スノーボードのハウツー

スノーボードトリック05 : FS720(フロントサイドセブントゥエンティー)

スノーボードトリック05 : FS720(フロントサイドセブントゥエンティー)の画像
12,388 views 2019-2-4 UPDATE

前回の記事では、FS540を解説したが、今回はその発展技でもある、FS720(フロントサイドセブントゥエンティー)を解説していこう。

FS720は今まで紹介してきた技の難易度よりも更にレベルアップする。

エントリースピードもキッカーのサイズもFS540よりも大きく・早くなるので、FS540を余裕を持ってメイクできるようにしてからチャレンジして頂きたい。

目安としては、FS540を複数のグラブでメイクし、大き目のキッカーでも余裕をもってメイクできるようになったら、チャレンジ時期と言えるだろう。

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ぜひ自宅やスノーボードに向かう途中の車内でHOW TOをチェックして、イメトレに活用しよう!

ポイント1:飛び出したいリップの対角線上からスタート

真っ直ぐ滑る → トゥエッジ → ヒールエッジ の順でコントロールして
キッカーに侵入する。
最後のヒールエッジの際は、上半身を反対側にヒネりタメを作るのをお忘れなく。

ポイント2:軸を後ろ足の上に残したまま上半身を回す

720は強い先行動作が必要になるのだが、リップを抜けるタイミングで軸をブラせてしまう
ような先行動作はミスのもとになるので注意が必要だ。
リップを抜けるときには、後ろ足の上にしっかりと軸を残し、上半身を回りたい方向にヒネる
ようにしよう。
この時、頭だけで回そうとせずに、上半身全体を使って軸をブラさないようにヒネるのが重要だ。

ポイント3:ピークで360度回っているのが理想

ピークでは360度を目安に回転できるようにしてほしい。
はじめて入るキッカーでいきなり720にトライする人は少ないと思うが、もし720に挑戦する時には
事前にキッカーで『720に必要な、ピークで360度回せるキッカー』であるかどうかをしっかりと
確認するようにして頂きたい。

ポイント4:グラブするのはピークから後半

540同様スピンの前半からグラブするのはやめておこう。
空中で姿勢が安定しやすいピークでしっかりと膝を引き付け、板を掴めば姿勢がより安定する。

 

 

西村大輔プロ・加賀大貴プロのQ&A

Q、最後にヒールで着地してしまい流れてしまいます

加賀大貴プロ Answer

S_8142377849753リップを抜け出す時の姿勢がヒールに偏りすぎている可能性が高いです。特に頭がヒール側に倒れると、まくられる可能性もあり、高さも飛距離も出し辛くなってきます。
アプローチから抜け出しまで、頭がトゥエッジの上にあるつもりで基本姿勢とりスピンをかけにいってみて下さい。

西村大輔プロ Answer

S_8195081365190リップを抜け出す時の姿勢がヒールに偏りすぎている可能性が高いです。特に頭がヒール側に倒れると、まくられる可能性もあり、高さも飛距離も出し辛くなってきます。
アプローチから抜け出しまで、頭がトゥエッジの上にあるつもりで基本姿勢とりスピンをかけにいってみて下さい。
空中では左膝の上に頭を持ってくるようにして下さい。

 

WOOT Snowboard Park School監修 HOW TO DVD

Writer
乾 海老雄
乾 海老雄 チーフライター

元スノーボードインストラクターのIT系Webライター

長野や北海道、マウントフッド(アメリカ)、ウィスラー(カナダ)等
様々なスキーリゾートを転々とした後、東京に落ち着く。
現在はWeb制作を行う傍ら、スノーボード系のライティングを行う日々。
妻と娘の3人家族の35歳。

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