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夏の北海道のあふれる魅力|気候やおすすめスポットを解説

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164 views 2024-12-11 UPDATE

北海道といえば、雪まつりやスキーといった冬のイメージがあるでしょう。

しかし、北海道=冬というイメージを覆す魅力は夏にもあります。

夏の北海道の魅力から、気になる暑さ、旅行時に最適な服装、夏におすすめのスポットまでご紹介します。

「夏に訪れて失敗したくない…」とは違う通な「夏の北海道旅行」をしたい!」という方はぜひ参考にしてください。

夏の北海道へ行く価値3選

夏の北海道の魅力を3つご紹介します。

1.気候|暑いがカラッとしていて過ごしやすい

世界の気候区分では東京がある本州は温帯になりますが、北海道は冷帯(亜寒帯)となります。

さらに高緯度に位置することから、台風や熱帯低気圧の影響を受けにくいのが特徴です。

そのため北海道は、本州に比べると気温や湿度は低く、カラッとしていて夏でも過ごしやすいと言われています。

また日中は夏らしい気温ですが、朝晩は涼しくなることも過ごしやすいと言われる理由です。

2.自然|広大な自然を体感できる

北海道は都道府県の中で最も大きく、面積はオーストラリアに匹敵します。

土地面積の約70%が森林(※1)となっており、日本の中でも自然に恵まれている場所です。

自然世界遺産や国立公園など有名な自然環境が多くあり、スケールの大きさに圧倒されるでしょう。

夏だからこそ自然の奥深くまで入れるイベントがあるので、ぜひ体験してみてください。

(※1)出典:HOKKAIDO GOVERNMENT 北海道データブック2022_林業

3.イベント|北海道の伝統的な祭り

夏の北海道では、花火大会や踊りが取り入れられた伝統的な祭りが多く開催されます

北海道は広いため、地域によって祭りの特色が大きく違うところが特徴。

祭りを通して、北海道の歴史について深く知れるでしょう。

また各地の祭りで、豊かな自然や海の恵みを堪能することもおすすめです。

北海道の夏はどれくらい暑い?

北海道の夏の暑さについてを、気温と湿度を見ながら解説します。

さらに、夏の北海道旅行におすすめな服装もご紹介します。

気温と湿度

以下の表は、北海道の西側に位置する札幌市・東側に位置する釧路市と、東京の気温や湿度を比較したものです。

7月 日平均気温 最高気温 相対湿度
北海道(札幌) 23.3℃ 28.0℃ 77%
北海道(釧路) 16.1℃ 19.6℃ 88%
東京 28.7℃ 33.5℃ 78%
8月 日平均気温 最高気温 相対湿度
北海道(札幌) 24.6℃ 28.4℃ 81%
北海道(釧路) 18.2℃ 21.5℃ 87%
東京 29.0℃ 33.6℃ 79%

