、ステップ1で話した、加重にさらに耐えていくため、ターンピークでニュートラルポジションよりさらに小さくなってみましょう。

ターンピークというのはS字の一番外側、ふくらみの部分より少し下です。

そして、小さくなる時、椅子に座っていくようなイメージで小さくなっていきます。

ターンピークで一番小さくなり、ピークを越えたらまたニュートラルに戻ってきましょう。

練習として最初は、ピークを越えたらニュートラルの姿勢より立ち上がり、エッジが切り替わったらニュートラルより小さくなるを繰り返し、大げさにやってみてください。

段々と一番小さくなるべき場所がわかってくると思います。

さらにコツは、手を雪面につきに行かないことです。

手をつきに行ってしまうと、”内倒”といって、バランスが取れなくなってしまいます。

小さくなった結果、触ってしまったくらいの気持ちで滑りましょう。

上級者の人が触っているように見えますが、あれは限界を超えた結果触れてしまっているだけなので、初心者の頃は、自分から触りにいかないようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回、スノボー初心者の人に向け、ずらしながら滑る”ドリフトターン”から、ボードを立ててエッジで滑る”カービングターン”習得へのステップを3つ紹介しました。

カービングターンは、手段であり、目的にもなるものです。

人によりその意味は変わりますが、上達には欠かせません。僕自身、ジブ上達のために練習しました。

今ではカービングターンの方が楽しくなり、日々ゲレンデに溝を掘り続けています。

皆さんもカービンターンを習得し、一緒にゲレンデを思うまま滑走しましょう!

これができるようになった頃初心者を抜け、ゲレンデでの遊びの幅も広がっていることでしょう。

Let’s go snowboarding!!

Writer

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