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ウエットスーツの寿命を伸ばすお手入れのコツと長期保管方法

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21,135 views 2020-5-5 UPDATE

近年の最先端の技術により冬のサーフィンも今では寒さ知らずで楽しむことが出来る様になりました。
特にウェットスーツは、寒さをしのぐだけでなく機能性も向上し、革新的な進化を遂げてます。
今年こそは、暖か冬サーフィンを楽しもうとウェットスーツを新調された方も多いのではないでしょうか。
かく言う私も、例外ではなく流行りに乗っかって最先端のウェットスーツを新調。
新しいウェットスーツのフワフワの柔らかさは、本当に凄いですよね感動してしまいました。
やっぱり、新品のウェットスーツって最高です。
そんな矢先に前触れもなく、世界中を一気に騒然とさせたコロナウイルス。

そして、緊急事態宣言が発令。

喜びもそこそこに一転。
楽しみにしていた暖か冬サーフィンは早くもクローズとなる羽目に。。。
なんとも悲し過ぎる。

今度、海に入れるのは夏頃なのかと思うと、新調したばかりのフワフワで柔らかいウェットスーツは来シーズン(冬)までお預け?!。
っと、頭をよぎる。

是が非でも、新品ウェットスーツのフワフワの柔らかを来シーズンまで維持し続けなければなりません。
それも、今すぐに。

と言う事で、今回は

・大切なウェットスーツの寿命を延ばすお手入れ方法

・ウェットスーツのフワフワ柔かを維持する長期保管方法

をご紹介いたします。

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ウェットスーツのお手入れは「海あがりの都度」がポイント

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ウェットスーツの寿命を延ばす為の原点は、海あがり都度のお手入れが最重要です。
海から上がったら、面倒くさがらずに速やかに思考停止状態で丁寧にお手入れをしましょう。
海あがりのルーティーン化。
なぜなら、最先端ウェットスーツは起毛やラバーに最新の技術を施し性能はさることながら、金額も10万円に程近い高価なものとなっています。
そんな高価な代物も、ひと手間のお手入れを惜しむ事で機能が著しく低下してしまう恐れがあるからです。

サーフィンをされた事のある方でしたら、海あがりのウェットを放置して悪臭をまとったウェットスーツに悩まされた経験はあるのではないでしょうか。
悪臭=雑菌(バクテリア)の増殖によるもので無論、悪臭だけでなく確実に劣化も伴っています。
ウェットスーツが悪臭をまとう原因はウェットスーツで使用されているクロロプレン合成ゴム、もしくはネオプレンという素材が海水や汗、皮脂を吸収して雑菌が増殖している為です。
更には、雑菌の腐食により『柔らかさ』や『フワフワ感』はもとより、『暖か機能』までも損なう可能性すらあるのです。
しかも高い確率で。

海あがりの、ほんの少しのひと手間を惜しんでしまったばかりに。。。
海上がりの、ひと手間のお手入れが、どれほどまでに大切か。
来シーズンの冬も、しっかり長期保存をしてフワフワ柔らかのウェットスーツで今年の分までサーフィンを楽しもうじゃありませんか。

ウェットスーツの正しい洗い方&干し方のコツ

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お手入れ方法は、いたって簡単です。
あえて『いたって』と使ったのは、面倒くさくても必ず行う必要があるからです。
ここからは、ウェットスーツの正しい「洗い方」と「干し方」を、順を追ってご説明します。

ウェットスーツの正しい洗い方

1.丁寧に脱ぎ終えたウェットスーツを一旦、表面(ラバー部)に戻します。

2.大きなバケツもしくはタライのようなものにウェットスーツを畳入れます。
水もしくはぬるま湯(30℃位)をウェットが浸るぐらいたっぷり溜めて、5分程度漬け込みしっかりと潮と汚れを落とします。

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3.次に水を入れ替えウェットシャンプーを適量入れて軽くもみ洗い。
ウェットシャンプーにはワックスを落とす効果もあります。
ここで、踏み洗い

などは厳禁。優しくなでるように潮や汚れワックスを落としてゆきます。
5分程もみ洗いをすれば表面はOK。

4.今度はウェットスーツを裏返し裏面の起毛・ジャージを表面にします。

5.バケツの水はもう一度、新しいものに入れ替え、先ほど同様にウェットが浸かるまで水を溜めます。
そこにウェットシャンプーを適量入れて起毛に洗剤が馴染むように優しくもみ洗い。

