CBD

CBDオイルとヘンプオイルに違いってあるの?その効能や含まれる栄養素の違いを解説します!

CBDオイルとヘンプオイルに違いってあるの?その効能や含まれる栄養素の違いを解説します!の画像
4,074 views 2021-11-30 UPDATE

優れた健康効果と美容効果を持つことから話題沸騰中の「CBD(シービーディー)」。その「CBD」をココナッツオイルやオリーブオイルなどのベースオイルに配合したものを「CBDオイル」と呼びますが、これとよく似たアイテムとして「ヘンプオイル」があります。
両者は同じ麻から抽出されるのですが、その効能や栄養素、使用方法は全く異なります。本記事ではそんな間違いやすい「CBDオイルとヘンプオイルの違い」について解説を進めていきます。
これからCBDオイルを買ってみようとお考えの方はぜひともご覧ください。

CBDオイルに配合されているCBDとは?CBDオイルはどのように作られる?

CBDとは?

CBDは正式名称で「カンナビジオール」と言い、大麻草に含まれる天然成分「カンナビノイド」の1つです。そして、大麻草からこのCBDだけを抽出し、ココナッツやオリーブなどのベースオイルと配合したものが「CBDオイル」です。100%天然由来の成分であるため、身体への負担が少なく副作用も出にくいという特徴があります。
大麻には数百種類の「カンナビノイド」が含まれているのですが、THC(テトラヒドロカンナビノール)CBD(カンナビジオール)という大きく2種類に分けることができます。
THC
・大麻草の花、穂、葉、根から抽出される成分
・「ハイ」な状態にさせる精神作用がある
・中毒性と依存性がある
・麻薬に分類されており、日本国内では規制の対象になっている
CBD
・大麻草の茎や種子から抽出される成分
・脳に働きかけ、鎮静化作用がある
・中毒性や依存性がない
・神経に直接作用し、ストレスや不安感の緩和につながると期待されている
大麻=麻薬(マリファナ)をイメージして、身体や精神に有害な影響を与えるものだと認識されるかと思いますが、それはTHCによってもたらされる影響です。一方のCBDには深いリラックス作用や優れた健康効果があり、危険な中毒性や依存性もありません。もちろん合法とされており、日本にはCBDを規制する法律はなく、厚生労働省から認可も受けております。

CBDにはどんな効果があるの?


CBDの主な効能は以下になります。
・鎮静化作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・高血圧の抑制
・ストレスや不安の解消
・不眠症改善 睡眠の質の向上
・老化防止
・食欲の抑制
Etc..
具体的な症状や病気への効果は次の通りです。
・ストレス解消
・身体の痛みやかゆみの解消
・ニキビやアレルギーの緩和と予防
・免疫力工場
・依存症の改善
・うつ病への対策
・アンチエイジング効果
Etc..
CBDは私たちの身体に生まれつき備わっている「ECS(エンド・カンナビノイド・システム)」という身体調整機能に作用します。代謝、気分、消化、睡眠、免疫、心臓機能、体温など「生きていく上で必要な様々な機能を調整する役割」を担っております。CBDはそんなECSに作用して、その働きを促してくれることから、健康効果・美容効果に優れていると言えます。

ヘンプオイルとは?どんな効能を持つ?

ヘンプオイルとは?

「ヘンプオイル」は、大麻草の種子から抽出される植物性の油のことです。大麻草から抽出されるという点においてはCBDと同じですが、CBDが大麻草の茎や種子から抽出される成分であることに対して、ヘンプオイルは種子(シード)のみを原料とし、油脂の成分(オイル)だけを抽出します。油脂の成分のみを抽出するため、ヘンプオイルにはCBDやTHCなどのカンナビノイドは、ほとんど含まれることがありません。
前述の通り、「CBDオイル」にはココナッツオイルやオリーブオイルがベースオイルとして用いられるため、そもそも油としての種類が異なります。
ヘンプオイルはスーパーフードと言われるほど、非常に栄養価が高いオイルです。これらの栄養素を含みます。
・必須脂肪酸
・ビタミン(A・E・Cなど)
・ミネラル(鉄・亜鉛・マグネシウム・カリウム・硫黄など)
・食物繊維
Etc..
特に注目すべきは、「必須脂肪酸」です。ヘンプオイルはヘンプの種子から抽出される油なのですが、約80%がリノール酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸といった必須脂肪酸であり、非常にバランスよく含まれております。この必須脂肪酸ですが、人間の体内では作られない脂肪酸のため、食事から取るしか摂取する方法がありません。

ヘンプオイルが持つ効能は?


