「スノボシーズンはいつからいつまでなの?」
「いつ行くかによって、雪質や混雑具合はどう違うの?」
このように疑問を持つ方へ向けて、本記事では下記について詳しく解説します。
- スノボシーズンの時期別の特徴
- 時期別で必要な準備のポイント
結論として、一般的にスノボシーズンは11~12月にかけて始まり、春の3~5月まで楽しめます。
ただし、いつ訪れるかによって雪質や混雑具合、費用、服装が異なります。
そのため本記事を最後まで読めば、友達や家族と行く際に、「失敗した…」とならずに、スノボを満喫できるでしょう。
Contents
スノボシーズンは毎年11~5月まで
スノボシーズンは毎年11~5月までになります。
下記にスノボシーズンの時期別の特徴をまとめました。
【シーズン初期】11~12月の特徴
11~12月はスノボシーズンの初期となります。
人工雪を使った一部を除いて、多くのスキー場が11月にオープンし始め、初すべりを楽しみに訪れるスノーボーダーが多くなります。
ただしこの時期のスキー場は、積雪量が少ないため一部のコースのみが開放されることが多く、料金もピークシーズンに比べると安価なことが一般的です。
初期の段階では家族連れや宿泊客の数はまだ多くないため、宿泊施設やツアーの予約も取りやすくなっています。
ただ12月に入ると、年末年始にかけて多くの家族連れや学生団体がスキー場を訪れるうえ、イベントが開催されるスキー場も多く、混雑が予想されます。
しかし、積雪状況は毎年変動があるため、スキー場のWebサイトを確認することをおすすめします。
【ピークシーズン】1~2月の特徴
スノボのピークシーズンである1~2月は、スキー場が本格的な冬の姿を見せる時期です。
1月は新雪が積もり始め、ほとんどのコースがオープンします。
この時期は積雪量の増加にともない、初心者コースも滑りやすくなります。
年末年始の長期休暇に合わせて訪れる人も多く、宿泊を伴う年越しスキー旅行を楽しむ人も。
ただし1月中旬には学生の冬休みが終わり、団体客が減少するため、少し空いたゲレンデで滑れます。
しかし、1月は寒波や吹雪の影響を受けやすいため、天候に注意が必要です。
2月に入ると、シーズン中でもっとも積雪量が多くなります。
ゲレンデ全域に良質なパウダースノーが積もり、初心者から上級者までの幅広いスノーボーダーが楽しめるようになります。
ただ、ほとんどのスキー場がトップシーズンを迎え、料金はやや高くなる傾向があり、特に2月の土日やイベント時は割高になることも。
また、オープンしていることが確実な時期であるため、3~4ヶ月前からの早割予約が始まるスキー場もあります。
もし2月にお得に楽しみたい方は、早期予約を活用するとよいでしょう。
【春スノボ】3~5月の特徴
3~5月にかけての期間は、スノボシーズンの終盤に当たる時期になります。
3月に入ると気温が上昇して積雪が減少し始め、雪質は水分を多く含む重たいタイプに変わります。
この時期は、トップシーズンを過ぎたため来場者が減少し、料金も低く設定されるため、コスパを重視するスノーボーダーには魅力的です。
春休みのシーズンは家族連れや学生による賑わいが見られます。
また標高が高いスキー場で滑走可能なコースがあれば、4月からゴールデンウィーク前まで営業しているスキー場もあります。
ただし、4~5月は気温の高さや積雪量の不安定さから、スキー場の営業状況が天候に左右されやすいです。
旅行会社では春スノボの特集が組まれることもありますが、予約は天候やゲレンデの状況を見極めてからおこなうことをおすすめします。
【夏スノボ】6~11月の特徴
夏でもスノボを楽しむためには、サマーゲレンデが最適です。
冬季の滑走コースに、特殊なプラスチック製マットのプラスノーを敷き詰め、通常のスノーボードを使用して滑走します。
このマットは雪面に近い滑走感を提供し、カービングターンも可能です。
コースは摩擦を減らすために水を散布し、真夏でも涼しさを感じられます。
また人工のコブやウェーブ、ポールが設置され、さまざまな滑りを体験可能です。
たとえば、新潟県のかぐらサマーゲレンデは、国内最大級の1100mのロングコースを持ち、多彩な障害物が配置されています。
GALAサマーパークもアクセス良好で、全長約350mのコースを楽しめます。
また、群馬県の丸沼高原はアトラクションや観光施設が充実しており、サマーゲレンデだけでなくさまざまなレジャーの満喫が可能です。
さらに、長野県の鹿島槍スポーツヴィレッジや野沢温泉スキー場、山梨県のふじてんリゾートなど、日本全国に多くのサマーゲレンデが存在します。
これらの施設では、夏ならではのレジャー感覚でスノボを楽しめます。
ただし、サマーゲレンデでは肌の露出を避けるための服装や、日焼け対策などに注意が必要です。
エリア別スノボシーズンの違い
スノボシーズンの違いをエリア別で解説します。
北海道エリア:2月上旬のパウダースノーが人気!
