日常は都会で生活をしている人にとって、雪山は特異な環境であることは間違いありません。
"スノーボードではオシャレを"という意識は間違ってはいませんが、まずはスノーボードに集中するために快適な環境を自分で作ることが大切です。
『そんなアイテム1つで変わるの?』
と思うかもしれませんが、少しの工夫で快適度が数段アップするのが、このスノーボードが属するアウトドアスポーツなのです。
スノーボードの時間をより快適に過ごすために、雪山に持っていくと便利な10コのお役立ちグッズを今回は一挙に紹介します。
ここで登場するお役立ちの10アイテムを使用して、より充実したスノーボードライフが送れますように……!
Contents
バラクラバ&ネックチューブ
credit : jp.burton.com
ひと昔前は、防寒&日焼け対策にはフェイスマスクが主流でしたが、近年はバラクラバやネックチューブを使用する人が増えています。
バラクラバはスッポリと頭からかぶり、目の部分だけが開いている目出し帽のこと。
通気性やフィット感がよく、滑走中にズレたり外れたりもしません。
ネックチューブは、薄い素材でできた長めのネックウォーマーのようなものですが、ビーニーやバラクラバのようにも使用できて多用途に活躍します。
バラクラバやネックチューブは、どんなに暖かい素材でも汗をかいたり濡れてしまっては余計に寒くなってしまい逆効果なので、薄くて乾きやすいウールや化学繊維でできたものがオススメです。
また、薄手の素材なら、寒いときだけでなく紫外線対策としても春先にもバッチリ使えます。
参考記事
もっと深くフェイスマスクについて知りたい方は下記の記事を参考にどうぞ!
【2021年最新】何かと役に立つスノーボードのフェイスマスク
#スノーボードで使う道具カラビナ
credit : www.lostarrow.co.jp
カラビナをひとつベルトループにつけておけば、ちょっとグローブやゴーグルなどを外したときに引っ掛けておけるので便利です。
また、コインケースや鍵などの細かなものをひとつにまとめることもできます。
ただでさえ、厚着をしたうえに多くのアクセサリーを身につけているので、スノーボードでは落とし物をしてしまいがち……。
特にレストハウスでひと休みして滑り出そうとしたら、「アレ?グローブがない!」なんてことにならないよう、大事なものはカラビナでひとまとめにしておくと、無くしモノのリスクが減らせます。
サイズはやや大きめのモノを持っておいたほうが使い勝手がいいでしょう。
生塗り用ペーストワックス
せっかく滑りに行ったのに、板が全然走らない時ほど面白くないことはありません。
しかし、ホットワックスをするにも手遅れだし、スプレータイプの簡易ワックスは長持ちしないし……。そんな時は、生塗り用のペーストワックスが活躍します。
専用のコルクやスポンジで、半練り状のワックスを直接ソールに塗り込んでいくだけでOK!
GALLIUMやマツモトワックス、OneBall Jay、DOMINATORなど各メーカーから出ているので、好みのブランドで全天候型のものをひとつポケットに忍ばせておけば、いざという時も安心です!
参考記事
やはりホットワックスをかけないとダメだな。と感じた方は下記の記事を参考に!
プロが教えるホットワックスのかけ方『たった6つのコツ』
#スノーボードで使う道具パスケース
credit : www.ebsmission.co.jp
最近はゲレンデによって昔ながらのペーパーチケットを係の人に見せる所もあれば、ICチップの入ったカード式もあり、チケットをかざす場所も様々です。
チケットホルダーがついているウエアもたくさんありますが、それが使いやすい位置にあるとは限りません。
カードサイズが収まるパスケースを持っておけば、好きな場所に収めておけるので、どんな改札でもスムースに対応できます。
チケットとお札やコインを別スペースに分けて収納できるものなら、ICの読み込みエラーの心配も少ないでしょう。
また、ウエアに普段の財布をそのまま入れて滑っている人をよく見かけますが、落とした時のリスクを考えると、パスケースに必要なだけのお金を移し、財布は安全な場所に保管しておくことをおススメします。
防水ケース
left image credit : www.sanwa.co.jp
right imagecredit : lifeproof.jp
海やプールではケータイが濡れてしまうことに気をつけるのに、なぜか雪山ではケーターをそのままポケットに入れたりして普通に使っている人が多い気がします。
もしも雪の上に落としてしまったら、ポケットのジップを閉め忘れて雪が内部に侵入してしまったら、海やプールのなかにケータイを落としてしまうのと同じことになります。
しかも、最近はスマホで写真や動画を撮りながら滑っている人をよく見かけますが、たとえケータイを落とさなくとも、前の人や自分の雪しぶきがかかる可能性も大です。
ケータイはもちろん、タバコやお札など、濡れると困るものには防水ケースを使用しましょう。丈夫ではありませんが、家庭にあるジップロックでも役立ちます。
大きめのワイピングクロス
image : EQ series
スノーボードの一日のうちで、ゴーグルレンズを拭く回数ってかなり多いはずです。
表面が濡れてしまったり、内部が曇ってしまったり、または指紋がついてしまったり、視界が良好でないと滑走にかなり影響があるため、ちょっとでも気になれば誰でもまめにレンズを拭くのです。
それだけレンズ拭きの頻度が高いのだから、ワインピングクロスは大型で使いやすいモノを一枚持っておいたほうが断然得策!
