スノーボードのコラム

元々はスキーブランドだったスノーボードブランドSALOMON(サロモン)

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23,602 views 2018-1-14 UPDATE

もっとも有名なヨーロッパのスノーボードブランドといえばSALOMON
歴史あるスキーメーカーとしてよく知られているほか、最近ではフットウエアやアパレルにも力を入れているので広く一般にも知られ、馴染みがある人も多いでしょう。

SALOMON SNOWBOARDSはハードギアをフルラインナップし、メンズ・ウーマンズ・キッズの初心者から上級者までをカバーする充実した品揃えで、世界中で多くのユーザーに選ばれています。
今回はそんなビッグブランドSALOMONについて、15-16最新ボードも含め紹介していきましょう。

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1_SALOMONの歴史

SALOMONは1947年にフランス・アルプスにてスキーエッジの製造からスタートしました。そして1952年に最初のスキービンディングを発売、1972年にはビンディングで世界トップブランドとなり、1990年にアルペンスキーの板を発売して世界初のスキー・ビンディング・ブーツを手がけるメーカーとなりました。
数年の開発期間を経てSALOMONから初めてスノーボードがリリースされたのは、創設から50年後の1997年のことです。
最初のボードはシンプルな単色のトップシートデザインで、スキーで培った優れたテクノロジーを搭載していました。
スノーボードに参入するとSALOMONはすぐに優れたチーム作りに力を注ぎ、長野オリンピックハーフパイプ銀メダリストのDaniel Frank(ダニエル・フランク)もSALOMONライダーとして名を連ねていました。

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credit :360b / Shutterstock.com

創設以来SALOMONは、マウンテンスポーツの進化と製品開発に情熱を注ぎ込み、優れた品質と職人たちの卓越した技術をもとに、新たなギアを創り出し続けています。
ベースには徹底した製品開発とデザインへのこだわりがあり、機能性を重視したプロダクトのラインナップが一番の魅力です。
つまり「かっこよければそれでいい」といったスノーボードのノリ的な部分よりも、スポーツギアとして確かな性能とクオリティーを追求し、数々のオリジナルのテクノロジーを搭載しているのがSALOMONが誇るプロダクトです。

2008年にリリースされたバンブー素材を用いたSickStickはVOLVOによるエコデザイン賞を受賞し、他メーカーに先駆けてスノーボードにエコを取り入れるなど、あらゆる面でシーンをリードし続けています。

2_SALOMONチームライダー

前述したとおり、強力なスノーボードチーム作りをスタート当初から行っているSALOMONスノーボードチームには、オールジャンルで優れたトップライダーが揃っています。
そんなSALOMONを代表する注目ライダーを紹介します。

グローバルチームライダー

Wolfgang Nyvelt(ウルフギャング・ニーベルト)

オーストリア出身のベテランライダーで、Absinthe Films2007年作「Optimistic?」ではオープニングパートを飾り、そのアドレナリンが出る滑りが絶賛されました。
彼のスタイルはまさにサーフィンライクで、雪上をバインディングなしでスノーサーフする映像はAbsintheの「NowHere」やGigi Rufによる「9191」で見られます。

Takaharu Nakai(中井孝治)

北海道出身、高校2年時にプロ資格を取得し、'02ソルトレイク、'06トリノオリンピックに男子ハーフパイプ日本代表として出場するなどハーフパイプで実力を発揮するとともに、RED EYE'FILMなどの映像作品でも多彩な滑りで多くのファンを魅了してきた日本のトップライダー。
近年はSTONPへの出演や、'14ソチオリンピックハーフパイプでのTV解説、自身のメディアcoifを立ち上げるなど、多方面で精力的に活動しています。

Bode Merril(ボード・メリル)

ナチュラルからストリートまで、Absinthe FilmsやX-GamesのReal Snowで数々の衝撃的なパートを残す、まさに今もっとも旬なムービースター。
ワンフッドや壁を使ったロデオ7などクリエイティブなアイディアと絶対的なスキルで、常に見る者に衝撃と興奮を与えてくれます。
また、毎シーズンMT.HOODのサマーパークで行われる招待制のミディアムクオーターパイプの大会の企画者でもあります。

Jed Anderson(ジェド・アンダーソン)

米SNOWBOARDER誌によるBEST JIBBER OF THE YEAR2015に選ばれた、
世界最高レベルのカナダ人ジバー、ジェド・アンダーソン。VIDEOGRASSやTRANSWORLDによるムービーに出演し、圧倒的なスタイルでストリートを自在に攻めまくっています。