北海道のスノボシーズンの特徴として、早い降雪時期と雪質のよさが挙げられます。
まず北海道では11月から多くのゲレンデがオープンし、2月上旬にはスノボのベストシーズンを迎えます。
この時期、全国から多くのスノーボーダーが訪れます。
北海道の雪質の良さは特筆すべきで、特にパウダースノーが人気です。
パウダースノーは水分が少なく乾燥しており、粉雪のように柔らかいのが特徴です。
この雪質はスノーボーダーにとって滑りやすく、ルスツやニセコなどの広いゲレンデが初心者にも優しい滑り心地を提供します。
また、北海道のスキー場は展望が良く、広大な絶景を楽しめる点も魅力的です。
日本海側から吹く冷たい風が山にぶつかり、パウダースノーとして北海道各地に降り積もることで、世界中のスノーボーダーを魅了しています。
このように、北海道はその雪質の良さと美しい景色で、スノーボーダーにとってはまさに楽園といえるでしょう。
東北エリア:2月のパウダースノーとダイナミックな景観が魅力!
東北地方のスキーリゾートでは、連峰の雪景色を楽しめるダイナミックな景観が特徴的です。
その美しい自然とパウダースノーの感触を体験するために、遠方から訪れる人も。
スキー場のオープンは11月から始まり、12月後半にはほとんどのゲレンデが稼働します。
ベストシーズンは積雪量が増える2月前後で、この時期には雪質も良好。
東北地方には60ヶ所を超える数多くのスキー場が存在し、ほとんどがパウダースノーを楽しめます。
特に山形の蔵王温泉スキー場や岩手の安比高原などは、東北地方で特に人気のあるスポットです。
蔵王温泉スキー場は、全国的に見てもトップレベルの最長滑走距離を誇り、雪質も抜群です。
関東・甲信越エリア:1~2月のパウダースノーと便利なアクセスが魅力!
関東地方では、那須高原や上毛高原など北関東地域にスキー場が集中しており、降雪時期は比較的遅く、多くのスキー場が12月後半にオープンします。
ベストシーズンは2月上旬で、極寒になりにくいため、子供連れや初心者にも親しみやすいのが特徴です。
一方、甲信越エリアは、山梨・長野・新潟の3県から成り立ち、豪雪地帯に含まれる地域が多く、積雪量が豊富にあります。
特に長野県は日本でスキー場が多い県の1つで、軽井沢や志賀高原などが人気です。
甲信越エリアのスキー場は12月にほとんどがオープンし、ベストシーズンは1~2月でパウダースノーを楽しめる時期になります。
首都圏からのアクセスの良さも魅力で、車での移動による渋滞の心配が少ないため、電車でのアクセスもおすすめです。
時期別のスノボに必要な準備のポイント
時期別のスノボに必要な準備のポイントを解説します。
- 【12~1月】クリスマス・年末年始の混雑に注意!
- 【2~3月】平日とナイターで混雑を回避
- 【3~5月】春のスノボの服装と雪質への対応
【12~1月】クリスマス・年末年始の混雑に注意!
