"初心者の方があまり知らないスノーボードの恐怖"
雪がさんさんと各地で降り始めるこの時期、全国のスノーボーダーの皆さんは胸がトキメキ、気分が高揚してくることでしょう。
冬の訪れは万人に上級者初心者関係なく訪れますが、改めて認識しなければならないことはスノーボードは極めて危険なスポーツであるということです。
冷静になって考えてみれば分かりますが、身1つで雪の上を滑り最高速で60km/hほどのスピードを出すのですから、日常生活では体験しない動きをするわけです。
そんなスノーボードでの事故で毎年多くの方が怪我をし、悪いケースだと死亡する場合もあります。
被害者にも加害者にもなる可能性が高い初心者の方に向けて、スノーボードをする上で注意しなければならない心得をまとめました。
最後には初心者スノーボーダーから寄せられるよくある質問をまとめて回答します。
『自分の身は自分の身で守る』
ましてや相手に怪我をさせてしまっては楽しいはずのスノーボードが一気に最悪の思い出になってしまうので、そうならないために一読お願いします!
Contents
スノーボード初心者の方に知っておいてもらいたい6つの心得
準備運動をする
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忘れちゃいけないのが準備運動です。
学生のころ決まって体育の前は準備運動していたのに、大人になるとなぜ多くの人が準備運動をせずに運動を初めてしまうのか。
ただでさえ寒さで体が固まっている状態なので、肉離れなどの怪我をしてしまう可能性があります。
準備運動をやらない要因は様々あるとは思いますが、とにかく準備運動の時間を十分に取ってストレッチしましょう。
無理して板を付けてリフトに乗らなくても大丈夫
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リフトに乗っていると、いきなり止まって空中でブランコ状態になることがありますが、リフトが止まる原因の8割は初心者の方が乗り降りに失敗してしまい係員の人が停止ボタンを押したことによるものです。
初めてリフトを体験すると思っていたよりスピードが速く感じ、恐怖感で乗るのに失敗してしまいます。
乗り損ねて足首を捻ってしまったり、リフトに強く体を打ちつけてしまう場合もありますので、予防策としてリフトの係員の人にスノーボードを手で持ったままリフトに乗っても良いか聞いてみましょう。
手持ち禁止のリフトももちろんあるので、その場合は平地で片足をビンディングにつけた状態でバランスを取る練習をしてからリフト乗り場に向かいましょう。
ゲレンデの真ん中に座らない・群れない
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ゲレンデの真ん中で座ることの恐ろしさを知らない初心者の方が多すぎる気がします。
特にコーナーを抜けた先など、滑り降りて来る時に死角で見えにくい場所などは特に注意しましょう。
後ろから突っ込まれたら、運悪く高速滑走していたスノーボーダーに突っ込まれでもしたら大怪我を負ってしまう可能性が高いです。
転んでしまって仕方なく座ってしまうシチュエーションもある思うので、もし座りたい場合は山側を向いて(滑って来た方を向いて)座るようにしましょう。
そうすることで、滑って来る人を確認することができるので不意に突っ込まれるということがなくなり怪我する確率を著しく下げることができます。
またゲレンデの真ん中は邪魔になり危険なので、端に寄ることも怪我をしない予防策の1つです。
新雪をあまく見ない
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スノーボーダーが『パウダースノー、フッカフカで気持ち良かったー!』などの会話をしているのを一度は聞いたことがあるかと思いますが、パウダースノー(新雪)を滑ることは危険が伴うということを覚えておかなければなりません。
例年新雪に埋まってしまい抜け出せなくなる事件が起こり、最悪のケースだと窒息死する場合もあります。
通常ゲレンデは安全を第一に考えて、圧雪されているので快適に滑ることができます。
新雪を求めてコース外滑走や、圧雪されていないエリアを滑るのはとても危険なのでやめましょう。
リーシュコードは必ず付ける
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スノーボードの板と足を結びつけるリーシュコード。
この大切さをあまり理解していない初心者の方が多いと思うので、ご説明していきます。
基本的にレンタルボードにはリーシュコードがついており、ビンディングを付ける際には必ずつけるようにしましょう。
初めてスノーボードをする方は、山の中腹などで板を外す局面が出てくることがあると思いますが(転んで動けなくなってしまった等)そんな時、板に意識がいってないと必ずやるのが"板流し"。
一度流れてしまった板はグングンスピードを上げて、何かに当たって止まるまで暴走し、運が悪いと人に当たって止まります。
加害者にならない為にしっかりとリーシュコードをつけましょう。
そして何より、板は手放さないという意識を持つこと大事です。
無理な挑戦はしない
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運動神経が良い方だと丸1日滑れば、スイスイとはいかないまでもある程度滑り降りていける程度には成長します。
その時に芽生えるのは
"少しくらいなら飛べるかもしれない!"