6.その後、5分程漬けてからウェットを取り出し水で洗剤をしっかり落とします。
洗剤の残りも雑菌増殖の原因となるので十分に注意です。
ウェットシャンプーには柔軟剤の入っているオールインワンタイプの物もあり洗浄除菌に加え柔らかさとアロマの香りでリフレッシュ。
ウェットスーツが生まれ変わります。

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ウェットスーツの正しい干し方

1.洗ったウェットスーツは、先に裏面起毛側から日陰で平干し、もしくは型の広めのハンガーで吊るし干し。
この際に気をつけるポイントは日陰である事。
雑菌を陽の光で殺菌しようと起毛の内側を日向干しにされている方をたまに見かけます。
紫外線はラバーを硬化させてしまう大きな要因なので日向ぼしは十分に注意が必要です。
可能な限り日陰もしくは室内干しに徹しましょう。

2.起毛面が乾いたら、速やかに裏返してラバー面を表面にして日陰干し。
乾いたら肩の広いハンガーで室内で吊るし干し保管。

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よく起毛の面を干しっぱなしの状態で保管されている方を見かけますが、これでは内側のラバー部も乾かず、雑菌増殖となります。
さらには、ラバー面と起毛面では外周が異なるので、裏面となったラバー面が圧迫されて、亀裂や破損の原因になりかねません。
速やかに表面に戻しましょう。

ウェットスーツのお手入れは、海あがりのルーティンにしよう

僕の場合は海から上がり家に着いたら、先ずは庭でボードに付着した潮と砂をシャワーで洗い流します。
その後、ウェットスーツを着たまま風呂場へ直行。
ウェットスーツを先程、ご紹介させていただいた一連の流れで洗浄し浴室に吊るし干し。
自身の体を洗い流し、温かい風呂に浸かり体の芯まで温まる。
風呂から上がったらビールをプシュッと開けて完了。
そんなルーティーン。
海から上がってからの、お決まりのルーティーンにしてしまえば、ウェットスーツ洗いも苦にはならず、フワフワ柔らか良い香りを保てます。

ウェットスーツを長期保管するコツ

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来シーズンもフワフワ柔らかウェットスーツを着る為には、保管方法が大切です。

ここからは、ウェットスーツの正しい長期保管方法をご紹介します。

1.しっかりとウェットスーツが乾いたら、ラバー部分にシリコンスプレーを散布します。
これにより、艶としっとり感と柔らかさが持続します。

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2.長期保存に欠かせないのがウェットスーツカバーです。
ウェットスーツ全体を覆える保管カバーでホコリの他、湿気や乾燥から守ります。長期保存には欠かすことの出来ないアイテムの一つです。

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まとめ

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今年は特に短い冬サーフィン、そして長期に渡るウェットスーツの保存となりそうです。
だからこそ、高価で繊細なウェットスーツに末長くフワフワの柔らかさを維持してもらう為にも海あがりの、ひと手間を惜しむ事なく施してあげましょう。
通常、ウェットスーツは頻繁に使われる方で2年〜3年が寿命と思われます。
今回ご紹介したウェットスーツお手入れのルーティーンを使えば4年はおろか、5年位は使用できると思います。
早めのメンテナンスとしっかりとした保存を是非試してみて下さい。
そして、来シーズンは今年できなかった分をしっかり取り戻し、思う存分に冬サーフィンを楽しみましょう。

Writer

サーフ歴29年。
上場企業への転職を機に湘南移住20年目。
湘南鵠沼の波を年間351日(R2.3.31迄)波チェック。
圧倒的な波チェックデータを元に鵠沼の波を分析、ブログ『サーフ飯ブログ』を配信。
虎視眈々と最高の波を狙っているアウトロー・サーファー。
最高の波を楽しむ為の最新サーフィン・波・メシ情報をSNS・YouTubeで配信中。
サーフポイント:湘南、伊豆、千葉、茨城、仙台、バリ、ニュージーランド

Instaglam: http://instagram.com/seaglass134/
Youtube: https://youtube.com/seaglass134r
ブログ: https://seaglass134.com

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