「メガネをしたままおしゃれなスノボゴーグルをつけたい!」
普段メガネを付けているスノーボーダーなら一度は思ったことがあるでしょう。
一般的なゴーグルは、使用者の顔の形や安全性を考慮して大きくカーブしたデザインや、コンパクトな形状で作られています。そのため、これらのゴーグルの内部に眼鏡を収納するスペースは十分に確保されていません。
そのため、ボード用のゴーグルを選ばないと、転倒や衝撃が生じた際、眼鏡が壊れるリスクやレンズが割れる危険性があり、使用者の安全を脅かす要因となります。
そんなあなたのために、スノボECサイトを運営し、スノボ歴15年以上の私が、メガネ用スノーボードゴーグルについて徹底解説します。
Contents
普通のゴーグルとメガネ用は何が違う?
通常ゴーグルとの違い①通常のスノボゴーグルよりフレームが大きい
メガネ対応モデルのゴーグルは、通常のゴーグルに比べてフレームが大きく作られている、という違いがあります。
顔とレンズの間に十分なスペースがあると、眼鏡が適切にフィットするためです。
また、レンズ部分は顔の丸みに従うのではなく、眼鏡の形状に合わせて設計されており、これにより眼鏡がうまく収まるようになっています。
さらに、通常のゴーグルと眼鏡対応モデルとの違いとして、フレームと眼鏡のテンプル(つる)の干渉を防ぐ特別な形状が取り入れられていることもポイントです。
この設計は、ゴーグルを快適に着用できるようにするためのもので、眼鏡をかけたままでの利用を前提としています。
一部のメーカーやモデルにおいて、眼鏡対応モデルと同等、あるいはそれ以上の大きさのゴーグルが存在しますが、これらは必ずしも眼鏡の収納を考慮して製造されているわけではないので注意しましょう。
通常ゴーグルとの違い②スポンジ
通常のゴーグルと眼鏡対応ゴーグルの違いの一つは、スポンジの設計にあります。
眼鏡対応ゴーグルは、フレームに取り付けられたスポンジに特別な切り込みが施されています。この切り込みは、眼鏡のフレームがスポンジに押し付けられるのを防ぐためのものです。
さらに、ゴーグルのフレームとスポンジにはくぼみが設けられており、これによって眼鏡とゴーグルとの間に適切な間隔が保たれ、干渉を最小限に抑えます。
この設計は、メガネ使用者が快適に活動できるように工夫されています。
メガネをスノボゴーグル代わりに使える?
眼鏡をスキーゴーグル代わりに使うという選択は、極めて危険です。
たしかに、眼鏡は雨や雪、紫外線からの保護という基本的な機能を果たしますが、ゲレンデでの転倒リスクを考慮するとリスクが多いためです。
転倒時に眼鏡が外れてしまったり、顔へのダメージが増大する可能性があるため、安全面でのリスクが高まります。
もちろん、眼鏡は風通しがよく、曇りにくいというメリットもあります。
しかし、最近のゴーグルは高度な技術で通気性や曇りにくさが向上しています。
特に、ダブルレンズや通気性能が高いゴーグルは、眼鏡のような快適さを保ちつつ、安全性も確保するための最適な選択となるでしょう。
結論として、スキーやスノボを安全かつ快適に楽しむためには、眼鏡対応ゴーグルの使用が最善の策です。
安全性とパフォーマンス、両方を考慮するならば、この選択は避けて通れないものとなるでしょう。
メガネとゴーグルの注意点
注意点1.ボードゴーグルが曇る
スノーボードやスキーを楽しむ際、視界がクリアであることは非常に重要です。
しかし、さまざまな要因でゴーグルが曇り、その結果、安全な滑走が妨げられることがあります。
まず、ゴーグルの曇りの主な原因は、身体からの汗や顔の温度と外気との寒暖差によるものです。
特に、眼鏡をかけている方がゴーグルを装着する場合、眼鏡レンズがゴーグルのレンズよりも顔に近いため、より曇りやすくなる傾向があります。
そこで、眼鏡のレンズには曇り止めの塗布が推奨されます。
ゴーグル用と眼鏡用の曇り止めが市販されているため、両方の素材に適用できるものを選ぶと、手間を省くことができます。
さらに、視界を良好に保つためのアドバイスとして、ダブルレンズを備えたスキーゴーグルを選択することをおすすめします。