JAPANチームライダー

JAPANチームにも、コンペティションや映像で活躍する才能あふれるライダーらが揃っています。
そんな日本人ライダーたちのライディングが詰まった最新チームムービー「TEAM VACATION JAPAN」(非売品)のティーザーがあるので、映像はコチラでチェックしてください。

 

出演:中井 孝治、山根俊樹、テディ・クー、 吉田啓介、稲村樹、中村陽子、熊崎圭人

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3_SALOMONおすすめ最新ボード

ユーザーにとって価値のある"違い"を創造して提供するSALOMONには、多ブランドにはない魅力がたくさんあります。
どんなロケーションでも楽しめる性能の高さとラインナップの豊富さ、オリジナリティや最新のテクノロジーこそ、SALOMONのボードのステータスです。
そんなSALOMONのなかでも人気&おすすめの最新モデルをここでチェックしましょう。

MAN'S BOARD

man'sboard

ボード・メリルが愛用する一本。
ビッグマウンテンフリースタイラーが求めるすべての機能が詰め込まれ、パウダーでの操作性も抜群です。
超軽量、高反発、高コントロール性を持つコア構造を採用。
サイズバリエーション:153,156,159,162
(¥77,000)

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ASSASSIN

assassin

中井孝治とウルフギャング・ニーベルトにより開発されたオールラウンドモデル。キャンバー部を加重するとノーズ・テールがロッカーに変形するというハイブリット形状を採用し、バンブーとバサルトをブレンドした素材をコア材に使用しているので、軽さと反発力も◎。
サイズバリエーション: 150,153,155,157W,158,160W
(¥75,000)

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CRAFT

craft

ASSASSINをベースに、フレクッスを一段ソフトにした誰にでも扱いやすいモデル。トゥルーツインシェイプでフリースタイルに遊べ、またパウダーでも浮きやすいので、どんな場面もこの一本で楽しめます。
サイズバリエーション: 146,149,152,156,158,160
(¥62,000)

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PROTOCOL

protocol

超軽量の中上級者向けフリースタイルボード。
しっかりとしたフレックスを持ち、ビッグキッカーやハーフパイプでのハードなライディングでも安定感があります。ノーズ・テールにはハニカム構造を採用し、驚きのスイングウエイトを実現しています。
サイズバリエーション: 148.152.154.156
(¥83,000)

OFFICIAL

official_1

SALOMONのテクノロジーを詰め込んだ究極のフリースタイルボード。凹凸がついたコアのノーズ・テールにカーボンストリンガーをハイブリッドし、さらにバンブーロッドをブレンドすることで独特な粘りを持たせ、サイドウォールにはカーボンインサートを配備してポップ感をアップしています。
サイズバリエーション: 144,148,152,155,158,161
(¥79,000)

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SANCHEZ

SALOMONDER

通常のボードよりウエスト幅が1cm太く設定されているので安定感があり、いつもより5cmッ短いサイズを選択できます。
バインディング間はフラット、両足元からチップにかけはてロッカーというハイブリッド構造で面での操作性が高く、ステップアップにも最適な一本。
サイズバリエーション: 141,146,151,155,159
(¥57,000)

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SALOMONDER 2.0

sanchez

ジェド・アンダーソン、クリス・グルニエがプロデュースするSALOMONDER。
ソフトフレックスのフラットボードで操作性がよく、コアの両足下に厚みをつけることでプレス時のボードのしなりを高め、スタイルが出しやすくなっています。
グラトリやジブで上達を目指す人におすすめです。
(¥65,000)

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まとめ

SALOMON SNOWBOARDDSが"違い"のある価値を創造し、商品を作り上げているのはボードだけでなくバインディングやブーツでも同じです。
これまでにない一体感を実現した新感覚を提供するオリジナルのバインディングテクノロジー”SHADOW FIT”やテクノロジーが生み出す規格外のフィット感を誇るブーツなど、ユーザーを満足させるアイテムが揃っているので、トータルで本当にいいモノを手にしたければ、ぜひチェックしてみることをおすすめします。

SALOMONギアなら、きっと本気で上達を目指したい人の力強い相棒となってくれるはずです!

TOP photo credit :360b / Shutterstock.com

参考URL

www.salomon.co.jp

Writer
Makiko Kishino
Makiko Kishino ライター・エディター

白馬でスノーボードショップを営む、元スノーボード誌編集者のフリーライター。
田舎ライフをマイペースに満喫しながら、とことん遊びを追求しています。

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