大判のクロスなら、ラクにスピーディにレンズをキレイにできます。
おまけでついてくるような小さなクロスとの違いは歴然だし、もし手持ちのタオルやティッシュなどで拭いているようなら、レンズがすぐにダメになってしまうので今すぐに専用のクロスをゲットしましょう。
ちなみに、EQのGOGGLE WIPING CLOTHは、40×40センチとかなり大判なのでゴーグルをスッポリ包んで拭くことができ、雨や雪の時でも使い勝手がよくてオススメです。
携帯ドライバーセット
スノーボーダーならば、誰もが一度は雪山でバインディングのビスを絞め直した経験があると思います。
もしくはスタンスの調子が悪くてセッティングを変えたり、予想外のパウダーでセットバックを入れたりと、ゲレンデにあるセッティング台はいつもなかなかの人気っぷり。
そこで、コンパクトに持ち運べるマイドライバーセットを携帯しておけば、セッティングコーナーを探すことなく、順番待ちをすることもなく、いつでもどこでもささっとアングルを変えたり調整することができるのです。
バインディングの増し絞めやセッティングの変更だけでなく、ストラップやハイバックの付け根のビスが緩んでいて絞めなければいけない時もありますが、ゲレンデにあるドライバーのサイズが必ずしも合うとは限りません。
最悪の場合はケガにも繋がる危険もあるので、自分の道具に合うドライバーセットを常に持ち歩いておいて損はないでしょう。
ダイヤル式ワイヤーロック
left image credit : www.northpeak.jp
right imagecredit : www.ebsmission.co.jp
スノーボードの窃盗被害は、残念ながらそんなに珍しい話ではありません。
もしも大切なボードが休憩中に紛失してしまったとしても、ゲレンデ側に責任はありません。
自分のボードは自分で守るのが基本です! ロックさせ持っていれば、その場を離れても自分の持ち物を他人に持っていかれる心配はいりません。
特に使い勝手がよくてオススメなのが、ダイヤル式ワイヤーロック。
自分で番号を決めて施錠・解除できるので鍵をなくす心配はないし、ワイヤーを伸ばせばたいがいの場所で使用できます。
スノーボード以外の荷物を守るのにも使いやすく、旅行などの場面でも活躍する頼れるヤツなのです。
参考記事
雪山で盗難されないようにするための対策を詳しく知りたい方は下記リンク。
スノーボードの盗難対策には何をすれば効果的?
#スノーボードのコラムコンプレッションウエア
left image credit : www.skins-jp.com
right imagecredit : goldwinwebstore.jp
日常ではしないような動きを一日中続けるスノーボードは、かなりハードな全身運動。
一日の終わりには全身が悲鳴をあげ、次の日は体がバキバキになったりしますよね? 疲れを癒すために温泉に入るもよし、マッサージに行くもよし、QPコーワなどのドーピング剤に頼るのもよし、人それぞれですが、ぜひ試してほしいのがコンプレッションウエアの着用です。
コンプレッションウエアは、野球やサッカー、マラソンなどあらゆるスポーツ選手が着用しているパフォーマンス性の高いアンダーウエアで、多くのプロスノーボーダーも愛用しています。
身体に適度な圧を加える(コンプレッションする)ことにより、筋肉の無駄な動きを妨げ、疲労を軽減させて着る人の最高の能力とパフォーマンスを引き出してくれるので、より長く良い状態でライディングを楽しめることができます。
現在さまざまなメーカーからそれぞれ特徴を持つコンプレッションウエアが出され、代表的なものではCWXやSKINS、C3fitなどがあります。
ブーツドライ
どんなにギアの性能がよくなっても、ブーツの中がムレてしまうのは仕方のないこと。だけど、生乾きの状態で次の日も履いたり、そのままバッグに入れて持ち帰ったりして、次に使用するときにイヤな匂いがするのはできれば避けたいものです。
そこで、ブーツの乾燥・消臭・防臭に役立つブーツ乾燥剤が役立ちます!電源や電池不要でブーツのなかに入れておくだけなのでどこでも使え、何度でも繰り返し使えて経済的です。
また、ブーツ保管時も持ち運びの際にもずっとブーツ内に入れておけばいいだけなので邪魔にもなりません。
さらにはブーツ内の湿気を取り除いて自分が快適なだけでなく、ブーツそのものを長く使用できるようになります。
特にサーモインナーを使用して温風に当てるのがNGなDEELUXEのブーツを履いている人には必需品です。
スノーボードであると便利なアイテムをザザっとご紹介していきましたが、いかがでしたか?
このコラムを読んだ人が、少しでも快適なスノーボーディングができればと願っています。
白馬でスノーボードショップを営む、元スノーボード誌編集者のフリーライター。
田舎ライフをマイペースに満喫しながら、とことん遊びを追求しています。
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