という感情です。
この感情が芽生えた時は注意するようにしましょう。
エアートリックの練習を始めるのは、完全にスノーボードを操れるようになってからでないと空中に飛び出す瞬間に恐怖感が出てしまい捲られます。
捲られると高い確率で手から着地をして手首や肩を痛めたりしまったり、背中から着地するなどしてすごく痛い思いもしますし、一気にテンションが落ちていきます。
痛い思い出として残らないように、始めて間も無いうちは無理な挑戦を控えるように心がけましょう。
もし、ある程度スノーボードに慣れてきてジャンプに挑戦したい!!
という方は、以下のR/ForA監修のストレートジャンプのHOW TOをよく見てからにしましょう。
スノーボードトリック01 : ストレートエア(ジャンプ)
#スノーボードのハウツー関連記事
スポーツにケガは付き物ですので、上でも記述したように準備運動はしましょう。
ですがそれだけではケガを完全に防ぐことはできないので、もしもケガをした時のために読んでおきたい記事をご紹介します。
もしも!の時に役立つ、スノーボードのケガについてのあれこれ
#スノーボードのコラムスノーボード初心者のよくある悩みの解決方法〜技術編〜
転んでから立ち上がれない
ゲレンデに出て、いざ滑りはじめたものの転んでばかりで一向に下に降りていけない。という状況はよくあります。
転ぶのはまだ良しとして、転んでからなかなか立ち上がれないというのも初心者の悩みの一つではないでしょうか。
筋力の少ない女子は特に、転んでから立ち上がれないことが多いです。
転んでから起き上がるときのコツとして、
step1 まずはうつ伏せになる。
step2 つま先側のエッジを雪面にしっかりと食い込ませる
step3 腕の力で雪面を押して一気に立ち上がる
上記の手順を一つ一つ丁寧にこなすことができれば立ち上がることができます。
スノーボード初心者のよくある質問集
スノーボードの道具は揃えるべきか
正直、最初からスノーボードの道具を一式全て揃えようとするとかなりの金額いってしまいますので、少しずつ揃えていくことをおすすめします。
まだスノーボードを続けていくか分からない初心者の方であればレンタルでも全く問題ないでしょう。
上手くなりたいという欲が出てきたときは自分の進みたいスタイルに合った道具選びをしないと成長角度に影響が出てしまうので、このフェーズまで到達したら道具を購入していくという判断でも全く遅くはありません。
その中で、ブーツに関しては最初の方に自分の足にあったものを選んで購入しておくことがおすすめ。
スノーボードをしているときに足が痛くなったりすると、痛さに気が散ってしまいスノーボードに集中することができなくなってしまいます。
スノーボードの道具たちを選ぶ際は下記リンクの先に、それぞれ道具の選び方を載せているコラムの一覧がありますのでぜひ参考にしてみてください。
https://giver.jp/category/snowboard/tool-snowboard
初心者は最初はスクールレッスンを受けた方がいいか
この質問に関しては、レッスンは最初から受けた方がいいというのが個人的な見解です。
賛否両論あるかと思いますが、筆者自身がスノーボードを始めたきっかけがスクールに参加したことからでした。
よく言われることかもしれませんが、独学ではじめてしまうと変なクセがついてしまい成長が遅れてしまうということがあります。
スクールに参加すれば先生がついて、その場で悪いところや良かったところを指摘してくれますし、圧倒的に成長するスピードが早いです。
筆者の場合、2泊3日のスノーボード合宿でターンで上から下まで滑れるようになりました。この経験を踏まえるとスノーボードを始めるときは同時にスクールに入って教わることがおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
初めてスノーボードをやる方にとって、知らないということは当たり前のことです。
ですが知ってると知っていないだけの差で、人を怪我させてしまったり自分が怪我してしまうことは本当につまらないことなので、初心者ボーダーの方はこのコラムを心の片隅に置いて楽しいスノーボードトリップとなることを願っています。
TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。
編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column
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