ダブルレンズは、二重の構造となっており、内外の気温差から生じる曇りを効果的に防ぐことができます。
また、ゴーグルのレンズには、くもり止め加工が施されているものも多く、これを選択することでさらに曇りにくい環境を確保することができます。
最後に、ゴーグルを取り扱う際は、指でレンズ表面に触れないように注意しましょう。
指紋や油分がレンズに付着すると、視界が悪くなるだけでなく、曇りの原因ともなり得ます。
総じて、滑走中の視界を確保するためには、ゴーグルの選択やメンテナンスが重要です。
曇り止めの使用や適切なゴーグルの選択を心掛け、安全かつ快適なスノーボードやスキーを楽しみましょう。
注意点2.メガネとボードゴーグルのサイズを合わせる必要がある
スキーやスノーボードを楽しむ際、視力が低い方々は眼鏡対応のゴーグルを利用することが多いです。
しかし、単に眼鏡対応であるからといって、すべてのメガネにフィットするわけではありません。
眼鏡のフレームの大きさや形状、そしてゴーグルの設計には微妙な違いが存在します。
重要なのは、ゴーグルが自分の顔と眼鏡にぴったり合うかどうか。
合っていないゴーグルを使用すると、レンズが曇りやすくなったり、メガネが顔に強く押し付けられて痛みを感じることがあります。
さらに、転倒時の衝撃が直接メガネや顔に加わることで、怪我をするリスクも高まります。
特に注意が必要なのは、フレームのサイズ感。
大きなフレームの眼鏡はゴーグル内に収まりきらず、逆にゴーグルのフレームが大き過ぎる場合、眼鏡がゴーグル内でズレてしまうことが考えられます。
ゴーグルの選び方としては、実際に店舗で試着し、フィット感を確認することが最も確実です。
また、子供用やレンタルの際も、同様の注意が必要です。
目元や耳元に違和感を感じる場合は、そのゴーグルは適していない可能性が高いため、複数のモデルを試すことをおすすめします。
まとめると、視力が低い方々がスノースポーツを安全に楽しむためには、眼鏡とゴーグルの相性をきちんと確認することが不可欠です。
自身の眼鏡をかけた状態でゴーグルを試着し、最適なものを選ぶよう心掛けましょう。
メガネ着用者はどのボードゴーグルを使うべき?
メガネをかけたまま使用できるバイザー付きヘルメット
バイザー付きヘルメットとは、その名のとおりゴーグルが一体化したヘルメットのことを指します。
このタイプのヘルメットは、特にスキーヤーの間でよく使用されるイメージがあります。
その最大のメリットは、ヘルメットとゴーグルが一体となっているため、ゴーグルが飛んでいく心配が皆無だということです。
さらに、ヘルメットとゴーグルの間に隙間が生まれることがないため、冷気の侵入を防ぎ、頭部を暖かく保つことができます。
操作性も優れており、バイザーの上げ下げは非常にスムーズ。
また、一部のモデルではバイザーを取り外し、通常のヘルメットとして使用することも可能です。そのため、普通のゴーグルも装着することができます。
特に、メガネ着用者には多くの利点があります。
眼鏡をかけたままでも装着できるデザインがあるうえ、バイザーが大きく設計されているため、視界が広く、通気性も確保されているため曇りにくいです。
ゴーグルの曇りに悩んでいる方には、このバイザー付きヘルメットが最適です。
デメリットとしては、ヘルメットとゴーグルの2つの機能が一つになっているため、価格がやや高めに設定されています。
しかし、子供用のモデルは比較的手頃な価格で提供されており、ゴーグルの紛失の心配も少ないため、家族でのスキー体験にはおすすめです。
総じて、メガネ着用者やゴーグルの曇りに悩む方には、多少の価格の高さを超えるメリットを持つ、バイザー付きヘルメットが強く推奨されます。
安全と快適性を追求するスキーやスノーボード愛好者には、このヘルメットが最適な選択といえるでしょう。
度付きインナークリップ
多くの人々が、眼鏡のフィット感を確保しつつ好みのデザインのゴーグルを見つけることに苦労しています。
ここで登場するのが、「度付きインナークリップ」。
度付きインナーグリップとは、通常のゴーグルの内部に取り付けることができる度付きのレンズを指します。