ヘンプオイルが持つ優れた栄養素を摂取することで、次のような効果を期待することができます。
・アレルギーの改善
・認知症予防
・美肌効果
・コレステロール値の低下
Etc..
アトピー性皮膚炎を患っている患者がヘンプオイルを摂取したところ、その症状の緩和が確認されたり、女性のPMSや閉経後のホルモンバランスの乱れによって生じる症状の緩和が確認されたりと、その効果が実証されております。

CBDオイルとヘンプオイルのそれぞれの使い方は?


CBDオイルとヘンプオイルの違いについて解説を進めてきましたが、ここからは2つのオイルの使い方について説明していきたいと思います。

CBDオイルの使用方法


まずはCBDオイルの使用方法ですが、CBDオイルの代表的な使い方は、CBDオイルを舌の下側(裏側)に直接垂らす「舌下摂取」です。即効性という特徴があり、CBD摂取後30分~1時間以内で効果が出てきます。
他にもCBDオイルを入れたコーヒーやお水を飲んだり、CBDオイルを入れて作った料理を食べたりすることで、CBDを摂取する「経口摂取」があります。
肌トラブル解消を目的とする場合は、CBDオイルを肌に直接塗る「経皮摂取」もおすすめです。

ヘンプオイルの使用方法


ヘンプオイルの使い方ですが、基本的にはCBDオイルと同じで問題ございません。料理の際の食用油として使用したり、飲み物に入れて飲んだり、スキンケアやヘアケアのために肌や髪に直接塗るなど、様々な方法での摂取が可能となります。
CBDオイルのような舌の裏側に直接垂らす摂取方法は、ヘンプオイルではあまりされないようです。
また、料理に使用する際は、ヘンプオイルは熱に弱く、加熱すると酸化してしまうので、サラダのドレッシングのように直接かけて使うようにして下さい。

注意点

購入する際には成分表示をよく確認するようにして下さい。その理由は2つあります。

CBDオイルとヘンプオイルを間違えて購入することを防ぐため

それぞれの違いを紹介させていただきましたが、いざ購入をしてみようと店頭やECサイトでアイテムを探していると、CBDオイルとヘンプオイルを混同してしまうケースは少なくありません。CBDオイルだと思って購入したら、実はヘンプオイルだったなんてことも。
パッケージのデザインだけでは見極めることは困難ですので、成分表示まできちんと確認することをおすすめします。

THCが含まれているかどうかを見極めるため

THCが含まれていないCBDアイテムを必ず選んでください。現在、日本国内で流通しているCBDアイテムですが、海外製の物が多く出回っている傾向にあります。ポイントとして、大麻製品への検査基準が海外と日本で異なるケースがあります。
例えば、アメリカではCBDアイテムの原料となるヘンプに含まれるTHC量が0.3%以下であれば基準をクリアしているとみなされますが、日本ではTHCがごくごく微量でも検出されたら、もちろんアウトです。違法となります。
THC未検出のCBDアイテムが徐々に主流となってきておりますが、THCが含まれている製品もまれにあります。必ずTHCが含まれていないCBDアイテムを購入して下さい。

まとめ


CBDオイルとヘンプオイルの違いを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
どちらのオイルも私たちの生活をより豊かにしてくれるということに違いはありません。
ご自身のライフスタイルやお悩みを抱えている症状などに応じて、どちらを使用するかご判断いただければと思います。

Writer

TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。

編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column

関連記事

Most Popular

Tag

more

Recommend

Link

  • link

ページトップへ戻る