12~1月にかけては、クリスマスや年末年始の休暇に合わせてリゾートへの訪問者が増加します。
この時期は特に宿泊施設が混雑し、好条件の部屋やリーズナブルな価格での予約が困難になることがあります。
早期予約は宿泊施設だけでなく、スノボ用品のレンタルにも適用可能です。
特に人気のある用品やサイズは、早期に予約することで確保できます。
混雑期にはレンタル品が不足するため、事前予約を済ませることで、スムーズなスキー体験が可能となります。
また早期予約をおこなうことで、多くのスキー場やレンタルショップでは、早期予約割引を提供しており、経済的にも有利です。
クリスマスや年末年始などのピーク時には、予約の競争が激化するため、特に計画的に早めの予約をおこないましょう。
これにより混雑を避けられるため、スノボを満喫できるといえるでしょう。
【2~3月】平日とナイターで混雑を回避
この時期、特に土日や連休ではスキー場が混雑するため、平日やナイターを選ぶことが混雑回避の鍵となります。
平日は一般的に仕事や学校があるため、スキー場は比較的空いており、リフト待ち時間も短く快適に滑走可能です。
さらに、平日は特別な日(バレンタインデーやクリスマス、春節、冬休みなど)を避けることで、より空いた状況を期待できます。
また、夕方から夜にかけてのナイター時間帯は、多くのスノーボーダーが帰路につき始めるため、ゲレンデは空きがちです。
ナイターの滑走は日中より寒いですが、料金が安く設定されていることが多く、コスパに優れています。
ただし、ナイター営業日はスキー場によって異なるため、事前に確認が必要です。
さらにアクセスが悪かったり、あまり知られていないスキー場を選んだりすることも、混雑回避の1つの手段です。
アクセスが便利なスキー場ほど混雑しやすいため、少し足を伸ばして奥地のスキー場を訪れることで、空いたゲレンデでの滑走を楽しめます。
ただし、営業状況の確認は必須です。
【3~5月】春のスノボの服装と雪質への対応
春のスノボは、3~5月の気温が高い時期におこなわれ、人が少なく、ツアー価格も安いため人気があります。
寒さが苦手な方にとっても、真冬より気温が高いため快適にスノボを楽しめるメリットがあります。
春の雪質の特徴は、水分を多く含んだ雪質であることです。
この時期の雪はべしゃっとしており、ウェアが濡れやすいため、撥水性や防水性、速乾性の高いウェアを選ぶことが重要です。
特に手袋は、水が染み出しにくい素材や構造のものを選ぶとよいでしょう。
また、気温が高めで汗をかきやすいため、体温調節しやすい通気性や透湿性の高いインナー、もしくは替えのインナーを持参するのが望ましいです。
晴れた日は、薄手のインナーとトレーナーやパーカーで十分快適に滑ることができますが、くもりや雨・雪の際は、下記のように天候に合わせてウェアを調整しましょう。
春のスノボでは、天気による気温の変動が大きいため、状況に応じて服装を調整する柔軟性が求められます。
スノボシーズンのおすすめスキー場
スノボシーズンのおすすめスキー場をご紹介します。
- 関東近郊の人気スキー場
- 北海道・東北エリアの注目スキー場
関東近郊の人気スキー場
関東近郊の人気スキー場は以下のとおりです。
- ハンターマウンテン塩原(栃木県)
- たんばらスキーパーク(群馬県)
- 苗場スキー場(新潟県)
- 舞子スノーリゾート(新潟県)
ハンターマウンテン塩原(栃木県)
全12本のコースと、7本のゴンドラ・リフトを持つハンターマウンテン塩原は、アクティビティ豊富なキッズパークや広場完備のスキー場です。
家族連れには特におすすめで、小さな子ども向けのアトラクションが充実しています。
託児所やキッズレッスンも整っているため、親子で楽しむには最適です。
アクセスは、JR那須塩原駅西口にある塩原温泉バスターミナルからバスを利用できます。
たんばらスキーパーク(群馬県)
初級~中級向けのコースが魅力のたんばらスキーパークは、バラエティに富んだパークやキッズエリアで知られています。
1,000m前後のコースが多く、ソリレースや餅つき大会などのイベントも盛りだくさんです。
アクセスは上越新幹線上毛高原駅から無料シャトルバスがあります。
苗場スキー場(新潟県)
