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ウインドサーフィンとはどんなスポーツ?歴史や有名なゲレンデも紹介

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3,318 views 2022-5-27 UPDATE

現在「ウインドサーフィンを始めたい!」と思っているそこのあなた。

そもそもどんなスポーツなのか、どんな魅力があるのかご存じですか?

今回は、ウインドサーフィンについて理解を深めてもらうために以下の7つについてご紹介します!

1. ウインドサーフィンの歴史とは?

2. ウインドサーフィンとはどんな原理で走っている?

3. ウインドサーフィンとはどんな人がやってるスポーツ?

4. ウインドサーフィンとはどのようなスタイルで楽しむ?

5. ウインドサーフィンの大会とはどんなもの?

6. ウインドサーフィンで有名なゲレンデとは?

7. ウインドサーフィンの始め方とは?

今から始める方も、すでにやっている方も、今一度ウインドサーフィンについての知識を深めておきましょう!

1. ウインドサーフィンの歴史とは?

まず、ウインドサーフィンとはどんな歴史の中で生まれてきたのかご説明します。

ウインドサーフィンは1967年のアメリカで、ヨットマンのジム・ドレイクと、サーファーだったホイル・シュワイツァーによって考案されました。

セイリングを1人でも気軽に楽しめて、またサーフィンのような人混みの煩わしさがないスポーツを作りたかったのです。

日本にウインドサーフィンが上陸したのは1972年頃です。

今ではショートボードが主流ですが、初期はロングボードに三角のセイルで走るクラシックな形が主流でした。

2. ウインドサーフィンとはどんな原理で走っている?

次に、ウインドサーフィンとはどんな原理で走るのか見ていきましょう。

ウインドサーフィンが進む原理の中で重要となるのは

「揚力」「抗力」「風圧中心(C.E.:Center of Effort)」「水中側面抵抗中心(C.L.R.:Center of Lateral Resistance)」です。

「揚力」

「揚力」とは、セイルに向かって風上からかかる風力が風下に向かって効くことで生まれるパワーで、ウインドサーフィンの推進力になっています。

「抗力」

「抗力」とは、その「揚力」によってボードが横流れてしまうのを防ぐ力で、フィンやダガー(センターフィン)がその役割を果たします。

「風圧中心(C.E.:Center of Effort)」「水中側面抵抗中心(C.L.R.:Center of Lateral Resistance)」

「風圧中心(C.E.:Center of Effort)」とは揚力がセイル上で釣り合う風圧の中心となるところです。

「水中側面抵抗中心(C.L.R.:Center of Lateral Resistance)」とはボードが水面と接していて、ボードの回転の中心となるところです。

ヨットのような舵がないウインドサーフィンが方向を変えて走れるのは、この2つのポイントがずれることが要因です。

「風圧中心」と「水中側面抵抗中心」が垂直に並ぶときは直進、「風圧中心」がボードの前へずれると風下に、ボードの後ろへずれると風上に進みます。

3. ウインドサーフィンとはどんな人がやってるスポーツ?

ウインドサーフィンとは50年前程から流行りだしたスポーツなので、その全盛期を過ごした40~60代男性が多いです。

また、風をみんなで共有するため場所を取り合うことがなく、ストレスが少ないスポーツでもあります。

そのため、1人で気長にマリンスポーツを楽しみたい人が始めるケースも多いです。

最近では女性のウインドサーファーも増え、だんだんと幅広い世代に浸透しつつある傾向もみられますよ!

4. ウインドサーフィンとはどのようなスタイルで楽しむ?

次に、ウインドサーフィンとはどのようなスタイルで楽しむのかを見ていきましょう。

ウインドサーフィンを楽しむスタイルは大きく2つで、レジャーで自由に遊ぶ「フリーライド」と、スピードやトリックで競う「競技」があります。

競技にはどんな種類がある?

ウインドサーフィンの「競技」にもいくつかの種類があります。

レジャーとしてだけでなく大会にでながら楽しみたい方に、主な3つをご紹介します!

  • スラローム

スラロームとは、風上から風下方向へ並べられている複数のブイ(マークとなる浮き)を走るコースレースです。

  • ウェイブ

ウェイブとは、波に乗せてジャンプやライディングをすることで、ジャッジの採点によって勝敗が決まる競技です。

  • フリースタイル

フリースタイルとは、スピードに乗せてトリックを繰り返すもので、ウェイブのように波は使わない競技です。

 

5. ウインドサーフィンの大会とはどんなもの?

