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犬や猫などのペットにもCBDは効果があるの?安全性は大丈夫?解説いたします!

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2,926 views 2021-11-5 UPDATE

心と身体の健康を目指す「ウェルネス」業界において、近年注目を集めているCBD(シービーディー)。
大麻草から抽出する天然由来の成分ですが、その効果が期待できる対象は私たち人間だけではありません。同じ哺乳類である犬や猫にも同様の効果が期待できるとされております。最近ではCBD入りのペットフードなど、ペット用のCBDアイテムが続々と登場しております。
本記事では、CBDは犬や猫などのペットにどの程度有効な成分であるのか、そしてその安全性について、解説をしていきます。CBDの基礎知識から紹介を致しますので、そもそもCBDについて調べ始めたばかりの方も、ぜひ参考にしてください。

そもそもCBDとは?大麻から抽出される成分って本当?

CBDとは?

CBDは「カンナビジオール」の略称で、大麻草に含まれるカンナビノイドの1つです。
同じカンナビノイドの1つに、THC(テトラヒドロカンナビノール)があります。THCが、いわゆる「ハイになる」という大きな精神活性をもたらす成分であり、マリファナの主成分ともされております。多くの国々で規制の対象にされているのは、実はこのTHCなのです。
一方で、CBD(カンナビジオール)にはTHCのような「ハイになる」精神活性をもたらす効果は無く、そのため日本でも規制の対象になっておりません。その安全性と有効性については、世界保健機関(WHO)が認めており、日本国内でも厚生労働省から認可が下りている成分となります。

CBDはなぜ健康に良い?

CBDには、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)の働きを促進する効果があります。ECSとは人間の体内に備わっている生理的システムで、心と身体のバランスを調整する機能です。ECSは「寝ること、食べること、リラックスすること、そして忘れること」をサポートしてくれると言われております。
私たちが生きていく上で必要不可欠なECSですが、外部から強いストレスを受けたり、老化に伴って、働きが弱くなることが研究で明らかにされております。ECSの働きが弱くなると、カンナビノイド欠乏症になり、様々な疾患になるとされております。
CBDに含まれる天然由来のカンナビノイドを体内に取り入れることで、カンナビノイド欠乏症が解消され心身の不調が解消されると、その効果が高く期待されております。

私たち人間に対するCBDの効能やその摂取方法につきましては、こちらの記事で紹介をしておりますので、気になる方は是非ご覧ください。

【初心者必見!】話題沸騰中のCBDオイルの選び方と正しい使い方を紹介します!

ペットにCBDを使用しても大丈夫なの?


犬や猫を含むすべての哺乳類には、人間と同じようにECSが体内に存在していることがわかっております。
つまり、哺乳類のペットがCBDを摂取すると、人間と同じようにECSが活性化されるため、健康面にプラスのメリットをもたらす可能性が高いのではと期待されております。実際に、自身のペットに対してCBDを与えたところ、ペットの発作、ストレス、食欲などの改善が見られたと主張している飼い主が多くいます。
ペットのCBD摂取に対する研究自体も進んでおり、CBD入りのペットフードを一定期間与え続けた犬と猫に健康に有害な影響は表れなかった、という結果が出た実験もあります。
しかし、人間と同様に、ペットのCBD摂取については、十分な研究が進み切っていないことも、また事実です。大麻先進国のアメリカでも、CBDがペットにとって安全かどうか、結果の異なる実験が複数あるため、その意見が割れております。
また、同じ哺乳類と言えど、例えば犬と猫は全く別の動物です。CBDの消化や代謝方法に違いがありますので、適切な摂取量も異なれば、副作用の症状やその重さにも違いがあります。ペットのCBD摂取については、リスクや副作用が現れる可能性があることを十分に理解しておきましょう。

ペットにとって最適なCBD摂取方法と摂取量は?

CBDの与え方

CBDには特有の土臭さがあります。人間でも感じる程の強さがありますので、嗅覚が敏感なペットは、特に嫌がるかもしれません。
CBDやCBDオイルを直接摂取させるのでなく、ペットフードに混ぜるなどして、匂いを感じさせないようなひと手間を加えることをおすすめします。ペットへのストレスも軽減できそうです。

摂取量

摂取量ですが、ペットの体重1㎏あたり、1日CBD2㎎が摂取目安として推奨されております。人間と同じく、もちろん個体差によって適切な摂取量も異なりますので、必ずしも上記量が適切ではありませんので、ご注意ください。まずは少量から始めることをおすすめいたします。効果が正常に現れるまで、少しずつ増やすようにして下さい。

獣医への相談

CBD摂取を始める前には、獣医にアドバイスを求めたほうが良いでしょう。
持病の治療のため、すでに何かの薬やサプリメントを処方されている場合には、特に相談が必要です。薬やサプリメントとの飲み合わせによる副作用の恐れがありますので、CBD摂取に問題がないか、必ず確認するようにして下さい。

注意点

ペットの種類に応じた使用方法を必ず守る


動物の種類によってCBDが与える影響はそれぞれです。ご自身が飼われているペットと違う種類の動物におけるCBDの情報を鵜呑みにすることはやめましょう。
犬と猫は同じ哺乳類ですが、体内でのCBD消化方法には違いがあります。目安となる摂取量も異なりますし、万が一の副作用にも違いがあります。「犬で大丈夫だから、猫でも問題ない」とは判断せずに、各個体ごとの正しい情報を精査するようにしましょう。

成分表示の確認は徹底


また、CBDアイテムにCBD以外の有害物質やTHCが含まれていないか確認をするようにしましょう。
ほとんどのペットは私たち人間よりも身体が小さいので、人間が摂取して問題がないわずかな量でも、健康に害を及ぼす可能性があります。特に、THCは0.3%未満では人間には微量とされておりますが、万が一ペットに与えてしまった場合、中毒を起こしてしまう可能性があります。CBDアイテムを選ぶ際は、THCフリーのアイテムを選択するようにしましょう。

まとめ


ペットは大切の家族の一員です。健康的に一日でも長く一緒に過ごしたいと、飼い主の誰もが思っていることでしょう。

CBDを正しく安全にペットに与えることで、そんな願いが叶うかもしれません。

そのためにも、これからも正しい知識を持ってCBDを理解していきましょう。本記事がそのきっかけになれば幸いです。

Writer

TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。

編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column

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