このインナークリップを使用することで、あなたの眼鏡の度数と同じレンズをゴーグルに取り付けることができます。
結果として、視界がクリアになり、スノーボードやスキーのパフォーマンスを向上させることが期待できます。
さらに、度付きインナーグリップの最大の利点は、通常の眼鏡よりも曇りにくいことです。
アクティブな動きをともなうスポーツでは、曇りは大きな障害となりますが、このインナークリップの使用により、その心配が軽減されます。
また、眼鏡の納まりが悪かったり、デザインが気に入らないゴーグルモデルでも、このインナークリップを使用すれば、問題なく使用することができます。
ゴーグルのサイドの締め付けや、ゴーグルが飛ばされた際の眼鏡の紛失といったリスクも低減します。
このため、度付きインナークリップは安全性、安心感、そして快適性を同時に提供してくれる優れたアイテムとなります。
まとめると、度付きインナークリップは、眼鏡着用者が冬のスポーツを楽しむ際の大きな悩みを解消する革新的なツールです。
眼鏡の上からゴーグルをかぶる手間や不便を感じていた方々は、このインナークリップを活用して、より快適なアクティブライフを送ることができるでしょう。
曇らないボードゴーグル
スノーボードを楽しむ際、ゴーグルの曇りは大きな悩みとなるポイントの一つです。
曇りが発生すると視界が悪くなり、それが安全性の低下やパフォーマンスの阻害につながることがあります。
そこで、曇りにくいゴーグルの選び方と特徴について解説します。
まず、曇りにくさの観点からは、球面レンズのスノーボードゴーグルが注目されます。
これは目の周りの形状に近い球体状のレンズを持つゴーグルで、対象物との距離感が裸眼に近いのが大きな特徴です。
注意点としては、耐久性や曇りにくさに優れる一方で、視界がやや狭くなる場合や、歪んで見えることがある点や、価格が高くなりがちだという点です。
また、最新のスノーボードゴーグルには、高機能な曇り止めが施されているものが増加しています。
特に、レンズに直接施される曇り止めのコーティング加工は、長時間の使用でも曇りを防ぐ力が持続します。
ゴーグルの上部に設けられたベンチレーションという換気システムは、湿気を外部に放出し、ゴーグル内部の曇りを低減させる役割を果たします。
さらに、曇りにくい特性を持つダブルレンズや、レンズの位置を調整して換気を促す機能が付いたゴーグルも登場しています。
これにより、通常のタイプよりもさらに曇りにくく、スノーボードをより快適に楽しむことが可能となります。
最後に、曇り止めの機能は非常にハイスペックになってきていますが、購入の際は自分の使用環境や好みに合わせて選ぶことが重要です。
適切なゴーグル選びで、安全で楽しいスノーボードライフを送りましょう。
まとめ
ゲレンデでのアクティビティは、楽しみながらも危険がともないます。
視力の矯正が必要なスキーやスノーボード愛好者にとって、適切なゴーグルの選び方は極めて重要です。
今回紹介した内容から、眼鏡をかけたままでも快適に使用できる「眼鏡対応」や「眼鏡OK」のモデルが存在することがわかります。
これらのモデルは、コンタクトレンズが使えない方に特におすすめで、眼鏡のフィット感や曇り防止に特化した設計が施されています。
購入する際には、レンズ形状や機能の違いを理解し、自身のニーズに合わせて選ぶ必要があります。
特に、ゴーグルが曇った時の眼鏡の拭き取りに時間がかかることから、曇りにくいモデルの選定がポイントとなります。
また、レンタルよりも自身のゴーグルを持つことで、コストを抑えるとともに、より長く愛用することができます。
選び方のポイントを押さえることで、ゴーグル選びの失敗を避け、より安全で快適なゲレンデライフを楽しむことができるでしょう。
最後に、このまとめを通じて、皆さんが適切なゴーグル選びを行い、安全かつ楽しみながらスキーやスノーボードを楽しんでいただけることを願っています。
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