出典:国土交通省 気象庁 過去の気象データ検索 札幌 東京 釧路

7月の日平均気温と最高気温の平均は、東京の方が暑いことがわかります。

一方、札幌の7月上旬の日最高気温は23.3℃と過ごしやすいですが、最低気温は16℃前後ほどしかないため朝晩は肌寒いと感じるでしょう。

8月中旬になると、北海道でも日最高気温は30℃を超える日もあるため、熱中症対策が必要です。

ただし最低気温は24℃ほどなので、夜は過ごしやすく感じられます。

また北海道は非常に広く、道東の釧路では7月の最高気温の平均は19.6℃と、エリアによっては夏でも寒い場所があるので要注意です。

夏の北海道旅行におすすめな服装

夏の北海道旅行におすすめな服装は、Tシャツ、短パン、スカートなど涼しい格好です。

日差しが強いこともあるので、帽子サングラスなどで紫外線対策をしましょう。

近年、北海道でも真夏日や猛暑日になる日が増えてきているため、熱中症対策が必要な日もあります。

ただし、夜は肌寒いことがあるので、上着が1枚あると役立ちますよ。

夏の北海道で行くべき観光スポット5選

北海道の夏に行くべきスポットを5つ紹介します。

北海道は広いため、地域によって違う文化を楽しめますよ。

さっぽろ夏まつり

7月中旬〜8月中旬の約1ヶ月間、札幌の各所で開催されるイベントを合わせて「さっぽろ夏まつりと呼びます。

盆踊り(亡くなった人を供養するためにみんなで音楽に合わせて踊る伝統行事)、花魁道中(位が高い遊女が、取り巻きを連れてゆっくりと進む行列のこと)、お神輿(神様がのる乗り物で、災厄などを吸収したり豊作を願うために行う)など伝統的な行事を間近で体験できます。

札幌都心で行われる祭りのため、アクセスしやすいのも魅力ですよ。

釧路湿原

釧路湿原は、手付かずの自然が残された日本最大級の湿原

特別天然記念物のタンチョウ、主に釧路湿原を覆っているヨシ・スゲ湿原などの動植物が見られます。

1980年にはラムサール条約に登録されており、湿地を守るためにさまざまなルールやマナーがあります。

展望台から水平的な景観を眺めたり、カヌーに乗ってゆったりと湿原を満喫してみましょう。

カムイワッカ湯ノ滝のぼり

出典:カムイワッカ湯ノ滝のぼり

知床のカムイワッカ湯ノ滝のぼりとは、温泉が流れるカムイワッカ川のいくつもの滝を登り、上流を目指す体験

温泉が混じる川なので進むほど水が暖かくなり、川なのにぬるい水しぶきを浴びる不思議な感覚を体験できます。

夏(7月1日〜9月30日)の期間しかできないアクティビティです。

カムイワッカとは、アイヌ語でカムイ=神、ワッカ=水という意味があり、カムイワッカ川は硫黄成分が強い強酸性であるため、生物が住めない「魔の水」と解釈されます。

勝毎花火大会

十勝帯広市で行われる勝毎(かちまい)花火大会は、毎年約20万人が訪れる北海道の中でも最大規模の花火大会です。

約2万発打ち上がる花火と、照明・音楽・炎が一体となった演出が話題。

グランドフィナーレでは、錦冠(にしきかむろ)と呼ばれる長時間燃え続ける花火が、空一面に輝きます。

スピード感がある上に、横幅広く花火が打ち上がるので、迫力に感動するでしょう。

勝毎花火大会が始まったきっかけは、1929年世界的に広がった金融恐慌によって不安に暮らす日々を、十勝毎日新聞社創業者の林豊洲が「地域に明るさを取り戻したい」という願いから開催した歴史があります。

函館港まつり

函館港まつりは、8月1日から3日間ほど行われる函館最大級のお祭り

祭りの内容は、花火大会、仮装をしてパレード、ビヤガーデンなど、他にも盛りだくさん。

例年では初日に道新花火大会があり、2日目と3日目で函館港おどりや函館いか踊りという踊りがあり、仮装をして函館の町をパレードするイベントがあります。

星形の城郭で有名な五稜郭公園や、自由に見学できる資料館がある十字街など、有名な観光スポットがコースになっているので、函館観光をしながら祭りを楽しめます

函館港まつりは、1934年に函館の1/3を焼失を焼失する大火に襲われたことで、慰霊と復興を目的に開催されたことが始まりです。

まとめ

夏の北海道は壮大な自然を体感でき、夏ならではの伝統的な祭りなどがあることから訪れる価値があります。

気候は8月になると日中は30℃を超えることがあるため熱中症対策が必要ですが、朝晩は涼しくなり過ごしやすくなっています。

そのため、北海道旅行の服装は、Tシャツ、短パン、スカートなど涼しい格好に、上着を持つことがおすすめ。

ぜひ1度、魅力あふれる夏の北海道を訪れてみてください。

Writer

北海道から沖縄まで、国内各地のリアルな観光情報を発信中。
穴場スポットやアクティビティをはじめ、その土地の文化・歴史・グルメなどの魅力を、地元ライターならではの視点でお伝えします。

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