編集長矢野嵩実のコラム

インプットとアウトプットをワンセットにすることで記憶定着を高めよう

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3,383 views 2019-4-30 UPDATE

みなさんこんにちは。
R/ForAの矢野です。

今回のコラムはインプットとアウトプットについてです。
自己投資に関する記事でも書きましたが、自己成長するためにはインプットは欠かせませんよね。

自己投資がもっとも効果的な投資法であることの理由

#編集長矢野嵩実のコラム

ですが、インプット過多にはなってませんか?

あくまでもインプットはアウトプットをすることを前提にするもので、インプットをして終わりにしてしまっては非常に勿体無いことなのです。
例えば読書をして、それで満足してしまってはダメということです。
なぜならば、本編で詳しく解説していきますが、人間はインプットした情報をどんどん忘れていってしまいます。
人間は忘却の動物なのです。

では、どのようにインプットしたことを自分のものにしていけばいいのでしょう?
答えは簡単で、アウトプットを意識的にすることでインプットした情報をより自分の身にすることができます。
今回はインプットとアウトプットはワンセットであるということと、どのように実践していくことが効果的なのか、矢野が実際に行なってきて感じる部分も書いていきたいと思います。

ではいきましょう。

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人間は忘れる生き物だということを心得る

まずは初めに人間は情報を忘れていく生き物であるということを前提にしなければなりません。
そこで登場するのが、有名なエビングハウスの忘却曲線です。
ウィキペディアから引用してみましょう。


出典 : wiki

よくこのエビングハウスの忘却曲線を用いた記事を読んでみると、

20分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる

という感じで、時間が経過すればするほど覚えていたことを忘れてしまうと解釈されることが多いですが、
19世紀に行われた記憶に関する実験のため、この実験結果は人が情報をどれくらい覚えていられるのか(忘れていってしまうのか)を判別するための実験ではなかったという意見もあります。
と、ここでこのエビングハウスの忘却曲線に関して深い考察をしても意味がないので、まとめますが。

要するに、覚えたいことは定期的に復習することが、記憶を定着させるためには必要ということです。
そこでこの復習に用いたいのがアウトプットすること。

誰かにアウトプットするとなれば、中途半端な理解では間違いなく相手に有益な情報を伝えることはできません。
だからこそ、自分なりに知識を咀嚼して、理解して、相手にわかりやすく伝えるというのは、インプットしたことを自らの頭に定着させるためには有効な手段になるのです。

では実際にどのようにアウトプットをしていけばいいのか具体的な実践方法をこれからお伝えしていきます。

矢野が実践しているアウトプット方法3選

R/ForA MAGAZINEを運営する傍ら、お客様のウェブ上経由からの売上げアップを支援するウェブコンサルティングでも収入を得ているのですが、矢野の場合コンサルティングという仕事柄、強制的にアウトプットの場が用意されているため、否が応でもマーケティングに関する知識のインプットとアウトプットがワンセットになります。
アウトプットすることによって、教える側の自分自身が一番学んでいるということに気が付きました。
かれこれ3年近く、仕事を通じてインプットとアウトプットを続けてきましたが、その定着具合はすごいものです。

ここからは実際に矢野が実践してみて、効果的だなと感じたアウトプット方法をご紹介していきます。

①仲のいい友達や同居人にアウトプットする

もっとも手軽なアウトプット方法が、身近な人を相手に自分がインプットしたことをアウトプットしてみること。
アウトプットすることを前提にしてインプットするだけで、記憶の定着具合は全く違ってきます。

心持ちだけでインプットの質が激変するということです。
誰かに要点を絞って分かりやすい解説をしようとすると、より深い理解が必要になります。

一度、最近読んだ本の内容を誰かに伝えてみましょう。
すると恐らく、断片的な情報を単語レベルで伝えるくらいしかできないはずです。
あれ?3時間くらいかけてしっかりと読み切ったはずなのに、これくらいの情報しか覚えられていないのか。。。。と愕然とするはずです。

インプットするだけでは読み切ったという達成感だけは味わえますが、自分の身にはほとんどなっていません。
これからは、誰かに伝えることを前提に伝える要点を押さえながらインプットすることを心がけましょう。

②ブログ・コラムを書いてアウトプットする

①では、話すというアウトプット方法でしたが、②では書くというアウトプット方法。
矢野自身もこのコラムのようにインプットしたことをコラムにして書くことでアウトプットするようにしています。
話すというアウトプットにも共通しますが、誰かに読まれるということを想定することで、インプットした情報を何度も何度も自分の中で咀嚼して理解を深めてから分かりやすくアウトプットしなければなりません。
これがインプットの質を向上させるわけですね。

今の時代では、ブログだけではなくtwitterやFacebookなどを使えば手軽に情報発信することが可能ですので、まずはSNSを使った発信をまずはやってみてはいかがでしょう。
SNSでアウトプットした場合、そのアウトプットに対してのフィードバックをもらえる可能性が高く、より深い学びにつなげることもできるでしょう。
ブログやコラムという手段も検索エンジンからの安定的なアクセスを獲得できる可能性があるので、とても有益なアウトプットツールになり得ます。

また、最も大切なことが、書いていて(アウトプットしていて)楽しいかのかどうかというポイント。
自分が時間を忘れるように語ることのできるトピックスでアウトプットできているのかを考えてみましょう。
楽しくないと継続することができません。
何よりアウトプットすることは継続することが大切だからです。

仕事で携わっているクライアントにアウトプットする

お金を頂きながらプロとしてアウトプットすることは、最も効果的なアウトプット方法だと思います。
矢野の場合はウェブマーケティングの分野です。
ウェブを通じてクライアントの売上を上げるために、今のクライアントの状況を加味した上で最適な提案をしなければなりません。
そのために、日々様々な手法や考え方をインプットするわけですが、クライアントに対して間違った情報や提案をするわけにはいきません。
プロとしてお金を頂いているという前提がありますので、その緊張感とプレッシャーはすごいものがあります。

アウトプットの質を高めようと、その分だけインプットの質も著しく向上します。
恐らく今、あなたが何かしらの仕事に携わっているのなら、そのサービスを受けているお客様がいるはずです。
そのお客様に少しでもプラスになるような"アウトプットをするため"の、インプットをしてみましょう。

するとお客様からの信頼も厚くなりますし、それによって自分の仕事に対するモチベーションも上がることでしょう。
良いことしかありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
インプットをアウトプットとワンセットにすることでどれほどのプラスが生み出されるのかを少しはご理解頂けたでしょうか。
矢野自身もこれから、このインプットの質を高めるためのアウトプット方法を色々と模索していきますので、素晴らしいアウトプット方法を見つけ次第このコラムに追記という形でアップデートしていけたらと思います。

少しでも人生を豊かにしたい。
自己成長したいという人のお役に立てたなら嬉しいです。

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TAIVAS オーナー 兼 編集長
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