苗場スキー場は、広大なゲレンデに22本のコースと2つのスノーパークを備えています。
整備が行き届いたコースが多く、初心者から上級者まで、なめらかな滑りを体験可能です。
苗場プリンスホテルと隣接しており、宿泊を兼ねたスノボにも最適です。アクセスは越後湯沢駅から無料送迎バス(宿泊者のみ)か路線バスを利用できます。
舞子スノーリゾート(新潟県)
舞子スノーリゾートは、舞子エリア(初心者)や長峰エリア(中級者)、奥添地(上級者)の3つのエリアで構成されており、全26本のコースを楽しめます。
柔らかな深雪や非圧雪のパウダースノーも魅力の1つです。
温泉やインドアアクティビティなどの施設も充実しており、日帰り・宿泊ともに冬のレジャーを満喫できます。
アクセスは東京駅から新幹線で越後湯沢駅下車後、無料シャトルバスが利用可能です。
北海道・東北エリアの人気スキー場
北海道・東北エリアの人気スキー場は以下のとおりです。
- ニセコグランヒラフ(北海道)
- キロロスノーワールド(北海道)
- 札幌国際スキー場(北海道)
- 安比高原スキー場 スノーパーク(岩手県)
ニセコグランヒラフ(北海道)
ニセコグランヒラフは、世界的にも有名なニセコエリア最大級のスキーリゾートです。
羊蹄山(北海道を代表する名山)を背景に、上質なパウダースノーでのダイナミックな滑りが楽しめます。
ゲレンデを快適に楽しむための設備や、サービスが満載のマウンテンセンターアネックスが新設されています。
アクセスは札幌からJRで約2時間、倶知安駅からバスで約20分です。
キロロスノーワールド(北海道)
キロロスノーワールドは、全21コースで全長3,300mを誇ります。
北海道トップクラスの良質な雪質で、ビギナーから上級者まで楽しめるゲレンデです。
アクセスは主要駅(札幌、小樽、ニセコ)からバス利用、または札幌からJR利用で小樽駅下車後、タクシーまたはレンタカーを利用できます。
札幌国際スキー場(北海道)
札幌市内で最大級のキャパシティを誇るスキー場です。
スキー場の特徴として、初心者向けの緩やかな斜面から、中級レベルのスノーボーダーも満足できる急斜面まで、多彩なコース設計がされています。
札幌中心部から車で約60分とアクセスが良く、幅広いレベルのスキーヤー・スノーボーダーが楽しめます。
安比高原スキー場 スノーパーク(岩手県)
東北地方で最大規模のスキー場で、全21本のコースと18本のリフトがあります。
降雪が多い時期は、非圧雪コースでパウダースノーを楽しむことができます。
また、安比高原スキー場は春スキーの期間も営業しており、シーズンの長さも大きなメリットの1つです。
アクセスは、安比高原駅や仙台駅から無料シャトルバスが利用可能です。
スノボの準備はお早めに!
スノボシーズンには、適切なウェアやギア、アクセサリーの準備が必須です。
特に、気温の変化や雪質に対応するための服装や防寒具は事前に準備し、状況に応じて選ぶ必要があります。
また、板やブーツ、ビンディングなどの基本的なギアも、自分のスタイルやレベルに合ったものを選ぶことが大切です。
なかでも、視界の確保はスノボの安全と楽しさに直結するため、ゴーグルの選び方は重要です。
メガネをかける方は、通常のゴーグルではメガネとの干渉や、曇りの問題が生じることがあります。
この問題を解決するためには、メガネゴーグルを選ぶことをおすすめします。
メガネゴーグルは、メガネの上から装着できる設計がされており、曇り止め加工や通気性のよいデザインが施されており、快適な視界の確保が可能です。
シーズン前に、これらのギアやアクセサリーを早めに準備することで、もし友達や家族と急にスノボの予定が入ったとしても、楽しめます。
スノボシーズンについてのまとめ
最後に、スノボシーズンの各期間ごとの特徴をまとめました。
スノボシーズンは、初冬から春先までの期間をカバーし、季節ごとに異なる雪質や気候のなかで、多様な滑りの楽しみがあります。
スキー場の選択や装備の準備、技術の向上など、シーズンごとに異なるポイントに注意しながら、安全で楽しいスノボを楽しんでください。
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