ウインドサーフィンのトップレベルとはどんな景色か気になる方に、主に開催されている大会についてご紹介します!

国内ではプロツアーがメインですが、世界大会として有名なのは以下3つです。

  • 「オリンピック」

ヨット等が含まれるセーリング競技の1つとしてウインドサーフィンも開催されており、ワンデザインの道具でコースレースを行います。

  • 「PWA(プロフェッショナル・ワールドカップ・アソシエーション)」

プロの競技団体で、スラローム、ウェイブ、フリースタイルそれぞれが世界各地で複数にわたって行われるツアー戦です。

  • 「IWT(インターナショナル・ウェイブ・ツアー)」

ウェイブに特化したツアー戦で、最高潮の風と波のなか競い合う大会です。

ハードコンディションになるほど見ごたえがあります!

6. ウインドサーフィンで有名なゲレンデとは?

続いて、ウインドサーフィンで有名なゲレンデ(ウインドサーフィンができる海)とはどこなのかご紹介します。

自分のレベルに合ったゲレンデをしっかり把握することは、技術向上にとても役立ちます。

今回は7か所しか紹介してませんが、ウインドサーフィンは全国各地にゲレンデがあります。

安全かつ楽しく遊ぶために、近場でやるときは注意点等までしっかり調べてからやりましょう!

【初級】神奈川県 「江の島東浜(腰越)」「鎌倉」「逗子」

初級の方に特におすすめなゲレンデは神奈川県の湘南地域の「江の島東浜(腰越)」「鎌倉」「逗子」です。

全国的にも有名なウインドサーフィンのゲレンデで、遠浅かつ湾になっていることで初心者でも安心してできる場所です。

どこの湾にもウインドサーフィンスクールがたくさんあるので、まずはスクールに入って始めるのがおすすめですよ。

【初級】愛知県「新舞子」

駅のすぐそばにある海水浴場で、名古屋駅から最寄り駅までも30分程度とアクセス抜群です。

外洋に面していないので波が少なく、初心者にもおすすめです。潮の干満によりウインドサーフィンできない時もあります。

【中級~上級】千葉県「検見川浜(けみがわはま)」

都内に住む人でもアクセスしやすく、また大型の駐車場もあることから多くのウインドサーファーが訪れるゲレンデです。

夏に吹く海風(サーマル)は南西のオンショアになり、冬に吹く季節風は北西の風でサイドショアになるので通年楽しむことができます。

【中級~上級】静岡県「浜名湖」

浜松市の村櫛(むのらくし)海岸、舘山寺(かんざんじ)、奥浜名湖はプロによる大会やツアーがよく行われるゲレンデです。

周りにはスクールも多く、また遠浅の場所もあることから初心者にもおすすめのゲレンデですよ。

【中級~上級】山梨県「本栖湖(もとすこ)」

お昼ごろから吹く風を求めて、ウインドサーファーの出入りが絶えないゲレンデです。

湖のために風が吹いても波があまり立たないので、フラットな面を滑走できるのが魅力です。

海のように沖へ流されてしまう心配も少ないので、初めて1人でゲレンデを移動する方にもおすすめの場所ですよ。

7. ウインドサーフィンの始め方とは?

この記事を読んでウインドサーフィンとはどうやって始めるのか気になった方。

まずは各地にあるスクールへ入ることをおすすめします。

インストラクターは風や波などその海に関するコンデションを熟知しているので、安心して始められます。

また自分のなりたいウインドサーファー像があれば、HPやSNSを見たり電話で問い合わせたりしながら、自身のイメージに合ったスクールを選びましょう!

この夏からウインドサーフィンを始めよう!

いかがでしたか?

今回は、ウインドサーフィンが気になっている方へ「ウインドサーフィンとはどんなものか」についてご紹介しました。

普段あまり見かけないかもしれませんが、その魅力は無限大で、自然と一体になれる素晴らしいスポーツです。

楽しみ方も、遊ぶ場所も多種多様なので、是非自分に合ったスタイルでウインドサーフィンをしていきましょう!

Writer
yuu
yuu

SUP、ウインドサーフィンのインストラクターをしています!
TAIVASを通して、まだ馴染みの少ないウインドサーフィンの魅力を中心にお伝えしていきたいと思います!
是非気になった方はチャレンジしてみてくださいね!

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